JIS L 1922:2016 繊維製品の抗ウイルス性試験方法

JIS L 1922:2016 規格概要

この規格 L1922は、繊維製品の抗ウイルス性試験について規定。

JISL1922 規格全文情報

規格番号
JIS L1922 
規格名称
繊維製品の抗ウイルス性試験方法
規格名称英語訳
Textiles -- Determination of antiviral activity of textile products
制定年月日
2016年12月20日
最新改正日
2016年12月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 18184:2014(MOD)
国際規格分類

ICS

59.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
繊維 2020
改訂:履歴
2016-12-20 制定
ページ
JIS L 1922:2016 PDF [40]
                                                                                   L 1922 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[3]
  •  5 対象ウイルス及び宿主細胞・・・・[3]
  •  6 安全上の警告・・・・[3]
  •  7 装置・・・・[4]
  •  8 使用器具の滅菌・・・・[6]
  •  9 試薬及び培地・・・・[6]
  •  10 試験準備・・・・[10]
  •  10.1 凍結保存された宿主細胞の復元・・・・[10]
  •  10.2 宿主細胞の継代培養・・・・[10]
  •  10.3 ウイルス感染価測定用細胞培養・・・・[10]
  •  10.4 試験ウイルス懸濁液の調製・・・・[11]
  •  10.5 試験試料の準備・・・・[13]
  •  10.6 対照試験・・・・[14]
  •  11 試験手順・・・・[14]
  •  11.1 試験片の準備・・・・[14]
  •  11.2 試験片への試験ウイルス懸濁液の接種・・・・[15]
  •  11.3 作用時間・・・・[15]
  •  11.4 接種直後のウイルスの洗い出し・・・・[15]
  •  11.5 作用後のウイルスの洗い出し・・・・[15]
  •  12 ウイルス洗い出し液の希釈系列の作製・・・・[15]
  •  13 抗ウイルス感染価の測定・・・・[16]
  •  13.1 プラーク測定法・・・・[16]
  •  13.2 TCID50測定法・・・・[16]
  •  14 抗ウイルス感染価の計算・・・・[16]
  •  14.1 プラーク測定法・・・・[16]
  •  14.2 TCID50測定法・・・・[16]
  •  14.3 試験結果・・・・[18]
  •  15 試験報告書・・・・[18]
  •  附属書A(規定)試験対象ウイルス株及び宿主細胞・・・・[20]
  •  附属書B(規定)プラーク測定法・・・・[21]
  •  附属書C(規定)TCID50測定法・・・・[23]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS L 1922 pdf 1] ―――――

L 1922 : 2016

pdf 目次

ページ

  •  附属書D(規定)培地の組成・・・・[24]
  •  附属書E(参考)ポリオウイルス・・・・[26]
  •  附属書F(参考)発育鶏卵を使用したウイルス感染価測定方法・・・・[27]
  •  附属書G(参考)抗ウイルス効果・・・・[31]
  •  附属書H(参考)ラウンドロビン試験結果(1)・・・・[32]
  •  附属書I(参考)ラウンドロビン試験結果(2)・・・・[34]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[37]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS L 1922 pdf 2] ―――――

                                                                                   L 1922 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人繊維評価技術協議会(JTETC)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS L 1922 pdf 3] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 1922 : 2016

繊維製品の抗ウイルス性試験方法

Textiles-Determination of antiviral activity of textile products

序文

  この規格は,2014年に第1版として発行されたISO 18184を基とし,我が国の実態に対応するため,技
術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
抗ウイルス製品は,繊維技術及びバイオ技術の両分野の技術が統合された製品として上市されているが,
その試験方法は統一されていない。
抗ウイルス繊維製品は,製品上に付着した感染性のあるウイルスの数を減少させる性能をもつ製品であ
る。この規格は,そのウイルスの活性抑制効果を定量的に測定する試験方法を規定する。
感染能力のあるウイルス数(感染価)を定量化する方法には,プラーク測定法及びTCID50測定法がある。
いずれの方法を使用するかはそれぞれの試験機関の経験及び利便性によって選択可能である。附属書Eに
ポリオウイルスを,附属書Fに従来から使用されてきた発育鶏卵法によるウイルス感染価測定方法を,附
属書Gに抗ウイルス効果を参考として記載した。また,附属書H及び附属書Iにラウンドロビン試験結果
を参考として記載した。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,繊維製品の抗ウイルス性試験について規定する。この規格で対象とする繊維製品は織物,
編物,不織布,綿,糸,ひもなどとする。この規格は,次のウイルスを対象とする(附属書A参照)。
− インフルエンザウイルス エンベロープをもつウイルスの一種であり,呼吸器感染症を引き起こすヒ
ト感染性ウイルス
− ネコカリシウイルス エンベロープをもたないウイルスの一種であり,重要な腸内病原体であるノロ
ウイルスの代替ウイルス
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 18184:2014,Textiles−Determination of antiviral activity of textile products(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 3600 バイオテクノロジー用語

――――― [JIS L 1922 pdf 4] ―――――

2
L 1922 : 2016
JIS K 8008 生化学試薬通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
注記 対応国際規格 : ISO 105-F02:2009,Textiles−Tests for colour fastness−Part F02: Specification for
cotton and viscose adjacent fabrics(MOD)
ISO 3696,Water for analytical laboratory use−Specification and test methods

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 3600及びJIS K 8008によるほか,次による。
3.1
ウイルス(virus)
細胞をもたずたんぱく質及び遺伝子物質からなり,特定の宿主細胞内で自己増殖できるもの。
3.2
ウイルスの活性(virus activity)
特定の宿主細胞内で自己増殖できる能力。
3.3
抗ウイルス性(antiviral property)
ウイルス表面のたんぱく質を変性させ得る又は構造に損傷を与え得る性能。
注記1 結果として,変性又は損傷したウイルスは宿主細胞のレセプターとの勘合性をなくし,活性
を低下させる。薬剤の性質によっては,核酸を変性させるものもある。さらに,エンベロー
プウイルスにおけるエンベロープの変性も同様である。
注記2 抗原反応の変化及びウイルスの構成要素の変化は,必ずしもウイルスの活性の低下を意味す
るものではない。
3.4
抗ウイルス薬剤(antiviral chemicals)
ウイルスの活性を減少させる無機又は有機の化学物質。
注記 有機系抗ウイルス薬剤は化学吸着し,ウイルス表面のタンパク質を変性させる。無機系の金属
含有物はラジカル反応によって発生したヒドロキシルラジカルがタンパク質中の水素原子を抜
き取り,その結果,タンパク質を破壊又は変質させる。
3.5
対照試料(reference cloth)
繊維上の試験ウイルスの安定性を確認するための布。
注記1 試験対象ウイルスが繊維上で安定であることを検証するための布地で,JIS L 0803に規定す
る綿100 %の添付白布3-1,3-2又は3-3とし,蛍光増白剤及び一切の加工剤を使用していな
いもの。
注記2 抗ウイルス加工した繊維製品の未加工品を対照試料としてもよい。
3.6
対照試験(control test of specimen)
試験片が宿主細胞に影響を与えないことを確認する試験。
注記 この試験は,ウイルスの使用を除き,全て実際の試験と同じ手順で行われる。

――――― [JIS L 1922 pdf 5] ―――――

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JIS L 1922:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 18184:2014(MOD)

JIS L 1922:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1922:2016の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK3600:2000
バイオテクノロジー用語
JISK8008:1992
生化学試薬通則
JISL0803:2011
染色堅ろう度試験用添付白布