JIS T 8122:2015 生物学的危険物質に対する防護服

JIS T 8122:2015 規格概要

この規格 T8122は、生物学的危険物質への暴露又は接触の危険から作業者を防護するための防護服について規定。化学物質,電離放射線,放射性物質による汚染及び熱的(高温,低温)危険有害性については適用しない。

JIST8122 規格全文情報

規格番号
JIS T8122 
規格名称
生物学的危険物質に対する防護服
規格名称英語訳
Protective clothing for protection against hazardous biological agents
制定年月日
2007年5月25日
最新改正日
2015年10月26日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.340.10
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
労働安全・衛生 2019
改訂:履歴
2007-05-25 制定日, 2011-10-25 確認日, 2015-10-26 改正
ページ
JIS T 8122:2015 PDF [15]
                                                                                   T 8122 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[3]
  •  4.1 バイオハザード対策用防護服の種類・・・・[3]
  •  4.2 材料及び縫合部のクラス区分・・・・[3]
  •  5 一般要求事項・・・・[4]
  •  6 性能・・・・[4]
  •  6.1 全般・・・・[4]
  •  6.2 バイオハザード対策用防護服完成品の性能要求事項・・・・[6]
  •  6.3 材料及び縫合部の性能要求事項・・・・[6]
  •  6.4 バイザー,手袋,フットウエアなどの性能要求事項・・・・[8]
  •  7 試験・・・・[8]
  •  7.1 全般・・・・[8]
  •  7.2 前処理・・・・[10]
  •  7.3 バイオハザード対策用防護服完成品の試験・・・・[10]
  •  7.4 材料及び縫合部の試験・・・・[11]
  •  8 表示・・・・[12]
  •  9 取扱説明書・・・・[12]
  •  10 製品技術情報・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 8122 pdf 1] ―――――

T 8122 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
保安用品協会(JSAA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)
を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正
した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS T 8122:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 8122 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
T 8122 : 2015

生物学的危険物質に対する防護服

Protective clothing for protection against hazardous biological agents

1 適用範囲

  この規格は,生物学的危険物質への暴露又は接触の危険から作業者を防護するための防護服(以下,バ
イオハザード対策用防護服という。)について規定する。この規格の対象とするバイオハザード対策用防護
服は,全身防護服(気密服,陽圧服及び密閉服),部分防護服(ガウン,手術衣,実験衣,エプロンなど)
及び部分防護具(キャップ,シューズカバー,腕カバーなど)とする。また,バイオハザード対策用防護
服には,限定使用及び再使用可能な製品がある。
この規格は,バイオハザード対策用防護服と一体になっているバイザー,手袋及びフットウエア並びに
同時に使用する呼吸用保護具にも適用できる。化学物質,電離放射線,放射性物質による汚染及び熱的(高
温,低温)危険有害性については適用しない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 7350-1 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法 第1部 : 通則
JIS K 7350-2 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第2部 : キセノンアークランプ
JIS K 7350-3 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第3部 : 紫外線蛍光ランプ
JIS K 7350-4 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第4部 : オープンフレームカーボン
アークランプ
JIS L 1092 繊維製品の防水性試験方法
JIS L 1093 繊維製品の縫目強さ試験方法
JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法
JIS L 1913 一般不織布試験方法
JIS T 8001 呼吸用保護具用語
JIS T 8005 防護服の一般要求事項
JIS T 8030 化学防護服−防護服材料の耐透過性試験
JIS T 8032-1 化学防護服完成品の試験方法−第1部 : ガス気密性の求め方(内部圧力試験)
JIS T 8032-2 化学防護服完成品の試験方法−第2部 : エアロゾル及び気体の漏れ率の求め方(内部へ
の漏れ率試験)
JIS T 8032-3 化学防護服完成品の試験方法−第3部 : 液体ジェットに対する耐浸透性の求め方(ジェ
ット試験)
JIS T 8032-4 化学防護服完成品の試験方法−第4部 : 液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(スプ

――――― [JIS T 8122 pdf 3] ―――――

2
T 8122 : 2015
レー試験)
JIS T 8033 化学防護服−防護服材料の液体化学物質に対する耐浸透性試験方法
JIS T 8060 血液及び体液の接触に対する防護服−防護服材料の血液及び体液に対する耐浸透性の求
め方−人工血液を用いる試験方法
JIS T 8061 血液及び体液の接触に対する防護服−防護服材料の血液媒介性病原体に対する耐浸透性
の求め方−Phi-X174バクテリオファージを用いる試験方法
JIS T 8115 化学防護服
JIS T 8124-1 固体粉じんに対する防護服−第1部 : 浮遊固体粉じん防護用密閉服(タイプ5化学防護
服)の性能要求事項
JIS T 8124-2 固体粉じんに対する防護服−第2部 : 微粒子エアロゾルに対する全身化学防護服内部へ
の漏れ率試験方法
ISO 7000:2014,Graphical symbols for use on equipment−Registered symbols

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS T 8001及びJIS T 8115によるほか,次による。
3.1
バイオハザード対策用防護服(protective clothing for protection against hazardous biological agents)
生物学的危険物質の暴露又は接触から作業者を防護するために着用する防護服の総称。
3.2
バイオハザード対策用全身防護服(whole body biological protective clothing)
手,足,及び頭部を含め全身又は大部分を防護するバイオハザード対策用防護服。
3.3
気密服(gas-tight biological protective clothing)
手,足,及び頭部を含め全身を防護し,服内部を気密に保つ構造のバイオハザード対策用全身防護服。
3.4
陽圧服(positive pressured non-gas-tight biological protective clothing)
手,足,及び頭部を含め全身を防護し,外部から服内部を陽圧に保つ呼吸用空気を取り入れる構造の非
気密形バイオハザード対策用全身防護服。
3.5
密閉服(non-gas-tight biological protective clothing)
液状又は浮遊固体粉じんの生物学的危険物質から着用者を防護するための,非気密形・非陽圧形バイオ
ハザード対策用全身防護服。
注記 密閉服の形状は,カプセル形,フード付カバーオール形,カバーオール形及び上下形などがあ
る。
3.6
バイオハザード対策用部分防護服(partial body biological protective clothing)
ガウン,手術衣,実験衣,ジャケット,ズボン,エプロンなど,身体のく(躯)体部分を生物学的危険
物質の浸透から防護する防護服(以下,部分防護服という)。
3.7
バイオハザード対策用部分防護具(biological protective accessary)

――――― [JIS T 8122 pdf 4] ―――――

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T 8122 : 2015
キャップ,シューズカバー,腕カバーなど,身体の一部分を生物学的危険物質の浸透から防護する防護
具(以下,部分防護具という。)。
3.8
バイオハザード対策用防護服材料(biological protective clothing material)
身体の各部を防護する目的で,バイオハザード対策用防護服本体に使用される素材又は素材の組合せ(以
下,材料という。)。バイオハザード対策用防護服材料には,着用者の主防護層(primary barrier)となる素
材を含んでいる。
注記 材料には,バイザー,手袋及びフットウエアに使用する素材は含まない。これらに使用する素
材の性能は,別にこの規格又は対応する固別の規格によって規定する。
3.9
生物学的危険物質(hazardous biological agents)
ヒト又は動物に危害を及ぼす病原体及び生物由来物質の総称。
3.10
除染(decontamination)
ヒトに危害を及ぼす病原体及び生物由来物質を不活化又は完全に除去すること。
3.11
人工血液(synthetic blood)
アマランス色素,界面活性剤,増粘剤,無機塩類及び蒸留水の混合液で,血液及び幾つかの体液を代表
する表面張力及び粘度をもつ液体。
注記 この規格における人工血液は,実際の血液又は体液の全ての特性(色,凝固,細胞成分の構成
など)を模擬するものではない(JIS T 8060参照)。
3.12
バクテリオファージ(bacteriophage)
細菌に感染し,菌体内で増殖する細菌ウイルスの一群。
注記 この規格で使用するバクテリオファージは,Phi-X174である。Phi-X174バクテリオファージは,
ヒトに対しての病原性はないが,病原性ウイルスのシミュレーションとして使用できる(JIS T
8061参照)。
3.13
吸水性続服(absorbent overall)
吸水性材料でできた続服(オーバーオール)。試験用防護服の下に着用し,防護服完成品の液体スプレー
試験,液体ジェット試験及びマネキン試験において,液体の浸透を確認するために用いる。

4 種類

4.1 バイオハザード対策用防護服の種類

  バイオハザード対策用防護服の種類は,表1による。
また,種類は,一緒に使用する呼吸用保護具又は用途によって区分する。
さらに,バイオハザード対策用全身防護服,部分防護服及び部分防護具には,限定使用のものと再使用
可能なものがある。また,除染をするものとしないものがある。

4.2 材料及び縫合部のクラス区分

  材料及び縫合部は,性能によってクラス1クラス6に区分する。

――――― [JIS T 8122 pdf 5] ―――――

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JIS T 8122:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 8122:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK7350-1:1995
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法 第1部:通則
JISK7350-1:2020
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第1部:通則
JISK7350-2:2008
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第2部:キセノンアークランプ
JISK7350-3:2008
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第3部:紫外線蛍光ランプ
JISK7350-4:2008
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第4部:オープンフレームカーボンアークランプ
JISL1092:2009
繊維製品の防水性試験方法
JISL1093:2011
繊維製品の縫目強さ試験方法
JISL1096:2010
織物及び編物の生地試験方法
JISL1913:2010
一般不織布試験方法
JIST8001:2006
呼吸用保護具用語
JIST8005:2015
防護服の一般要求事項
JIST8030:2015
化学防護服―防護服材料の耐透過性試験
JIST8032-1:2015
化学防護服完成品の試験方法―第1部:ガス気密性の求め方(内部圧力試験)
JIST8032-2:2015
化学防護服完成品の試験方法―第2部:エアロゾル及び気体の漏れ率の求め方(内部への漏れ率試験)
JIST8032-3:2015
化学防護服完成品の試験方法―第3部:液体ジェットに対する耐浸透性の求め方(ジェット試験)
JIST8032-4:2015
化学防護服完成品の試験方法―第4部:液体スプレーに対する耐浸透性の求め方(スプレー試験)
JIST8033:2008
化学防護服―防護服材料の液体化学物質に対する耐浸透性試験方法
JIST8060:2015
血液及び体液の接触に対する防護服―防護服材料の血液及び体液に対する耐浸透性の求め方―人工血液を用いる試験方法
JIST8061:2015
血液及び体液の接触に対する防護服―防護服材料の血液媒介性病原体に対する耐浸透性の求め方―Phi-X174バクテリオファージを用いる試験方法
JIST8115:2015
化学防護服
JIST8124-1:2010
固体粉じんに対する防護服―第1部:浮遊固体粉じん防護用密閉服(タイプ5化学防護服)の性能要求事項
JIST8124-2:2008
固体粉じんに対する防護服―第2部:微粒子エアロゾルに対する全身化学防護服内部への漏れ率試験方法

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