JIS L 0308:2001 染色加工機械用語 | ページ 5

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L 0308 : 2001
番号 用語 定義 参考
対応英語 対応ISO番号
9.3.8 カレンダ用ローラ −
カレンダ装置に使用するローラで,加熱用 roller for calendering
の鉄製中空ローラなどの硬質材のローラequipment
とこれに接する綿,羊毛,ゴム,プラスチ
ックなどの弾性質のローラとがある。
9.3.8.1 チルドローラ 1506
表面を硬くしたカレンダ用鋳鉄製中空ロ chilled iron roller
ーラで,布を加熱,加圧するのに用いる。 9.4.1.1
9.3.8.2 スチールローラ 表面に彫刻模様又は硬質クロムめっきを steel roller 1506
施したカレンダ用鋼製中空ローラ。布を加 9.4.1.2
圧,加熱するのに用いる。
9.3.8.3 コットンボール 鉄しんの外周に圧縮した綿を積層したカ cotton bowl −
レンダ用ローラ。
9.3.8.4 ペーパボール 鉄しんの外周に圧縮した羊毛紙を積層し paper bowl −
たカレンダ用ローラ。
9.3.8.5 プラスチックボール 鉄しんの外周に耐熱合成樹脂を被覆した plastic bowl −
カレンダ用ローラ。
9.4 起毛機 布面から毛羽をかき出す機械。針金起毛 raising machine1506
機,あざみ起毛機などがある。 9.4
9.4.1 針金起毛機 カードワイヤを用いた起毛機。 card wire raising1506
machine 9.4.3
9.4.1.1 針布 基布などに針を植えたもの。起毛機などに card clothing1506
使用される。 9.4.3
9.5 シャリング装置 織物表面の毛羽を刈りそろえる機械の総 equipment for 1506
称。 shearing and 9.5
cropping
9.5.1 シャリング機 1506
織物表面の毛羽を刈りそろえる機械。せん shearing machine
毛機,毛せん機ともいう。 9.5.1
9.6 蒸じゅう,寸法の安 蒸じゅう及び布の寸法の安定・修正を行う equipment for1506
定・修正をする装置 補助装置。 decatizing, 9.6
stabilizing or
modifying the
dimensions
9.6.1 蒸じゅう機 1506
布を下巻布と重ねて多孔シリンダに巻き decatizing machine,
取り,蒸気による加熱と空気による冷却を decatizer 9.6.1
行って,布の安定性,光沢,風合を改良す
る機械。デカタイザともいい,フルデカタ
イザ,セミデカタイザ,連続蒸じゅう機な
どがある。
9.6.2 圧縮収縮仕上機 1506
布をたて方向に圧縮して,防縮加工を行う compressive shrinking
機械。 machine 9.6.2
風合調整などにも用いる。
9.6.3 つや付整毛機 たて方向にブレードを付けた回転する熱 roller finishing −
ローラをコンベヤで搬送させる布に接触machine
させて,毛羽につやと方向性をもたせる機
械。
9.6.4. 編成の成形用機械 編布の形態を固定する機械。 machines for the 1506
9.6.5
forming of knitted
fabrics
9.6.4.1 丸メリヤスセッタ −
中枠を用いて丸編生地を筒状のままで加 heat setter for tublar
熱し,形態を固定する機械。 knitted fabric

――――― [JIS L 0308 pdf 21] ―――――

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番号 用語 定義 参考
対応英語 対応ISO番号
9.7 各種効果用の装置 1506
布にプレス,ブラッシング,プリーツ,フ equipment for the
ロックなど各種の効果を付与する装置。sundry effects 9.7
9.7.1 プレス 布などを加熱,加圧する装置。 presses 1506
9.7.1
9.7.1.1 自動フラットプレス 幾層にもつり下げられたつや紙の間に織 automatic flat pressing 1506
machine
物を数往復通し,熱板で加熱,加圧してつ 9.7.1.3
や出し,セットする機械。布の供給から取
り出しまで連続的,自動的に行う。
9.7.1.1.1 ロータリプレス 回転シリンダによって摩擦駆動される布 rotary press 1506
を,これに接するつや板上を滑らせなが 9.7.1.3.2
ら,シリンダとつや板の間で加熱,加圧し
てつや出しをする機械。
9.7.2 ブラッシング機 1506
毛織物などの表面についている毛羽及び brushing machine,
ほこりをブラシ付きローラで除去し,毛羽 pleater 9.7.2
を整える機械。
9.7.3 プリーツ加工機 1506
熱可塑性布地にプリーツを付与し,熱を加 pleating machine
えてプリーツ形状を保持させる装置。 9.7.3
9.7.4 フロック加工機 1506
布などの表面に接着剤を用いてフロック flocking machine
(短繊維)を植毛する機械。植毛機ともい 9.7.4
い,主として静電式が用いられるが,振動
式,吹き付け式などがある。
9.7.5 スエード加工機 1506
エメリペーパーを巻いたローラで布の表 sueding machine,
9.7.6
面をこすって毛羽を出す機械。エメリ起毛 emery raising machine
機ともいう。
9.7.6 サッカー加工機 −
木綿布などに部分的にか性ソーダの付着 plisse crepe finishing,
を阻止するのり剤をな染・乾燥させた後, ripple finishing
machine
濃厚か性ソーダ液に浸せきさせ,布地の一
部を収縮させ布地に凹凸をつける装置。
9.7.7 ドラムセッタ 加熱したドラムにゴムベルトを巻き付け, drum setter −
ドラムとゴムベルトの間に浸せきした布
を通し,セットする装置。
9.8 樹脂加工装置 −
布を合成樹脂の初期縮合物で処理して,防 resin finishing range
しわ性などを改良するための一連の装置。
9.8.1 キュアリング機 繊維と加工剤との化学反応を促進させる curing machine −
機械。
ベーキング機ともいう。
9.9 コーティング機 布などの上に塗料,ゴム,合成樹脂の溶液 coating machine, −
又はエマルジョンを塗布する機械。コータ coater
ともいい,ドクタ式,ロール式,スクリー
ン式などがある。
9.9.1 ナイフコータ ナイフなどのドクタで,付着量を調整しな knife coater −
がら加工剤を塗布するコーティング機。フ
ローティングナイフコータ,ナイフオーバ
ーロールコータなどがある。
9.9.2 ロールコータ ロールで付着量を調整しながら,加工剤を roll coater −
塗布するコーティング機。キスロールコー
タ,リバースロールコータなどがある。
9.9.3 スクリーンコータ ロータリスクリーンで付着量を調整しな screen coater −
がら加工剤を塗布するコーティング機。

――――― [JIS L 0308 pdf 22] ―――――

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番号 用語 定義 参考
対応英語 対応ISO番号
9.10 ボンディング機 接着剤を用いて2枚の布をはり合わせる機 bonding machine −
械。スプレ式,泡沫式,な染式などがある。
9.11 ラミネート機 布とウレタンフォームなどをはり合わせ laminating machine −
る機械。熱融着式,接着剤式,直接発泡式
などがある。
9.12 しわ付装置 布地に種々の物理的方法でしわを付与さ crease making −
せ,固定化する装置。 equipment on
fabrics
9.13 VP加工機 phase
vapour
気体状ホルマリンを用いて,セルロース系 −
の縫製品の形態を保持させる機械。 anti-shrinking
machine
9.14 泡加工機 薬剤を泡状で布地に付着させ,水分量の減 applicator by foam−
少を図り省エネルギーを主目的とする機system for finishing
械。 agents,
foam finishing
machine
9.15 耳伸ばし機 布地の耳巻きを連続的に広げ,戻らないよ selvage opening −
machine
うに水分を与えた後,コンベヤと熱シリン
ダで挟んでセットする機械。
10) 測定・検査・マーキング・仕立て用機械
番号 用語 定義 参考
対応英語 対応ISO番号
10. 1506
測定・検査・マーキン 布の測定・検査・マーキング・仕立てをす machines for
グ・仕立て用機械 る機械。 measuring, 10.
inspecting, marking
and packing
10.1 検反機 布を走行させながら検査する機械。 machines for 1506
inspection 10.1
10.1.1 画像処理検反機 布を走行させながらモニタ画面で色差,柄 vision inspection −
を検査する機械。 machine with
computer
10.2 測定用機械 布の各種測定をする機械。 machines for 1506
measuring 10.2
10.3 反巻機 1506
布をしんに巻き上げる機械。板巻機,棒巻 machines for rolling
機,二つ折反巻機などがある。 10.3
10.4 振落し用機械 布を振り落として,畳む機械。 machines for plaiting 1506
10.4
10.5 折畳み用機械 布を所定の長さに折り畳む機械。 machines for folding 1506
10.5
10.5.1 二つ折機 幅の広い織物を耳と耳とを重ねて半分に double folding −
折り合わせる機械。 machine
10.6 耳マーク機 布の耳部に各種の表示を転写印なつする equipment for printing 1506
機械。 selvedge 10.6
10.7 マーキング機 for
equipment
布面に品質・幅長・製造業者などを印なつ 1506
する機械。 marking 10.7
10.8 パッキング機械 布を包装する機械。 equipment for packing 1506
10.8

――――― [JIS L 0308 pdf 23] ―――――

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L 0308 : 2001
11) テンタ
番号 用語 定義 参考
対応英語 対応ISO番号
11. テンタ 布の両耳を保持しながら拡布状態で,幅を stenter, −
整える機械。 tenter
11.1 テンタの形式 テンタの構造又は用途別の形式。 type of stenter 5250
1.
11.1.1 オープンテンタ 5250
熱風室のないテンタで,拡布状態で布の両 stretching stenter,
耳を保持し,布の幅を出す機械。 1.1
equalizing stenter
(付図1)
11.1.2 1段式テンタ 5250
1段のテンタで,熱風室をもち,拡布状態 single-pass stenter
で乾燥又は熱処理を行う機械。 1.2
(付図2)
11.1.3 2段テンタ 5250
垂直回りのチェーンを使用し,2段のテン double-pass stenter
タで幅整えや,乾燥,熱処理するテンタ。 1.3
(付図3)
11.1.4 多段テンタ 5250
垂直回りのチェーンを使用し,熱風室内を multi-pass stenter,
1.4
前後に数回往復して搬送し,乾燥又は熱処 multi-tier stenter,
理するテンタ。 multi-layer stenter
(付図4)
11.1.5 ホットテンタ 布の両耳を保持しながら拡布状態で熱風 drying stenter −
室に布を通して,乾燥を行うテンタ。
11.1.6 ヒートセットテンタ 布の両耳を保持しながら拡布状態で熱風 heat setting stenter−
室に布を通して,熱処理するテンタ。
11.1.7 フローティングテンタ 布のバタツキを少なくする熱風機構をも floating stenter −
ち,乾燥又は熱処理するテンタ。
11.1.8 クリップテンタ テンタチェーンにクリップチェーンを用 clip stenter −
いたテンタ。
11.1.9 ピンテンタ テンタチェーンにピンチェーンを用いた pin stenter −
テンタ。
11.2 機械の機能 テンタの主な機能。 machine features 5250
2.
11.2.1 チェーンの配置 テンタチェーンの配置。 chain arrangement5250
2.1
11.2.1.1 水平回りチェーン 行き,帰りの各チェーンが同じ水平面に配 horizontal 5250
列されているもの。 2.1.1
arrangement chain
(付図5)
11.2.1.2 垂直回りチェーン 5250
行き,帰りの各チェーンが同じ垂直面に配 vertical arrangement
列されているもの。 chain 2.1.2
(付図6)
11.2.2 吹き出し空気の方向 ノズルからの吹き出し空気の方向。 5250
direction of incident
air 2.2
11.2.2.1 平行流 5250
風が布に対して横面又は前後面から布と parallel to the fabric
平行に流れる状態をいう。 2.2.1
(付図7)
11.2.2.2 垂直流 5250
風が布の面に対して,上部から又は下部か perpendicular to the
ら,若しくは上下同時に流れる状態をいfabric 2.2.2
う。
(付図8)

――――― [JIS L 0308 pdf 24] ―――――

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L 0308 : 2001
番号 用語 定義 参考
対応英語 対応ISO番号
11.3 5250
側(がわ)の指示及び テンタの側(がわ)の指示と寸法について designation of side
寸法の指示 の指示 3.
and indication of
dimension
11.3.1 方向の指示 テンタの側(がわ)の指示方法。 5250
designation of side
3.1
11.3.1.1 右方向 5250
布入口方向から出口方向を見て,右にある right-hand side
側(がわ)。 3.1.1
(付図9)
11.3.1.2 左方向 5250
布入口方向から出口方向を見て,左にある left-hand side
側(がわ)。 3.1.2
(付図9)
11.3.2 長さの表示 テンタの長さの指示方向。 5250
indication of length
3.2
11.3.2.1 室長 熱風室の全長。 length of chamber5250
(付図10のl1を示す) 3.2.1
11.3.2.2 テンタ長 5250
テンタの入口から出口までで,入口及び出 length of stenter
口に取り付けてある各装置及び部品は含 3.2.2
まないテンタの全長。
(付図10のl2を示す)
11.3.2.3 設備長 テンタの全長と入口及び出口に取り付く length of installation 5250
各装置及び部品をも含めた長さ。 3.2.3
(付図10のl3を示す)
11.3.3 幅の表示 テンタの幅の指示方法。 5250
indication of width
3.3
11.3.3.1 テンタ幅 5250
入口又は出口に取り付けられた装置及び width of stenter
部品は含まず,機能的な部分のテンタの 3.3.1
幅。
(付図11のW1を示す)
11.3.3.2 機械最大幅 機械の最大の幅(入口及び出口の取り付け total width 5250
られた装置及び部品を含む。) 3.3.2
(付図11のW2を示す)
11.3.3.3 設備幅 5250
機械の操作及び保守にとって必要なスペ installation width
ースの幅及び機械解体の可能な幅。 3.3.3
(付図11のW3を示す)
11.3.3.4 公称幅 クリップ又は,ピンシートの間の最も大き nominal width5250
い幅。 3.3.4
11.3.3.5 働き幅 テンタによって扱われることができる布 working width 5250
の最大幅。 3.3.5
11.3.4 高さの表示 テンタの高さの指示方法。 5250
indication of height
3.4
11.3.4.1 テンタの高さ 5250
入口及び出口の装置及び部品を含まない height of stenter
テンタ室の高さ。 3.4.1
(付図12のh1を示す)
11.3.4.2 設備の高さ 5250
入口及び出口の装置及び部品を含む設備 height of installation
最大高さ。 3.4.2
(付図12のh2を示す)
11.4 構成される要素 テンタを構成する要素。 element of 5250
construction 4.

――――― [JIS L 0308 pdf 25] ―――――

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JIS L 0308:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1036:1984(MOD)
  • ISO 1505:1993(MOD)
  • ISO 1506:1982(MOD)
  • ISO 5248:1982(MOD)
  • ISO 5250:1982(MOD)

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