JIS S 2071:2008 家庭用ガス温水機器・石油温水機器の標準使用条件及び標準加速モード並びにその試験条件 | ページ 2

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S 2071 : 2008
3.20
繰返し回数
保温試験を加速するときに行う断続出湯の回数で,標準使用モードを用いた24時間の試験を実施したと
きの燃焼回数から標準加速モードを用いた試験を実施したときの燃焼回数を減じた回数。この回数は,1
日の保温回数に,標準加速モードを用いたときの標準使用モードとの燃焼回数の補正を含めたものに相当
する。

4 給湯機器の標準使用条件

  給湯機器の標準使用条件は,4人世帯の24時間の中間期(春又は秋)の給湯の使用モードである標準使
用モードを用い,水温15 ℃±10 ℃,使用温度40 ℃,温度及び湿度は自然大気条件,電源は商用電源又
は製造業者が指定する電源とする。燃料及びその他は,製造業者が指定するもの。

5 区分

5.1 使用用途による区分

  この規格の給湯機器は,表1によって区分する。さらに,各区分における給湯の使用用途は,表1によ
る。
表1−使用用途による給湯機器の区分
使用用途
燃料 区分
湯はり シャワー 洗面 台所
ガス 元止め式ガス瞬間湯沸器 − − − ○
先止め式ガス瞬間湯沸器 ○ ○ ○ ○
給湯機付ガスふろがま(BF式など浴室専用機) ○ ○ − −
給湯機付ガスふろがま(上記以外) ○ ○ ○ ○
石油 石油小形給湯機(瞬間式) ○ ○ ○ ○
石油小形給湯機(貯湯式) ○ ○ ○ ○
石油給湯機付ふろがま(瞬間式) ○ ○ ○ ○
石油給湯機付ふろがま(貯湯式) ○ ○ ○ ○
油だき温水ボイラ(給湯部をもつもの) ○ ○ ○ ○

5.2 非出湯時の燃焼区分

  非出湯時の燃焼による区分は,表2のように区分する。
注記 非出湯時の燃焼状態によって試験方法又は手順に相違があるため,表2のとおり区分した。
表2−非出湯時の燃焼による給湯機器の区分
区分 例(表1による区分)
非出湯時に燃焼しない機器 元止め式及び先止め式ガス瞬間湯沸器,給湯機付ガスふろがま,石油小形給湯機
(瞬間式)及び石油給湯機付ふろがま(瞬間式)
パイロットバーナをもつ機器 給湯機付ガスふろがま(BF式など)
非出湯時にも断続燃焼する機器石油小形給湯機(貯湯式),石油給湯機付ふろがま(貯湯式)及び油だき温水ボ
イラ

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6 標準加速モード

  標準加速モードは,非出湯時の燃焼区分(表2参照)及び使用用途区分(表1参照)によって,それぞ
れ次のとおりとする。

6.1 非出湯時に燃焼しない機器及びパイロットバーナをもつ機器の場合

6.1.1  台所,洗面,シャワー及び湯はりで使用する機器の場合
台所,洗面,シャワー及び湯はりで使用する機器の場合は,表3による。
表3−台所,洗面,シャワー及び湯はりで使用する給湯機器の標準加速モード
継続時間 停止時間 使用流量a) 継続時間 停止時間 使用流量a)
使用用途 使用用途
s s L/min s s L/min
1 30b) 30 5 27 15c) 30 5
台所
2 10 30 5 28 15c) 30 5
洗面 3 10 30 5 シャワー 29 90d) 30 10
4 10 30 5 30 15c) 30 5
5 10 50e) 5 31 10 30 5
6 30b) 30 5 台所 32 15c) 30 5
7 10 30 5 33 10 30 5
8 10 30 5 34 10 30 5
9 15c) 30 5 シャワー 35 90d) 30 10
10 15c) 50e) 5 36 10 30 5
11 30b) 30 5 37 10 30 5
台所
12 10 30 5 38 10 30 5
13 10 30 5 39 10 50e) 5
14 15c) 30 5 40 30b) 30 5
15 15c) 50e) 5 41 10 30 5
台所 洗面
16 30b) 30 5 42 10 30 5
17 10 30 5 43 10 30 5
18 15c) 30 5 シャワー 44 90d) 30 10
19 15c) 30 5 45 10 30 5
洗面
20 10 30 5 46 10 30 5
21 10 30 5 シャワー 47 90d) 30 10
22 10 30 5 48 15c) 30 5
23 15c) 30 5 49 10 30 5
洗面
24 10 30 5 50 15c) 30 5
25 10 50e) 5 51 10 50e) 5
湯はり 26 90d) 30 15
注記 使用温度は,用途及び時刻にかかわらず40 ℃とした。
注a) 使用流量は,使用温度 (40 ℃) における流量である。出湯温度が使用温度と異なる場合には,湯水を混合
して使用温度とするように,出湯流量を計算する。出湯温度と給水温度との差は25 ℃以上。
b) 標準使用モードの使用用途の台所,洗面において,停止時間が30分以上後の初回給湯時は,熱交換器の平
衡温度になる燃焼時間を30秒とした。
c) 使用用途の台所,洗面において,給湯継続時間が30秒以上は熱交換器の平衡温度になる燃焼時間を15秒
とした。
d) 使用用途のシャワー,湯はりにおいて熱交換器の平衡温度になる燃焼時間を90秒とした。
e) 給湯使用後,停止時間が30分以上の場合は,20秒間の自然冷却ののち30秒間の通水などによる強制的な
冷却(併せて50秒)とした。

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6.1.2 台所用途で使用する機器の場合
台所用途で使用する機器の場合は,表4による。
表4−台所用途で使用する給湯機器の標準加速モード
継続時間 停止時間 使用流量a) 継続時間 停止時間 使用流量a)
使用用途 使用用途
s s L/min s s L/min
30b) 30 5 10 30 5
10 30 5 15c) 30 5
10 30 5 10 30 5
15c) 30 5 10 50d) 5
15c) 50d) 5 30b) 30 5
30b) 30 5 15c) 30 5
10 30 5 15c) 30 5
10 30 5 10 30 5
台所 台所
15c) 30 5 15c) 30 5
15c) 50d) 5 10 30 5
30b) 30 5 10 30 5
10 30 5 10 30 5
15c) 30 5 10 30 5
15c) 30 5 10 30 5
10 30 5 10 50d) 5
10 30 5
注記 使用温度は,用途及び時刻にかかわらず40 ℃とした。
注a) 使用流量は,使用温度 (40 ℃) における流量である。出湯温度が使用温度と異なる場合には,湯水を混合
して使用温度とするように,出湯流量を計算する。出湯温度と給水温度との差は25 ℃以上。
b) 停止時間が30分以上後の初回給湯時は,熱交換器の平衡温度になる燃焼時間を30秒とした。
c) 給湯継続時間が30秒以上は,熱交換器の平衡温度になる燃焼時間を15秒とした。
d) 給湯使用後,停止時間が30分以上の場合は,20秒間の自然冷却ののち30秒間の通水などによる強制的な
冷却(併せて50秒)とした。
6.1.3 シャワー及び湯はり用途で使用する機器の場合
シャワー及び湯はり用途で使用する機器の場合は,表5による。
表5−シャワー及び湯はり用途で使用する給湯機器の標準加速モード
継続時間 停止時間 使用流量a) 継続時間 停止時間 使用流量a)
使用用途 使用用途
s s L/min s s L/min
湯はり 90b) 30 15 90b) 30 10
シャワー
90b) 50c) 10 90b) 50c) 10
シャワー
90b) 50c) 10
注記 使用温度は,用途及び時刻にかかわらず40 ℃とした。
注a) 使用流量は,使用温度 (40 ℃) における流量である。出湯温度が使用温度と異なる場合には,湯水を混合
して使用温度とするように,出湯流量を計算する。出湯温度と給水温度との差は25 ℃以上。
b) 使用用途のシャワー,湯はりにおいて熱交換器の平衡温度になる燃焼時間を90秒とした。
c) 給湯使用後,停止時間が30分以上の場合は,20秒間の自然冷却ののち30秒間の通水などによる強制的な
冷却(併せて50秒)とした。

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6.1.4 表1の給湯機器の区分と異なる使用用途の組合せの場合
給湯機器の使用用途が表1と異なる組合せの場合は,表3に示した台所,洗面,シャワー及び湯はりで
使用する給湯機器の標準加速モードから,使用用途に合わせた標準加速モードだけを選択して用いる。
6.1.5 給湯機器の給湯能力が標準加速モードの条件に満たない場合
試験を行う給湯機器の給湯能力では,標準加速モードの出湯流量と出湯温度を満たせない場合は,出湯
温度を優先して設定し,必ずしも出湯流量を満たす必要はない。

6.2 非出湯時にも断続燃焼する機器の場合

6.2.1  台所,洗面,シャワー及び湯はりで使用する機器の場合
台所,洗面,シャワー及び湯はりで使用する機器の場合は,表6による。
表6−台所,洗面,シャワー及び湯はりで使用する給湯機器の標準加速モード
継続時間b)停止時間c) 使用流量 継続時間b)停止時間c) 使用流量
a) ) a) )
使用用途 s s 使用用途 s s
L/min L/min
1 60 10 10 27 60 10 10
台所
2 5 10 10 28 15 10 10
洗面 3 5 10 10 シャワー29 120 10 10
4 5 10 10 30 15 10 10
5 5 30c) 10 31 5 10 10
6 30 10 10 台所 32 15 10 10
7 5 10 10 33 5 10 10
8 5 10 10 34 5 10 10
9 150 10 10 シャワー35 300 10 10
10 15 30c) 10 36 5 10 10
11 30 10 10 37 5 10 10
台所
12 5 10 10 38 5 10 10
13 5 10 10 39 5 30c) 10
14 60 10 10 40 60 10 10
15 15 30c) 10 41 5 10 10
台所 洗面
16 30 10 10 42 5 10 10
17 5 10 10 43 5 10 10
18 30 10 10 シャワー44 120 10 10
19 30 10 10 45 5 10 10
洗面
20 5 10 10 46 5 10 10
21 5 10 10 シャワー47 300 10 10
22 5 10 10 48 15 10 10
23 15 10 10 49 5 10 10
洗面
24 5 10 10 50 30 10 10
25 5 30c) 10 51 5 10 10
湯はり 26 720 10 15 保温d) 52 ― ― 15
注記 使用温度は,用途及び時刻にかかわらず40 ℃換算とした。
注a) 使用流量は,使用温度 (40 ℃) における流量である。出湯温度が使用温度と異なる場合には,湯水を混合
して使用温度とするように,出湯流量を計算する。貯湯温度と給水温度との差は45 ℃以上。
b) 標準使用モードの台所,洗面の使用流量5 L/minは,試験時間短縮のために10 L/minとし,継続時間を半
減する。シャワー,湯はりは標準使用モードどおりの継続時間,使用流量とする。
c) 特に,給湯の消費行為と貯湯温度を維持するための燃焼とは,連動していないので停止時間は,10秒とす
る。ただし,停止時間が30分以上ある場合は,冷却時間を30秒とする。
d) 6.2.2で定める保温模擬流量にて,保温模擬出湯時間と保温模擬停止時間との組合せで行う繰返し回数とす
る。

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6.2.2 保温模擬出湯時間と保温模擬停止時間,繰返し回数の決定
保温模擬出湯時間と保温模擬停止時間は,次のいずれかによって決定する。
a) 試験によって給湯機器の特性を反映させる場合 試験を行う給湯機器の特性を反映させる場合は,次
による。
1) 連続出湯試験の実施 使用流量15 L/minの条件で連続出湯を行い,図1における連続出湯燃焼時間,
連続出湯非燃焼時間及び冷却時間を求める。このとき連続出湯非燃焼時から燃焼時に移行するとき
の缶体の平衡温度が貯湯温度以下になることを確認する。貯湯温度より高い場合は,使用流量を10
L/minにして同様の確認をする。
連続出湯試験は,燃焼を3回以上繰返すまで行い,終了後,燃焼ファンが停止するまで(温度平
衡になるまで)計測する。収集したデータから,図1に定義した三つの時間を求める。
2) 保温模擬出湯時間 1) で実施した連続出湯試験データの連続出湯燃焼時間A及び連続出湯非燃焼
時間Bとの合計
3) 保温模擬停止時間 1) で実施した連続出湯試験データの冷却時間Cと連続出湯非燃焼時間Bとの

4) 保温模擬流量 1) で実施した連続出湯試験の使用流量
5) 繰返し回数 附属書Aに掲載した標準使用モードを用いた24時間の試験を実施したときの燃焼回
数から表6で示した標準加速モードを用いた試験を1回実施したときの燃焼回数を減じた回数。こ
の回数は,1日の保温回数に,標準加速モードを用いたときの標準使用モードとの燃焼回数の補正
を含めたものに相当する。
b) 代表的な値を用いる場合 代表的な値を用いる場合は,次による。
1) 保温模擬出湯時間は,20秒とする。
2) 保温模擬停止時間は,30秒とする。
3) 保温模擬流量は,15 L/minとする。
4) 繰返し回数は,20回とする。

――――― [JIS S 2071 pdf 10] ―――――

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JIS S 2071:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 2071:2008の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK2203:2009
灯油
JISK2204:2007
軽油
JISK2205:1991
重油
JISS2091:2013
家庭用燃焼機器用語
JISS2093:2019
家庭用ガス燃焼機器の試験方法