JIS L 1954:2022 生地の経時的吸放湿性試験方法 | ページ 3

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L 1954 : 2022
附属書A
(参考)
試験装置の構成例
A.1 湿度発生装置(5.5)を用いる場合の構成例
A.1.1 温湿度調節装置を用いる場合の構成例
温湿度調節装置を用いる場合の装置の構成例を図A.1 に示す。
恒温恒湿槽(室)(5.4)に電子天びん(5.1)を入れ,試験片を直接電子天びんに載せて測定する。恒温
恒湿槽(室)(5.4)の相対湿度は,順次段階的に設定する。電子天びん(5.1)の左右,上の扉を閉じて測
定すると密閉系となり,試験片の水分率が正しく測れないため,開放することが望ましい。
なお,恒温恒湿槽(室)(5.4)内の気流が質量測定に影響する場合は,メッシュなどを用いた風防で囲い
をする。風防の例を図A.2 に示す。
恒温恒湿槽(室)(5.4)には,冷却器と加熱器及び除湿器と加湿器を交互に動作させて調温調湿する直
接式,冷凍回路による冷却·除湿を連続的に行いながら,熱容量の少ない加熱器及び加湿器による加温·
加湿のバランスをとる平衡式などの方式があるが,箇条5を満たしていれば,いずれの方式も用いること
が可能である。
恒温恒湿槽
又は
恒温恒湿室
湿度計 温
湿
温度計 度
調



風防
試験片 試験片ホルダ
電子天びん
図A.1−恒温恒湿槽(室)を用いる場合(例)

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図A.2−風防(例)
A.1.2 湿度発生装置(5.5)を用いる場合の構成例
湿度発生装置(5.5)を用いる場合の装置の構成例を図A.3及び図A.4に示す。湿度発生装置(5.5)とし
ては,二圧力法,二温度法,二圧力二温度法,分流法,超音波振動,圧電振動子(ピエゾ素子)などを用
いて,気化された水分子(水蒸気)を発生する装置が挙げられる。
なお,恒温恒湿槽(室)(5.4)内の気流が質量測定に影響する場合は,メッシュなどを用いた風防で囲い
をするとよい。
図A.3−湿度発生装置を用いる場合(例1)

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図A.4−湿度発生装置を用いる場合(例2)
A.2 塩飽和水溶液による湿度調節装置(5.6)を用いる場合の構成例
塩飽和水溶液による湿度調節装置(5.6)を用いる場合の装置の構成例を図A.5及び図A.6に示す。
なお,恒温恒湿槽(5.4)内の気流が質量測定に影響する場合は,メッシュなどを用いた風防で囲いをす
るとよい。
恒温室
電子天びん 電子天びん
恒温恒湿槽
(低湿度用)
ワイヤ ワイヤ
恒温恒湿槽
試験片ホルダ (高湿度用)
湿度計 湿度計
温度計 温度計
試験片
塩飽和水溶液
による
湿度調節装置
図A.5−塩飽和水溶液による湿度調節装置を用いる場合(例1)

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図A.6−塩飽和水溶液による湿度調節装置を用いる場合(例2)
試験片を取り付ける試験片ホルダの例を図A.7に示す。試験片ホルダは,中央部が空洞で,周囲の枠に
突起物があるものである。試験片ホルダには試験結果に影響を及ぼさない吸湿性が低い素材を使用する。
試験片ホルダの突起物に試験片を押し入れて取付けを行う。
正面 側面
図A.7−試験片ホルダ(例)
33 %RH(塩化マグネシウム)及び85 %RH(塩化カリウム)以外の相対湿度を設定する場合に用いる主
な塩類及び相対湿度を表A.1に示す。

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表A.1−使用塩類及び相対湿度
塩類 20 ℃±1 ℃における 23 ℃±1 ℃における
相対湿度(%) 相対湿度(%)
炭酸カリウムK2CO3 43 43
硝酸マグネシウムMg(NO3)2 54 53
よう化カリウムKI 70 69
塩化ナトリウムNaCl 75 75
硝酸カリウムKNO3 95 94

――――― [JIS L 1954 pdf 15] ―――――

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