JIS L 1095:2010 一般紡績糸試験方法 | ページ 2

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20番手単糸 20s
20番手双糸 20/2s
20番手5子の3本より糸 20/5/3s
20番手単糸及び30番手双糸のより糸 202 30/2s又は20×30/2s
/
20番手2本引きそろえ糸 20//2s
b) メートル番手を用いる場合
20番手単糸 1/20
20番手双糸 2/20
20番手5子の3本より糸 3/5/20
20番手単糸及び30番手双糸のより糸 2/ 12//2030 又は1/20×2/30
20番手2本引きそろえ糸 2//20

4.3 混紡率の表示

  混紡率の表示は,テックス又は番手を併記し,次による。
テックス若しくは番手(混紡繊維名,混紡率・混紡繊維名,混紡率)
又はテックス若しくは番手 混紡繊維名,混紡率
混紡繊維名,混紡率
例 30tex (A65・B35) 又は30texA65
B35
20s (A70・B30) 又は20sA70
B30
/1 20 A70 B30 /1 20 ABCD70
2 /2/ 30 C50 D50
又は 2 2/ / 30
305050
ただし,括弧内のA,B,C及びDは繊維の混紡繊維名を表し,数字は混紡率を示す。

4.4 よりの表示

  よりの表示は,次による。
a) より方向 より方向は,図1に示すようにS又はZで表す。
1) 単糸 Sより S
Zより Z
図1−より方向
2) より糸
2.1) 綿番手,麻番手及びジュート番手を用いる場合
下より方向/上より方向

――――― [JIS L 1095 pdf 6] ―――――

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例 単糸のZより2本以上を合わせてSよりとした場合 Z/S
単糸のZより2本以上を合わせてSよりとし,更に,
これを2本以上合わせてZよりとした場合 Z/S/Z
2.2) メートル番手を用いる場合
上より方向/下より方向
例 単糸のZより2本以上を合わせてSよりとした場合 S/Z
単糸のZより2本以上を合わせてSよりとし,更に,
これを2本以上合わせてZよりとした場合 S/Z/S
b) より数 より数は,一定の単位長さ間当たりの数値で表し,その単位を付記する。
例 15/2.54 cm,50/10 cm,450/m
c) より方向及びより数 より方向及びより数を併記する場合は,次による。
1) 綿番手,麻番手及びジュート番手を用いる場合
1.1) 単糸 より方向及びより数
例 より数を18としたZよりの単糸 Z18/2.54 cm
1.2) より糸 下より方向下より数/上より方向上より数
例 Z18の単糸2本以上引きそろえ,上より数を12としたSよりの糸 Z/18/S12/2.54 cm
2) メートル番手を用いる場合
2.1) 単糸 より方向及びより数
例 より数を480としたZよりの単糸 Z480/m
2.2) より糸 上より方向上より数/下より方向下より数
例 Z500の単糸2本以上引きそろえ,上より数を480としたSよりの糸 S480/Z500//2.54 cm

5 試験の種類

  試験の種類は,次による。
なお,括弧内の数字は,本体の細分箇条を示す。
a) 糸長(9.1)
b) 水分率(9.2)
c) 正量(9.3)
d) テックス及び番手(9.4)
e) 単糸引張強さ及び伸び率(9.5)
f) リー引張強さ及び伸び率(9.6)
g) 結節強さ(9.7)
h) 引掛強さ(9.8)
i) 衝撃強さ(9.9)
j) 摩耗強さ(9.10)
k) 摩擦係数(9.11)
l) 伸長弾性率(9.12)
m) 初期引張抵抗度(9.13)
n) かさ高性(9.14)
o) より数(9.15)

――――― [JIS L 1095 pdf 7] ―――――

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p) より縮み率(9.16)
q) スナール指数(9.17)
r) 色沢むら,汚れ及び色沢(9.18)
s) 外観(9.19)
t) 糸むら(9.20)
u) スラブ(9.21)
v) 毛羽(9.22)
w) 寸法変化率(9.23)
x) 熱水寸法変化率(9.24)
y) 混紡率(9.25)
z) 混紡むら(9.26)
aa) のり分(9.27)
ab) 油脂分(9.28)
ac) 洗浄減量(9.29)
ad) 溶剤抽出分(9.30)
ae) 染色堅ろう度(9.31)
af) バリウム活性数(9.32)

6 試験条件

6.1 初荷重

  初荷重は,糸が伸長せず,真っすぐになる程度の荷重をいい,糸長250 m(かさ高紡績糸は125 m)の
糸に加わる荷重又は表1表4に示すいずれかの荷重を用いる。ただし,図2に示すように初期の荷重−
伸び曲線を描き,原点の近くで伸びの変化に対する荷重の変化の最大点A(接線角の最大点)における接
線が伸び軸と交わる点Tから垂線を描き,荷重−伸び曲線と交わる点F0に相当する荷重を用いることがで
きる。この場合は,初荷重を試験報告書に付記する。
図2−荷重−伸び曲線

――――― [JIS L 1095 pdf 8] ―――――

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表1−テックス
テックス 荷重N テックス 荷重N
5 0.012 20 0.049
6 0.015 25 0.064
7 0.018 30 0.074
8 0.020 37 0.093
10 0.025 42 0.103
12 0.029 50 0.123
14 0.034 59 0.147
16 0.040 74 0.181
表2−綿番手
番手 荷重N 番手 荷重N
8 0.181 40 0.034
10 0.147 42 0.034
14 0.103 50 0.029
16 0.093 60 0.025
20 0.074 64 0.023
24 0.059 80 0.020
30 0.049 84 0.018
32 0.044 100 0.015
36 0.039 120 0.012
表3−メートル番手
番手 荷重N 番手 荷重N
1/17 0.147 1/48 0.054
1/20 0.123 1/52 0.049
1/24 0.103 1/68 0.034
1/32 0.078 1/102 0.025
1/34 0.074 1/135 0.020
1/40 0.059 1/170 0.015
表4−メートル番手(毛糸の場合)
番手 荷重N 番手 荷重N
1/60以上 0.015 1/20以上 1/30未満 0.049
1/50以上 1/60未満 0.020 1/10以上 1/20未満 0.098
1/40以上 1/50未満 0.025 1/ 5以上 1/10未満 0.196
1/30以上 1/40未満 0.030 1/ 5未満 0.294

6.2 公定水分率

  公定水分率は,JIS L 0105の4.1(公定水分率)による。

6.3 試験場所

  試験場所は,JIS L 0105の5.1(試験場所)による。

6.4 温度及び湿度

  温度及び湿度は,JIS L 0105の5.2(温度及び湿度の測定)による。

――――― [JIS L 1095 pdf 9] ―――――

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7 試料の採取及び準備

  試料の採取及び準備は,JIS L 0105の6.2(糸状の試料)による。

8 数値の丸め方

  数値の丸め方は,試験結果に規定する数値を求めるため,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって
丸める。

9 試験方法

9.1 糸長

  枠周が1.372 m若しくは1 mの繰返機又は電子式糸長測定装置を用い,箇条7によって調整した試料に
初荷重を加えた状態で,その長さ(m)を測り,糸長とする。

9.2 水分率

  試料20 g以上(毛糸は約100 gとし,試料3個)を採取し,その質量(g)及び絶乾質量(g)を量り,
水分率(%)は,次の式によって求め小数点以下1けたに丸めて表す。
試料数を増した場合は,その試料数を試験報告書に付記する。
なお,試料の採取に当たっては,コップ,チーズ又はコーンの場合は,外層部を除去する。
W1 W2
Mp 100
W2
ここに, Mp : 水分率(%)
W1 : 試料の採取時の質量(g)
W2 : 試料の絶乾質量(g)

9.3 正量

  9.2と同様の方法によって絶乾質量(g)を量り,正量(g)は,次の式によって求め小数点以下1けたに
丸めて表す。
R
W W1 1
100
ここに, W : 正量(g)
W1 : 試料の絶乾質量(g)
R : 試料の公定水分率(%)

9.4 テックス及び番手

9.4.1  正量テックス及び番手
9.1及び9.2によって求めた糸長(m)及び絶乾質量(g)から,正量テックス及び番手は,次の式によ
って求め小数点以下1けたに丸めて表す。
なお,そ毛織糸及びそ毛メリヤス糸の試料は,単糸100 m,双糸50 m,手編糸及び紡毛糸25 mとし,
25個を採取する。
R
1 000 W 1
100
tex
L n
453.59 L n
S1
R
W 1 7681.
100

――――― [JIS L 1095 pdf 10] ―――――

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JIS L 1095:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2061:1995(MOD)
  • ISO 2062:1993(MOD)
  • ISO 6939:1988(MOD)

JIS L 1095:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1095:2010の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK8101:2006
エタノール(99.5)(試薬)
JISK8103:2013
ジエチルエーテル(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8577:2007
水酸化バリウム八水和物(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8799:2020
フェノールフタレイン(試薬)
JISK8858:2007
ベンゼン(試薬)
JISK8891:2006
メタノール(試薬)
JISL0101:1978
テックス方式
JISL0104:2000
テックス方式による糸の表示
JISL0105:2020
繊維製品の物理試験方法通則
JISL0205:1972
繊維用語(糸部門)
JISL0208:2006
繊維用語―試験部門
JISL0803:2011
染色堅ろう度試験用添付白布
JISL0841:2004
日光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0842:2004
紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0843:2006
キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0844:2011
洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0845:1998
熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0846:2004
水に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0848:2004
汗に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0849:2013
摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0850:2015
ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
JISL0855:2005
窒素酸化物に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0856:2002
塩素漂白に対する染色堅ろう度試験方法
JISL0860:2020
ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
JISL0879:2005
乾熱処理に対する染色堅ろう度試験方法
JISL1030-2:2012
繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR6253:2006
耐水研磨紙
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8701:1999
色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
JISZ8720:2012
測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源