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K 8799 : 2020
0.003 979 0(V2−V1 ) f
A 100
m1
ここに, A : 純度(C20H14O4)(質量分率 %)
m1 : はかりとった試料の質量(g)
V1 : 滴定に要した0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液の体
積(mL)
V2 : 空試験に要した0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液の
体積(mL)
f : 0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
0.003 979 0 : 0.05 mol/L よう素溶液1 mLに相当するC20H14O4の質
量を示す換算係数(g/mL)
6.3 エタノール溶状
エタノール溶状の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。
2) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合したもの。
3) 硝酸銀溶液(20 g/L) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gを水に溶かして100 mLにしたもの。褐色
ガラス製瓶に保存する。
4) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準は,“澄明”を用いる。
澄明の限度標準の調製は,塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL)0.2 mLを共通すり合わせ平底試験管[c)
参照]にとり,水10 mL,硝酸(1+2)1 mL及び硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加え,更に水を加えて
20 mLとし,振り混ぜてから15分間放置する。
c) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 容量50 mL,直径約24 mmで目盛のあるもの。
d) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料1.0 gを共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,エタノール(95)を加え
て,加温して溶かし,更にエタノール(95)を加えて20 mLにする。
2) 試料を溶かした直後に,試料溶液を観察し,濁りの程度をb)と比較する。また,ごみ,浮遊物など
の異物の有無を共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から観察する。
e) 判定 試料溶液の濁りは,b)の濁りより濃くなく,ごみ,浮遊物などの異物をほとんど認めないとき,
“エタノール溶状 : 試験適合(規格値)”とする。
6.4 吸光度(0.01 g/L,pH 9.8)
吸光度(0.01 g/L,pH 9.8)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) エタノール(99.5) JIS K 8101に規定するもの。
2) 緩衝液(pH 9.8) JIS K 8001のJA.7(緩衝液)による。この場合,pH 9.78pH 9.82の範囲から
外れる場合,JIS Z 8802に規定するpH計(形式II以上の性能のもの)を用い,この溶液を0.05 mol/L
炭酸水素ナトリウム溶液又は0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液でpH 9.78pH 9.82に調節する。
なお,0.05 mol/L 炭酸水素ナトリウム溶液及び0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の調製は,JIS K
――――― [JIS K 8799 pdf 6] ―――――
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K 8799 : 2020
8622に規定する炭酸水素ナトリウム及びJIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用い,JIS K
8001の表JA.9(緩衝液調製用溶液の調製)による。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 吸収セル 光路長が10 mmのもの。
2) 分光光度計 装置の構成は,JIS K 0115に規定するもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料0.10 gを全量フラスコ100 mLに0.1 mgの桁まではかりとり,エタノール(99.5)10 mLを加
えて溶かし,更にエタノール(99.5)を標線まで加えて混合する(B液)。
2) 試料溶液の調製は,B液1.0 mLを正確に全量フラスコ100 mLにとり,緩衝液(pH 9.8)を標線ま
で加えて混合し,約5分間放置する。
3) 吸収セルを用い,分光光度計で波長553 nmにおける吸光度を,緩衝液(pH 9.8)を対照液としてJIS
K 0115の6.(特定波長における吸収の測定)によって測定する。
d) 計算 吸光度(0.01 g/L,pH 9.8)は,次の式によって算出する。
.010
C D
m2
ここに, C : 吸光度(0.01 g/L,pH 9.8)
D : 吸光度の測定値
m2 : はかりとった試料の質量(g)
0.10 : 規定された試料の質量(g)
6.5 変色範囲(pH)
変色範囲(pH)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) エタノール(95) 6.3 a) 1)による。
2) 緩衝液(pH 7.8) JIS K 8001のJA.7(緩衝液)による。
3) 緩衝液(pH 10.0) JIS K 8001のJA.7(緩衝液)による。
b) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 6.3 c)による。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料0.10 gを全量フラスコ250 mLにはかりとり,エタノール(95)100 mLを
加えて溶かし,更にエタノール(95)を標線まで加えて混合する。
2) 緩衝液(pH 7.8)及び緩衝液(pH 10.0)それぞれ10 mLを別の共通すり合わせ平底試験管にとり,
1)で調製した試料溶液0.2 mLをそれぞれに加える。
3) 白の背景を用いて,共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から液の色を観察する。
d) 判定 緩衝液(pH 7.8)の溶液の色が,無色となり,緩衝液(pH 10.0)の溶液の色が,紅色となると
き,“変色範囲(pH) : (無色)7.810.0(紅色)(規格値)”とする。
7 容器
容器は,遮光した気密容器とする。
――――― [JIS K 8799 pdf 7] ―――――
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8 表示
容器には,次の事項を表示する。
a) この規格の番号
b) 名称“フェノールフタレイン”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 純度
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造業者名又はその略号
JIS K 8799:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8799:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8051:2010
- 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
- JISK8101:2006
- エタノール(99.5)(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8322:2020
- クロロホルム(試薬)
- JISK8500:2007
- N,N-ジメチルホルムアミド(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8622:2007
- 炭酸水素ナトリウム(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8637:2006
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISK8920:2008
- よう素(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8802:2011
- pH測定方法