JIS S 2010:2013 アルミニウム製加熱調理器具 | ページ 5

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a) 正面図
b) 側面図
図18−湯沸し類の取っ手の強度試験方法の例

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注記 取っ手の二点鎖線は,試験後の状態を示す。
図19−残留たわみ測定方法の例
8.3.10 取っ手の繰返し強度試験
8.3.10.1 鍋類及びいため容器類の取っ手の繰返し強度
鍋類及びいため容器類の取っ手の繰返し強度の試験は,図20の固定装置を用い,図21又は図22のよう
に調理器具を固定し,図23のような装置を用いて満水容量の2倍の水の質量に相当する力を毎分40回
50回の早さで10 000回繰り返し加え,本体,取っ手及び取っ手取付け金具の亀裂,破損,変形,がたつき,
漏れなどの有無を目視及び操作によって調べる。ただし,漏れについては,鍋類にあっては8.3.2 b) に定
める水漏れの試験,いため容器類にあっては8.3.2 c) に定める油漏れの試験によって調べる。さらに,残
留たわみを8.3.9.1 d)と同様の方法によって求める。
注記 取っ手の二点鎖線は,試験後,ジグを除いたときの取っ手の状態を示す。
図20−固定装置 図21−取っ手が二つのものの場合 図22−取っ手が一つのものの場合

――――― [JIS S 2010 pdf 22] ―――――

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図23−鍋類及びいため容器類の繰返し強度試験装置の例
8.3.10.2 湯沸し類の取っ手の繰返し強度
湯沸し類の取っ手の繰返し強度の試験は,図24のような装置を用いて底面が水平になるようにベルト,
万力などで固定し,満水容量の2倍の水の質量に相当する力を毎分40回50回の早さで10 000回繰り返
し加え,本体,取っ手及び取っ手取付け金具の亀裂,破損,変形,がたつき,漏れなどの有無を目視及び
操作によって調べる。ただし,漏れについては,8.3.2 b) に定める水漏れの試験によって調べる。さらに,
残留たわみを8.3.9.1 d)と同様の方法によって求める。ただし,取っ手取付部に遊びがある場合は,50 N±
5 Nの力を加えてがたを除去した状態で測定する(図19参照)。

――――― [JIS S 2010 pdf 23] ―――――

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図24−湯沸し類の繰返し強度試験装置の例
8.3.11 取っ手及びつまみの温度上昇試験
取っ手及びつまみの温度上昇の試験は,製品の区分に応じて表12に示す条件に従って加熱し,取っ手の
下面中央部(図25)及びつまみの側面中央部の温度を測定する。ただし,使用熱源がIHクッキングヒー
タに限定されているものは,IHクッキングヒータ標準検査器を用いて,表8に示す最大火力で加熱する。
表12−試験条件
区分 内容物及び容量 加熱条件 ガスこんろ
鍋類 水,満水容量の70 % 沸騰後静かに沸騰が続くよ適正火力a)
うに5分間保持
いため容器類 シリコーンオイルb),高さの1/2 200 ℃に到達後5分間保持
湯沸し類 水,水位線の容量又は満水容量沸騰後そのままの状態を1
の70 % 分間保持
注a) 炎の先端が製品の底面からはみ出さない最大の火力をいう。
b) 引火点300 ℃以上のシリコーンオイルを使用する。
図25−取っ手温度の測定位置

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8.3.12 IHクッキングヒータで使用できない調理器具の耐熱衝撃性試験
IHクッキングヒータで使用できない調理器具の耐熱衝撃性の試験は,8.3.8.2による。ただし,湯沸し類
は,内容物を水,容量を水位線の容量又は満水容量の70 %,加熱条件を沸騰後そのままの状態を1分間保
持とし,ガスこんろを用いて,表9に示す適正火力で加熱する。
8.3.13 湯沸し類の可倒式取っ手の耐久性試験
湯沸し類の可倒式取っ手の耐久性の試験は,図26に示すように調理器具を横置きに固定し,取っ手が垂
直から最大可倒位置になるようにばねをセットして毎分40回50回の速さで繰り返し10 000回行う。試
験後,目視によってリベットの破損,はずれ並びに使用上支障のある変形及び磨耗の有無を調べる。
1のとき : ロープによって取っ手が最大可倒位置になる。
2のとき : ゴム又はばねによって取っ手が垂直位置になる。
図26−可倒式取っ手の耐久性試験装置の例
8.3.14 笛吹きケトルの音量試験
笛吹きケトルの音量の試験は,最高水位線又は満水容量の70 %まで水を入れて8.3.11で規定する適正火
力によって加熱し,水が沸騰し笛が鳴ったとき,1 m離れた距離で,表13の騒音計を用いて測定する。
なお,特定の定常騒音の騒音レベルを測定する場合,その騒音があるときとないときとの騒音計の指示
値の差が10 dB以上であれば,暗騒音の影響はほぼ無視できる。その差が10 dB未満のときには,暗騒音
の影響が無視できない。その場合には,表14によって指示値を補正することによって,対象とする特定の
騒音だけがあるときの騒音レベルを推定することができる。
表13−騒音計
項目 仕様
定格 使用周波数範囲 20 Hz8 kHz
使用温度範囲 −10 ℃+50 ℃
使用湿度範囲 相対湿度 90 %以下
基準レスポンス A特性
性能・構造 器差 ±1 dB
目盛誤差 1 dB以下
マイクロフォン 圧力形
実効値回路 FAST

――――― [JIS S 2010 pdf 25] ―――――

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