この規格ページの目次
JIS L 0843:2006 規格概要
この規格 L0843は、染色した繊維製品のキセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法について規定。
JISL0843 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L0843
- 規格名称
- キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- 規格名称英語訳
- Test methods for colour fastness to xenon arc lamp light
- 制定年月日
- 1971年9月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 105-B02:1994(MOD), ISO 105-B02:1994/AMENDMENT 1:1998(MOD), ISO 105-B02:1994/AMENDMENT 2:2000(MOD), ISO 105-B06:1998(MOD), ISO 105-B06:1998/AMENDMENT 1:2002(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 繊維 2020
- 改訂:履歴
- 1971-09-01 制定日, 1974-06-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1983-06-01 確認日, 1988-04-01 改正日, 1992-02-01 確認日, 1998-09-20 改正日, 2003-12-20 確認日, 2006-05-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS L 0843:2006 PDF [22]
L 0843 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人スガウェ
ザリング技術振興財団(SWTF)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。これによって,JIS L 0843:1998は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 105-B02:1994,Textiles−Tests for
colour fastness−Part B02 : Colour fastness to artificial light : Xenon arc fading lamp test, Amendment 1(1998)及
びAmendment 2(2002)並びにISO 105-B06:1998,Textiles−Tests for colour fastness−Part B06 : Colour fastness
and ageing to artificial light at high temperatures : Xenon arc fading lamp test及びAmendment 1(2002)を基礎とし
て用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS L 0843には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS L 0843 pdf 1] ―――――
L 0843 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 要旨・・・・[2]
- 4. 試験の種類・・・・[2]
- 5. 装置及び材料・・・・[2]
- 6. 試験片の調製・・・・[3]
- 6.1 試料が布の場合・・・・[3]
- 6.2 試料が糸の場合・・・・[3]
- 6.3 試料がばら繊維の場合・・・・[3]
- 7. 操作・・・・[3]
- 7.1 試験機の運転・・・・[3]
- 7.2 露光方法・・・・[4]
- 8. 運転操作上の注意事項・・・・[8]
- 9. 判定・・・・[8]
- 10. 記録・・・・[9]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[17]
――――― [JIS L 0843 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 0843 : 2006
キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
Test methods for colour fastness to xenon arc lamp light
序文
この規格は,1994年に第4版として発行されたISO 105-B02,Textiles−Tests for colour fastness−Part
B02 : Colour fastness to artificial light : Xenon arc fading lamp test,Amendment 1(1998) 及びAmendment 2(2002)
並びに1998年に第2版として発行されたISO 105-B06 Textiles−Tests for colour fastness−Part B06 : Colour
fastness and ageing to artificial light at high temperatures : Xenon arc fading lamp test及びAmendment 1(2002)を
翻訳し,技術的内容を変更をして作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,染色した繊維製品のキセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法につ
いて規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 105-B02:1994,Textiles−Tests for colour fastness−Part B02 : Colour fastness to artificial light :
Xenon arc fading lamp test, Amendment 1 : 1998, Amendment 2 : 2002 (MOD)
ISO 105-B06:1998,Textiles−Tests for colour fastness−Part B06 : Colour fastness and ageing to
artificial light at high temperatures : Xenon arc fading lamp test ,Amendment 1 : 2002 (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
備考 ISO 105-A01:1994 Textiles−Tests for colour fastness−Part A01 : General principles of testingか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0804 変退色用グレースケール
備考 ISO 105-A02:1993 Textiles−Tests for colour fastness−Part A02 : Grey scale for assessing change
in colourからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0809 計器による変退色及び汚染の判定方法
JIS L 0841 日光に対する染色堅ろう度試験方法
備考 ISO 105-B01:1994 Textiles−Tests for colour fastness−Part B01: Colour fastness to light :
――――― [JIS L 0843 pdf 3] ―――――
2
L 0843 : 2006
Daylightからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0886 ホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法
備考 ISO 105-B05:1993 Textiles−Tests for colour fastness−Part B05 : Detection and assessment of
photochromismからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
ISO 5631:2000 Paper and board−Determination of colour (C/2°)−Diffuse reflectance method
3. 要旨
試験片をキセノンアーク灯光にブルースケールとともに規定の方法に基づいて露光するか,又
は規定のエネルギーで露光して,その変退色を調べ,堅ろう度を判定する。
4. 試験の種類
試験の種類は,A法(通常温度法)及びB法(高温法)の2種類とし,表1に示す。こ
のうち目的に適した試験を選んで行う。他の試験条件は,受渡当事者間の協定による。
照射は連続照射で,温度は照射時にブラックパネル温度計の指示が規定値になるように槽内温度を調節
する。放射照度は300400 nmの範囲で調節する。
表 1 試験の種類及び試験条件
種類 試験条件
ブラックパネル温度 槽内温度(参考) 相対湿度 放射照度(1)
℃ ℃ % W/m2(300400 nm)
A法 63±2 38±3 50±5 50
B法 89±3 45±4 50±5 162
注(1) 放射照度は,通常,波長範囲300400 nmのエネルギー(放射照度)を測定するが,300700 nm又は特
定波長(420 nm,340 nmなど)のエネルギーで測定する場合は校正して測定し,表示する。また,30180
W/m2の範囲から選択して用いてもよい。この場合,槽内温度及び相対湿度は適宜選択する。
5. 装置及び材料
装置及び材料は,次による。
a) ブルースケール JIS L 0841に規定のもの。
b) 変退色用グレースケール JIS L 0804に規定のもの。
c) 不透明覆い 光線に対して完全に不透明な白厚紙とし,その他の薄い不透明物,例えば,アルミニウ
ムはくを置いた板紙などを用いた場合には,その旨を記録に付記する。
備考 通常,試験片ホルダの枠を不透明覆いの代わりとするのは好ましい方法ではない。
d) 白厚紙 厚さが約0.51.0 mm,Y値が70 %以上,かつ,通常蛍光を含まない白色の厚紙。
e) 灰色下敷及びマスク JIS L 0801に規定のもの。
f) 判定用標準光源 JIS L 0801の10. a) 1) に規定のもの。
g) 耐光試験機 耐光試験機は,次による。その一例を,付図1に示す。
1) 光源は,水冷式又は空冷式キセノンランプで,相関色温度が5 0006 000 Kのロングアーク式のも
のとする。その分光分布の一例を,付図2に示す。
2) 水冷式又は空冷式キセノンランプには,容量の異なる各種のものがあるが,いずれかを選択して用
いる。
3) 光フィルタは,石英,ほうけい酸ガラス,ソーダライムガラスなどがあり,目的に応じていずれか
を内側及び外側に組み合わせて用いる。通常は,石英とソーダライムガラス(又は ほうけい酸ガラ
ス)とを組み合わせて用いるのが望ましい。用いた光フィルタの種類は,記録する。
――――― [JIS L 0843 pdf 4] ―――――
3
L 0843 : 2006
なお,それぞれの光フィルタの透過率及びフィルタの組合せの一例を,付図3に示す。
4) 温度調節装置は,光源の点灯時において槽内温度を一定の温度に調節するもので,ブラックパネル
温度計(BPTと略することがある。)の温度を記録する。
5) ブラックパネル温度計は,耐光性黒色エナメルを2回吹き付けて焼付け仕上げした金属板及び胴部
からなり,反射率5 %以下(参考付図1参照)のものを用いる。その一例を,付図4に示す。ブラ
ックパネル温度計は,使用に伴い,光及び温度によって劣化し,また,高湿度で劣化するので,適
切な時期に校正する。通常,2個用意し,そのうち1個は測定用,他の1個は測定用ブラックパネ
ル温度計(2)の校正用とする。校正は,両方のブラックパネル温度計を試験片と同一位置に取り付け,
照射条件下で行う。
なお,ブラックパネル温度計の代わりにブラックスタンダード温度計(BSTと略することがある。)
を用いてもよい。ブラックスタンダード温度計は,耐光性黒色エナメルを2回吹き付けて焼付け仕
上げした金属板の裏側中央に感熱部を固定し,更に断熱材(ポリふっ化ビニリデン)を張り付けた
構造で,温度は,通常デジタルで表示される。ブラックスタンダード温度計を用いるときは,ブラ
ックパネル温度計による温度との関係をあらかじめ求め,その対応する温度で使用する。その一例
を,付図5に示す。
注(2) 測定用ブラックパネル温度計は,光源及び温度が安定したとき,温度が規定値にあることを確
認した後は,取り出して保管することが望ましい。
6) 放射照度又は放射露光量測定のための光エネルギー測定器(放射照度計とも呼ばれる。)又は調節機
能を備えている光エネルギー測定器は,公的に校正されたエネルギー標準光源で校正されていなけ
ればならない。
7) 試験片ホルダは,アルミニウムに適切な耐食処理を施したもの,又はステンレス鋼製のものを用い
る。一例を付図6に示す。
試験片の裏あてを用いる場合には,目的に合わせて適切なものを用いる。
h) 裏あて 材料の使用条件に合わせて,試験片の裏側に張り付ける材料。
6. 試験片の調製
6.1 試料が布の場合
試験片の大きさは,堅ろう度の判定可能な少なくとも約10 mm×40 mm以上の大き
さとし,約67 mm×150 mm(3),約65 mm×55 mmなどの寸法のものが望ましい。
注(3) 堅ろう度試験以外の繊維の試験,例えば,引張試験などと共用して用いられる。
6.2 試料が糸の場合
6.1の試験片の大きさに準じた白厚紙に,その長辺の方向に平行に密に巻き付ける。
6.3 試料がばら繊維の場合
くしけずって押し付け,6.1に準じた大きさで,白厚紙が見えない程度の薄
い層にして白厚紙に取り付ける。
7. 操作
操作は,次による。
7.1 試験機の運転
試験機の運転は,次による。
a) 試験片及びブルースケールをそれぞれ白厚紙に固定して,試験片ホルダに取り付ける。
なお,試験片ホルダの窓の部分以外の所は,前後から押さえ金で密着させ,照射された部分と不透
明覆いで覆って照射されない部分との境目がはっきり現れるようにする。また,窓の部分の試験片表
面は,凹凸があると,凸の部分は強く,凹の部分は弱い変退色を生じることがあるので,できる限り
波状又は凹凸にならないようにする。
――――― [JIS L 0843 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS L 0843:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 105-B02:1994(MOD)
- ISO 105-B02:1994/AMENDMENT 1:1998(MOD)
- ISO 105-B02:1994/AMENDMENT 2:2000(MOD)
- ISO 105-B06:1998(MOD)
- ISO 105-B06:1998/AMENDMENT 1:2002(MOD)
JIS L 0843:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 0843:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0801:2011
- 染色堅ろう度試験方法通則
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISL0809:2001
- 計器による変退色及び汚染の判定方法
- JISL0841:2004
- 日光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0886:2005
- ホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法