JIS T 61331-2:2016 診断用X線に対する防護用具―第2部:透明防護板 | ページ 2

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T 61331-2 : 2016
管電圧50150 kVに対して,JIS T 61331-1の表1に記載された全ての線質に対して,0.22未満であって
はならない。最小厚さ及び鉛当量の例を表1に示す。
注記2 防護ガラス板の鉛当量と最小厚さとの比率は,線質に依存する。
表1−防護ガラス板の鉛当量と最小厚さとの比率
最小厚さ 鉛当量 鉛当量と最小厚さとの比率
mm mmPb
3.5 0.77 0.22
5 1.10 0.22
6 1.32 0.22
7 1.54 0.22
8.5 1.87 0.22
10 2.20 0.22
12.5 2.75 0.22

6.4 情報

  鉛当量についての情報は,鉛当量の決定に用いた方法,及び線質とともに,mmPbで表示しなければな
らない。
洗浄剤の使用上の注意が必要ならば,適切な洗浄のために十分な助言を附属文書に記載しなければなら
ない。

7 表示

  防護ガラス板は,表2に示す情報を一方の面に永久的に表示しなければならない。表示物は,読みやす
く,かつ,もう一方の面からも認識可能でなければならず,角(かど)から10 mm以上離して貼り付けな
ければならない。
表2−防護ガラス板に表示する情報及びデータ
情報 データ
a 製造業者又は販売業者の名称又は商標 ABC
b 製品の名称又はガラスの種類,又は附属文書に DEF
対応した識別表示
c 4.1に従って決定された最小厚さ (uvw)
d mmPbで表記された鉛当量 xy mmPb
e 鉛当量の決定条件 N : ナロービーム
B : ブロードビーム
C : 計算
f 6.1に記載のX線管電圧 JIS T 61331-1参照
g 箇条9によるこの規格への適合宣言

8 附属文書

  防護ガラス板に附属文書を付けて提供する場合,どの防護ガラス板について言及しているかを明確に示
さなければならない。
箇条7で要求される全ての情報は,附属文書に記載しなければならない。

――――― [JIS T 61331-2 pdf 6] ―――――

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T 61331-2 : 2016

9 適合宣言

  防護ガラス板が,この規格の全ての要求事項に適合した場合には,次の事項を表示する。
a) 製造業者又は販売業者の名称又は商標
b) 製品の名称又はガラスの種類
c) 最小厚さ
d) 鉛当量
e) 鉛当量の計測におけるビーム条件又は計算の識別
f) X線管電圧(kV)
g) この規格の規格番号及び発効年
例 防護ガラス板 ABCa) EFb) (8.5) c) 2.5 mmPbd) e) 150 kVf) IS T 61331-2:2016g)
参考文献
IEC 60050-393:2003,International Electrotechnical Vocabulary−Part 393: Nuclear instrumentation−Physical
phenomena and basic concepts
IEC 60601-2-8:2010,Medical electrical equipment−Part 2-8: Particular requirements for basic safety and
essential performance of therapeutic X-ray equipment operating in the range 10 kV to 1 MV
IEC 60825-14:2004,Safety of laser products−Part 14: A user's guide

――――― [JIS T 61331-2 pdf 7] ―――――

                                                                                                                                              T6
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附属書JA
13
(参考)
31-
2 : 2
JISと対応国際規格との対比表
016
JIS T 61331-2:2016 診断用X線に対する防護用具−第2部 : 透明防護板 IEC 61331-2:2014,Protective devices against diagnostic medical X-radiation−Part 2:
Translucent protective plates
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の(V) JISと国際規格との技術的差異の理
国際 箇条ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 ···X線診断及びX線治 1 ···X線診断及びX線治療に 削除 “さらに,核医学及び自動ガンマ線防護に関する内容であるが,
療において放射線防護 おいて放射線防護に使用す 制御されたアフターロー 本文中にはX線防護のように合否の判
に使用する透明防護板 る透明防護板(防護ガラス ディング(後充)装置を 定基準がなく,製品の適合理由が不明
(防護ガラス板)につい 板)について規定する。さ 用いた小線源治療のガン 確であるため。
て規定する。 らに,核医学及び自動制御 マ線に対して使用される IEC 61331-2の次回改正時に提案する。
されたアフターローディン 透明防護板について規定
グ(後充)装置を用いた する。”を削除した。
小線源治療のガンマ線に対
して使用される透明防護板
について規定する。
3 用語及び 3.2 防護プラスチック 3.2 3.2 防護プラスチック板 追加 “この規格では適用しな 対応国際規格では,箇条4において,
定義 板 ( PROTECTIVE (PROTECTIVE PLASTIC い。”を追加した。 防護プラスチック板に関する技術的内
PLASTIC PLATE) PLATE) 容が不足している。また,製造業者が
光学的に透明な防護遮 光学的に透明な防護遮蔽体 国内企業一社しかなく,あえて規格を
蔽体の製造に使用され の製造に使用される,指定 規定する必要がないため。
る,指定された減弱特性 された減弱特性をもつ透明 IEC 61331-2の次回改正時に提案する。
をもつ透明なプラスチ なプラスチック材料から成
ック材料から成る透明 る透明防護板。
防護板。この規格では適
用しない。

――――― [JIS T 61331-2 pdf 8] ―――――

     (I)   JISの規定                    (II)   (III)国際規格の規定           (IV)   JISと国際規格との技術的差異の(V)   JISと国際規格との技術的差異の理
国際 箇条ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
4 透明防護 4.1 平たん度及び最小 4.1 変更 平たん度の規定を0.5 mm 我が国の防護ガラス板では,技術的に
板の幾何学 厚さ に変更した。 困難であるため。
的精度 ···,その全ての点が,0.5 ···,その全ての点が,0.3 mm IEC 61331-2の次回改正時に提案する。
mm離れた二つの平行 離れた二つの平行な面の間
な面の間になければな になければならない。
らない。
6 鉛当量 鉛当量 6 減弱特性 変更 文脈から鉛当量に変更し 該当する項目は,鉛に対する減弱につ
た。 いての内容であり,また,適合宣言に
おいても鉛当量と表記されているた
め。
IEC 61331-2の次回改正時に提案する。
6.1 鉛当量の決定方法 6.1 適切な放射線源がないため削除 “適切な放射線源がない ガンマ線に関する用語であるが,本文
測定が不可能な場合,例え ため測定が不可能な場合,中にX線防護のような合否の判定基準
ば,特別な光子放出放射性 例えば,特別な光子放出放がなく,製品の適合理由が不明確であ
核種のように,JIS T 射性核種のように,JIS T るため。
61331-1に記載の方法によ 61331-1に記載の方法によ IEC 61331-2の次回改正時に提案する。
って計算しなければならな って計算しなければなら
い。 ない。”を削除した。
6.4 情報 6.4 削除 “,又は,放射性核種ととガンマ線に関する用語であるが,本文
···,鉛当量の決定に用い ···,鉛当量の決定に用いた もに,”を削除した。 中にX線防護のような合否の判定基準
た方法,及び線質ととも 方法,及び線質,又は,放 がなく,製品の適合理由が不明確であ
に,mmPbで表示しなけ 射性核種とともに,mmPb るため。
ればならない。 で表示しなければならな IEC 61331-2の次回改正時に提案する。
い。
T6 1331-
2 : 2016
4

――――― [JIS T 61331-2 pdf 9] ―――――

                                                                                                                                              T6
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の(V) JISと国際規格との技術的差異の理
1
国際 箇条ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
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規格
1-
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
2
番号
: 2
及び題名 番号 の評価
0
7 表示 表2のfの6.1に記載の 7 表2のfの6.1に記載のX 削除 ガンマ線に関する用語であるが,本文
“,及び,ガンマ線エネル
16
X線管電圧 線管電圧,及び,ガンマ線 中にX線防護のような合否の判定基準
ギー,又は,放射性核種”
エネルギー,又は,放射性 を削除した。 がなく,製品の適合理由が不明確であ
核種 るため。
IEC 61331-2の次回改正時に提案する。
9 適合宣言 f) 線管電圧(kV) 9 削除
f) 線管電圧(kV),又は, ガンマ線に関する用語であるが,本文
“,又は,ガンマ線のエネ
ガンマ線のエネルギー,又 中にX線防護のような合否の判定基準
ルギー,又は,放射性核種”
は,放射性核種 を削除した。 がなく,製品の適合理由が不明確であ
るため。
IEC 61331-2の次回改正時に提案する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : IEC 61331-2:2014,MOD
関連する外国規格 IEC 61331-1:2014
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。

――――― [JIS T 61331-2 pdf 10] ―――――

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JIS T 61331-2:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61331-2:2014(MOD)

JIS T 61331-2:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 61331-2:2016の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称