JIS M 8705:2015 鉄鉱石―ロットの水分決定方法

JIS M 8705:2015 規格概要

この規格 M8705は、鉄鉱石のロットの水分を決定する方法について規定。この方法は,天然の鉄鉱石及び処理鉄鉱石に適用。

JISM8705 規格全文情報

規格番号
JIS M8705 
規格名称
鉄鉱石―ロットの水分決定方法
規格名称英語訳
Iron ores -- Determination of the moisture content of a lot
制定年月日
1985年3月1日
最新改正日
2015年5月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 3087:2011(MOD)
国際規格分類

ICS

73.060.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1985-03-01 制定日, 1990-07-01 確認日, 1996-09-20 改正日, 2001-12-20 確認日, 2006-09-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2013-01-21 改正日, 2015-05-20 改正
ページ
JIS M 8705:2015 PDF [22]
                                                                                   M 8705 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 装置・・・・[2]
  •  6 試料・・・・[2]
  •  7 手順・・・・[2]
  •  7.1 水分測定の回数・・・・[2]
  •  7.2 測定・・・・[3]
  •  8 検証・・・・[4]
  •  9 計算及び結果の表示・・・・[4]
  •  9.0A 一般・・・・[4]
  •  9.1 測定試料・・・・[4]
  •  9.2 ロット・・・・[4]
  •  10 試験報告書・・・・[6]
  •  附属書A(規定)粘着性又は過度の水分を含む鉄鉱石の水分決定方法・・・・[7]
  •  附属書B(規定)散水量及び/又は降水量の補正・・・・[8]
  •  附属書C(参考)水分測定の精度・・・・[12]
  •  附属書D(参考)試験報告書の例・・・・[13]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS M 8705 pdf 1] ―――――

M 8705 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS M 8705:2013は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS M 8705 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
M 8705 : 2015

鉄鉱石−ロットの水分決定方法

Iron ores-Determination of the moisture content of a lot

序文

  この規格は,2011年に第4版として発行されたISO 3087を基に,技術的内容を変更して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,鉄鉱石のロットの水分を決定する方法について規定する。この方法は,天然の鉄鉱石及び
処理鉄鉱石に適用する。
注記1 化合水含有鉱物及び硫化鉱物を含んだ鉄鉱石の一部には,105 ℃の乾燥条件下で分解,酸化
などの反応によって質量変化を伴うものが存在するので注意を要する。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3087:2011,Iron ores−Determination of the moisture content of a lot(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS M 8700 鉄鉱石及び還元鉄−用語
注記 対応国際規格 : ISO 11323,Iron ore and direct reduced iron−Vocabulary(IDT)
JIS M 8702 鉄鉱石−サンプリング及び試料調製方法
注記 対応国際規格 : ISO 3082,Iron ores−Sampling and sample preparation procedures(MOD)
JIS M 8704 鉄鉱石−ロットの質量及び品質特性値の決定方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS M 8700によるほか,次による。
3.1
水分用試料(moisture sample)
ロット又はロットの一部分の水分を測定するために採取した試料。

――――― [JIS M 8705 pdf 3] ―――――

2
M 8705 : 2015
3.2
試験試料(test sample)
水分用試料として採取した各インクリメント,各小口試料又は大口試料から調製し,そのまま水分測定
に供することができる試料。
3.3
測定試料(test portion)
試験試料を代表し,実際に水分測定に供する部分。試験試料の全量を水分測定に供するときは,この試
験試料を測定試料とも呼ぶ。

4 原理

  測定試料を,大気中105 ℃で恒量となるまで乾燥し,試料質量の減量を測定する。質量の減量の最初の
質量に対する質量分率をロットの水分とする。

5 装置

5.1   乾燥容器 表面が滑らかで,異物の混入がなく,31.5 mm以下の層厚で規定質量の試料を収容でき
るもの。
5.2 乾燥機 温度表示器を備え,機内のどの位置でも105±5 ℃以内で温度調節が可能で,試料の損失が
なく,効果的な乾燥ができる空気流で,この温度を維持できるように設計されたもの。また,空気の循環
及び換気ができる送風機を備えていなければならない。
5.3 はかり 試料の最初の質量に対し十分な測定能力を備え,精度が0.05 %以内のもの。

6 試料

  JIS M 8702に従って採取し,調製した試料を試験試料とする。試料の最大粒度及び対応する測定試料の
質量は,JIS M 8702に従って表1に規定する。水分用試料,試験試料及び測定試料は,気密で吸湿性のな
い容器に入れて保管する。
表1−測定試料の最小質量
測定試料の 測定試料の
最大粒度 最小質量
mm
超 以下 kg
22.4 31.5 10
10.0 22.4 5
− 10.0 1

7 手順

7.1 水分測定の回数

  水分測定は,一つの測定試料について1回行う。測定試料の個数は,試験試料の調製の条件に従って表
2に規定する。全ての測定試料の乾燥前のひょう量は,測定試料の調製後直ちに,かつ,速やかに行わな
ければならない。

――――― [JIS M 8705 pdf 4] ―――――

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M 8705 : 2015
表2−測定試料の個数
試験試料の調製 ロット当たりの 測定試料の個数
小口試料数
大口試料 − 4
小口試料ごと 2 4
37 2以上a)
8以上 1以上
インクリメントごと − 1以上
注記 測定試料の個数は,該当する試料調製単位での数を示す。
注a) 追加測定の可能性を考慮し,4個の試料を調製し,2個を保管す
るのが望ましい。

7.2 測定

7.2.1  一般
測定は7.2.2によるが,化合水を質量分率8 %以上含有する鉄鉱石に対しては,7.2.3の方法を用いても
よい。
試料が粘着性をもつか又は過度の水分を含み,ふるい分け・粉砕・縮分が困難な場合には,予備乾燥し
てよいが,その手順は,附属書Aによる。
7.2.2 通常方法
a) 測定試料を質量既知の乾燥容器(5.1)に移して31.5 mmを超えない厚さで広げ,直ちに全質量を量る。
全質量,乾燥容器の質量,測定試料の最初の質量及び測定試料の最初の質量の0.05 %値を記録する。
b) 測定試料の入った乾燥容器を105 ℃にセットした乾燥機(5.2)に入れて,4時間以上保持する。乾燥
機から測定試料の入った乾燥容器を取り出し,水分の再吸収を最小にするため,取り出し後直ちにひ
ょう量するか,又は気密性のある蓋の付いた容器内で空冷後ひょう量する。いずれの場合も,ひょう
量の方法を記録する。
c) 再び測定試料の入った乾燥容器を乾燥機に入れて,更に1時間加熱した後,ひょう量する。
d) 連続する測定値間の差が,測定試料の最初の質量の0.05 %以下になるまでc) の操作を繰り返す。
注記1 はかりは,熱の影響を受けないよう保護することが望ましい。
注記2 乾燥時間は,鉱種によって異なる。同じ鉱種について水分測定を行う場合は,あらかじめチ
ェック実験を行い,測定試料の乾燥時間を定めておいてもよい。
注記3 乾燥時間を短縮するために,試料層厚は,できるだけ低くするのがよい。あらかじめチェッ
ク実験を行い,測定試料の層厚を決めておくとよい。
注記4 31.5 mm未満の粒度の鉄鉱石で,10 kg以上の測定試料は,便宜的に2分割し,それぞれ水分
測定を行ってもよい。結果を計算する場合には,最初の2個の質量の平均値及び2個の乾燥
減少質量の平均値を用いるとよい。
7.2.3 高化合水含有鉄鉱石に対する方法
化合水を質量分率8 %以上含有する鉄鉱石に対しては,次の方法を採用してよい。
a) 測定試料を質量既知の乾燥容器(5.1)に移して31.5 mmを超えない厚さで広げ,直ちに全質量を量る。
b) 測定試料の入った乾燥容器を105 ℃にセットした乾燥機(5.2)に入れて,24時間以上保持する。乾
燥機から測定試料の入った乾燥容器を取り出し,水分の再吸収を最小にするため,熱いうちに直ちに
ひょう量するか,又は気密性のある蓋の付いた容器内で空冷後ひょう量する。いずれの場合も,ひょ

――――― [JIS M 8705 pdf 5] ―――――

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