JIS L 0848:2004 汗に対する染色堅ろう度試験方法

JIS L 0848:2004 規格概要

この規格 L0848は、染色した繊維製品の汗に対する染色堅ろう度試験方法について規定。

JISL0848 規格全文情報

規格番号
JIS L0848 
規格名称
汗に対する染色堅ろう度試験方法
規格名称英語訳
Test method for colour fastness to perspiration
制定年月日
1965年1月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 105-E04:1994(MOD)
国際規格分類

ICS

59.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
繊維 2020
改訂:履歴
1965-01-01 制定日, 1968-04-01 確認日, 1971-03-01 確認日, 1974-04-01 改正日, 1978-04-01 確認日, 1978-09-01 改正日, 1983-06-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1996-03-01 改正日, 2002-02-20 確認日, 2004-04-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS L 0848:2004 PDF [9]
                                                                                   L 0848 : 2004

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人スガウェ
ザリング技術振興財団(SWTF)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。これによって,JIS L 0848:1996は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 105-E04:1994,Textiles−Tests for
colour fastness−Part E04 : Colour fastness to perspirationを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS L 0848には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS L 0848 pdf 1] ―――――

L 0848 : 2004

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 要旨・・・・[1]
  •  4. 装置及び材料・・・・[1]
  •  5. 複合試験片の調製・・・・[2]
  •  6. 人工汗液の調製・・・・[3]
  •  6.1 酸性人工汗液・・・・[3]
  •  6.2 アルカリ性人工汗液・・・・[3]
  •  7. 操作・・・・[3]
  •  8. 判定・・・・[4]
  •  9. 記録・・・・[4]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS L 0848 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 0848 : 2004

汗に対する染色堅ろう度試験方法

Test method for colour fastness to perspiration

序文

 この規格は,1994年に第4版として発行されたISO 105-E04:1994,Textiles−Tests for colour fastness
−Part E04 : Colour fastness to perspirationを元に,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)で
あるが,対応国際規格にない事項(計器法による判定)を追加してある。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,染色した繊維製品の汗に対する染色堅ろう度試験方法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 105-E04:1994,Textiles−Tests for colour fastness−Part E04 : Colour fastness to perspiration
(MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS L 0804 変退色用グレースケール
JIS L 0805 汚染用グレースケール

3. 要旨

 この試験は,複合試験片を規定の方法に基づいて人工汗液で処理し,次いで,汗試験機を用い
て加圧下で処理した後,乾燥し,試験片の変退色及び添付白布の汚染の程度を,それぞれ変退色用グレー
スケール及び汚染用グレースケールと比較するか,計器によって変退色等級及び汚染等級を求めて,その
堅ろう度を判定する方法である。

4. 装置及び材料

 装置及び材料は,次のものを用いる。
a) 汗試験機 汗試験機は,複合試験片を数片(1),1枚ずつガラス板又は硬質プラスチック板で交互に互
いにずれないように挟み,規定の圧力を加えた状態で固定し,その規定荷重を保ったまま試験片又は
複合試験片を垂直方向に保持することができる装置で,次の規定に適合するものとする(図1参照)。
1) ガラス板又は硬質プラスチック板 試験液に影響を及ぼさない材質の平滑な面をもつもので,大き

――――― [JIS L 0848 pdf 3] ―――――

2
L 0848 : 2004
さが約115 mm×約63 mm,厚さが1.5 mm3 mmのもの。
2) 加圧部分 水平方向又は垂直方向に保った複合試験片に無段階(ねじ式など)的若しくは段階(お
もり式など)的に約12.5 kPaの圧力,又は約45 N及び約50 Nの荷重がかけられるもの。
3) 保持部分 試験操作中,規定の圧力又は荷重で試験片を鉛直位置で止めることができ,37±2 ℃の
乾燥機中に保つことができるもの。
注(1) ガラス板又はプラスチック板に挟む複合試験片の数は,通常20枚とし,20枚に満たないとき
はその数を記録に記載する。
備考 試験液に接触する機会の多い部分は,JIS G 4303のステンレス鋼棒SUS316Lなどの耐薬品性材
質とする。
単位 cm
図 1 複合試験片の加圧保持状態図
b) 乾燥機 JIS L 0801の5. c)(乾燥機)に規定するもの。
c) 添付白布 JIS L 0803に規定するもの。
d) 変退色用グレースケール JIS L 0804に規定するもの。
e) 汚染用グレースケール JIS L 0805に規定するもの。

5. 複合試験片の調製

 複合試験片の調製は,次に規定する事項を除き,JIS L 0801の6.2(複合試験片の
調製)による。
a) 試料が布の場合 10 cm×4 cmの大きさ(2)の試験片を,これと同じ大きさの添付白布2枚の間に挟む
か,又はこれと同じ大きさの多繊交織布1枚に隣り合わせ,二短辺だけをそれぞれ縫い合わせて複合
試験片とする。
注(2) 多繊交織布を用いないときは,6 cm×6 cmの大きさのものを用いてもよい。
b) 試料が糸の場合 試料を長さ約10 cm(3)に切断し,この切断した糸から10 cm×4 cmの大きさ(2)の添
付白布2枚の約2分の1の質量になる本数を採取する。次に,採取した糸を添付白布2枚の間に並べ,
糸を保持できるように四辺又は二短辺だけをそれぞれ縫い合わせる。
なお,布状に編んで10 cm×4 cmの大きさ(2)として,a)と同様に複合試験片を調製してもよい。
注(3) 試験片が6 cm×6 cmの大きさのときは,試料の長さは約6 cmでよい。
c) 試料がばら繊維の場合 10 cm×4 cmの大きさ(2)の添付白布2枚の約2分の1の質量の試料をとり,

――――― [JIS L 0848 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
L 0848 : 2004
これをくしけずって押し付け,10 cm×4 cmの大きさ(2)の薄い層にし,添付白布2枚の間に挟み,四
辺をそれぞれ縫い合わせて複合試験片とする。

6. 人工汗液の調製

6.1 酸性人工汗液

 酸性人工汗液は,L−ヒスチジン塩酸塩一水和物0.5 g,塩化ナトリウム5 g及びりん
酸二水素ナトリウム二水和物2.2 gを水に溶かし,これに0.1 mol/L水酸化ナトリウム溶液約15 mlと水を
加えてpHが5.5で全容が約1 Lになるようにする。

6.2 アルカリ性人工汗液

 アルカリ性人工汗液は,L−ヒスチジン塩酸塩一水和物0.5 g,塩化ナトリウ
ム5 g及びりん酸水素二ナトリウム・12水5 gを水に溶かし,これに0.1 mol/L水酸化ナトリウム溶液約
25 mlと水を加えてpHが8.0で全容が約1 Lになるようにする。
備考 ヒスチジンは,人工汗液中ではいくらか不安定であるので,できるだけ試験直前に新しく調製
した試験液を使用し,必要であれば冷暗所に保存するようにする。

7. 操作

 操作は,次による。
a) 酸性人工汗液又はアルカリ性人工汗液をそれぞれ別個に入れたビーカーなどの容器中に,複合試験片
各1片を入れ(浴比50 : 1)完全にぬらし,そのまま常温で30分間浸せきする(4)。ときどき複合試験
片を押し付け,動かして試験液を十分均一に浸透させる。
b) 試験液を流し出し,複合試験片を2本のガラス棒の間に挟んで余分の試験液がしたたり落ちない程度
までしごき取る。
c) 複合試験片をガラス板又は硬質プラスチック板2枚の間に挟み,汗試験機に取り付けて約12.5 kPaの
圧力(4)をかける。次に,垂直位置に複合試験片を取り付けた汗試験機を,37 ℃±2 ℃の乾燥機中に入
れて,4時間保持する。
d) 処理が終わったならば,汗試験機から複合試験片を取り離し,図2のように,縫い目の一辺で接触す
るように試験片と添付白布を離すか又は別に試験片と添付白布2枚をばらばらに切り離して,60 ℃を
超えない温度で乾燥する。
注(4) 荷重で確認してもよい。この場合,10 cm×4 cmの試験片には約50 Nの荷重をかけ,6 cm×6 cm
の試験片には約45 Nの荷重をかける。
備考 酸性人工汗液及びアルカリ性人工汗液に浸した試験片を同時に汗試験機に取り付けて試験を行
ってはならない。

――――― [JIS L 0848 pdf 5] ―――――

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