JIS L 1087:2002 羊毛フェルト試験方法

JIS L 1087:2002 規格概要

この規格 L1087は、羊毛フェルトを評価するための試験方法について規定。

JISL1087 規格全文情報

規格番号
JIS L1087 
規格名称
羊毛フェルト試験方法
規格名称英語訳
Test methods for wool felts
制定年月日
1987年9月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

59.080.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1987-09-01 制定日, 1992-10-01 確認日, 1997-02-20 改正日, 2002-03-20 改正日, 2007-05-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS L 1087:2002 PDF [9]
L 1087 : 2002

まえがき

  この規格は,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よってJIS L 1087 : 1997は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS L 1087 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 1087 : 2002

羊毛フェルト試験方法

Test methods for wool felts

序文 この規格は,対応するISO規格はないが,我が国における羊毛フェルト試験方法として,1987年(昭
和62年)に制定された。
今回の改正では,引用規格の改正に伴う引用規格の番号及び名称を変更し,更にJIS Z 8301(規格票の様
式)に基づき様式を変更している。
1. 適用範囲 この規格は,羊毛フェルトを評価するための試験方法について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法
JIS K 8161 ジクロロメタン(試薬)
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0208 繊維用語−試験部門
JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0844 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0848 汗に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 1030-1 繊維製品の混用率試験方法−第1部 : 繊維鑑別
JIS L 1030-2 繊維製品の混用率試験方法−第2部 : 繊維混用率
JIS L 1041 樹脂加工織物及び編物の試験方法
JIS L 1091 繊維製品の燃焼性試験方法
JIS L 1096 一般織物試験方法
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8802 pH測定方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS L 0105及びJIS L 0208によるほか,次による。
a) 羊毛フェルト 羊毛などを縮充させて布状にしたもの。
b) たて方向 羊毛フェルトの長さ方向。

――――― [JIS L 1087 pdf 2] ―――――

2
L 1087 : 2002
c) よこ方向 羊毛フェルトの幅方向。
4. 試験項目 試験の項目は,次のとおりとする。
a) 幅
b) 長さ
c) 単位面積当たりの質量及び見掛比重
d) 厚さ
e) 繊維混用率
f) 水分率
g) 引張強さ及び伸び率
h) はく離強さ
i) 破裂強さ
j) 摩耗強さ
k) 圧縮率
l) 伸長弾性率
m) 収縮率
n) 厚さ膨張率
o) 剛軟性
p) 硬さ
q) ジクロロメタン可溶性物質含有率
r) 水可溶性物質含有率
s) 抽出液のpH
t) オイル保持量
u) 通気性
v) 燃焼性
w) 染色堅ろう度
x) 遊離ホルムアルデヒド量
5. 試験条件 試験条件は,JIS L 0105の4.(試験条件)による。
6. 試料及び試験片の採取及び準備 試料及び試験片の採取及び準備は,JIS L 0105の5.3(布状の試料及
びその試験片)(3)(その他の布の場合)による。
7. 方法
7.1 幅 幅の試験は,フェルトを平らな台の上に置き,不自然なしわや張力を除いて,異なる5か所に
ついて,スケールなどを用いて両耳端間の長さを1mmまで測り,その平均値を求め,JIS Z 8401によって
小数点以下1けたに丸める。ただし,両耳端にある不完全な部分は除く。
備考 片耳落とし又は両耳落としの場合は,その旨を記録に付記する。
7.2 長さ 長さの試験は,フェルトを平らな台の上に置き,不自然なしわや張力を除きスケールなどを
用いてフェルトの長さを10mmまで測る。ただし,端末にある不完全な部分は除く。

――――― [JIS L 1087 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
L 1087 : 2002
7.3 単位面積当たりの質量及び見掛比重
7.3.1 単位面積当たりの質量 単位面積当たりの質量の試験は,試料から200mm×200mmの試験片を3
枚採取し,それぞれ標準状態における質量を0.1gまで量り,次の式によって単位面積当たり質量を算出し,
3枚の平均値を求め,JIS Z 8401によって整数に丸める。
備考 試験片の大きさが異なる場合は,その旨を記録に付記する。
mA m
A
ここに, mA : 単位面積当たりの質量 (g/m2)
m : 試験片標準状態における質量 (g)
A : 試験片の面積 (m2)
7.3.2 見掛比重 見掛比重は,7.3.1と7.4から次の式によって算出し,JIS Z 8401によって小数点以下2
けたに丸める。
mA
1 000 d
ここに, 見掛比重 (g/cm3)
mA : 単位面積当たりの質量 (g/m2)
d : 厚さ (mm)
7.4 厚さ 厚さの試験は,試料の幅方向の異なる5か所において,スナップゲージ(測定子の底面直径
30mm)を用いて一定時間及び表1に示す荷重のもとで厚さを0.1mmまで測り,その平均値を求め,JIS Z
8401によって小数点以下2けたに丸める。
表1 荷重の種類
試料の見掛比重 g/cm3 荷重 N
0.19未満 1.47
0.19以上 0.25未満 2.35
0.25以上 2.65
備考 見掛比重が不明の場合は,一定荷重のもとで厚さを測り,7.3.2によって見掛比重を求める。
7.5 繊維混用率 繊維混用率の試験は,JIS L 1030-1及び/又はJIS L 1030-2による。ただし,正量混用
率によって求める。
7.6 水分率 水分率の試験は,JIS L 1096の6.9(水分率)による。
7.7 引張強さ及び伸び率 引張強さ及び伸び率の試験は,試料のたて方向及びよこ方向に大きさ50mm
×200mmの試験片をそれぞれ5枚採取し,この試験片に初荷重(1)を加えて,つかみ間隔100mmで引張試
験機に取り付け,引張速度300±50mm/minで荷重を加え,切断時の強さを有効数字3けたまで読み取ると
ともに,伸びを1mmまで求め,次の式によって引張強さ及び伸び率を算出し,たて方向及びよこ方向そ
れぞれ5枚の平均値をJIS Z 8401によって有効数字3けたに丸める。
FW
F
A
ここに, F : 引張強さ (N/cm2)
FW : 切断時の強さ (N)
A : 試験片の断面積(2) (cm2)
L2 L1
ΔL 100
L1
ここに, 伸び率 (%)
L1 : 最初のつかみ間隔 (mm)

――――― [JIS L 1087 pdf 4] ―――――

4
L 1087 : 2002
L2 : 切断時のつかみ間隔 (mm)
注(1) 初荷重とは,試験片の不自然なしわを除くのに必要な荷重をいう。
(2) 試験片の断面積を求めるときの厚さは,7.4による。
備考 引張試験に用いる試験機は,当分の間,引張強さが従来単位によって表示されたものを使用し
てもよい。この場合,引張強さは,1kgf=9.806 65Nの換算率でSI単位に換算し,JIS Z 8401
によって有効数字3けたに丸める。
7.8 はく離強さ はく離強さの試験は,試料のたて方向及びよこ方向に大きさ50mm×200mmの試験片
をそれぞれ5枚採取し,試験片の短端の中央に長さ方向に,50mmの切込みを入れ,切り開いた2片を試
験片のつかみ間隔が30mmとなるように引張試験機に取り付け,引張速度300±50mm/minで引きはがし,
はく離するときの最大荷重を1Nまで測り,たて方向及びよこ方向それぞれ5枚の平均値を求め,JIS Z 8401
によって小数点以下1けたに丸める。
7.9 破裂強さ 破裂強さの試験は,JIS L 1096の8.16.1[A法(ミューレン形法)]による。
7.10 摩耗強さ 摩耗強さの試験は,JIS L 1096の8.17.3[C法(テーバ形法)]による。ただし,摩擦回
数,摩耗輪及び摩耗輪に加える荷重は,次による。この場合,用いた摩擦回数,摩耗輪及び摩耗輪に加え
る荷重を記録に付記する。
a) 摩擦回数 500回,1 000回,3 000回,5 000回,10 000回などフェルトの種類に応じて選定する。
b) 摩耗輪 原則として,CS-10,CS-17,H-18,H-38などフェルトの種類に応じて選定する。
c) 摩耗輪に加える荷重 2.45N,4.90N又は9.81Nのいずれかをフェルトの種類に応じて選定する。
7.11 圧縮率 圧縮率の試験は,JIS L 1096の8.18(圧縮率及び圧縮弾性率)による。
7.12 伸長弾性率 伸長弾性率の試験は,次のとおり行う。
a) 試料から,たて方向及びよこ方向に大きさ50mm×300mmの試験片をそれぞれ5枚採取する。
b) 試験片に初荷重(1)を加えて,つかみ間隔200mmで引張試験機に取り付け,10mm(原長の5%)引き
伸ばす。
c) 1分間放置後,直ちに荷重を除き,更に3分間放置した後,再び初荷重(1)を加えて残留伸びを測る。
d) 次の式によって伸長弾性率を算出し,たて方向及びよこ方向それぞれ5枚の平均値を求め,JIS Z 8401
によって整数に丸める。
10 L
E 100
10
ここに, E : 伸長弾性率 (%)
L : 残留伸び (mm)
7.13 収縮率 収縮率の試験は,次のとおり行う。
a) 試料から約250mm×250mmの試験片を3枚採取し,図1のように印を付け,たて方向及びよこ方向
それぞれ三つの測長区間(2点一組で長さ200mm)を設ける。

――――― [JIS L 1087 pdf 5] ―――――

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