この規格ページの目次
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L 1095 : 2010
L n
S2
R
W 1
100
453.59 L n
S3
R
W 1 274.32
100
R
29.029 W 1
100
S4
L n
ここに, tex : テックス
S1 : 綿番手
S2 : メートル番手
S3 : 麻番手
S4 : ジュート番手
L : 糸長(m)
W : 試料の絶乾質量(g)
R : 試料の公定水分率(%)
n : より合せ本数
9.4.2 見掛テックス及び番手
9.1及び9.2によって求めた糸長(m)及び質量(g)から見掛テックス及び番手は,次の式によって求
め小数点以下1けたに丸めて表す。
1 W
tex
L n
453.59 L n
S1
W 7681.
L n
S2
W
453.59 L n
S3
274.32
29.029 W
S4
L n
ここに, tex : テックス
S1 : 綿番手
S2 : メートル番手
S3 : 麻番手
S4 : ジュート番手
L : 糸長(m)
W : 試料の質量(g)
n : より合せ本数
9.4.3 テックス及び番手開差率
表示テックス並びに番手及び9.4.1によって求めた正量テックス及び番手からテックス及び番手開差率
(%)は,次の式によって求め小数点以下1けたに丸めて表す。
a b
Pd 100
b
――――― [JIS L 1095 pdf 11] ―――――
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L 1095 : 2010
ここに, Pd : 開差率(%)
a : 測定値
b : 表示値
9.4.4 テックス及び番手変動率
枠周が1.372 m又は1 mの繰返機を用い,箇条7によって調整した試料に初荷重を加えた状態で,表5
に示す糸長の小かせを作り,それぞれの質量(g)を量る。テックス及び番手変動率(%)は,次の式によ
って求め小数点以下1けたに丸めて表す。
2
x x /n 1
Cν 100
x
ここに, Cv : 変動率(%)
x : 各測定値
x : 全平均値
n : 全測定回数(受渡当事者間の協定による。)
表5−糸長
単位 m
テックス及び番手 糸長
テックス,メートル番手で単糸の場合 100
テックス,メートル番手で双糸又は単糸の太番手の場合 50
綿番手で単糸の場合 109.728
綿番手で双糸又は単糸で太番手の場合 54.864
試料の少ない場合は,トーションバランス(番手計)などを用いる。
9.5 単糸引張強さ及び伸び率
単糸引張強さ及び伸び率1) は,JIS法又はISO法による。
注1) 1本の糸の引張強さ及び伸び率をいう。
9.5.1 JIS法
JIS法は,次による。
a) 標準時 引張試験機を用い,箇条7によって調整した試料に初荷重を加えた状態で,引張試験機のつ
かみ部に取り付け,表6に示すいずれかの試験条件で試験を行い,試料が切断したときの荷重(N)
及び伸び(cm)を測定する。この場合,糸がつかみ部で切断したときは,その測定値を除く。
試験回数は60回(毛糸は50回,ジュート糸は40回)とし,単糸引張強さは切断時の荷重の平均値
を整数位に丸めて表し,伸び率は切断時の伸びのつかみ間隔に対する比(%)の平均値を小数点以下
1けたに丸めて表す。
切断までの時間が必要な場合は,20秒±3秒になるように引張速度を調節して試験を行う。切断時
の荷重が最大の荷重でない場合は,最大荷重及びそのときの伸びを測定する。
変動率,表示番手換算強さ,強さ係数,破壊長及び強さ利用率を求める場合は,JA.1.2及びJA.1.4
JA.1.7の計算式によって求めるのがよい。
引張試験機の種類及び容量,引張速度及びつかみ間隔を試験報告書に付記する。
――――― [JIS L 1095 pdf 12] ―――――
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L 1095 : 2010
表6−試験条件
引張試験機の種類 つかみ間隔 引張速度
定速緊張形 50 cm又は25 cm 30 cm/分±2 cm/分
定速伸長形 50 cm,25 cm又は20 cm 1分間当たりつかみ間隔の約
100 %又は約50 %の伸長速度
b) 湿潤時 9.5.1 a) の試料を別に設けた容器に入れ,20 ℃±2 ℃の水中に10分間以上浸せきして十分
に湿潤させた後,9.5.1 a) と同様の方法によって単糸引張強さ(N)及び伸び率(%)を求める。
9.5.2 ISO法
ISO法は,附属書Aによる。
9.6 リー引張強さ及び伸び率
リー引張強さ及び伸び率は,JIS法又はISO法による。
9.6.1 JIS法
JIS法は,次による。
9.6.1.1 標準時
標準時は,次による。
a) 紡毛糸以外の場合 枠周が1.372 mの繰返機を用い,箇条7によって調整した試料に初荷重を加えた
状態で,80回ずつ巻き取って40個のリーを作り,各リーの巻き始めと巻き終わりとを角結びに結ぶ。
次に試料を平行状態にして引張試験機のつかみ部に取り付け,引張速度30 cm/分±2 cm/分の試験条件
で試験を行い,試料が切断したときの荷重(N)及び伸び(cm)を測定する。
試験回数は40回とし,リー引張強さは切断時の荷重の平均値を小数点以下1けたに丸めて表し,伸
び率は切断時の伸びのつかみ間隔に対する比(%)の平均値を小数点以下1けたに丸めて表す。ただ
し,切断時の荷重が最大の荷重でない場合は,最大荷重及びそのときの伸びを測定する。
引張試験機の種類及び容量,つかみ間隔,枠周及び巻取回数の異なる場合は,その枠周及び巻取回
数を試験報告書に付記する。
b) 紡毛糸の場合 枠周が1 mの繰返機を用い,100回/分120回/分の回転数を基準とし,25 mの小かせ
を25個作り,各小かせの巻き始めと巻き終わりとの糸端は束ねないで角結びに結ぶ。次にかせをよく
さばいて平行状態にしてかせ引張試験機のつかみ部に取り付け,つかみ間隔50 cm,引張速度30 cm/
分±2 cm/分の試験条件で試験を行い,試料が切断したときの荷重(N)及び伸び(cm)を測定する。
試験回数は25回とし,リー引張強さは切断時の荷重の平均値を小数点以下1けたに丸めて表し,伸
び率は切断時の伸びのつかみ間隔に対する比(%)の平均値を小数点以下1けたに丸めて表す。ただ
し,切断時の荷重が最大の荷重でない場合は,最大荷重及びそのときの伸びを測定する。
引張試験機の種類及び容量,枠周及び巻取回数の異なる場合は,その枠周及び巻取回数を試験報告
書に付記する。また,かせ引張試験機の示す切断荷重が目盛範囲の始め及び終わりが両極端にならな
いようにする。
9.6.1.2 湿潤時
9.6.1.1 a) 又は9.6.1.1 b) の試料を別に設けた容器に入れ,20 ℃±2 ℃の水中に10分間以上浸せきして
十分に湿潤させた後,9.6.1.1 a) 又は9.6.1.1 b) と同様の方法によってリー引張強さ(N)及び伸び率(%)
を求める。
――――― [JIS L 1095 pdf 13] ―――――
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L 1095 : 2010
9.6.2 ISO法
ISO法は,附属書Bによる。
9.7 結節強さ
9.7.1 標準時
引張試験機を用い,箇条7によって調整した試料を9.5.1 a) と同様の試験条件で試料のつかみ間隔の中
央に図3のa) f)に示すいずれかのように結節を作り,結節部が切断したときの荷重(N)を測定する。
試験回数は60回とし,結節強さは結節部の切断時の荷重の平均値を整数位に丸めて表す。
引張試験機の種類及び容量,つかみ間隔,引張速度又は切断時間,結節の種類及び結節部の切断数の比
率を試験報告書に付記する。
a) 本結び(Zより) b) 本結び(Sより) c) 丸結び
d) フィッシャマン結び e) 一重機結び f) 二重機結び
図3−結節の種類
9.7.2 湿潤時
9.7.1の試料を別に設けた容器に入れ,20 ℃±2 ℃の水中に10分間以上浸せきして十分に湿潤させた後,
9.7.1と同様の方法によって結節強さ(N)を求める。
9.8 引掛強さ
9.8.1 標準時
引張試験機を用い,箇条7によって調整した試料を9.5.1 a) と同様の試験条件で試料のつかみ間隔の中
央に図4に示すようにループを作り,引掛部が切断したときの荷重(N)を測定する。
試験回数は60回とし,引掛強さは引掛部の切断時の荷重の平均値を整数位に丸めて表す。
引張試験機の種類及び容量,つかみ間隔,引張速度又は切断時間及び引掛部の切断数の比率を試験報告
書に付記する。
――――― [JIS L 1095 pdf 14] ―――――
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L 1095 : 2010
図4−試料の取付け方
9.8.2 湿潤時
9.8.1の試料を別に設けた容器に入れ,20 ℃±2 ℃の水中に10分間以上浸せきして十分に湿潤させた後,
9.8.1と同様の方法によって引掛強さ(N)を求める。
9.9 衝撃強さ
振子形衝撃試験機を用い,つかみ間隔25 cm又は35 cm,衝撃振子60°又は90°の角度から落下させた
ときの衝撃振子が反対方向に上昇する角度を,無試料の場合及び箇条7によって調整した試料を取り付け
た場合のそれぞれ測定する。この場合,糸のつかみと接する点から1.5 cm以内で切断したときは,その測
定値を除く。
試験回数は30回とし,衝撃強さ(J)は,次の式によって求めその平均値を小数点以下1けたに丸めて
表す。
つかみ間隔,衝撃振子の角度及び試験回数を増した場合は,その試験回数を試験報告書に付記する。
Ip=W×L (cos cos 10-2
ここに, Ip : 衝撃強さ(J)
W : 衝撃振子に加わる重力(N)
L : 支点と振子の重心との距離(cm)
試料を切断した場合の振子の上昇角度(°)
無試料の場合の振子の上昇角度(°)
9.10 摩耗強さ
9.10.1 A法
A法は,次による。
a) 標準時 直径7.6 cmの金属円筒にJIS R 6253に規定するCw-C-P1 000の研磨紙を巻き,これに箇条7
によって調整した試料を図5に示すように0.002 65 N/texの荷重を加えた状態で接触させる。次に金属
円筒を130回/分の往復速度で10 cm間の距離を往復運動させ,試料が摩耗によって切断するまでの往
復摩擦回数を測定する。
試験回数は30回とし,摩耗強さは,摩擦回数の平均値及び変動率を小数点以下1けたに丸めて表す。
荷重が異なる場合は,その荷重及び試験回数を増した場合は,その試験回数を試験報告書に付記す
る。
b) 湿潤時 9.10.1 a) の試料を別に設けた容器に入れ,20 ℃±2 ℃の水中に10分間以上浸せきして十分
に湿潤させた後,9.10.1 a) と同様の方法によって摩耗強さを求める。
――――― [JIS L 1095 pdf 15] ―――――
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JIS L 1095:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2061:1995(MOD)
- ISO 2062:1993(MOD)
- ISO 6939:1988(MOD)
JIS L 1095:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1095:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK8101:2006
- エタノール(99.5)(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8577:2007
- 水酸化バリウム八水和物(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8799:2020
- フェノールフタレイン(試薬)
- JISK8858:2007
- ベンゼン(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISL0101:1978
- テックス方式
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0205:1972
- 繊維用語(糸部門)
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0841:2004
- 日光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0843:2006
- キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0845:1998
- 熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0846:2004
- 水に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0848:2004
- 汗に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0850:2015
- ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0855:2005
- 窒素酸化物に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0856:2002
- 塩素漂白に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0860:2020
- ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0879:2005
- 乾熱処理に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1030-2:2012
- 繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8701:1999
- 色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源