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L 1087 : 2002
図1 試験片の作り方
b) 次に,試験片を金網上に置き,沸騰水中に10分間浸せきした後,試験片を取り出し,ろ紙(3)で挟み,
余分の水を除去し,直ちに平らな台の上に置き,不自然なしわや張力を除いて,たて方向及びよこ方
向それぞれ三つの測長区間の長さ1mmまで測り,たて方向及びよこ方向それぞれ三つの測長区間の
長さの平均値を求め,JIS Z 8401によって整数に丸める。
備考 浸せきが困難な場合は,0.05%非イオン界面活性剤溶液を用いる。
c) 次の式によって収縮率を算出し,たて方向及びよこ方向それぞれ3枚の平均値を求め,JIS Z 8401に
よって小数点以下1けたに丸める。
L1 L2
S 100
L1
ここに, S : 収縮率 (%)
L1 : 処理前の測長区間の長さ (mm)
L2 : 処理後の測長区間の長さの平均値 (mm)
注(3) IS P 3801に規定のもの。
7.14 厚さ膨張率 厚さ膨張率の試験は,次のとおり行う。
a) 試料から50mm×50mmの試験片を3枚採取し,試験片の厚さを7.4によって測る。
b) 次に,試験片を沸騰水中に10分間煮沸浸せきした後,試験片を取り出し,絶乾状態まで乾燥する。
備考 浸せきが困難な場合は,0.05%非イオン界面活性剤溶液を用いる。
c) 標準状態に戻してから再び厚さを測り,次の式によって厚さ膨張率を算出し,3枚の平均値を求め,
JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
d2 d1
Ed 100
d1
ここに, Ed : 厚さ膨張率 (%)
d1 : 処理前の厚さ (mm)
d2 : 処理後の厚さ (mm)
7.15 剛軟性 剛軟性の試験は,JIS L 1096の8.19.1[A法(45°カンチレバー法)]による。
7.16 硬さ 硬さの試験は,試料から原則として厚さ12mm以上の試験片(4)を採取し,JIS K 6253の5.(デ
ュロメータ硬さ試験)によって行う。この場合,試験機は,原則としてタイプAデュロメ一タ(5)を用い,
加圧面に加わる力は10Nとする。
注(4) 試験片が12mm未満のものは,重ねて12mm以上とし,重ねた枚数を記録に付記する。
(5) 規定以外の試験機を用いた場合,試験機の機種を記録に付記する。
7.17 ジクロロメタン可溶性物質含有率 ジクロロメタン可溶性物質含有率の試験は,次のとおり行う。
――――― [JIS L 1087 pdf 6] ―――――
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L 1087 : 2002
a) 試料から約5gの試験片を採取し,これを3mm角以下に切断して,絶乾質量を量った後フラスコに移
し,共通すり合わせソックスレー抽出器(6)を用いてジクロロメタン(7)150mlで4時間(少なくとも20
回サイホン)抽出する。
注(6) IS R 3503に規定のもの。
(7) IS K 8161に規定する特級のもの。
b) 次に,試料部にたまった溶液をフラスコに戻し,抽出液を5ml以下に濃縮した後(必要があれば1Gl
又は3Glのガラスろ過器でろ過する。),あらかじめ絶乾質量を量ったひょう量瓶に移す。
c) さらに,ジクロロメタンでフラスコ内を洗浄し,洗液を[ガラスろ過器を用いた場合は,この洗液も
b)で用いたガラスろ過器でろ過した後]ひょう量瓶に入れた後,水浴上でジクロロメタンを揮散させ,
その残分を105±2℃の熱風乾燥機で乾燥し,絶乾質量を量る。
d) 次の式によってジクロロメタン可溶性物質含有率を算出し,2回の平均値を求め,JIS Z 8401によっ
て小数点以下2けたに丸める。
m2
mdm 100
1
ここに, mdm : ジクロロメタン可溶性物質含有率 (%)
m1 : 抽出前の試験片の絶乾質量 (g)
m2 : 抽出物の絶乾質量 (g)
7.18 水可溶性物質含有率 水可溶性物質含有率の試験は,次のとおり行う。
a) 試料から約5gの試験片を採取し,絶乾質量を量った後,フラスコに移し,約200mlの水(8)を加えて
15分間煮沸する。
注(8) IS K 0557に規定する水を用いる。
b) 次に,水で数回十分に洗浄した後,絶乾質量を量る。
c) 次の式によって水可溶性物質含有率を算出し,2回の平均値を求め,JIS Z 8401によって小数点以下1
けたに丸める。
m1 m2
Swm 100
m1
ここに, Swm : 水可溶性物質含有率 (%)
m1 : 試験片の絶乾質量 (g)
m2 : 煮沸洗浄後の試験片の絶乾質量 (g)
7.19 抽出液のpH 抽出液のpHの試験は,次のとおり行う。
a) 試料から5.0±0.1gの試験片を採取し,500mlの共栓付きのフラスコに,試験片と200mlの水(8)を入れ
て15分間煮沸した後,フラスコに栓をして30分間放置する。この間,ときどき栓を緩める。
b) 30分後抽出液を25±2℃に調節して,JIS Z 8802によってpHを測定し,2回の平均値を求め,JIS Z 8401
によって小数点以下1けたに丸める。
7.20 オイル保持量 オイル保持量の試験は,次のとおり行う。
a) 試料から2.5cm×15.0cmの試験片を3枚採取し,厚さを7.4によって測る。
b) 次に,質量を量り,5cmの深さまでオイル(9)を入れた容器に3時間浸せきした後,試験片の端片を挟
み60分間つり下げて,表面に付着しているオイルをガラス棒で除去した後,オイル含浸後の質量を量
る。
注(9) オイルは,受渡当事者間で協定し,使用したオイルの種類を記録に付記する。
c) 次の式によってオイル保持量を算出し,3枚の平均値を求め,JIS Z 8401によって小数点以下1けた
――――― [JIS L 1087 pdf 7] ―――――
7
L 1087 : 2002
に丸める。
Oh m2 m1
A T
ここに, Oh : オイル保持量 (g/cm3)
m1 : 浸せき前の質量 (g)
m2 : 浸せき後の質量 (g)
A : 試験片の面積 (cm2)
T : 試験片の厚さ (cm)
7.21 通気性 通気性の試験は,JIS L 1096の8.27.1(A法)による。
7.22 燃焼性 燃焼性の試験は,JIS L 1091に規定するA-1法(45°ミクロバーナ法)又はB法による。
7.23 染色堅ろう度
7.23.1 耐光竪ろう度 耐光堅ろう度の試験は,JIS L 0842の第3露光法による。
7.23.2 洗濯堅ろう度 洗濯堅ろう度の試験は,JIS L 0844のA-1号による。
7.23.3 汗堅ろう度 汗堅ろう度の試験は,JIS L 0848による。
7.23.4 摩擦竪ろう度 摩擦堅ろう度の試験は,JIS L 0849の摩擦試験機II形による。
7.24 遊離ホルムアルデヒド量 遊離ホルムアルデヒド量の試験は,JIS L 1041の6.3.1(液相抽出法)b)
(アセチルアセトン法)による。
8 記録 記録には,次の事項を記載する。
a) 項目
b) 試験条件
c) 試験結果
関連規格 JIS L 3201 羊毛長尺フェルト
ASTM D 461 Standard methods of testing felt
――――― [JIS L 1087 pdf 8] ―――――
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L 1087 : 2002
JIS L 1087(羊毛フェルト試験方法)改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 小 林 茂 雄 共立女子大学家政学部
小 倉 悟 工業技術院繊維化学規格課
松 浦 高 司 工業技術院繊維化学規格課
高 橋 和 夫 通商産業省生活産業局繊維製品課
柴 崎 増 治 通商産業省製品評価技術センター
森 数 馬 財団法人毛製品検査協会
佐 藤 倭 敏 財団法人日本化学繊維検査協会
鈴 木 龍 雄 株式会社フジコー
清 水 昭 二 日本フェルト工業株式会社
佐 藤 悦 康 丸新フェルト紡織株式会社
種 廣 重 一 日本毛織株式会社インテリヤ寝装部
大 村 恒 雄 大村合名会社
日 置 有 一 日置株式会社
土 屋 勇 夫 フェルテック株式会社
井 原 寛 夫 千代田インテグレ株式会社
松 田 寿 一 押谷フェルト化成株式会社
古 屋 匡 蔵 日本フェルト工業組合
吉 田 和 正 成和フェルト株式会社
(事務局) 古 屋 匡 蔵 社団法人日本フェルト協会
日本工業標準調査会標準部会 消費生活技術専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 小 川 昭二郎 お茶の水女子大学
(委員) 秋 庭 悦 子 社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会
井 村 五 郎 千葉工業大学
入 江 稔 員 社団法人日本ガス石油機器工業会
長 見 萬里野 財団法人日本消費者協会
口ノ町 康 夫 独立行政法人産業技術総合研究所
小 熊 誠 次 社団法人日本オフィス家具協会
佐 野 真理子 主婦連合会
所 村 利 男 独立行政法人製品評価技術基盤機構
高 野 信 一 社団法人日本電機工業会
堤 暢 廣 社団法人繊維評価技術協議会
土 橋 明 美 文化女子大学
長久保 徹 財団法人製品安全協会
鍋 嶋 詢 三 社団法人消費者関連専門家会議
橋 本 享 株式会社西友
菱 木 純 子 全国地域婦人団体連絡協議会
肥 塚 忠 雄 社団法人日本住宅設備システム協会
万 代 義 久 財団法人共用品推進機構
村 田 政 光 財団法人日本文化用品安全試験所
JIS L 1087:2002の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1087:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK6253:2006
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方
- JISK8161:2015
- ジクロロメタン(試薬)
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0848:2004
- 汗に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1030-1:2012
- 繊維製品の混用率試験方法―第1部:繊維鑑別
- JISL1030-2:2012
- 繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
- JISL1041:2011
- 樹脂加工織物及び編物の試験方法
- JISL1091:1999
- 繊維製品の燃焼性試験方法
- JISL1096:2010
- 織物及び編物の生地試験方法
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8802:2011
- pH測定方法