この規格ページの目次
4
M 8264 : 2006
1 0001 100 ℃で約30分強熱して二酸化けい素とした後,デシケーター中で室温まで放冷し,白金るつ
ぼとともにその質量をはかる。
次に,1 0001 100 ℃で約30分間の強熱から,その質量をはかるまでの操作を恒量となるまで繰り返す。
5.5.3 ふっ化水素酸処理及びひょう量 5.5.2で得た白金るつぼに硫酸(1+1)を3,4滴加えて残さを湿し,
ふっ化水素酸約5 mLを加えて,飛散しないよう注意しながら加熱して二酸化けい素及び硫酸を揮散させ
る。
1 0001 100 ℃で約30分強熱した後,デシケーター中で室温まで放冷し,白金るつぼとともにその質量
をはかる。
次に,1 0001 100 ℃で約30分間の強熱から,その質量をはかるまでの操作を恒量となるまで繰り返す。
5.6 空試験
試料を入れないで試薬だけを用いて,5.5に従って,試料と併行して操作する。
5.7 計算
5.7.1 けい素含有率の算出
a) 乾燥試料を用いた場合 試料中のけい素含有率は,乾燥試料を用いた場合,次の式によって算出する。
m1 m2 m3 m4 .0467 4
Si 100
m0
ここに, Si : 試料中のけい素含有率[%(質量分率)]
m1 : 試料について5.5.2で得た質量 (g)
m2 : 試料について5.5.3で得た質量 (g)
m3 : 空試験において5.5.2で得た質量 (g)
m4 : 空試験において5.5.3で得た質量 (g)
m0 : 試料はかりとり量 (g)
備考 試料はかりとり量 (m0)の分析用試料は,JIS M 8261の4.3(試料)の乾燥試料による。
b) 大気平衡試料を用いた場合 試料中のけい素含有率は,大気平衡試料を用いた場合,次の式によって
算出する。
m1−m2 − m3−m4 0.467 4100
Si K
m0
ここに, Si : 試料中のけい素含有率[%(質量分率)]
m1 : 試料について5.5.2で得た質量 (g)
m2 : 試料について5.5.3で得た質量 (g)
m3 : 空試験において5.5.2で得た質量 (g)
m4 : 空試験において5.5.3で得た質量 (g)
m0 : 試料はかりとり量 (g)
K : 乾燥試料への換算係数。
備考1 乾燥試料へのけい素含有率の変換係数については,JIS M 8261の4.4.4(吸湿水含有率の定量)
に示す。
2 試料はかりとり量 (m0)の分析用試料は,JIS M 8261の4.3(試料)の大気平衡試料による。
5.7.2 二酸化けい素含有率の算出 けい素(Si)含有率を二酸化けい素(SiO2)含有率[%(質量分率)]とし
て表す場合は,次の式によって算出する。
SiO2 .21395
ここに, SiO2 : 二酸化けい素含有率[%(質量分率)]
5.8 許容差
許容差は,表2による。
――――― [JIS M 8264 pdf 6] ―――――
5
M 8264 : 2006
表 2 許容差
%(質量分率)
けい素含有率 室内再現許容差 室間再現許容差
.032 ~ .556 .0012 Si.0039 .0016 Si.0094
備考 許容差の適用方法はJIS M 8261の4.8(分析値の採択)による。
関連規格 JIS Z 8402-1 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第1部 : 一般的な原理及び定
義
JIS Z 8402-2 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第2部 : 標準測定方法の併行
精度及び再現精度を求めるための基本的方法
JIS Z 8402-3 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第3部 : 標準測定方法の中間
精度
JIS Z 8402-4 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第4部 : 標準測定方法の真度
を求めるための基本的方法
JIS Z 8402-5 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第5部 : 標準測定方法の精度
を求めるための代替法
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第6部 : 精確さに関する値の
実用的な使い方
――――― [JIS M 8264 pdf 7] ―――――
6
M 8264 : 2006
M8
2
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
264 : 200
JIS M 8264:2006 クロム鉱石−けい素定量方法 ISO 5997:1984 クロム鉱石及び精鉱−けい素定量方法−吸光光度法及び重量法
6
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項
国 際 目ごとの評価及びその内容 術的差異の理由及び今後
規 格 表示箇所 : 本体 の対策
番号 表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
1.適用範囲 クロム鉱石中のけい素定量方法 ISO 1 クロム鉱石中のけい素含有率に応MOD/削除 JISは重量法だけを規 吸光光度法は,操作が繁
について規定。 5597 じた,定量方法を規定。 定。 雑であること及び重量
A法 : 吸光光度法 法でも含有率0.1 %(質
含有率0.050.5 % (質量分率) 量分率)まで適用可能で
B法 : 重量法 あることが確認できた
含有率0.5 15 % (質量分率) ため,吸光光度法を削
除。整合化又は適正化に
向け,今後検討する。
2.引用規格 JIS M 8261 2 ISO 6629 MOD/変更 JISからの引用事項は, −
対応ISO規格の該当事
項と同等である。
3.一般事項 定量方法の一般的事項をJIS M − − MOD/追加 − JISとして必要な規定
8261を引用して規定。 項目を追加した。
4.定量方法 定量方法は,二酸化けい素重量法 4 重量法によるけい素定量方法を規MOD/変更 JISは,けい素の適用含ISO規格改正時に,提案
による。けい素含有率0.1 %(質量 定。 有率範囲を変更した。 を検討する。
分率) 以上の試料に適用。
5.二酸化け 二酸化けい素重量法の操作概要 4.1 JISと同じ。 IDT − −
い素重量 を記載。
法
5.1要旨
5.2 試薬 塩酸,塩酸(1+2,1+4,1+10),硝 4.2 MOD/変更
塩酸,塩酸(1+2,1+9,1+100),硝 塩酸の希釈に若干の差 ISO規格改正時に,提案
M8
酸,過塩素酸,ふっ化水素酸,硫 酸,過塩素酸,ふっ化水素酸,硫 異があるが,分析には を検討する。
2
酸(1+1),炭酸ナトリウム,過酸 酸(1+1),炭酸ナトリウム,過酸 問題がない。
64 : 2
化ナトリウム,過酸化水素,チオ 化ナトリウム,過酸化水素,チオ
0
シアン酸カリウム溶液(100 g/L) シアン酸カリウム溶液(100 g/L)
06
2
――――― [JIS M 8264 pdf 8] ―――――
7
M 8264 : 2006
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項
国 際 目ごとの評価及びその内容 術的差異の理由及び今後
規 格 表示箇所 : 本体 の対策
番号 表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
5.3装置及 装置及び器具を規定。 4.3 JISとほぼ同じ。 MOD/追加 るつぼの種類にジルコ ISO規格改正時に,提案
び器具 ニウムを追加。 を検討する。
5.4 試料は けい素含有率 はかりとり量 4.4.1 けい素含有率 はかりとり量 MOD/変更 含有率範囲は異なる ISO規格改正時に,提案
かりとり %(質量分率) g %(m/m) g が,はかりとり量は同 を検討する。
量 0.1以上2.5未満1.00 0.5以上2.5未満 1.0 じである
2.5以上 0.50 2.5以上15未満 0.5
5.5操作 試料の分解,灰化及びひょう量並 4.4.3 JISとほぼ同じ。 MOD/追加 JISは,試料の酸分解操ISO規格改正時に,提案
びにふっ化水素酸処理及びひょ 4.4.4 作における注意事項を を検討する。
う量について規定。 追加。
5.6空試験 空試験操作を規定。 4.4.2 JISと同じ。 IDT − −
5.7 計算 5.7.1けい素含有率の算出 4.5.1 大気平衡試料を用いた場合の計算MOD/追加 JISは,乾燥試料を用い成分試験試料を,分析の
乾燥試料を用いた場合及び大気 を規定。 た場合の計算を追加。 前又は後に乾燥する操
平衡試料を用いた場合の算出を 作の差異であり,国内で
規定。 一般的な成分試験試料
の乾燥方法(乾燥試料)
を追加した。
5.7.2二酸化けい素含有率の算出 − − MOD/追加 − 二酸化けい素で表示す
を規定。 る場合があるため。
5.8許容差 室内再現許容差及び室間再現許 4.5.2 併行許容差を規定。 MOD/変更 JISは共同実験によっ ISO規格改正時に,提案
容差を規定。 て求めた。 を検討する
− − 3 吸光光度法による定量法を規定。MOD/削除 − 1.の(V)欄参照。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― IDT·················· 技術的差異がない。
M8
― MOD/削除········· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
264
― MOD/追加········· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
: 2
― MOD/変更········· 国際規格の規定内容を変更している。
006
2
――――― [JIS M 8264 pdf 9] ―――――
8
M 8264 : 2006
M8
2
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD··············· 国際規格を修正している。
264 : 2006
JIS M 8264:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5997:1984(MOD)
JIS M 8264:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 73 : 鉱採及び鉱物 > 73.060 : 金属鉱物及びそれらの濃縮物 > 73.060.30 : クロム鉱石
JIS M 8264:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM8261:2018
- クロム鉱石―分析方法通則