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L 0889 : 2014
8 試験操作
試験液がpH 8.5±0.3であることを確認し,100 mLを試験瓶の中へ入れ,試験瓶を予熱して試験液を
60 ℃±2 ℃にした後,試験片を入れて密閉し,洗濯試験機に取り付ける。試験機を60 ℃±2 ℃で30分
間運転した後,試験片を試験瓶から取り出し,水洗(25 ℃±2 ℃の水100 mLで1分間)を2回繰り返し
た後,JIS L 0801に規定する方法によって脱水し,室温で風乾する。
9 判定
試験片の変退色の判定は,JIS L 0801の箇条10(染色堅ろう度の判定)による。
10 記録
記録には,JIS L 0801の箇条11(試験報告書)によって,次のように記載する。
例 酸素系漂白洗濯試験 変退色1-2級
――――― [JIS L 0889 pdf 6] ―――――
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附属書A
(参考)
過炭酸ナトリウムの有効酸素の測定方法
試料(過炭酸ナトリウム)約0.15 gを採り,その質量を量って共栓付三角フラスコに移す。これに,水
30 mL,よう化カリウム(JIS K 8913に規定のもの)2 g及び硫酸(1+15)5 mL 1)を順次加え,直ちに栓
をして,暗所に30分間放置する。
注1) 硫酸(1+15)5 mLの括弧内は,硫酸と水との体積比を示す。
次に,この試料溶液に,ビュレットを用いて0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液(JIS K 8638に規定のも
の)を滴下し,試料溶液が淡黄色になってからでんぷん溶液1 mLを加える。さらに,でんぷん溶液によ
って生じた青色が消えるまで,0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液を滴下する。
別に,水30 mL,よう化カリウム(JIS K 8913に規定のもの)2 g及び硫酸(1+15)5 mL 1)を順次加え,
直ちに栓をして,暗所に30分間放置した溶液で空試験を行い,次の式によって有効酸素濃度(%)を求め
る。
(G1 G2 ) .0000 80
A=
0 100
S
ここに, A0 : 有効酸素濃度(%)
G1 : 本試験における0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液の使用量
(mL)
G2 : 空試験における0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液の使用量
(mL)
f : 0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
S : 試料の質量(g)
さらに,でんぷん溶液の調製は,でんぷん(JIS K 8658に規定のもの)約1 gを少量の水で練り,熱水
約200 mLをかき混ぜながら加えた後,約1分間煮沸する。冷却後その上澄み液を用いる。この溶液は使
用の都度調製する。
――――― [JIS L 0889 pdf 7] ―――――
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L 0889 : 2014
附属書B
(参考)
試験液の調製手順
B.1 洗剤母液(10倍濃度)の調製
表B.1によって各成分を正しく量り,約900 mLの水に入れ,かくはん機でかくはんしながら,表B.1
の順番に溶解又は分散した後,水を加えて1 000 mLとする。
表B.1−洗剤母液(10倍濃度)の成分及び量
成分 量
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.75 g(純分)
けい酸ナトリウム 0.25 g(純分)
炭酸ナトリウム粉末 0.35 g
硫酸ナトリウム粉末a) 2.75 g
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.05 g
ゼオライトb) 0.85 g
注a) 硫酸ナトリウムを添加すると液が白濁することがある。
b) ゼオライトを加える際には,あらかじめ凝集物をつぶしておくと短時間
で均一分散できる。
なお,箇条5の表1の合成洗剤又は市販の合成洗剤を用いて洗剤母液を調製する場合は,合成洗剤5 g
を水に溶解又は分散して1 000 mLとする。
B.2 過炭酸ナトリウム水溶液及び漂白活性化剤(TAED)水溶液(5倍濃度)の調製
過炭酸ナトリウム8.2 gを水に溶解し,200 mLにする。漂白活性化剤(TAED)1.8 gを水に溶解し,200
mLにする。
注記 TAEDは65 ℃の湯浴中で約30分間かくはんすれば溶解するが,温度が低下すると析出する。
析出する前に,かくはんしながらB.3によって試験液を調製するのがよい。
B.3 試験液の調製
ガラスビーカーに400 mLの水を入れ,かくはん機で,かくはんしながら表B.2によって試験液の成分
を上から順番に加え,5分間かくはん後,JIS Z 8802の8.2(測定方法)の操作方法に従いpHを測定しな
がら表B.3によって,10 %くえん酸水溶液を加えてpH 8.5±0.3に調整する。その後,更にかくはんし,水
を加えて1 000 mLとする。
5分間かくはんした後,各試験瓶に試験液を100 mLずつ小分けする。
注記1 洗剤成分には水に不溶の成分が含まれることがある。そのような試験液を各試験瓶に小分け
する際は,洗剤成分が沈降するのを防ぐため,よくかくはんしながら小分けするのがよい。
注記2 試験液は1時間以上放置すると有効成分及びpHが変化するため,時間をおかずに使用する
のがよい。
――――― [JIS L 0889 pdf 8] ―――――
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L 0889 : 2014
表B.2−試験液の成分及び量
成分 量
洗剤母液 100 mL
過炭酸ナトリウム水溶液 200 mL
漂白活性化剤(TAED)水溶液 200 mL
表B.3−pH調整液の成分及び量(参考)
成分 量
10 %くえん酸水溶液 30 mL
――――― [JIS L 0889 pdf 9] ―――――
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L 0889 : 2014
附属書C
(参考)
つけ置き漂白・洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
この方法は,汗試験機を用いる方法で主に家庭における過炭酸ナトリウム添加によるつけ置き漂白・洗
濯に対する染色堅ろう度試験に用いる。
C.1 装置及び材料
a) 汗試験機 汗試験機は,試験片又は複合試験片を数片,ガラス板又は硬質プラスチック板で交互に互
いにずれないように挟み,規定の荷重を加えることができ,その規定荷重を保ったまま試験片又は複
合試験片を垂直位置で保持できる装置であり,次の規定に適合するものとする(図C.1参照)。
1) ガラス板又は硬質プラスチック板 試験液に影響を及ぼさない材質の平滑な面をもつもので,大き
さが約115 mm×約63 mm,厚さが1.5 mm3 mmのもの。
2) 加圧部分 水平又は垂直位置に保った試験片にねじ式などの無段階的又はおもり式などの段階的に
約12.5 kPaの圧力がかけられるもの。
注記 複合試験片の大きさが60 mm×60 mmの場合は約45 Nの力,100 mm×40 mmの場合は約
50 Nの力をかけると,約12.5 kPaの圧力になる。
3) 保持部分 試験操作中,規定の圧力又は荷重で試験片を鉛直位置で止めることができ,37 ℃±2 ℃
の乾燥機中に保つことができるもの。
注記1 試験液に接触する機会の多い部分は,JIS G 4303のステンレス鋼棒SUS 316Lなどの耐薬品
性材質とする。
注記2 ガラス板又は硬質プラスチック板に挟む複合試験片の数は,通常20枚とし,20枚に満たな
いときはその数を記録に記載する。
単位 mm
図C.1−複合試験片の加圧保持状態図
b) 過炭酸ナトリウム 箇条5 b)に規定のもの。
c) 合成洗剤 箇条5 i)に規定のもの。
なお,必要に応じて,JIS K 3371の洗濯用合成洗剤の第1種に適合し,漂白剤及び蛍光増白剤を配
――――― [JIS L 0889 pdf 10] ―――――
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JIS L 0889:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 0889:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK1408:1966
- けい酸ナトリウム(けい酸ソーダ)
- JISK3371:2019
- 洗濯用合成洗剤
- JISK8283:2006
- くえん酸一水和物(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8987:2006
- 硫酸ナトリウム(試薬)
- JISL0801:2011
- 染色堅ろう度試験方法通則
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISZ8802:2011
- pH測定方法