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JIS T 7330:2000 規格概要
この規格 T7330は、セミフィニッシュト眼鏡レンズブランク,フィニッシュト眼鏡レンズ及びフィッティング関連した眼光学の基礎的な用語及びその定義について規定。
JIST7330 規格全文情報
- 規格番号
- JIS T7330
- 規格名称
- 眼鏡レンズの用語
- 規格名称英語訳
- Ophthalmic optics -- Spectacle lenses -- Vocabulary
- 制定年月日
- 2000年10月18日
- 最新改正日
- 2019年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 13666:1998(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.11, 11.040.70
- 主務大臣
- 厚生労働
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2000-10-18 制定日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
- ページ
- JIS T 7330:2000 PDF [46]
T 7330 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本医用光学機器工業会 (JMOIA) から,工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申し出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚
生大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
今回の制定は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO 13666 : Ophthalmic optics−Spectacle
lenses−Vocabularyを基礎として用いた。
JIS T 7330には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 分光重み関数及び分光分布
附属書B(参考) JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS T 7330 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
T 7330 : 2000
眼鏡レンズの用語
Ophthalmic optics−Spectacle lenses−Vocabulary
序文 この規格は,1998年に第1版として発行されたISO 13666, Ophthalmic optics−Spectacle lenses−
Vocabularyを翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,セミフィニッシュト眼鏡レンズブランク(以下,レンズブランクという。),
フィニッシュト眼鏡レンズ(以下,レンズという。)及びフィッティングに関連した眼光学の基礎的な用語
(以下,用語という。)及びその定義について規定する。ただし,製造及び表面処理(15.に収録した特殊
なコートを除く。)の工程に関する用語,材料に関する用語,材料及び光学的加工処理後の欠陥に関する用
語は,ISO 9802で規定する。
なお,用語の分類は,次による。
4. 基礎光学
5. レンズ及びフィッティング
6. レンズの材料
7. レンズの面
8. レンズ
8.1 機能
8.2 レンズ面形状
8.3 レンズ品種
8.4 製造状態
9. 焦点特性
10. プリズム特性
11. 球面屈折力レンズ
12. 乱視屈折力レンズ
13. レンチキュラーレンズ
14. 多焦点レンズ及び累進屈折力レンズ
15. 透過,反射及びコート
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 13666 : 1998, Ophthalmic optics−Spectacle lenses−Vocabulary (MOD)
――――― [JIS T 7330 pdf 2] ―――――
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T 7330 : 2000
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7090 光学及び光学機器−基準波長
備考 ISO 7944 Optics and optical instruments−Reference wavelengthsが,この規格と対応している。
JIS B 7281 : 1990 眼鏡枠の寸法測定
備考 ISO/DIS 8624 Optics and optical instruments−Ophthalmic optics−Measuring system for
spectacle framesが,この規格と対応している。
ISO 8429 Optics and optical instruments−Ophthalmology−Graduated dial scale.
ISO 8980-3 Ophthalmic optics−Uncut finished spectacle lenses−Part 3 : Transmittance specifications and
test methods.
ISO 9802 Raw optical glass−Vocabulary.
ISO/CIE 10526 CIE standard colorimetric illuminants.
ISO/CIE 10527 CIE standard colorimetric observers.
IEC 60050 (845) International Electro-technical Vocabulary−Chapter 845 : Lighting.
3. 一般的事項 用語及びその定義の一般的事項は,次による。
a) レンズ又は面の屈折力の単位は,メートルの逆数 (m-1) で,ディオプトリ (D) で表す(9.1参照)。
b) プリズム屈折力の単位は (cm/m) で,プリズムディオプトリ (△) で表す(10.11参照)。
c) 光学及びレンズの定義を簡潔で理解しやすくするため,特別な断りがある場合を除き,レンズ及びプ
リズムの収差を無視する。
d) 用語及びその定義は,項目別に分類して掲載する。参考として,英・仏・独の対応外国語及び慣用語
を示し,日・英の索引を付ける。
なお,用語の読み方を,用語の下の ( ) 内に示す。略号が使用される用語には,用語と読み方の
間にその略号を示す。
――――― [JIS T 7330 pdf 3] ―――――
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T 7330 : 2000
4. 基礎光学
用語 参考
番号 定義
(読み方) 対応外国語 慣用語
4.1 光放射 X線 ( 刀 ‰ 譬 (英)( optical radiation
長領域と電波 光線
(ひかりほうしゃ) 1mm) の波長へ移行する波長領域との間の電磁 (仏) rayonnement
放射[IEC 60050 (845) 参照]。 optique
(独) optische Strahlung
4.2 可視放射 視覚に直接作用する光放射。 (英) visible radiation,
可視光線,
(かしほうしゃ) 備考1. 可視放射のスペクトル領域には正確な境 light 光線
界はない。これらは網膜に達する放射強 (仏) rayonnement
度と観察者の感覚によるからである。 visible lumire
一般的には,下方境界は360400nm (独) sichtbare Strahlung
の間にあり,上方の境界は760830nm Licht
の間にある。
[IEC 60050 (845)参照]。
2. この規格及び眼光学に適用する場合は,
380nmと780nmとを境界とする。
4.3 紫外放射 可視放射より波長が短い光放射。 紫外線
(英) ultraviolet radiation
(しがいほうしゃ) 備考1. 100400nmの範囲の紫外放射は,次の (仏) rayonnement
領域に分けられる。 ultraviolet
UV-A 315400nm(備考2.参照) (独) ultraviolette
UV-B 280315nm Strahlung
UV-C 100280nm
[IEC 60050 (845)参照]
2. この規格及び眼光学に適用する場合に
は,UV-Aの上限は380nmとする。
3. 200nm以下の放射は大気が吸収するた
め,UV-Cとして有効なスペクトル範囲
は,200280nmである。
4.4 赤外放射 可視放射より波長が長い光放射。 赤外線
(英) infrared radiation
備考1. 780nm1mmの赤外放射は,次の領域に (仏) rayonnemen
(せきがいほうしゃ)
分けられる。 infrarouge
IR-A 7801 400nm (独) infrarote Strahlung
IR-B 1.43
IR-C 3
[IEC 60050 (845)参照]
2. 赤外放射は,海面上において約2 000nm
まで広がる。
3. 赤外吸収物質の設計時には,光源から放
射されたレンズに到達する赤外放射範囲
を考慮する。
4.5 屈折率 真空中の電磁波の速度に対する,媒質中における (英) refractive index,
n( 波長 の位相速度の比[IEC 60050 n(
(くっせつりつ) (845) 参照]。 (仏) indice de rfraction,
備考1. 工業的には,真空に対する屈折率の代わ n(
りに空気に対する屈折率が用いられる。 (独) Brechzahl,
2. レンズを含め,光学ガラス,すべての光 n(
学系及び光学機器で使用する波長は,JIS
B 7090で定義する。
――――― [JIS T 7330 pdf 4] ―――――
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T 7330 : 2000
用語 参考
番号 定義
(読み方) 対応外国語 慣用語
4.6 分散 ある媒質中における単色放射の伝搬速度が,その (英) dispersion
(ぶんさん) 放射の周波数の関数として変化する現象[IEC (仏) dispersion
60050 (845) 参照]。 (独) Dispersion
4.7 アッベ数 ある光学材料の色収差に対する補正を見積もる (英) Abbe number,
攀 ための数学的表現。 攀
又は 次の式によって算出する。 (仏) nombre dAbbe,
ne 1 攀
(あっべすう) nF nC (独) Abbesche Zahl,
ここに,ne : 緑色の水銀e線(波長 : 攀
546.07nm)の屈折率。
nF' : 青色のカドミウムF'線(波長 :
479.99nm)の屈折率。
nC' : 赤色のカドミウムC'線(波
長 : 643.85nm)の屈折率。
又は,
nd 1
nF nC
ここに,nd : 黄色のヘリウムd線(波長 :
587.56nm)の屈折率。
nF : 青色の水素F線(波長 :
486.13nm)の屈折率。
nC : 赤色の水素C線(波長 :
656.27nm)の屈折率。
(ISO 9802参照)
備考 これらの基準波長は,JIS B 7090で規定す
る。
4.8 光軸 レンズの両光学面に垂直な直線。これに沿った光 (英) optical axis
(こうじく) は屈折せずに通過する。 (仏) axe optique
備考 非球面は,回転軸である単一の対称軸をも (独) optische Achse
つ。相対する面の曲率中心がこの軸上にな
ければ,真の光軸は存在しない。
4.9 頂点 レンズの光軸とレンズ面との交点。 (英) vertex
(ちょうてん) (仏) sommet
(独) Scheitelpunkt
4.10 屈折力 レンズ又は光学面が,屈折によって入射波面の曲 (英) power
(くっせつりょく) 率又はその方向を変化させる能力。 (仏) puissance
(独) Wirkung
4.11 焦点 光軸上の無限遠物点と共役な像点。 (英) focal point
(しょうてん) (仏) foyer
(独) Brennpunkt
4.12 生化学放射線作用の 生体組織に対する光化学放射線作用の現れ又は (英) bioactinic
(せいかがくほうしゃ それに関すること。 (仏) bioactinique
せんさようの) (独) bioaktinisch
4.13 生化学放射線作用 生体組織に化学変化を及ぼす光放射の性質。(英) bioactinism
(せいかがくほうしゃ (仏) bioactinisme
せんさよう) (独) Bioaktinitt
――――― [JIS T 7330 pdf 5] ―――――
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JIS T 7330:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13666:1998(MOD)
JIS T 7330:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.11 : 医療技術(用語集)
JIS T 7330:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7090:1999
- 光学及び光学機器―基準波長