JIS L 0202:1995 規格概要
この規格 L0202は、家庭用編機の部品及び操作の用語について規定。
JISL0202 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L0202
- 規格名称
- 家庭用編機用語
- 規格名称英語訳
- Nomenclature of hand knitting machine
- 制定年月日
- 1956年5月25日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.59, 59.120.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1956-05-25 制定日, 1959-05-25 確認日, 1960-01-01 改正日, 1963-01-01 確認日, 1966-04-01 確認日, 1969-05-01 確認日, 1972-01-01 確認日, 1975-04-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1978-09-01 改正日, 1983-06-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 1995-11-01 改正日, 2001-01-20 確認日, 2006-05-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS L 0202:1995 PDF [6]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 0202-1995
家庭用編機用語
Nomenclature of hand knitting machine
1. 適用範囲 この規格は,家庭用編機の部品及び操作の用語について規定する。
2. 分類 用語は,次の2分類とする。
(1) 部品
(2) 操作
3. 用語及びその定義 用語及びその定義は,次のとおりとする。
なお,参考として対応英語を示す。
(1) 部品
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1010 家庭用編機 hand knitting machine
主に家庭用として用いる編機(手編機ともいう。)。
1020 本体 キャリジ及び附属品を除いた機械を構成する部分。 machine body
1021 みぞ板 needle bed
メリヤス針を前後に作動させるための案内になる,みぞ
のある板。
1022 シンカ sinker post
シンカループをつくり,そのループを保つもの。くし歯
ともいう。
1023 針押さえ 針の脱落や不要な動きを防止するもの。 needle retainer
1024 レール キャリジ移動の案内となるレール。 carriage rail
1030 キャリジ carriage
カム機構をもち,みぞの上を左右に移動して針を動かし,
編成する装置。
1031 カム knitting cam
キャリジの往復運動によって,針を動かして編目をつく
る働きをするもの。
1032 ハンドル キャリジを移動させるための握り。 carriage handle
1033 編目ダイヤル 編目の粗密を調節する装置。 stitch dial
1034 選針装置 模様を編むために,作動させる針を選別する装置。 needle selector
1040 編地押さえ 編目のべら越しを助け,編地を押さえる装置。 fabric presser
1041 糸口 針に糸を供給する部分。 yarn feeder
1042 べらブラシ べらを開くブラシ。 clearing brush
1050 メリヤス針 latch needle
ニードルループをつくるべらのある針(付図1参照)。
1051 フック 針のかぎの部分(付図1のa参照)。 hook
1052 ステム 針のフックとバットの間の部分(付図1のb参照)。 stem
1053 バット 針のカムの接触する部分(付図1のc参照)。 butt
1054 シャンク 針のバットから後ろの部分(付図1のd参照)。 shank
1055 べら latch
針のフックに作用して開閉する部分(付図1のe参照)。
1060 テンション 糸の張りを調整する装置。 tension regulator
1070 補助レール 両端に接続させ,キャリジの脱落を防止するもの。 extension rail
――――― [JIS L 0202 pdf 1] ―――――
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L 0202-1995
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1080 編出し板 編地をつくるために最初のループをつくる用具。 cast on comb
(あみだしばん)
1090 取付け金具 編機を取り付けるための金具。 table clamp
1091 柄板 模様を編むために針の配列を変える板。 pattern plate
(がらいた)
1092 かぎ針 編目をつくるために一端又は両端にかぎのある針。 crochet needle
1093 タッピ 編目をつくるためにメリヤス針に柄を付けた用具。 tappet tool
1094 うつし 針にかかっている編目を移し変えるための用具。 transfer tool
1095 おもり 編地を引き下げるおもり。 weight
1096 抜糸 ravelling cord
本編みと捨編みとを分離させるために用いる糸。編出し
(ぬきいと) にも用いる。
1097 段数計 編んだ段数を表示するもの。 row counter
1100 本機 ゴム編機を取り付けるのに必要な家庭用編機。 knitting machine (knitter)
(ほんき)
1200 ゴム編機 ribbing attachment
ゴム編模様を編むために本機に取り付けるアタッチメン
ト。リブニッターともいう。 (ribber)
1300 成形指示器 automatic fashioning
自動的に成形の案内をし,増減目・増減段を表示する器
具。 indicator
1400 自動糸交換装置 糸口の糸を自動的に切り換える装置。 automatic yarn changer
1500 ガータ板 ガータ編模様を編むために用いる用具。 garter bar
(がーたばん)
1600 リンキングマシン とじはぎをする機械。 linking machine
(2) 操作
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2010 編成 編むこと。 knitting
(へんせい)
2020 編出し 編地をつくるための最初のループをつくること。 casting on
(あみだし)
2030 編地 編むことによってできる布状のもの。 knitted fabric
(あみじ)
2040 本編み 目的とする編地。 main knitting
(ほんあみ)
2050 捨編み waste knitting
編み始め又は編み終わりに本編み以外に編んだ部分。
(すてあみ)
2060 編目 編地の基礎となるループの組合せの単位。 stitch
(あみめ)
2061 表目 knit stitch
キャリジを動かしてできる編目の裏側(向こう側)の編
(おもてめ) 目。
2062 裏目 キャリジを動かしてできる編目の表側(手前)の編目。 purl stitch
(うらめ)
2063 ニードルループ 引き出してできたループ(付図2のa参照)。 needle loop
2064 シンカループ sinker loop
ニードルループとニードルループの間のループ(付図2
のb参照)。
2070 コース 横方向の編目列(付図2のX−X参照)。 course
2080 ウェール 縦方向の編目列(付図2のY−Y参照)。 wale
2090 目数 1コース上の編目の数。 number of stitch (es)
(めかず)
2100 段数 1ウェール上の編目の数。 number of row (s)
――――― [JIS L 0202 pdf 2] ―――――
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L 0202-1995
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2110 編幅 編地のコース方向の長さ。 knitting width
(あみはば)
2120 編丈 編地のウェール方向の長さ。 knitting length
(あみたけ)
2130 ゲージ 編地10cm当たりの目数及び段数(目数×段数で示す。)。 knitting gauge
2140 成形 fashioning
減らし目,増目などによって縁の編目を増減して編地を
形づけること。
2150 減らし目 目数を減らすこと。 decrease
2160 増目 目数を増やすこと。 increase
(ましめ)
2170 目移し transferring stitch
針にかかっているニードルループを他の針にかけかえる
(めうつし) こと。
2200 平編み stockinet (plain knitting)
編目がすべて同方向に引き出して編まれる基本組織。メ
(ひらあみ) リヤス編みともいう(付図2及び付図3参照)。
2210 ゴム編み rib stitch
ウェールが表目,裏目の繰り返しによってできる編地(付
図4参照)。
2220 ガータ編み garter stitch
コースが表目,裏目の交互の繰り返しによってできる編
地(付図5参照)。
2230 引返し編み コースの途中から編み残し,又は編み進んでできる編地。 partial knitting
2240 模様編み 各種の柄を編み出した編地。 pattern stitch
2241 レース編み レースのようにすかし穴をつくった編地。 lace stitch
2242 引上げ編み 二つ以上のループで一つの編目をつくってできる編地。 tuck stitch
2243 滑目編み slip stitch
あるコースで編まないメリヤス針を小単位に選び,編む
(すべりめあみ) 針と編む針との間に糸を滑らせてできる編地。
2244 添糸編み platting stitch
複数の編糸を二つの異なる糸口に入れて編むことによっ
(そえいとあみ) て,同時に表裏に編み分けてできる編地。
2245 編込み編み 同コースに2色以上の糸が編み込まれてできる編地。fair isle (knit-in)
2246 スレッド編み weaving stitch
編地の中に別の糸を織り込むような形にはさんでできる
編地。
2247 針抜き編み broad stitch
はじめから任意の動かさない針を設け,その部分に糸が
わたってできる編地。
2248 引きそろえ編み 複数の糸を同じ糸口に入れて編んでできる編地。 knitting with some yarns
together
2249 添糸レース編み punch lace pattern
太さの異なる2タイプの糸を一緒に編むが,同じコース
で一部の針を細糸だけで編んでレースの表現をする編地
(編込みレース又はパンチレースともいう。)。
2250 タックレース編み fine lace pattern
ループが2本の針に同時にかかることによってできる編
地。
2251 アーガイル編み intarsia
模様編みで,同じコースの裏目側に編み込まれた編糸が
渡らない編地。
2252 ダブルジャカード double jacquard
本機とゴム機をセットし,主に2段ごとに糸交換をして
編み 編むことによって同じコースに配色糸が編み込まれてい
るように見える編地。
2260 はぎ合わせ 編地の目(コース)と目をつなぎ合わせること。 grafting
2270 とじる 編地の段(ウェール)と段をつなぎ合わせること。 seaming
2280 とじはぎ joining
段(ウェール)と目(コース)をつなぎ合わせること。
又はとじたり,はぎ合わせたりすることの総称。
2290 伏せ止め 編目どうしをかぶせながらとめること。 latch tool binding off
2300 巻き止め back stitch binding off
編地の目を,とじ針で返し縫いの要領でとめること。
2310 べら越し ループがメリヤス針のフックを越すこと。 latcb over
――――― [JIS L 0202 pdf 3] ―――――
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L 0202-1995
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2320 タッピ返し reforming a rib stitch with
編目を外して数段ほどき,タッピのフックにほどいた横
糸をかけて引き出し,目直しすること。 latch tool
2400 横目不ぞろい course stripes
各コースの編目の大きさが異なり,編地に不均一な横筋
ができること。
2410 縦目不ぞろい sinker line
各ウェールの編目の大きさが異なり,編地に不均一な縦
筋ができること。
2420 不作動針 操作中使用されない針。 inoperative needle
2430 作動針 操作中使用される針。 operative needle
2440 編成針 編目をつくっている針。 working needle
2450 休針 編目を保ったまま編まない針。 holding needle
(やすみばり)
――――― [JIS L 0202 pdf 4] ―――――
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L 0202-1995
付図1 メリヤス針
付図2 平編み(表)
付図3 平編み(裏)
付図4 ゴム編み
付図5 ガータ編み
――――― [JIS L 0202 pdf 5] ―――――
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JIS L 0202:1995の国際規格 ICS 分類一覧
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