この規格ページの目次
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1) 硫酸 JIS K 8951に規定するもの。
2) 吸収液 図2の受器Hに0.5 mol/L 硫酸50 mLを正確にとり,水200 mLを加えたもの。
なお,0.5 mol/L 硫酸は,JIS K 8001のJA.6.4 y) 1)(0.5 mol/L 硫酸)に従って調製する。
3) 水酸化ナトリウム溶液(300 g/L) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム30.9 gを水に溶かして
100 mLにしたもの。樹脂製瓶に保存する。
4) メチルレッド溶液 JIS K 8896に規定するメチルレッド0.10 gをJIS K 8102に規定するエタノール
(95)に溶かして100 mLにしたもの。褐色ガラス製瓶に保存する。
5) 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液(NaOH : 40.00 g/L) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用
い,JIS K 8001のJA.6.4 r) 1)(1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液)に従って,調製,標定及び計算し
たもの。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 沸騰石 ふっ素樹脂製,ガラス製又は磁製で,大きさが2 mm10 mmのもの。
2) マクロケルダール法蒸留装置 例を図2に示す。
A : ケルダールフラスコ300 mL
B : 連結導入管
C : すり合わせコック
D : 注入漏斗
E : ケルダール形トラップ球(E' : 小孔)
F : 球管冷却器300 mm
G : 逆流止め(約50 mL)
H : 受器(三角フラスコ300 mL)
I : 共通すり合わせ
J : 共通テーパー球面すり合わせ
K : 押さえばね
図2−マクロケルダール法蒸留装置の例
c) 操作 操作は,次による。
なお,硫酸ミストが発生するので,排気に注意する。
1) ケルダールフラスコAに試料1.2 gを0.1 mgの桁まではかりとり,硫酸10 mLを加える。ケルダー
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ルフラスコAを約45°に傾けて,白い硫酸ミストが発生する状態で約2時間加熱する。
2) 放冷後,水150 mLを徐々に加えた後,沸騰石2,3個を加え,蒸留装置に連結する。吸収液を入れ
た受器Hに,逆流止めGの先端を浸す。水酸化ナトリウム溶液(300 g/L)100 mLを注入漏斗Dか
ら加える。注入漏斗Dを水10 mLで洗い,すり合わせコックCを閉じる。ケルダールフラスコA
を徐々に加熱して蒸留し,初留約100 mLを留出させる(ケルダールフラスコの内容物が突沸を始
めたときには,そこで蒸留を止める。)。逆流止めGを液面から離し,球管冷却器F及び逆流止めG
を装置から外し,少量の水を用いて洗い,洗液は受器Hに加える。
3) 指示薬としてメチルレッド溶液を数滴加え,1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で滴定する。
4) 終点は,液の色が赤から黄に変わる点とする。
5) 別に,同一条件で空試験を行う。
d) 計算 純度(NH2CONH2)は,次の式によって算出する。
.0030 028 V2 V1 f
A 100
m
ここに, A : 純度(NH2CONH2)(質量分率 %)
V1 : 滴定に要した1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の体積
(mL)
V2 : 空試験に要した1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の体積
(mL)
f : 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液のファクター
m : はかりとった試料の質量(g)
0.030 028 : 0.5 mol/L 硫酸1 mLに相当するNH2CONH2の質量を示
す換算係数(g/mL)
6.2.2 非水滴定法
非水滴定法の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) アセトニトリル JIS K 8032に規定するもの。
2) 0.1 mol/L 過塩素酸(酢酸溶液)(HClO4 : 10.05 g/L) JIS K 8223に規定する過塩素酸(質量分率
70.0 %72.0 %)及びJIS K 8886に規定する無水酢酸を用い,JIS K 8001のJA.6.4 f)[0.1 mol/L 過
塩素酸(酢酸溶媒)]に従って,調製,標定及び計算したもの。
b) 装置 主な装置は,次による。
・ 電位差滴定装置 電位差滴定の機能をもち,最小吐出量が0.01 mL以下のもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料0.2 gをビーカー200 mLなどに0.1 mgの桁まではかりとり,アセトニトリル70 mLを加え,0.1
mol/L 過塩素酸(酢酸溶液)でJIS K 0113の5.(電位差滴定方法)によって,指示電極にガラス電
極,参照電極に銀−塩化銀電極,又はそれらを組み合わせた複合電極若しくは複合金属電極を用い,
試料を溶かしながら電位差滴定を行う。
2) 終点は,変曲点とする。
3) 別に同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。
d) 計算 純度(NH2CONH2)は,次の式によって算出する。
.0006 006 (V3V4 )
A 100
m
ここに, A : 純度(NH2CONH2)(質量分率 %)
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V3 : 滴定に要した0.1 mol/L 過塩素酸(酢酸溶液)の体積
(mL)
V4 : 空試験の滴定に要した0.1 mol/L 過塩素酸(酢酸溶液)
の体積(mL)
f : 0.1 mol/L 過塩素酸(酢酸溶液)のファクター
m : はかりとった試料の質量(g)
0.006 006 : 0.1 mol/L 過塩素酸(酢酸溶液)1 mLに相当する
NH2CONH2の質量を示す換算係数(g/mL)
6.3 水溶状
水溶状の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合したもの。
2) 硝酸銀溶液(20 g/L) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gをはかりとり,水を加えて溶かし,更に水
を加えて100 mLにしたもの。褐色ガラス製瓶に保存する。
3) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準は,“澄明”を用いる。
澄明の限度標準の調製は,塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL)0.2 mLを共通すり合わせ平底試験管[c)
参照]にはかりとり,水10 mL,硝酸(1+2)1 mL及び硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加え,水を加え
て20 mLとし,振り混ぜてから15分間放置する。
c) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 容量50 mL,直径約24 mmで目盛のあるもの。
d) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料2.0 gを共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,水を加えて溶かし,20 mL
にする。
2) 試料を溶かした直後に,試料溶液の濁りの程度をb)と比較する。また,ごみ,浮遊物などの異物の
有無を共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から観察する。
e) 判定 次の1)及び2)に適合するとき,“水溶状 : 試験適合(規格値)”とする。
1) 試料溶液の濁りは,b)の濁りより濃くない。
2) 試料溶液には,ごみ,浮遊物などの異物は,ほとんど認めない。
6.4 エタノール溶状
エタノール溶状の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。
2) 硝酸(1+2) 6.3 a) 1)による。
3) 硝酸銀溶液(20 g/L) 6.3 a) 2)による。
4) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL) 6.3 a) 3)による。
b) 濁りの程度の適合限度標準 6.3 b)による。
c) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 6.3 c)による。
d) 操作 操作は,次による。
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1) 試料溶液の調製は,試料1.0 gを共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,エタノール(95)を加え,
温めて溶かし,更にエタノール(95)で20 mLにする。
2) 試料を溶かした直後に,試料溶液の濁りの程度をb)と比較する。また,ごみ,浮遊物などの異物の
有無を共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から観察する。
e) 判定 次の1)及び2)に適合するとき,“エタノール溶状 : 試験適合(規格値)”とする。
1) 試料溶液の濁りは,b)の濁りより濃くない。
2) 試料溶液には,ごみ,浮遊物などの異物は,ほとんど認めない。
6.5 融点
融点の試験方法は,JIS K 0064の3.(融点測定方法)による。
6.6 塩化物(Cl)
塩化物(Cl)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) 硝酸(1+2) 6.3 a) 1)による。
2) 硝酸銀溶液(20 g/L) 6.3 a) 2)による。
3) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL) 6.3 a) 3)による。
b) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 6.3 c)による。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料1.0 gを共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,水を加えて溶かし,更に
水を加えて20 mLにする。
2) 比較溶液の調製は,塩化物標準液(Cl : 0.01/mL)1.0 mLを共通すり合わせ平底試験管にとり,更に
水を加えて20 mLにする。
3) 試料溶液及び比較溶液に,硝酸(1+2)5 mL及び硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加え振り混ぜた後,
15分間放置する。
4) 黒の背景を用いて,試料溶液及び比較溶液から得られたそれぞれの液を,共通すり合わせ平底試験
管の上方又は側方から観察して,濁りを比較する。
d) 判定 試料溶液から得られた液の濁りが,比較溶液から得られた液の白濁より濃くないとき,“塩化物
(Cl) : 質量分率0.001 %以下(規格値)”とする。
6.7 硫酸塩(SO4)
硫酸塩(SO4)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) エタノール(95) 6.4 a) 1)による。
2) 塩化バリウム溶液(100 g/L) JIS K 8155に規定する塩化バリウム二水和物11.7 gを水に溶かして
100 mLにしたもの。
3) 塩酸(2+1) JIS K 8180に規定する塩酸(特級)の体積2と水の体積1とを混合したもの。
4) 硫酸塩標準液(SO4 : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
b) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 6.3 c)による。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料5.0 gを共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,塩酸(2+1)0.3 mL及
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び水を加えて溶かし,更に水で25 mLにする。
2) 比較溶液の調製は,硫酸塩標準液(SO4 : 0.01 mg/mL)5.0 mLを共通すり合わせ平底試験管にとり,
塩酸(2+1)0.3 mL及び水を加えて25 mLにする。
3) 試料溶液及び比較溶液に,エタノール(95)3 mL及び塩化バリウム溶液(100 g/L)2 mLをそれぞ
れ加えて振り混ぜた後,1時間放置する。
4) 黒の背景を用いて,試料溶液及び比較溶液から得られたそれぞれの液を,共通すり合わせ平底試験
管の上方又は側方から観察して,濁りを比較する。
d) 判定 試料溶液から得られた液の濁りが,比較溶液から得られた液の白濁より濃くないとき,“硫酸塩
(SO4) : 質量分率0.001 %以下(規格値)”とする。
6.8 銅(Cu),鉛(Pb)及び鉄(Fe)
6.8.1 一般
銅(Cu),鉛(Pb)及び鉄(Fe)の試験方法は,6.8.2又は6.8.3のいずれかによる。
6.8.2 抽出−フレーム原子吸光分析法
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 酢酸ブチル JIS K 8377に規定するもの。
2) アンモニア水(2+3) JIS K 8085に規定するアンモニア水(質量分率28.0 %30.0 %)の体積2
と水の体積3とを混合したもの。ポリエチレンなどの樹脂製の瓶に保存する。
3) 塩酸(2+1) 6.7 a) 3)による。
4) くえん酸水素二アンモニウム溶液(100 g/L) JIS K 8284に規定するくえん酸水素二アンモニウム
10 gを水に溶かして100 mLにしたもの。使用時に調製する。
5) ,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム溶液(10 g/L)[NaDDTC溶液(10 g/L)] JIS K 8454
に規定するN,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物1.3 gを水に溶かして100 mLにし
たもの。
6) 銅標準液(Cu : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
7) 鉛標準液(Pb : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
8) 鉄標準液(Fe : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
b) 装置 主な装置は,次による。
1) H計 JIS Z 8802に規定する形式II以上の性能のもの。
2) フレーム原子吸光分析装置 装置の構成は,JIS K 0121に規定するもの。
c) 分析種の測定波長 分析種の測定波長の例を表2に示す。
表2−分析種の測定波長の例
分析種 測定波長 nm
銅(Cu) 324.8
鉛(Pb) 283.3
鉄(Fe) 248.3
d) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料5.0 gをビーカー100 mLなどにはかりとり,塩酸(2+1)1 mL及び水を加
えて溶かし,更に水を加えて80 mLにする。
――――― [JIS K 8731 pdf 10] ―――――
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JIS K 8731:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8731:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0064:1992
- 化学製品の融点及び溶融範囲測定方法
- JISK0113:2005
- 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK0970:2013
- ピストン式ピペット
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8032:2013
- アセトニトリル(試薬)
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8051:2010
- 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8155:2017
- 塩化バリウム二水和物(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8223:2016
- 過塩素酸(試薬)
- JISK8284:2011
- くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
- JISK8284:2021
- くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK8377:2014
- 酢酸ブチル(試薬)
- JISK8454:1994
- N,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(試薬)
- JISK8536:2017
- (+)-酒石酸ナトリウムカリウム四水和物(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8637:2006
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- JISK8659:2014
- でんぷん(溶性)(試薬)
- JISK8798:2012
- フェノール(試薬)
- JISK8886:2008
- 無水酢酸(試薬)
- JISK8896:2012
- メチルレッド(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8983:2016
- 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
- JISZ8802:2011
- pH測定方法