JIS L 1091:1999 繊維製品の燃焼性試験方法 | ページ 2

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7. 試料の採取及び調製

 試料は,ランダムに採取する。ただし,生地の場合は両耳端から全幅の1/10ず
つ,端末から1m以上を除いた部分から採取する。採取した試料について,定められた洗濯方法(1)で処理
した後,次の試験を行う。ただし,この洗濯方法を必要としない製品では,この処理を省略することがで
きる。
試料を50℃±2℃の恒温乾燥器内で24時間放置する。ただし,熱による影響を受けるおそれがない試料
では,105℃±2℃の恒温乾燥器内に1時間放置して,これに代えることができる。次に,シリカゲル入り
デシケーター中に2時間以上放置する。
工事用シートその他屋外で使用するものは,恒温乾燥器で乾燥する前に50℃±2℃の温水中に30分間浸
せきする。
C法(燃焼速度試験)に限り,試験片をホルダに取り付け,そのままの状態で105℃±2℃の恒温乾燥器
内に30分間放置後,シリカゲル入りデシケーター中に15分間放置する。また,必要に応じてドライクリ
ーニング処理を行った試料についても試験を行うことができる。
注(1) 洗濯方法 試験片の大きさは,各試験方法に必要な大きさとし,ほつれを避けるため縁どりし,
次の方法で洗濯を行う。
a) 水洗い洗濯の場合は,次のいずれかの方法による。
1) IS L 1018の8.58.4 b) 6.2)のF-2法で連続して5回行う。ただし,洗濯温度は60℃±2℃,洗濯時間
は15分間とする。また,シリンダに投入する試料は,負荷布を含めた質量が800gになるように調
整する。
なお,必要な場合は水の硬度をJIS K 0101の15.1(全硬度)によって測定し,炭酸カルシウム換
算濃度が5mgCaCO3/l以下のものを使用する。この場合には,その旨を試験結果に付記する。
2) IS L 1018の8.58.4 b) 4)のD法で連続して2回行う。ただし,沸騰した水溶液(浴比50 : 1)中に
30分間浸せきする。
b) ドライクリーニングの場合,次に定めるところによる。
JIS L 1018の8.58.4 b) 5.2)のE-2法で15分間洗濯を行い,すすぎは十分な量のパークロロエチレン
で2回行い,脱液後,自然乾燥又は65℃±5℃の温風で,不自然な“しわ”のよらない乾燥方法で操
作を連続して5回行う。ただし,シリンダに投入する試料は,負荷布を含めた質量が300gになるよう
に調整する。また,処理液のパークロロエチレンは,JIS K 1521に定めるパークロロエチレン100ml
に対し,スルホこはく酸ジオクチルエステルで純分60%以上,アルコール不溶分3.5%以下の陰イオン
界面活性剤1g,JIS L 0860に定める非イオン界面活性剤1g,及び水0.1mlを混入したものを使用する。
備考1. 試料の表裏両面の性状が異なる場合は,表裏両面について試験を行う。ただし,表面を上に
して水平状態で使用される敷物類など厚地の繊維製品に限り,表面についてだけ試験を行う。
2. 試料の部分によっては,組織,密度又は材質的に差異があるため,各部分について試験を行
う。
3. 附属書25について洗濯処理を必要とする場合は,附属書6 (ISO 10528) 又は附属書7
(ISO/FDIS 12138) によって処理する。

8. 試験方法

8.1 A法(燃焼試験)

8.1.1  A-1法(45゜ミクロバーナ法)及びA-2法(45゜メッケルバーナ法)
a) 装置及び材料

――――― [JIS L 1091 pdf 6] ―――――

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1) 燃焼試験箱 図1.11.3に示すもの。
2) 試験片支持枠 図1.41.6に示すもので試験片を完全に保持できるもの(以下,支持枠という。)。
3) 電気火花発生装置
4) ミクロバーナ 図1.7に示すもので一次空気導入孔のないもの。
5) メッケルバーナ 図1.8に示すもので一次空気導入孔のないもの。
6) 恒温乾燥器 規定の温度に調節できるもの。
7) デシケーター
8) ストップウォッチ 0.2秒目盛のもの。
9) 燃料 JIS K 2240に規定された液化石油ガス2種4号(ブタン及びブチレンを主体とするもの)。
10) シリカゲル
図1.1 燃焼試験箱

――――― [JIS L 1091 pdf 7] ―――――

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図1.3 燃焼試験箱
図1.2 燃焼試験箱 (メッケルバーナ法)
(ミクロバーナ法)
図1.4 試験片支持枠

――――― [JIS L 1091 pdf 8] ―――――

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図1.5 上部
図1.6 下部

――――― [JIS L 1091 pdf 9] ―――――

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図1.7 ミクロバーナ 図1.8 メッケルバーナ
b) 操作 試験片の大きさは,A-1法及びA-2法共に約350mm×250mmとし,たて・よこそれぞれ3枚採
取する。燃焼試験箱の所定の位置(図1.2及び図1.3参照)にバーナを置き,支持枠を取り付けない状
態で,炎の長さがA-1法にあっては45mmに,A-2法にあっては65mmになるように調節する。試験
片を1枚ずつデシケーターから取り出し,手早く支持枠にたるみのないように挟む。これを燃焼試験
箱に取り付け,A-1法にあっては1分間,A-2法にあっては2分間加熱し,残炎時間(秒)及び残じ
ん時間(秒)を測定する。次に,試験片を支持枠から外し,プラニメータなどを用いて燃焼面積 (cm2)
を整数位まで測定する。A-1法にあっては1分間,A-2法にあっては2分間の加熱中に着炎するもの
については,別にたて・よこそれぞれ2枚の試験片について,A-1法は着炎後3秒で,A-2法は着炎
後6秒で炎を除く試験を行い,同様の測定をする。ただし,この場合は加熱時間を付記する。更に試
験片を炎に接するときに収縮するものについては,試験片支持枠の内側250mm×150mmの長方形の
部分に試験片263mm×158mmの長方形の部分が収納され,かつ,たて・よこそれぞれ対応するよう
に固定(5%たるみになる)し,A-1法にあっては1分間,A-2法にあっては2分間加熱し,燃焼長さ (cm)
を測定する。試験結果は,燃焼面積 (cm2) の最大のもの,残炎時間(秒),残じん時間(秒)及び燃
焼長さ (cm) の最長のもので整数位まで表す。
8.1.2 A-3法(水平法)
a) 装置及び材料
1) 試験片ホルダ 図2に示すもの。
2) 燃焼用カップ 内径15.9mm,高さ7.1mmの丸形平底の器で,厚さ0.8mmの黄銅板で成形されたも
の。
3) コルク台 図2に示すもの。
4) ピペット 0.1ml目盛のもの。

――――― [JIS L 1091 pdf 10] ―――――

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JIS L 1091:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10047:1993(MOD)
  • ISO 10528:1995(MOD)
  • ISO 4880:1997(MOD)
  • ISO 6925:1982(MOD)
  • ISO 6940:1984(MOD)
  • ISO 6941:1984(MOD)
  • ISO/FDIS 12138:1996(MOD)

JIS L 1091:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1091:1999の関連規格と引用規格一覧