(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異(V) JISと国際規格との技術的差異の理由
国際 の箇条ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
箇条番号 内容 規格 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 番号 番号 の評価
7 試験方 ・同一ロット製品 ・小売用包装から採取。削除 JISは,“小売用包装” JISは,このJISを製造業者などが工程の品
法(続き) との限定を削除した。 質管理にも用いることに鑑み,試料を全ての
包装製品,中間製品から採取できるようにし
た。
・十分な量 6.2 色調再現性試験用
削除
6.1と同じシェードで,別 JISは,“別バッチの製 JISは,別バッチとの比較ではなく,指定色
バッチの製品。 品”を削除した。 調との合致を要求する。
6.3 色調安定性試験用
・無作為に選ばれた他の削除 JISは,“無作為に選ば JISは,別バッチとの比較ではなく,指定色
2バッチ。 れた他の2バッチ”を削 調との合致を要求する。
除した。
7.2 試験 c) 特に指定がない限り, 7.1.2 他に規定されなければ,変更 JISは,水の品質を変更 JISには,分析実験用の水について適用でき
条件 精製水又は蒸留水。 水はISO 3696:1987のグ した。 る規格・基準が現在はない。
レード3に適合。
7.3 環境 7.3.1.1 光源 7.3.1.1
光安定性 b) 我が国の歯科技工室 選択 JISは,歯科技工用照明 ISO規格に規定している色温度変換フィル
7.3.1試験 で一般的に用いている歯 光源も選択可能とした。タは,我が国では入手困難であるため,この
機器 科技工用照明光源 試験の本来の目的にかなう歯科技工用照明
光源も選択可能とした。ISO対策は不要と判
断する。
7.3.1.3 照度測定装置 7.3.1.3 照度測定装置
・7.3.1.1 a)の光源の場合
8 000±1 000 lx 8 000±1 000 lx 一致
・7.3.1.1 b)の光源の場合 選択 JISは,歯科技工用照明 歯科技工用照明光源を選択した場合におい
4 000±500 lx 光源を選択した場合の て,ISO規格に規定の光源の照射照度との対
照度計測範囲を変更し 応を試験した結果に基づき,同等となる照度
た。 を設定した。
T6
選択適用の場合の調整であり,ISO対策は不
5
要と判断する。
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0
1
1
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9
――――― [JIS T 6517 pdf 21] ―――――
T6
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異(V) JISと国際規格との技術的差異の理由
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国際 の箇条ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
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箇条番号 内容 規格 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
: 2
及び名称 番号 番号 の評価
0 1
1
7.3.2手順 7.3.1.1に規定する光源の 7.3.2 計測照度の調節
下で試験する手順
b) 計測照度の調節
・7.3.1.1 b)の光源の場合 選択 JISは,歯科技工用照明 歯科技工用照明光源を選択した場合におい
4 000±500 lx 光源を選択した場合の て,ISO規格に規定の光源の照射照度との対
照度計測範囲を変更し 応を試験した結果に基づき,同等となる照度
た。 を設定した。
選択適用の場合の調整であり,ISO対策は不
要と判断する。
次の手順によって,手順 光照射を行わない試験を変更 JISは,光照射を行わな 環境光照射の影響を確認するには,空試験と
d)を行わずに1回,次い 注で手助けと位置づけて い試験を最初に1回行 の比較が適切である。ISO対策は不要と判断
で,全ての手順で3回試 いる。 うこととした。 する。
験する。
7.4 外観,・試験片作製方法 7.5 表面仕上げ 追加 JISは,同じ試験片につ 同じ試験片を用いて検査できる項目である
色調及び ・目視検査手順 外観及び色調を検査しな いて,外観及び色調の検ので,ISO規格の規定に追加した。ISO対策
表面仕上 ・判定基準 い他は,JISに同じ。 査を追加した。 は不要と判断する。
げ
7.5 硬さ 7.5.1.4 重合装置 7.4.1.4 照射光源 追加 JISは,加熱重合装置他JISは,全ての種類の硬質レジンに適用する
7.5.1 器具, を追加。 ため。
材料及び 7.5.1.5 ビッカース硬さ 7.4.1.5 硬さ試験装置 変更 JISは,試験荷重を変更。 改正前のJISで,この試験荷重での基準値を
装置 試験機 HV用, 規定しているので,これを踏襲した。
試験荷重200 g 試験荷重0.5 kg ISO規格では硬さの基準値を規定せず,硬さ
比率に基づく“光重合型の硬化深さ”だけを
規定している。試験器具などについてのISO
対策は不要と判断する。
恒温器
7.5.1.7 追加 JISは,恒温器を追加。 ISO規格の手順に恒温保管があるが,装置と
37±1 ℃に設定できるも しては記載されていないので,JISでは,追
の。 加した。
今後,ISOに追加を提案する。
――――― [JIS T 6517 pdf 22] ―――――
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異(V) JISと国際規格との技術的差異の理由
国際 の箇条ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
箇条番号 内容 規格 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 番号 番号 の評価
7.5.3評価 3個全てが5.6に適合す 7.4.4 追加 JISは,硬さの評価を追 JISは,硬さの基準値を規定している。評価
る。 加。 手順についてのISO対策は不要と判断する。
・硬さ
7.6 曲げ 7.6.1.3 加圧器具 追加
7.6.1.3 小形スクリュークランプ JISは,図4を追加。 JISは,加圧器具の例を載せ,分かりやすく
強さ した。ISO対策は不要と判断する。
7.6.1.7 曲げ試験用ジグ 7.6.1.6 曲げ強さ試験装置 追加 JISは,図5を追加。 JISは,三点曲げ試験の例を載せ,分かりや
すくした。ISO対策は不要と判断する。
7.7 接着 金属板 7.7.1.2 5枚の金属板 変更 JISは,寸法(厚さを除JISは,我が国で既に用いられている金属板
強さ 寸法が9 mm以上×9 mm 寸法が(20±1) m×(10 く。)の範囲を拡大した。
の寸法を排除しないこと及び接着面の規定
7.7.1 器具, 以上×(2±0.5)mmの平 ±1) m×(2±0.5) mの を直径5 mmと規定していることに鑑み,金
材料及び 板 平板 属板の最小寸法(厚さは,ISO規格と同じ。)
装置 だけを規定した。
今後,ISOに変更を提案する。
製造販売業者が指定しな 製造業者が特定の銘柄を変更 JISは,ISO 8891の代わJISは,貴金属含量が25 %以上75 %未満
い場合には, 推奨しない場合, りに,JIS T 6106を規定
の歯科鋳造用合金を削除し,我が国で多用さ
・JIS T 6106歯科鋳造用 ・ISO 8891貴金属含量が した。 れる歯科鋳造用金銀パラジウム合金を追加
金銀パラジウム合金 25 %以上75 %未満の歯 した。我が国で使用される硬質レジンは,我
科鋳造用合金 が国で多用される金属に適用できる必要が
ある。
今後,ISOに歯科鋳造用金銀パラジウム合金
の追加を提案する。
T6 517 : 2
0
2
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1
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――――― [JIS T 6517 pdf 23] ―――――
T6
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) JISと国際規格との技術的差異
2
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国際 の箇条ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
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箇条番号 内容 規格 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
: 2
及び名称 番号 番号 の評価
0 1
1
7.7 接着 7.7.1.4 サーマルサイク 7.7.1.4 サーマルサイクリング装選択 JISは,b) 試験片を,4JISは,サーマルサイクリング装置の作動条
強さ リング装置 置 ±1 ℃の水槽中に60 件として,我が国で多用されている設定条件
7.7.1 器具, a) 試験片を,5±1 ℃の 試験片を,(5±1) ℃の水 65秒間,次いで55± (試験片が歯又は非歯の場合)も選択できる
材料及び 水槽中に3035秒間,次 中に3035秒間,また(55 1 ℃又は60±1 ℃の水 ように規定した。
装置(続き) いで 55±1 ℃の水槽中 ±1) ℃の水中に3035 槽中に6065秒間の繰 今後,ISOに変更を提案する。
に3035秒間の繰返浸 秒間,自動的に5 000回, 返浸せきを5 000回行え
せき(漬)を5 000回行 試料を浸せきさせるもの るものも選択できるよ
えるもの。 うにしている。
b) 試験片を,4±1 ℃の
水槽中に6065秒間,次
いで55±1 ℃又は60±
1 ℃の水槽中に6065
秒間の繰返浸せきを5
000回行えるもの。
7.7.3手順 接着強さ試験の手順 7.7.4 変更
ISO 7.7.1.4サーマルサイ JIS 7.7.1.4 サーマルサJIS 7.7.1.4 サーマルサイクリング装置の欄
b) サーマルサイクリン クリング装置の欄を参 イクリング装置の欄を を参照。
グ 照。 参照。
(JIS 7.7.1.4 サーマル
サイクリング装置の欄を
参照。)
7.8 吸水量7.8.1.7 デシケータ 7.8.1.7デシケータ JISは,デシケータに入 JISは,試験作業の効率化の目的で,中形以
及び溶解量・130 ℃以上で, ・130℃で, 変更 れるシリカゲルの乾燥 上の容量のデシケータを用いる場合を許容
7.8.1 ・3時間以上, ・5時間, 変更 条件を変更及び削除し するため,用いるシリカゲルをISO規格の
器具,材料 ・新たに 削除 た。 規定よりも高温で多量に乾燥する乾燥条件
及び装置 を含めた。また,そのシリカゲルを繰り返し
乾燥させたシリカゲルを 7.8.2.3乾燥したシリカゲルを入変更 使用してもよいこととした。
入れたもの。 れたもの。 今後,ISOに変更を提案する。
――――― [JIS T 6517 pdf 24] ―――――
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異(V) JISと国際規格との技術的差異の理由
国際 の箇条ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
箇条番号 内容 規格 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 番号 番号 の評価
7.9 色調 色調の耐光及び耐水安定 7.9 ・色調再現性 及び 削除 JISは,色調安定性を評 JISは,色調再現性を評価するための試験方
安定性 性を評価するための試験 7.9.1 ・色調安定性を 価するための試験方法 法を,7.4(外観,色調及び表面仕上げ)に
方法。 評価するための試験方法 に限定した。 規定した。ただし,JISは,色調再現性をバ
ッチ間ではなく,指定した色調との合致を評
価するための試験方法に変更した。
従前から,変更をISOに提案している(5.4
の欄を参照)。
7.9.1 器具, 7.9.1.6 照射装置 7.9.2.6 ISO 7491に規定のもの。 選択 JISは,引用規格をJIS TJIS T 6003の規定において,直射日光を光源
材料及び JIS T 6003に規定のも 6003に変更することに とする方法を選択可能とした理由は,ISO規
装置 の。 よって,直射日光を光源格に規定された照射試験方法は,太陽光の変
とする方法を選択可能 動が著しい地域を想定したものであって,我
とした。 が国のように太陽光が比較的安定している
地域に適した試験方法も選択可能としたこ
とによる。
ISO規格に規定された方法も選択可能であ
り,ISO対策は不要と判断する。
7.9.1.10 水 7.1.2 他に規定されなければ,変更 JISは,精製水又は蒸留 JISには,分析実験用の水について適用でき
精製水又は蒸留水 使用する水はISO 3696: 水。 る規格・基準がない。
1987のグレード3に適
合。
7.9.1.11 金属はく(箔) 追加 JISは,規定に明記した。 ISO規格においては,7.9.5(手順)の7.9.5.3
アルミニウム又はすずの (試料セット3)の本文中に“アルミニウム
はく(箔) 又はすずのフォイル”と規定されている。
7.9.2試験 6 (サンプリング)
片の作製 試験片は,異なるシェー 6.3 色調安定性試験に関して変更 JISは,硬質レジンの各 硬質レジンの色調安定性は,通常,硬質レジ
ドのデンティンレジン, サンプル全体は,エナメ 構成の中から,オペークンの構成よりも,各色調を表現する顔料など
エナメルレジン及びサー ルレジン,デンティンレ レジンを除く,全ての構の発色物質の耐光性によって変化すること
ビカルレジンについて各 ジン及びサービカルレジ 成の異なる色調のもの から,異なる色調のものを規定した。
T6
3個作製する。 ンの,同じシェードの製 を規定した。 今後,ISOに変更を提案する。
517
品からなる。
: 2
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――――― [JIS T 6517 pdf 25] ―――――
次のページ PDF 26
JIS T 6517:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10477:2004(MOD)
JIS T 6517:2011の国際規格 ICS 分類一覧
JIS T 6517:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISR6010:2000
- 研磨布紙用研磨材の粒度
- JIST0993-1:2020
- 医療機器の生物学的評価―第1部:リスクマネジメントプロセスにおける評価及び試験
- JIST6001:2012
- 歯科用医療機器の生体適合性の評価
- JIST6001:2021
- 歯科用医療機器の生体適合性の評価
- JIST6003:2005
- 歯科材料の色調安定性試験方法
- JIST6106:2011
- 歯科鋳造用金銀パラジウム合金
- JIST6116:2012
- 歯科鋳造用金合金
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法