JIS L 1095:2010 一般紡績糸試験方法 | ページ 12

                                                                                             53
L 1095 : 2010
1
t l
2
1 000
ここに, α : より係数
t : メートル当たりの回転数で表したより数
ρl : テックスで表した繊度
注記 メートル番手から,より係数が計算できる。
1
1 2
t
l
ここに, α : より係数
t : メートル当たりの回転数で表したより数
ρl : メートル方式で表した繊度
C.12 結果の表現
すべての糸のより数は,次のいずれかを報告する。
a) メートル当たりの回転数
b) センチメートル当たりの回転数
もろより糸又はケーブル糸のすべての構成については,別々により数を計算し,報告する。
要求があれば,解ねん時の長さの増加又は減少をマルチフィラメント糸,もろより糸及びケーブル糸の
初期長さのパーセントで表し報告する。
C.13 試験報告
試験報告は,この附属書に従って試験が行われたことを記述し,また,択一又は任意の要求事項に合致
していることを記載する。さらに糸のタイプごとに次の事項を記載する。
C.13.1 単糸
単糸は,次による。
a) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した単糸平
均より数(算術平均)
b) すべてのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した
平均単糸より数(算術平均)
c) 95 %信頼区間(適切な次元)
d) 糸のより方向 S又はZ
e) 要求があれば,より解除後の長さの平均変化(%)(マルチフィラメント糸だけ)
f) 試料の形状(糸パッケージ,たて糸,織物)
g) 使用したサンプリング方法
h) 試験した試験片の数
i) 試験片の長さ(mm)
j) 使用した初荷重
k) 要求があれば,各糸のよりの変動係数(%)
l) 要求があれば,より係数

――――― [JIS L 1095 pdf 56] ―――――

54
L 1095 : 2010
C.13.2 もろより糸
もろより糸は,次による。
a) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均も
ろより数
b) すべてのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した
平均もろより数
c) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均単
糸より数(処理後であれば,それを明記する)
d) すべてのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した
平均単糸より数(処理後であれば,それを明記する)
e) それぞれのより方向 S又はZ
f) 要求があれば,それぞれのより解除後の長さの平均変化(%)及びC.13.1 f) C.13.1 k)までの項目
g) 要求があれば,より係数
C.13.3 ケーブル糸
ケーブル糸は,次による。
a) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均ケ
ーブルより数
b) すべてのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した
平均ケーブルより数
c) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均も
ろより数(処理後であれば,それを明記する)
d) すべてのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した
平均もろより数(処理後であれば,それを明記する)
e) 各パッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した平均単
糸より数(処理後であれば,それを明記する)
f) すべてのパッケージについて,メートル当たりの回転数又はセンチメートル当たりの回転数で表した
平均単糸より数(処理後であれば,それを明記する)
g) それぞれのより方向 S又はZ
h) 要求があれば,それぞれのより解除後の長さの平均変化(%)及びC.13.1 f) C.13.1 k) までの項目
i) 要求があれば,より係数

――――― [JIS L 1095 pdf 57] ―――――

                                                                                             55
L 1095 : 2010
附属書CA
(参考)
サンプリングの手順
CA.1 バルク試料(荷口又はロットからのケースの数)
表CA.1に従い,試験するロットの代表する1個又はそれを超えるバルク試料を採取する。
表CA.1−バルク試料
荷口又は ランダムに採取する
ロットの数 ケースの最少数
3以下 1
410 2
1130 3
3175 4
76以上 5
試料として採取したケースが輸送中に損傷したり,ぬ(濡)れたりした兆候がないよう注意しなければ
ならない。
CA.2 試験室パッケージ試料の数
材料仕様がない場合は,バルク試料から10個の糸パッケージを採取するが,各ケースからできるだけ同
じ数のパッケージを採取することとする。パッケージはケースの上層,中層及び下層並びに層の中央及び
側面からランダムに採取する。試験室試料は,各パッケージからできるだけ同じ数の試験片を採取する。
織物又はニットの試料採取が要求された場合,試料は試験片の数を十分に供給できる大きさでなければ
ならない。試験片は,糸のよりがサンプリング中に変化しないような方法で採取する。織物の糸が試験さ
れるとき,たて糸は,異なった端のものから採取し,よこ糸は,できるだけ多くのコップ又はパーンを代
表するように採取する。特殊なサンプリング手順は報告する。

――――― [JIS L 1095 pdf 58] ―――――

56
L 1095 : 2010
附属書JA
(参考)
開差率等及び試験回数の求め方
この附属書は,本体の規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
JA.1 計算式
JA.1.1 開差率
a b
Pd 100
b
ここに, Pd : 開差率(%)
a : 測定値
b : 表示値
JA.1.2 変動率
2
x x /n 1
Cν 100
x
ここに, Cv : 変動率(%)
x : 各測定値
x : 全平均値
n : 全測定回数(受渡当事者間の協定による。)
JA.1.3 標準糸長
7681. a 100
Sl
b
ここに, Sl : チーズ又はコーン1個の標準糸長(m)
a : 公称番手(綿番手)
b : チーズ又はコーンの10玉分入個数
JA.1.4 表示番手換算強さ
(恒重式の場合) (恒長式の場合)
a b a c
R R
c b
ここに, R : 表示番手換算強さ
a : 測定強さ
b : 測定番手
c : 表示番手
JA.1.5 強さ係数
(恒重式の場合) (恒長式の場合)
k a
k a b
b
ここに, k : 強さ係数
a : 測定強さ
b : 測定番手

――――― [JIS L 1095 pdf 59] ―――――

                                                                                             57
L 1095 : 2010
JA.1.6 破壊長
Lb a
b
ここに, Lb : 破壊長1)(km)
a : 単位引張強さ(N)
b : 試料1 kmの質量(g)
注1) “破壊長”とは自重で切断する長さをいい,kmで表す。
JA.1.7 強さ利用率

Sr 100
ここに, Sr : 強さ利用率(%)
a : 測定強さ(N)
b : 計算強さ(N)
単糸の計算強さ=単繊維強さ(N)×構成繊維数
より糸の計算強さ=単糸計算強さ(N)×構成繊維数
JA.1.8 繊度又は番手の換算
各種繊度又は番手の換算方法は,表JA.1による。ただし,テックスへの換算は,JIS L 0101によって丸
めた数字を使用する。
表JA.1−各種繊度又は番手の換算(参考)
繊度又は メートル 仏式 綿番手 英式 麻番手 ヨークシャ式ジュート デニール テックス
番手N 番手 絹紡番手 そ毛番手 紡毛番手 番手
換算繊度
又は番手
メートル番手 1 2×N 1.693×N 1.129×N 0.605×N 0.504×N 29.029 9 000 1 000
N D t
仏式絹紡番手 0.5×N 1 0.847×N 0.564×N 0.302×N 0.252×N 14.51 4 500 500
N D t
綿番手 0.591×N 1.181×N 1 0.667×N 0.357×N 0.298×N 17.14 5 315 5.
590
N D t
英式そ毛番手 0.886×N 1.772×N 1.5×N 1 0.536×N 0.446×N 25.71 7 972 8.
885
N D t
麻番手 1.654×N 3.307×N 2.8×N 1.867×N 1 0.833×N 48 14 882 1 6535.
N D t
ヨークシャ式 1.984×N 3.969×N 3.36×N 2.24×N 1.2×N 1 576. 17 858 1 9843.
紡毛番手 N D t
ジュート番手 29.029 14.51 17.14 25.71 48 576. 1 D t
N N N N N N 310 34.45
デニール 9 000 4 500 5 315 7 972 14 882 17 858 310×N 1 9×t
N N N N N N
テックス 1 000 500 5905. 8858. 1 6535. 1 9843. 34.45×N 0.111×D 1
N N N N N N
注記1 綿番手をメートル番手に換算するには,綿番手の縦けい及びメートル番手の横けいとの交点の数1.693を綿番
手数に乗じる。また,綿番手をデニールに換算するには,綿番手の縦けいとデニールの横けい及び交点の数
5 315を綿番手数で除す。
注記2 表において,N=番手,D=デニール,t=テックス。

――――― [JIS L 1095 pdf 60] ―――――

次のページ PDF 61

JIS L 1095:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2061:1995(MOD)
  • ISO 2062:1993(MOD)
  • ISO 6939:1988(MOD)

JIS L 1095:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1095:2010の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK8101:2006
エタノール(99.5)(試薬)
JISK8103:2013
ジエチルエーテル(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8577:2007
水酸化バリウム八水和物(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8799:2020
フェノールフタレイン(試薬)
JISK8858:2007
ベンゼン(試薬)
JISK8891:2006
メタノール(試薬)
JISL0101:1978
テックス方式
JISL0104:2000
テックス方式による糸の表示
JISL0105:2020
繊維製品の物理試験方法通則
JISL0205:1972
繊維用語(糸部門)
JISL0208:2006
繊維用語―試験部門
JISL0803:2011
染色堅ろう度試験用添付白布
JISL0841:2004
日光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0842:2004
紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0843:2006
キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0844:2011
洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0845:1998
熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0846:2004
水に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0848:2004
汗に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0849:2013
摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0850:2015
ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
JISL0855:2005
窒素酸化物に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0856:2002
塩素漂白に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0860:2020
ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
JISL0879:2005
乾熱処理に対する染色堅ろう度試験方法
JISL1030-2:2012
繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR6253:2006
耐水研磨紙
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8701:1999
色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
JISZ8720:2012
測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源