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JIS L 4500:2020 規格概要
この規格 L4500は、熱可塑性樹脂の長繊維が三次元方向に融着又は連結することで立体構造を形成する繊維構造体について規定。
JISL4500 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L4500
- 規格名称
- 熱可塑性三次元網状繊維構造体
- 規格名称英語訳
- 3D network structured fiber materials of the thermoplastic polymer
- 制定年月日
- 2020年3月23日
- 最新改正日
- 2020年3月23日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2020-03-23 制定
- ページ
- JIS L 4500:2020 PDF [29]
L 4500 : 2020
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類及び等級・・・・[3]
- 4.1 形態による区分・・・・[3]
- 4.2 繊維による区分・・・・[3]
- 4.3 反発弾性による区分・・・・[4]
- 4.4 耐久性による区分・・・・[4]
- 5 品質・・・・[4]
- 5.1 見掛け密度及び目付の許容差・・・・[4]
- 5.2 反発弾性・・・・[4]
- 5.3 耐久性・・・・[5]
- 5.4 通気量・・・・[5]
- 6 呼び寸法・・・・[5]
- 7 外観・・・・[6]
- 8 材料・・・・[6]
- 9 試験・・・・[6]
- 9.1 試験の一般条件・・・・[6]
- 9.2 数値の丸め方・・・・[6]
- 9.3 見掛け密度及び目付・・・・[6]
- 9.4 硬さ・・・・[8]
- 9.5 反発弾性・・・・[9]
- 9.6 繰返し圧縮硬さ低下率及び繰返し圧縮残留ひずみ・・・・[12]
- 9.7 乾熱圧縮残留ひずみ・・・・[14]
- 9.8 通気量・・・・[15]
- 9.9 熱可塑性三次元網状繊維構造体の寸法・・・・[16]
- 10 検査・・・・[16]
- 11 熱可塑性三次元網状繊維構造体の呼び方・・・・[17]
- 12 試験報告書・・・・[18]
- 13 表示・・・・[18]
- 附属書A(規定)不定形品の試験片の作成方法・・・・[19]
- 附属書B(参考)厚さ5 mm以下の単層品の試験片の作成方法・・・・[20]
- 附属書C(参考)熱可塑性三次元網状繊維構造体の反発弾性試験装置の設計・・・・[21]
- 附属書D(参考)熱可塑性三次元網状繊維構造体の通気量試験装置の試験片容器の設計・・・・[23]
附属書E(参考)熱可塑性三次元網状繊維構造体の圧縮たわみ係数及びヒステリシスロス率の
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――――― [JIS L 4500 pdf 1] ―――――
L 4500 : 2020
pdf 目次
ページ
- 試験方法・・・・[25]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS L 4500 pdf 2] ―――――
L 4500 : 2020
まえがき
この規格は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
注記 工業標準化法に基づき行われた日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法等の一
部を改正する法律附則第9条により,日本産業標準調査会の審議等の手続を経たものとみなさ
れる。
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS L 4500 pdf 3] ―――――
日本産業規格 JIS
L 4500 : 2020
熱可塑性三次元網状繊維構造体
3D network structured fiber materials of the thermoplastic polymer
1 適用範囲
この規格は,熱可塑性樹脂の長繊維が三次元方向に融着又は連結することで立体構造を形成する繊維構
造体(以下,熱可塑性三次元網状繊維構造体という。)について規定する。
この規格は,寝具,椅子,移動体の座席などの耐荷重用品のクッション部分に用いる,熱可塑性三次元
網状繊維構造体に適用する。
なお,熱可塑性三次元網状繊維構造体の形態は,表1による。
ただし,この規格は,次のものには適用しない。
a) 厚さが5 mm以下の単層品1) 及び厚さが5 mm以下の積層品。
b) 面ファスナ,床敷物などに用いられる立毛繊維又はパイル繊維。
c) 三軸,四軸織物などの多軸織物。
d) 土木資材用として使用する熱可塑性三次元網状繊維構造体。
e) 熱可塑性三次元網状繊維構造体以外の材料と積み重ねた積層品。
注1) 厚さが5 mm以下の単層品については,試験片の特性値を評価することを目的として,附属書B
に示す試験片を用いて,箇条9で規定する試験を適用してもよい。ただし,箇条4で規定する
区分は適用できない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS K 6418 熱可塑性エラストマー−用語及び略号
JIS K 6899-1 プラスチック−記号及び略語−第1部 : 基本ポリマー及びその特性
JIS K 7248 発泡プラスチック及びゴム−寸法の求め方
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0204-2 繊維用語(原料部門)−第2部 : 化学繊維
JIS L 0205 繊維用語(糸部門)
JIS L 0206 繊維用語(織物部門)
JIS L 0208 繊維用語−試験部門
JIS L 0211 繊維用語−ニット部門
JIS Z 8401 数値の丸め方
――――― [JIS L 4500 pdf 4] ―――――
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L 4500 : 2020
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6418,JIS K 6899-1,JIS L 0105,JIS L 0204-2,JIS L 0205,
JIS L 0206,JIS L 0208及びJIS L 0211によるほか,次による。
3.1
熱可塑性三次元網状繊維構造体
熱可塑性樹脂の長繊維が三次元方向に融着又は連結することで立体構造を形成する繊維構造体。
熱可塑性三次元網状繊維構造体には,次の3種類がある。
a) 三次元ランダムループ網状構造体 熱可塑性樹脂の長繊維のランダムループが三次元方向に互いに融
着して立体構造を形成する繊維構造体。
b) 三次元立体編物 熱可塑性樹脂からなる長繊維で構成される独立した複数の編組織層を,熱可塑性樹
脂からなる長繊維が連結することによって,三次元構造を形成する繊維構造体。
c) 三次元立体織物 熱可塑性樹脂からなる長繊維で構成される独立した複数の織組織層が,熱可塑性樹
脂からなる長繊維で連結されて三次元構造を形成する繊維構造体。
3.2
長さ
荷重を受ける面にある一軸であって,次に記す方向の先端から末端までの距離。
a) 三次元ランダムループ網状構造体の場合は,繊維の長手方向。
b) 三次元立体編物の場合は,ウエールの方向。
c) 三次元立体織物の場合は,経糸の方向。
3.3
幅
荷重を受ける面にある一軸であって,長さ方向の軸に直交する方向の,先端から末端までの距離。
3.4
厚さ
荷重を受ける面に直交する方向の,上面から下面までの距離。
積層品の場合は,最上層の上面から最下層の下面までの距離。
3.5
見掛け密度
単位体積当たりの質量。
注記 単位は,キログラム毎立方メートル(kg/m3)で表す。
3.6
目付
単位面積当たりの質量。
注記 単位は,グラム毎平方メートル(g/m2)で表す。
3.7
硬さ
熱可塑性三次元網状繊維構造体に,厚さ方向に,一定の速度で定められた圧縮率まで圧縮したときの力。
3.8
圧縮たわみ係数
熱可塑性三次元網状繊維構造体に,厚さ方向に,65 %圧縮での力を,厚さの25 %圧縮での力で除した値。
――――― [JIS L 4500 pdf 5] ―――――
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JIS L 4500:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 4500:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISK6418:2007
- 熱可塑性エラストマー―用語及び略号
- JISK6899-1:2015
- プラスチック―記号及び略語―第1部:基本ポリマー及びその特性
- JISK7248:2005
- 発泡プラスチック及びゴム―寸法の求め方
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0204-2:2010
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0204-2:2020
- 繊維用語(原料部門)―第2部:化学繊維
- JISL0205:1972
- 繊維用語(糸部門)
- JISL0206:1999
- 繊維用語(織物部門)
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0211:2006
- 繊維用語―ニット部門
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
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