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T 6527 : 2012
法で溶解調整又は練和した印象材を少しあふれる程度に充し,直ちに平滑なガラス板を圧接する。
e) タイプ1は,製造販売業者が指定した時間冷却用水槽の中で冷却してから,タイプ2は,製造販売業
者が指定した時間放置してから,印象材を満たしたリング型をテストブロックから外す。
f) 低角度の照明下で拡大鏡を用いて印象材を観察する。
7.3.3 評価
評価は,次による。
a) 試験は,3個の試験片について行い,2個以上が5.4に適合したときに,合格とする。
b) 全ての試験片が,5.4に適合しないときは,不合格とする。
c) 1個の試験片が,5.4に適合したときは,再度試験を行って,3個全てが5.4に適合したときに,合格
とする。
単位 mm
a) テストブロック
図1−細線再現性試験及び埋没材又は石こうとの適合性試験用器具
――――― [JIS T 6527 pdf 6] ―――――
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T 6527 : 2012
単位 mm
b) リング型 c) スリット型
図1−細線再現性試験及び埋没材又は石こうとの適合性試験用器具(続き)
7.4 埋没材又は石こうとの適合性試験
7.4.1 試験器具 試験器具は,次による。
a) 細線再現性試験及び埋没材又は石こうとの適合性試験用器具(図1参照)
1) リング型 JIS H 3100に規定するC2600C4640,又はプラスチックなどの印象材に侵されない材
料。
2) スリット型 JIS H 3100に規定するC2600C4640,又は合成ゴムなどの石こうに侵されない材料。
b) クランプ スリットを閉じるために用いる器具。例えば,ウォームギアクランプ。
c) 分離剤 シリコーングリースなどのスリット型及び石こう製品と反応しないもの。
d) 拡大鏡 412倍に拡大できる拡大鏡。
e) 埋没材 JIS T 6601又はJIS T 6608に適合するもの。
f) 石こう JIS T 6605に適合するもの。
7.4.2 手順
手順は,次による。
a) スリット型の内面に分離剤を薄く塗布しておく。
b) 埋没材又は石こうを製造販売業者が指定する方法で練和する。
c) 7.3.2 f)で観察を終了した印象材を包含したリング型の上にスリット型を置き,クランプを閉めた後,
練和した埋没材又は石こうを印象面にあるa線,b線及びc線の片端からもう一方の端へ向かって流
れるように歯科用バイブレータを用いてスリット内面に沿って注ぐ。印象面が覆われた後は,スリッ
ト型の上部が僅かに余る程度に注ぐ。
d) 注入したリング型及びスリット型を埋没材又は石こうの硬化時間に45分を加えた時間放置した後,ク
ランプを緩めてスリット型から試験片を取り出す。
――――― [JIS T 6527 pdf 7] ―――――
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T 6527 : 2012
e) 低角度の照明下で拡大鏡を用いて試験片を観察する。
7.4.3 評価
評価は,次による。
a) 試験は,3個の試験片について行い,2個以上が5.5に適合したときに,合格とする。
b) 全ての試験片が,5.5に適合しないときは,不合格とする。
c) 1個の試験片が,5.5に適合したときは,再度試験を行って,3個全てが5.5に適合したときに,合格
とする。
7.5 弾性回復
7.5.1 試験器具 試験器具は,次による。
a) 弾性回復試験機 ガラス平板を含めた初期荷重が0.59±0.1 Nであるもの(図2又は図3参照)。ダイ
ヤルゲージは,JIS B 7503で規定する0.01 mmの単位で測れるもの。
b) 冷却用水槽 印象材を冷却する製造販売業者指定によるもの。
c) 金属割型又は金属リング型 内径12.5±0.05 mm,外径20.475 mm,高さ20±0.2 mmの金属割型(図
4参照),又は内径12.5±0.05 mm,外径25 mm,高さ20±0.2 mmの金属リング型。
d) 金属割型固定リング又は金属リング 内径20.5 mm,外径25 mm,高さ19±0.5 mmの金属割型固定リ
ング(図4参照),又は内径30 mm,高さ16 mmの金属リング。
e) ガラス板 50 mm×50 mm×6 mmの大きさのガラス板2枚。
f) ポリエチレンシート 50 mm×50 mm×0.035 mmのもの。
g) −クランプ 開口能力が40 mm以上あるもの。
h) 分離剤 シリコーングリースなど。
i) ガラス平板 15 mm×15 mm×2 mmの大きさのガラス板。
7.5.2 試験片の作製
試験片の作製は,次による。
a) 金属割型固定リング又は金属リング,及び金属割型又は金属リング型は,分離剤を薄く塗布しておく。
b) 金属割型固定リング又は金属リングをガラス板上に置き,タイプ2の場合には,ガラス板上にポリエ
チレンシートを置く。
c) 製造販売業者が指定した方法で溶解調整,又は練和した印象材をリングの内容の半量より少し多めに
入れ,直ちにその中に金属割型又は金属リング型をガラス板に達するまで押し込み,上面にあふれた
印象材を除くためもう1枚のガラス板を圧接する。
d) 金属割型又は金属リング型とガラス板とをC−クランプで固定し,タイプ1は,冷却用水槽に入れ,
製造販売業者が指定する時間放置し,タイプ2は,室温で製造販売業者が指定する時間放置する。
e) 印象材を金属割型又は金属リング型から外し,試験片とする。
7.5.3 手順
手順は,次による。
a) 7.5.2によって作製した試験片を弾性回復試験機の台上に置く。
b) ガラス平板を試験片の上に置き,試験片を金属割型又は金属リング型から外してから45秒後に,ダイ
ヤルゲージの測定子をそのガラス平板に接触させる。
c) ダイヤルゲージの測定子をガラス平板に接触させてから10秒後の目盛を読み,この値をAとする。
d) を読んだ5秒後に試験片を1秒以内に16±0.1 mmの高さ(20 %ひずみ)になるまで変形させ,その
後直ちに離して110秒間おく。次に,ダイヤルゲージの測定子をガラス平板に接触させ,その10秒後
――――― [JIS T 6527 pdf 8] ―――――
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に再び目盛を読み,この値をBとする。
e) 弾性回復は,次の式によって求める。
(A B)
D 100 100
20
ここに, D : 弾性回復(%)
A : 20 %ひずみをかける前の目盛の読み
B : 20 %ひずみを取り除いた後の目盛の読み
20 : 型の高さ(mm)
注記 弾性回復試験の手順を図示すると,次のようになる。
7.5.4 評価
評価は,次による。
a) 試験は,5個の試験片について行い,4個以上が5.6に適合したときに,合格とする。
b) 2個以下の試験片が,5.6に適合しないときは,不合格とする。
c) 3個の試験片が,5.6に適合したときは,再度試験を行って,5個全てが5.6に適合したときに,合格
とする。
――――― [JIS T 6527 pdf 9] ―――――
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T 6527 : 2012
A : プランジャ
B : ダイヤルゲージ
C : 試験片
D : ラチェット
− ダイヤルゲージは,JIS B 7503の規定に適合したもの。
− プランジャは,試験片に20 %のひずみを与えることができるもの。
図2−弾性回復試験機例(その1)
単位 mm
図3−弾性回復試験機例(その2)
――――― [JIS T 6527 pdf 10] ―――――
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JIS T 6527:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14356:2003(MOD)
JIS T 6527:2012の国際規格 ICS 分類一覧
JIS T 6527:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JIST6601:2013
- 歯科鋳造用石こう(膏)系埋没材
- JIST6605:2005
- 歯科用硬質石こう(膏)
- JIST6608:2001
- 歯科鋳造用りん酸塩系埋没材