JIST6120 : 2001 歯科メタルセラミック修復物の試験方法

JIS T 6120:2001の規格概要

この規格 T6120は、歯科メタルセラミック修復物,メタルセラミックに用いる歯科鋳造用・歯科加工用金属材料及び歯科用陶材の試験方法について規定。

JIST6120 規格全文情報

規格番号
JIS T6120 
規格名称
歯科メタルセラミック修復物の試験方法
制定年月日
2001/05/25
最新改正日
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

ISO 9693:1999(MOD)
国際規格分類

ICS

11.060.10
主務大臣
厚生労働
JISハンドブック
医療機器IV:2018
改訂:履歴
  • 2001-05-25制定日
  • 2009-10-01確認日
  • 2014-10-25確認日
  • 2019-10-25確認日

T 6120 : 2001

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本歯科材料工業協同組合 (JDMA) から工

業標準原案を具して日本産業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生

労働大臣が制定した日本産業規格である。

制定に当たっては,ISO 9693 : 1999, Metal-ceramic dental restorative systemsを基礎として用いた。

なお,国際規格では,歯科で使用する歯科メタルセラミック修復物についてその試験方法と要求事項を

規定しているが,この規格では,その試験方法について規格した。

JIS T 6120には,次に示す附属書がある。

附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表

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日本産業規格 JIS

T 6120 : 2001

歯科メタルセラミック 修復物の試験方法

Metal-ceramic dental restorative systems−Test methods

序文 この規格は,1999年に第2版として発行されたISO 9693, Metal-ceramic dental restorative systemsを

元に作成した日本産業規格であるが,原国際規格のうちの試験方法について規定した。さらに,金属材料

の一般的な試験方法である溶出及び変色試験を追加し,陶材には目視及び放射能試験を追加した。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である

1. 適用範囲 この規格は,歯科メタルセラミック修復物(以下,メタルセラミックという。),メタルセ

ラミックに用いる歯科鋳造用・歯科加工用金属材料(以下,金属材料という。)及び歯科用陶材(以下,陶

材という。)の試験方法について規定する。

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を示す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修

正している),NEQ(同等でない)とする。

ISO 9693 : 1999 Metal-ceramic dental restorative systems (MOD)

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

るこれらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS K 0050 化学分析方法通則

備考 ISO 3696, Water for analytical laboratory use−Specification and test methodsからの引用事項は,

この規格の該当事項と同等である。

JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)

JIS K 8726 乳酸(試薬)

JIS R 3503 化学分析用ガラス器具

備考 ISO 3585, Borosilicate glass containerからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS R 6253 耐水研磨紙

JIS Z 2241 金属材料引張試験方法

備考 ISO 6892, Metallic materials−Tensile testingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等で

ある。

JIS Z 8802 pH測定方法

ISO/DIS 10271 Dental metallic materials−Corrosion test methods

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T 6120 : 2001

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a) 金属材料 (metallic material) メタルセラミックの下部構造として用いるのに適する合金又は金属。

b) 金属材料の調整 (alloy/metal conditioning) 陶材の金属材料に対する結合を強めるために,金属材料

を処理する手順。

c) コーティング材及び/又はボンディングエージェント (coatings and/or bonding agents for the dental

metallic material) 金属材料に対する陶材の結合を強めるために,金属材料に塗布して適切な時間及

び温度の条件下で焼成すると,審美性を向上させ,被覆された金属材料面への陶材の結合性を高める

ためのもの(例えば,メッキされた層,若しくは陶材及び/又は合金粒子を含むもの。)。

d) オペークボンディング陶材 (opaque bonding dental ceramic) (以下,オペーク陶材という。) 蒸留

水又は専用液と混合し,金属材料面に塗布され,オペーク陶材の焼成スケジュールによって処理され

ると,金属材料面に結合して金属色を遮へいする層をつくるもの。

e) デンティン陶材 (dental dentine ceramic) メタルセラミック又は補綴物の陶材部分の,全体形状及び

基礎色を与えるために用いる,わずかに透明性のある着色された陶材。

f)

エナメル陶材 (dental enamel ceramic) 天然歯のエナメル質を表現するために,デンティン陶材のコ

ア又はベースの上に用いる,透明性のある着色された陶材。

g) 焼成スケジュール (firing schedule) 初期温度及び初期温度の係留時間サイクル,昇温速度,最終温

度及び最終温度の係留時間サイクル,かつ,真空焼成の場合には,真空開始時及び真空解放時の温度

並びに係留時間サイクル。

h) 昇温速度 (heating rate) 1分当たりの摂氏温度の上昇速度。

4. 試験の種類

4.1

金属材料 金属材料の試験は,次による。

a) 化学組成

b) 引張試験

c) 液相点及び固相点試験

d) 熱膨張試験

e) 溶出試験

f)

変色試験

4.2

陶材 陶材の試験は,次による。

a) 目視試験

b) 曲げ強さ試験

c) 溶解試験

d) 熱膨張試験

e) ガラス転移温度試験

f)

放射能試験

4.3

メタルセラミック メタルセラミックの試験は,次による。

a) はく離・クラック発生強さ試験

5. サンプリング

5.1

金属材料 金属材料は,試験に必要な十分な量を同一ロットからサンプリングする。

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T 6120 : 2001

5.2

陶材 陶材は,試験に必要な十分な量のオペーク陶材,デンティン陶材及びエナメル陶材をサンプ

リングする。

6. 試験

6.1

金属材料

6.1.1

化学組成 化学組成を求めるには,標準の分析手法を用いる。

6.1.2

引張試験

a) 試験片 引張試験片は,製造業者が指定する方法で6本作製する試験片の熱処理は,推奨される雰囲

気の炉内で,推奨される陶材の最高焼成温度で15分間熱処理をして,炉から試験片を取り出し,耐熱

板の上に置き,放冷したものを使用する。引張試験片は,直径2±0.1mm,標点距離20mm(図1参照),

又は直径3±0.1mm,標点距離15mm(図2及び図3参照)とする。

なお,図1のつかみ部は,直径2±0.1mmの直線でもよい。

図1 線状試験片

図2 つかみ部円柱状試験片

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JIS T 6120:2001の対応国際規格一覧

  • ISO 9693:1999(MOD)

JIS T 6120:2001の引用国際規格一覧

  • ISO/DIS 10271

JIS T 6120:2001の国際規格分類一覧

  • 11.060.10

JIS T 6120:2001の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
K0050
化学分析方法通則
K8150
塩化ナトリウム(試薬)
K8726
乳酸(試薬)
R3503
化学分析用ガラス器具(追補1)
R6253
耐水研磨紙
Z2241
金属材料引張試験方法
Z8802
pH測定方法