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S 2006 : 2019
図6−卓上用まほうびん空気圧利用式の例
図7−弁当用まほうびん一般式の例
図8−弁当用まほうびん直入式の例
――――― [JIS S 2006 pdf 11] ―――――
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S 2006 : 2019
6 性能
6.1 使用性能
ガラス製まほうびん及びステンレス鋼製まほうびんは,次の項目に適合しなければならない。
a) ねじ部のあるコップ,栓及び開閉機構をもつ蓋(上蓋)は,その機能が確実に保持され,かつ,作動
が円滑でなければならない。
b) 注水時に,飲料物が外装の内部に入ったり,口ゴムはめ合い部から外側に漏れ出たりすることなく,
かつ,水切りが良好でなければならない。
c) 卓上用まほうびんで回転式の底は,その作動が円滑でなければならない。
d) 卓上用まほうびん空気圧利用式の注水機構は,その機能が確実に保持され,かつ,作動が円滑でなけ
ればならない。
e) 下げひもをもつものは,下げひも及びその附属品は堅ろうで,使用中に容易に外れてはならない。
f) 弁当用まほうびんの箸,スプーンなどは仕上げが良好で,かつ,ばりなどがあってはならない。
6.2 品質性能
6.2.1 ガラス製まほうびん
ガラス製まほうびんは,その種類・構造に応じた該当する性能項目について,箇条10によって試験した
とき,表5及び表6に適合しなければならない。
表5−ガラス製まほうびんの品質性能
項目 性能 試験方法
栓の臭気及び内容湯の味 10.3
栓に臭気がなく,かつ,内容湯に味がない。ただし,臭気は,僅か
に感知できるものは差し支えない。
耐衝撃性(落下衝撃) 中瓶に異常があってはならない。 10.5.1
印刷塗装の密着性 碁盤目が100個のうち90個以上残留しなければならない。 10.6
鉄鋼素地上のめっき 10.7
ニッケル−クロムめっきを施した場合,めっきは光沢が良好で,斑
点数は5点/cm2未満a)でなければならない。
プラスチック上のめっき 10.8.1
ニッケル−クロムめっきを施した場合,めっきは光沢が良好で,碁
及び
盤目が100個のうち97個以上が残留しなければならない。また,
10.8.2
ヒートサイクル試験後には,めっき面に膨れを生じてはならない。
パッキン及びその他のゴム製粘り付き及び外観上の著しい変化があってはならない。 10.9
品の耐熱水性b)
容量 表示容量に対して±5 %でなければならない。 10.10
転倒角度 満量時,15 °の傾きで転倒してはならない。 10.11
異常があってはならない。
ハンドル(取っ手)及びつり手 10.12
(手さげ)の取付強度
転倒流水c) 10.13
上蓋ロックが外れず,かつ,流水量が40 mL以下でなければなら
ない。
自然吐出d) 吐出してはならない。 10.14
注水機構の耐久性d) 10.15
注水機構の作動に著しい異常がなく,かつ,自然吐出があってはな
らない。
湯漏れ 胴内部への湯漏れがあってはならない。 10.16.1
中栓の取付けはめ合いe) 注水時に中栓が外れて落ちてはならない。 10.17
注a) IS H 8617の附属書3(フェロキシル試験方法)の6.(計算)によって算出する。
b) 飲料物に触れる部分のゴム製品に適用する。
c) 自動栓式を除く。
d) 空気圧利用式に適用する。
e) 一般式に適用する。
――――― [JIS S 2006 pdf 12] ―――――
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S 2006 : 2019
表6−ガラス製まほうびんの保温効力
単位 ℃
中瓶容量a) 10時間 試験方法
(L) 内口径40 mm 内口径45 mm
0.75 64以上 − 10.4.1.1
1.0 66以上 65以上
1.3 70以上 69以上
1.6 72以上 71以上
1.9 − 73以上
2.2 74以上
2.5 75以上
3.0
注a) 中瓶容量は,中瓶の満水容量(中瓶の口頭部までの容量)
6.2.2 ステンレス鋼製まほうびん
ステンレス鋼製まほうびんは,その種類・構造に応じた該当する性能項目について,箇条10によって試
験したとき,表7表9に適合しなければならない。
表7−ステンレス鋼製まほうびんの品質性能
項目 性能 試験方法
栓の臭気及び内容湯の味 10.3
栓に臭気がなく,かつ,内容湯に味がない。ただし,臭気は,
僅かに感知できるものは差し支えない。
耐衝撃性 落下衝撃 10.5.1又は
漏れ,亀裂,破損などの使用上有害な欠点がなく,保温効力が
表8に適合しなければならない。 10.5.2.1
振子衝撃 保冷専用は,保冷効力が表9に適合しなければならない。 10.5.2.2
(下げひも付き)
印刷塗装の密着性 碁盤目が100個のうち90個以上残留しなければならない。 10.6
鉄鋼素地上のめっき 10.7
ニッケル−クロムめっきを施した場合,めっきは光沢が良好
で,斑点数は5点/cm2未満a)でなければならない。
プラスチック上のめっき 10.8.1
ニッケル−クロムめっきを施した場合,めっきは光沢が良好
及び
で,碁盤目が100個のうち97個以上が残留しなければならな
10.8.2
い。また,ヒートサイクル試験後には,めっき面に膨れを生じ
てはならない。
パッキン及びその他のゴム製品の粘り付き及び外観上の著しい変化があってはならない。 10.9
耐熱水性b)
容量 表示容量に対して±5 %でなければならない。 10.10
転倒角度c) 満量時,15 °の傾きで転倒してはならない。 10.11
異常があってはならない。
ハンドル(取っ手)及びつり手(手 10.12
さげ)の取付強度
転倒流水d) 10.13
上蓋ロックが外れず,かつ,流水量が40 mL以下でなければな
らない。
自然吐出e) 吐出してはならない。 10.14
注水機構の耐久性e) 10.15
注水機構の作動に著しい異常がなく,かつ,自然吐出があって
はならない。
――――― [JIS S 2006 pdf 13] ―――――
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S 2006 : 2019
表7−ステンレス鋼製まほうびんの品質性能(続き)
項目 性能 試験方法
湯漏れ及 携帯用まほうびん 湯漏れがあってはならない。ただし,保冷専用は除く。 10.16.2.1
び水漏れ 弁当用まほうびん 10.16.2.2
水漏れがあってはならない。ただし,弁当用まほうびん一般式
は除く。
卓上用まほうびん 湯漏れがあってはならない。 10.16.2.3
中栓の取付けはめ合いf) 注水時に中栓が外れて落ちてはならない。 10.17
下げひもの強度 異常があってはならない。 10.18
添付白布の汚染が3級以上でなければならない。
袋(ポーチなど)及び下げひもの 10.19
染色堅ろう度
注a) IS H 8617の附属書3(フェロキシル試験方法)の6.(計算)によって算出する。
b) 飲食物に触れる部分のゴム製品に適用する。
c) 卓上用まほうびんに適用する。
d) 卓上用まほうびん(自動栓式は除く。)に適用する。
e) 卓上用まほうびん空気圧利用式に適用する。
f) 携帯用まほうびん一般式及び卓上用まほうびん一般式に適用する。
表8−ステンレス鋼製まほうびんの保温効力(直飲式の保冷専用を除く。)
単位 ℃
容量 携帯用まほうびん 卓上用まほうびん 弁当用まほうびん 試験
(L) 6時間 10時間 6時間 方法
一般式 直飲式 一般式 空気圧 一般式 直入式
内筒の内口径 利用式
φ39 mm φ39 mm以上 φ54 mm
未満 φ54 mm未満 以上
0.3未満 62以上 − − 47以上 − − 45以上 48以上 10.4.1.1
0.3以上 0.4未満 66以上 64以上 − 53以上 − − 10.4.1.2
0.4以上 0.6未満 70以上 68以上 66以上 58以上 − − 51以上 54以上
0.6以上 0.9未満 74以上 72以上 70以上 62以上 57以上 − 59以上 62以上
0.9以上 1.2未満 77以上 75以上 73以上 66以上 61以上 −
1.2以上 1.5未満 80以上 78以上 76以上 − 65以上 61以上 64以上
−
1.5以上 1.8未満 82以上 80以上 78以上 − 68以上 64以上
1.8以上 2.3未満 − 81以上 79以上 − 70以上 66以上 68以上
−
2.3以上 − − 80以上 − 71以上 67以上
表9−ステンレス鋼製まほうびんの携帯用まほうびん直飲式(保冷専用に限る。)の保冷効力
単位 ℃
容量 6時間 試験方法
(L)
0.3未満 13以下 10.4.2
0.3以上 0.4未満
0.4以上 0.6未満 11以下
0.6以上 0.9未満 10以下
0.9以上 1.2未満 9以下
1.2以上 1.5未満
1.5以上 1.8未満
1.8以上 2.3未満
2.3以上
――――― [JIS S 2006 pdf 14] ―――――
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S 2006 : 2019
7 構造
7.1 構造一般
ガラス製まほうびん及びステンレス鋼製まほうびんの一般構造は,次の項目に適合しなければならない。
a) 構造は,安全上問題がないものでなければならない。
b) 外装の形状は,均整で,接合,組合せ及びはめ合い状態が良好でなければならない。
c) 外装に使用するハンドル(取っ手),つり手(手さげ)などは堅ろうで,容易に外れてはならない。
d) 外装に耐食処理を必要とする材料を用いた場合は,表面に樹脂加工,印刷塗装,めっきなどの耐食処
理を施し,また,ガラス製まほうびんで鉄鋼素地のものは,内面にさび止めを施していなければなら
ない。
e) 作動部は,円滑でなければならない。
f) 中瓶及び容器は,正常に固定され,安定していなければならない。
g) 底の取付けは,堅ろうで,製品のすわりは,良好でなければならない。
7.2 種類別構造
ガラス製まほうびん及びステンレス鋼製まほうびんの種類別構造は,次の項目に適合しなければならな
い。
a) 卓上用まほうびん一般式
1) ねじ締めによって固定する中栓の注ぎ口表示は見やすく,容易に消えてはならない。
2) ガラス製まほうびんは,底の緩みを防止する緩み止めねじが付いていなければならない。
b) 卓上用まほうびん空気圧利用式
1) プッシュ又はレバー操作の誤使用を防止するロック装置が付いていなければならない。
2) ガラス製まほうびんは,底の緩みを防止する緩み止めねじが付いていなければならない。
c) 携帯用まほうびん
携帯用まほうびんの下げひものあるものは,図9のように下げひもの長さを測定したとき,40 cm以上
で,かつ,長短を調節できる構造でなければならない。ただし,つり手(手さげ)をもつものは除く。
d) 弁当用まほうびん
1) 蓋の着脱が容易で,振動などによって容易に外れない構造でなければならない。
2) 下げひものあるものは,図9のように下げひもの長さを測定したとき,40 cm以上で,かつ,長短
を調節できる構造でなければならない。ただし,つり手(手さげ)をもつものは除く。
3) ごはん容器,スープ容器は,容器からの着脱が容易であり,スープ容器は,内容物が漏れにくい構
造でなければならない。
――――― [JIS S 2006 pdf 15] ―――――
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JIS S 2006:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.040 : 台所設備 > 97.040.50 : 台所用機具
JIS S 2006:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3303:2017
- ぶりき及びぶりき原板
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH8617:1999
- ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
- JISK6718-1:2015
- プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第1部:キャスト板
- JISK6718-2:2015
- プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第2部:押出板
- JISK6744:2019
- ポリ塩化ビニル被覆金属板及び金属帯
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0848:2004
- 汗に対する染色堅ろう度試験方法
- JISR3502:1995
- 化学分析用ガラス器具の試験方法
- JISS2010:2013
- アルミニウム製加熱調理器具
- JISS2029:2002
- プラスチック製食器類
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態