JIS S 9100:2020 飼い犬用引きひも(紐),首輪及び胴輪-強度及び表示 | ページ 2

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b) 胴輪の装着例
図3−胴輪の構造例,装着例及び各部の名称(続き)

5 品質

5.1 外観

  引きひも,首輪及び胴輪の外観は,次による。
a) 使用上有害な摩擦痕,亀裂及びほつれがあってはならない。
b) 材質が金属の場合には,腐食があってはならない。

5.2 性能

  引きひも,首輪及び胴輪の引張強度は,箇条6で試験したとき,適用体重に応じて,表1に適合しなけ
ればならない。
表1−引張強度
適用体重 散歩用に用いる引きひも, 係留用に用いる首輪の
胴輪及び首輪の引張強度 引張強度a)
10 kgまで 300 N以上 500 N以上
20 kgまで 600 N以上 1 000 N以上
30 kgまで 900 N以上 1 500 N以上
40 kgまで 1 200 N以上 2 000 N以上
注a) 係留用に用いる首輪の引張強度には,散歩係留用の首輪も含む。

6 試験

6.1 試験場所

  試験場所は,JIS L 0105の5.1(試験場所)による。

6.2 試料の準備

  試料は,各部の材質並びに形状,寸法及び構造が同じものを同一形式とし,一つの形式から3本とする。

――――― [JIS S 9100 pdf 6] ―――――

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JIS L 0105の5.1.1(標準状態)に規定する標準状態に4時間以上放置する。
なお,色及び柄の違いは同一形式とみなす。

6.3 試験方法

6.3.1 引きひも
引きひもの引張試験は,試料のスナップ部とひも部とを定速伸長形の引張試験機(以下,引張試験機と
いう。)に固定した状態で一定の速度(150 mm/min±10 mm/min)で引っ張り,破断に至るまでの最大荷重
(N)を測定する(試料を固定した状態の引張試験機の例を,図4に示す。)。
なお,同一形式のうち,持ち手部とひも部との接続に用いる材料及び/又は接続方法が,スナップ部と
ひも部との接続のものと異なる場合には,持ち手部とひも部とについても同様に引張試験を行い,破断に
至るまでの最大荷重(N)を測定する。試料3本について試験を行い,それぞれの測定値は,JIS Z 8401の
規則Bによって整数位に丸め,最も低い値を引張強度とする。ただし,引張試験機にひも部を固定した箇
所から10 mm以内の箇所で破断した場合,又は異常な状態で破断した場合には,その試料は破棄し,再試
験を行う。この場合,同一形式のものから改めて試料を採取し,試験をし直す。
a)
注a) スナップ部などを引張試験機に固定するときは,引張試験機の棒状のジグに引っ掛ける方法などとしてもよ
い。
図4−引きひもを引張試験機に固定した例
6.3.2 首輪
首輪の引張試験は,首輪の調整部位を最大に伸ばし,飼い犬に装着させる輪状としたものを試料とする。
試料の輪の部分を引張試験機の筒状又は棒状のジグに通し,引きひもをつなぐ環の部分を引張試験機のも
う一方に固定した状態で一定の速度(150 mm/min±10 mm/min)で引っ張り,破断に至るまでの最大荷重
(N)を測定する(試料を固定した状態の引張試験機の例を,図5に示す。)試料3本について試験を行い,
それぞれの測定値は,JIS Z 8401の規則Bによって整数位に丸め,最も低い値を引張強度とする。

――――― [JIS S 9100 pdf 7] ―――――

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図5−首輪を引張試験機に固定した例
6.3.3 胴輪
胴輪の引張試験は,胴輪の調整部位を最大に伸ばし,飼い犬に装着させる形状としたものを試料とする。
試料の胴部を通す部分に引張試験機の筒状又は棒状のジグを通し,引きひもをつなぐ環の部分を引張試験
機のもう一方に固定した状態で一定の速度(150 mm/min±10 mm/min)で引っ張り,破断に至るまでの最
大荷重(N)を測定する(試料を固定した状態の引張試験機の例を,図6に示す。)。試料3本について試
験を行い,それぞれの測定値は,JIS Z 8401の規則Bによって整数位に丸め,最も低い値を引張強度とす
る。ただし,胴輪の形状が特殊な場合は,受渡当事者間の協定による試験方法によって試験してもよい。
拡大図
図6−胴輪を引張試験機に固定した例

――――― [JIS S 9100 pdf 8] ―――――

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7 表示

  製品,包装又はラベルには,見やすい箇所に,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければなら
ない。表示事項は,製品,包装及びラベルのいずれかに表示してあればよい。包装又はラベルへの表示が
主体である場合には,“本体から取り外した後も保管してください。”という趣旨の記載を併せてすること
が望ましい。
a) 製品名
b) 品名(犬用引きひも,犬用首輪又は犬用胴輪)
c) 用途(散歩用,係留用又は散歩係留用)
d) 主要部材の材質
e) 適用体重
f) 製品の寸法
− 引きひもの場合 : 全長
− 首輪の場合 : 適用首回り寸法
− 胴輪の場合 : 適用胴回り寸法
g) 使用方法
h) 使用上の注意事項
− 用途以外で使用しないこと
− 使用前に各部を点検し,ほつれなどがあった場合には使用を中止すること
− 分解,修理,改造などは行わないこと
− かむと切れるのでかませないようにすること,又はかむと切れることがあること
i) 保管及び廃棄の際の注意事項
j) 表示責任者の名称,及び住所又は電話番号

JIS S 9100:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 9100:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISL0105:2020
繊維製品の物理試験方法通則
JISZ8401:2019
数値の丸め方