この規格ページの目次
JIS M 8820:2000 規格概要
この規格 M8820は、石炭類及びコークス類のロットの全水分測定方法について規定。ロットの全水分測定方法は,一段階乾燥方法及び二段階乾燥方法の2種類とする。
JISM8820 規格全文情報
- 規格番号
- JIS M8820
- 規格名称
- 石炭類及びコークス類―ロットの全水分測定方法
- 規格名称英語訳
- Coal and coke -- Determination of total moisture content of a lot
- 制定年月日
- 2000年12月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 579:1981(MOD), ISO 589:1981(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.40, 73.040, 75.160.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2000-12-20 制定日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS M 8820:2000 PDF [19]
M 8820 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人 石炭利用総合センター (CCUJ) か
ら工業標準原案を具して,日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,
通商産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,JIS M 8811 : 1976の改正に伴い,全水分測定方法にかかわる規定を対応国際規格の体系に
合わせてJIS M 8811から分離し別規格として制定するものである。また,JIS M 8811 : 1976に規定してい
たサンプリング関係の部分は,改正されJIS M 8811 : 2000に置き換えられるとともに,湿分測定方法関係
の規定は,その必要性が薄れたため削除した。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS M 8820 pdf 1] ―――――
M 8820 : 2000
pdf 目次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 一段階乾燥方法・・・・[2]
- 4.1 要旨・・・・[2]
- 4.2 試料・・・・[2]
- 4.3 装置・・・・[2]
- 4.4 操作・・・・[2]
- 4.5 算出・・・・[3]
- 4.6 測定個数・・・・[3]
- 4.7 許容差・・・・[3]
- 4.8 報告値・・・・[3]
- 5. 二段階乾燥方法・・・・[4]
- 5.1 要旨・・・・[4]
- 5.2 試料・・・・[4]
- 5.3 装置・・・・[4]
- 5.4 第1段階乾燥操作・・・・[5]
- 5.5 第2段階乾燥操作・・・・[5]
- 5.6 算出・・・・[5]
- 5.7 測定個数・・・・[6]
- 5.8 許容差・・・・[6]
- 5.9 報告値・・・・[6]
- 6. 特例処置・・・・[6]
- 7. 適用例・・・・[6]
- 7.1 一段階乾燥方法-インクリメントごとの場合・・・・[6]
- 7.2 一段階乾燥方法-小口試料ごとの場合・・・・[7]
- 7.3 一段階乾燥方法-大口試料ごとの場合・・・・[7]
- 7.4 二段階乾燥方法-大口試料ごとの場合・・・・[10]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS M 8820 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
M 8820 : 2000
石炭類及びコークス類−ロットの全水分測定方法
Coal and coke−Determination of total moisture content of a lot
序文
この規格は,1981年に発行されたISO 579, Coke−Determination of total moisture content 及びISO 589,
Hard coal−Determination of total moistureを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,有害な薬品を使用してい
るなどのため,技術的内容を変更して作成している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項又は原国際規格にはな
い事項である。
1. 適用範囲
この規格は,石炭類及びコークス類のロットの全水分測定方法について規定する。ロット
の全水分測定方法は,一段階乾燥方法及び二段階乾燥方法の2種類とする。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 579 : 1981 Coke−Determination of total moisture content
ISO 589 : 1981 Hard coal−Determination of total moisture
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS M 8810 石炭類及びコークス類−サンプリング,分析並びに試験方法の通則
JIS M 8811 石炭類及びコークス類−サンプリング及び試料調製方法
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい
3. 定義
この規格で使用する用語の定義は,JIS M 8810及びJIS M 8811によるほか,次による。
a) インクリメント (increment) サンプラの一動作で採取する,ロットの一部分。又はインクリメント
縮分方法によって採取する,試料の一部分。
b) 小口試料 (partial sample) ロットの全水分測定のために,サブロット又は分割しないロットから採
取した複数のインクリメントを集めた試料。
c) 大口試料 (gross sample) サブロット又は分割しないロットから採取したインクリメント全部を集
めた試料。
d) 最大粒度 (nominal top size) 試料のふるい上残留率が5%以下となる,試験用ふるい−第1部 : 金属
製網ふるい(JIS Z 8801-1,付表−1及び付表−2参照)のふるい目(公称目開き)の大きさ。
――――― [JIS M 8820 pdf 3] ―――――
2
M 8820 : 2000
4. 一段階乾燥方法
4.1 要旨
インクリメント,小口試料又は大口試料を,水分の損失が生じないようにして,最大粒度
11.2mm以下(コークス類については16mm以下)に粉砕して約0.6kg(コークス類については約1kg)の
測定試料を分取し,これを規定の温度(石炭類107℃,コークス類120200℃)で恒量となるまで乾燥し,
ロットの全水分 (%) を算出する。
備考1. 石炭類について,必要ならば,最大粒度11.2mm以下に粉砕する前又は後に,5.に規定する二
段階乾燥方法の第1段階の乾燥操作の後,約0.6kgの測定試料を調製して,これを規定の温度
で乾燥し,ロットの全水分を求めてもよい。ただし,この場合は結果的に2段階での測定とな
るから,ロットの全水分 (%) は5.の二段階乾燥方法の規定によって算出する。
2. ぬ(濡)れており全水分が15%以上と予測されるコークス類については,最大粒度16mm以
下に粉砕する前又は後に,二段階乾燥方法の第1段階の乾燥操作として40℃以下で適度な全
水分となるまで乾燥した後,最大粒度16mm以下約1kgの測定試料を規定の温度で乾燥する。
ロットの全水分 (%) は5.の二段階乾燥方法の規定によって算出する。
4.2 試料
JIS M 8811の6.(機械式サンプリング方法)及び/又は8.(手動式サンプリング方法)で採
取したインクリメント,又はインクリメントで構成する小口試料及び大口試料を,石炭類では最大粒度
11.2mm以下に粉砕し約2.5kgの試験試料を調製してこれから約0.6kgの測定試料を分取し,コークス類で
は最大粒度16mm以下に粉砕し約1kgの測定試料を分取する。
備考 時間基準系統サンプリングでは,インクリメントの質量は流量に比例するように採取される。
流量が大きく変動すると,個々のインクリメントの質量もそれに伴って大きく変動する。すな
わち,個々のインクリメントの特性値の重みが異なる。したがって,ロットの平均値を求める
には,個々のインクリメントの特性値にそのインクリメントに対応するロットの一部分の質量
の重みを付けて平均しなければならない。しかし,個々のインクリメントに対応するロットの
一部分の質量は分からない。したがって,質量基準系統サンプリングと見なせない時間基準系
統サンプリングによって採取したインクリメント及びそれらで構成した小口試料には,このロ
ットの全水分測定方法は適用できない。
4.3 装置
a) 乾燥ざら ステンレス鋼,すずめっき鋼又はアルミニウムのような耐食性の材料で作られた底面積約
0.1m2,深さ約25mmのもの(付図1参照)。
b) 乾燥装置(付図2及び付図3参照)
1) 乾燥室内雰囲気を十分に置換できるもの。
2) 乾燥室内温度を107℃±2℃又は120200℃に調節できるもの。
3) 温度を乾燥ざらの底部ではかることができるもの。
c) はかり 0.1gまで(コークス類については1gまで)はかれるもの。
4.4 操作
a) インクリメント,小口試料又は大口試料を最大粒度11.2mm以下(コークス類については16mm以下)
に粉砕する。
b) 約2.5kgの試験試料を調製し,これから約0.6kgの測定試料を分取する(コークス類については16mm
以下約1kgの測定試料を分取する)。
c) 質量 (W1) をはかった乾燥ざらに移し,平らに広げ,全質量 (W2) をはかる。
d) あらかじめ規定温度(石炭類107℃±2℃,コークス類120200℃)に調節してある乾燥装置に入れて
――――― [JIS M 8820 pdf 4] ―――――
3
M 8820 : 2000
乾燥する。
e) 乾燥減量が1時間につき0.1%未満となるまで乾燥を続ける。
備考1. 乾燥には,通常46時間を要する。
2. 3時間目ごろから恒量になったかどうかをチェックするとよい。
3. 乾燥を促進するため,ときどき試料をかきまぜるとよい。
f) 乾燥装置から取り出した試料は,熱いうちにその全質量 (W3) をはかる。
4.5 算出
乾燥減量A (%) は,次の式によって計算し,JIS Z 8401によって小数第2位(コークス類は
小数第1位)に丸める。
W2−W3
A= 100
W2−W1
ここに, W1 : 乾燥ざらの質量 (g) 。
W2 : 乾燥ざらと測定試料との質量 (g) 。
W3 : 乾燥後の乾燥ざらと測定試料との質量 (g) 。
4.6 測定個数
インクリメントごと及び小口試料ごとの場合は,調製した1個の測定試料について測定
する。大口試料の場合は,調製した1個の試験試料から分取した2個の測定試料について測定する。コー
クス類についてはインクリメント,小口試料及び大口試料からそれぞれ調製した2個の測定試料について
測定する。
4.7 許容差
大口試料(コークス類はインクリメント及び小口試料も含む)から調製した1個の試験試
料から分取した2個の測定試料について測定した乾燥減量A (%) の差は,表1の範囲内になければならな
い。
表1 許容差
単位 %
石炭類 コークス類
乾燥減量A 5.0以下 5.110.0 10.1以上 全範囲
許容差 0.7 1.1 1.5 0.5
備考1. 適用方法については,JIS M 8810の10.(許容差適用方法)
による。
2. 1個の試験試料から分取した2個の測定試料についての
乾燥減量A (%) の差が許容差を超えた場合は,二つの測
定値の差を付記する。
4.8 報告値
a) インクリメントごとの場合(付図4参照)
石炭類
インクリメントごとに乾燥減量Ai (%) を測定した場合,ロットの全水分M (%) は,次の式によっ
て計算し,JIS Z 8401によって小数第1位に丸めて報告値とする。
A1+A2+ +Ai+ +Ak
M=
k
ここに, Ai : 第i番目のインクリメントの乾燥減量 (%) ,
i : インクリメントの番号;1,2,···,k。
コークス類
インクリメントごとに乾燥減量Ai1 (%) 及びAi2 (%) を測定した場合,ロットの全水分M (%) は,
次の式によって計算し,JIS Z 8401によって小数第1位に丸めて報告値とする。
――――― [JIS M 8820 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS M 8820:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 579:1981(MOD)
- ISO 589:1981(MOD)
JIS M 8820:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS M 8820:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM8810:1994
- 石炭類及びコークス類―サンプリング,分析並びに試験方法の通則
- JISM8811:2000
- 石炭類及びコークス類―サンプリング及び試料調製方法
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい