JIS L 1041:2011 樹脂加工織物及び編物の試験方法

JIS L 1041:2011 規格概要

この規格 L1041は、樹脂加工を施した織物及び編物(レースを含む。)の樹脂の分析・定量及び遊離ホルムアルデヒドの定量方法について規定。

JISL1041 規格全文情報

規格番号
JIS L1041 
規格名称
樹脂加工織物及び編物の試験方法
規格名称英語訳
Test methods for resin finished textiles
制定年月日
1960年8月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 14184-1:1998(MOD), ISO 14184-2:1998(MOD)
国際規格分類

ICS

59.080.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
繊維 2020
改訂:履歴
1960-08-01 制定日, 1963-09-01 確認日, 1966-10-01 確認日, 1969-12-01 確認日, 1973-01-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-02-01 確認日, 1983-10-01 改正日, 1988-12-01 確認日, 1994-10-01 改正日, 2000-02-20 改正日, 2005-06-20 確認日, 2011-07-20 改正日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS L 1041:2011 PDF [57]
                                                                                   L 1041 : 2011

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験の種類・・・・[2]
  •  5 試料,試験片の採取及び準備・・・・[3]
  •  6 樹脂定性試験・・・・[3]
  •  6.1 適用樹脂・・・・[3]
  •  6.2 試験方法・・・・[3]
  •  7 樹脂定量試験・・・・[4]
  •  7.1 適用樹脂・・・・[4]
  •  7.2 試験方法・・・・[4]
  •  8 遊離ホルムアルデヒド試験・・・・[5]
  •  8.1 JIS法・・・・[5]
  •  8.2 ISO法・・・・[9]
  •  9 試験報告書・・・・[9]
  •  附属書A(規定)ISO水抽出法・・・・[27]
  •  附属書AA(規定)ホルムアルデヒド第1希釈液の標定・・・・[31]
  •  附属書AB(参考)ISO水抽出法の精度に関する情報・・・・[33]
  •  附属書B(規定)ISO気体吸収法・・・・[34]
  •  附属書BA(参考)クロモトロピック酸を用いる代替法・・・・[38]
  •  附属書BB(参考)ISO気体吸収法の精度に関する情報・・・・[40]
  •  附属書JA(規定)5,5-ジメチル-1,3-シクロヘキサンジオン(試薬)・・・・[41]
  •  附属書JB(参考)フロログルシノール法・・・・[42]
  •  附属書JC(参考)プロタブルジャー法・・・・[44]
  •  附属書JD(参考)塩素傷害試験方法・・・・[46]
  •  附属書JE(参考)塩酸抽出判別法・・・・[49]
  •  附属書JF(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[53]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS L 1041 pdf 1] ―――――

L 1041 : 2011

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人繊維評価
技術協議会(JTETC)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS L 1041:2000は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS L 1041 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 1041 : 2011

樹脂加工織物及び編物の試験方法

Test methods for resin finished textiles

序文

  この規格は,樹脂加工を施した織物及び編物の試験方法について規定したもので,1960年(昭和35年)
に制定された。今回の改正では,技術的内容の一部改正,2004年(平成16年)厚生労働省令第104号及
び2009年(平成21年)厚生労働省令第46号をもって公布された改正との整合化を図り,並びに1998年
に第1版として発行されたISO 14184-1及びISO 14184-2に対応した。また,新規に遊離ホルムアルデヒ
ドが樹脂に起因するかどうかの確認試験方法を附属書JEとした。
なお,この規格で樹脂定性試験(箇条6),樹脂定量試験(箇条7)及び遊離ホルムアルデヒド試験(箇
条8)のJIS法は,対応国際規格に規定されていない方法である。変更の一覧表にその説明を付けて附属
書JFに示す。また,附属書JA附属書JEは対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,樹脂加工を施した織物及び編物(レースを含む。)の樹脂の分析・定量及び遊離ホルムアル
デヒドの定量方法について規定する。ただし,染色堅ろう度試験及び物理試験において別に定める日本工
業規格の試験方法がある場合には,その試験方法によって試験する。また,樹脂加工された織物及び編物
の生地が塩素によって傷害を受けた場合の試験は,附属書JDに示す。
警告 この規格は,事前に適切な注意が払われない場合,健康を害するおそれのある物質1) 及び/又
は方法を規定しており,技術的に適切・妥当であることだけに言及するものである。この規格
を使用する者に対して,健康及び安全に関する法的な義務をいかなる場合においても免責する
ものではない。この規格は,薬品の取扱いの資格及び/又は知識・経験のある者が操作するこ
とを想定している。
注1) 健康を害するおそれのある物質については,化学物質等安全データシート(MSDS)に
詳しい情報が記載されている。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14184-1:1998,Textiles−Determination of formaldehyde−Part 1: Free and hydrolized
formaldehyde (water extraction method)
ISO 14184-2:1998,Textiles−Determination of formaldehyde−Part 2: Released formaldehyde (vapour
absorption method)(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

――――― [JIS L 1041 pdf 3] ―――――

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L 1041 : 2011

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0064 化学製品の融点及び溶融範囲測定方法
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 3302 固形洗濯石けん
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8027 アセチルアセトン(試薬)
JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8322 クロロホルム(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8359 酢酸アンモニウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8848 ヘキサン(試薬)
JIS K 8858 ベンゼン(試薬)
JIS K 8872 ホルムアルデヒド液(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
注記 対応国際規格 : ISO 139:2005,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing(MOD)
JIS L 0208 繊維用語−試験部門
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8401 数値の丸め方
ISO 3696:1987,Water for analytical laboratory use−Specification and test methods
ISO 4793:1980,Laboratory sintered (fritted) ilters−Porosity grading,classification and designation

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS L 0105及びJIS L 0208による。

4 試験の種類

  試験の種類は,次のとおりとする。
a) 樹脂定性試験
b) 樹脂定量試験
c) 遊離ホルムアルデヒド試験
1) IS法
1.1) 法(2.5 g法) 主に出生後24月以内の乳幼児用の繊維製品の試験に適用する。
1.2) 法(1 g法) 主にA法以外の繊維製品の試験に適用する。
2) SO法

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L 1041 : 2011
2.1) 水抽出法 : 全ての繊維製品の試験に適用する(附属書A参照)。
2.2) 気体吸収法 : 全ての繊維製品の試験に適用する(附属書B参照)。
d) フロログルシノール法 : 全ての繊維製品の試験に適用する(附属書JB参照)。
e) プロタブルジャー法 : 全ての繊維製品の試験に適用する(附属書JC参照)。
f) 塩素傷害試験方法 : 塩素傷害による生地劣化に関する試験に適用する(附属書JD参照)。
g) 塩酸抽出判別法 : 検出された遊離ホルムアルデヒドが樹脂に起因するか移染に起因するかの判別に適
用する(附属書JE参照)。

5 試料,試験片の採取及び準備

  試料及び試験片の採取は,JIS L 0105の箇条6(試料及び試験片の採取及び準備)による。ただし,樹
脂定性試験及び樹脂定量試験は,温度及び湿度の影響を受けないため,標準状態にする必要はない。
なお,ISO法による場合には,附属書A又は附属書Bによる。

6 樹脂定性試験

6.1 適用樹脂

  この試験は,メラミン系,尿素系,エポキシ系,アクリル酸エステル系,メタアクリル酸エステル系,
ポリアミド系,シリコン系,ポリスチレン系,ポリエチレン系,ポリ酢酸ビニル系,ポリウレタン系及び
ふっ素系の樹脂に対して適用する。

6.2 試験方法

  試験方法は,次による。
a) 抽出
1) 操作 試料から約5 gの試験片を採取し,この試験片を還流冷却器を付けた容量200 mLの丸底フラ
スコに入れ,これに抽出溶媒を150 mL加える。これを抽出溶媒の沸点まで加温し,1時間抽出を行
い,JIS R 3503に規定するろ過板の細孔記号2を用いたガラスろ過器で温かい間にろ過する。さら
に,これを容量200 mLのなす形フラスコに入れ,ロータリーエバポレータを用いて2 mL3 mLに
なるまで濃縮する。
2) 抽出溶媒 抽出溶媒は,JIS K 8858に規定するベンゼン,JIS K 8891に規定するメタノール及び
0.1mol/L塩酸とし,この順に樹脂が確認されるまで,抽出,精製及び確認の操作を繰り返す。
なお,0.1 mol/L塩酸抽出液については,水酸化ナトリウム溶液で中和した後,濃縮操作を行う。
b) 精製 内径10 mm15 mm,長さ200 mm300 mmのカラム管にグラスウールを詰めた後,177 μm
350 μmのカラムクロマト用シリカゲルをJIS K 8848に規定するヘキサンに混濁したものを約150 mm
の高さになるまで詰める。さらに,シリカゲルの上端にJIS P 3801に規定する6種のろ紙を敷く。こ
れに抽出した液を入れ,ヘキサン,JIS K 8322に規定するクロロホルム,JIS K 8891に規定するメタ
ノールの順に各約100 mL滴下する。流出液を溶媒ごとに容量100 mLのなす形フラスコに受け,ロー
タリーエバポレータを用いて溶媒を蒸発させる。
注記 混合物のため,溶媒ごとに測定した赤外吸収スペクトルによって樹脂の確認ができない場合
は,抽出からの操作を再度行い,精製において同じ溶媒を細かく分取することによって,混
合物を分離するのがよい。
c) 確認 精製した抽出物をJIS K 0117に規定する方法によって赤外吸収スペクトルを測定し,あらかじ
め作成しておいた標準樹脂赤外吸収スペクトル図(図1参照)と比較し,同定する。

――――― [JIS L 1041 pdf 5] ―――――

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JIS L 1041:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14184-1:1998(MOD)
  • ISO 14184-2:1998(MOD)

JIS L 1041:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1041:2011の関連規格と引用規格一覧