JIS X 0015:2002 情報処理用語(プログラム言語)

JIS X 0015:2002 規格概要

この規格 X0015は、情報処理におけるプログラム言語に関する用語,定義及び対応英語について規定。

JISX0015 規格全文情報

規格番号
JIS X0015 
規格名称
情報処理用語(プログラム言語)
規格名称英語訳
Information technology -- Vocabulary -- Programming languages
制定年月日
1987年4月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 2382-15(MOD)
国際規格分類

ICS

01.040.35, 35.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
情報基本 2016
改訂:履歴
1987-04-01 制定日, 1992-06-01 確認日, 1997-10-20 確認日, 2002-06-20 改正日, 2007-09-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS X 0015:2002 PDF [25]
                                                                                    X 0015 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人情報処理
学会情報規格調査会(IPSJ・ITSCJ)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工
業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工
業規格である。これによって,JIS X 0015 : 1987は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO/IEC 2382-15,Information technology―
Vocabulary―Part 15 : Programming languages を基礎として用いた。
JIS X 0015には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS X 0015 pdf 1] ―――――

X 0015 : 2002

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 分類・・・・[1]
  •  4. 表記法・・・・[2]
  •  5. 情報処理用語(プログラム言語)・・・・[3]
  •  附属書(参考) ISと対応する国際規格との対比表 19解 説・・・・[23]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS X 0015 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                            JIS
X 0015 : 2002

情報処理用語(プログラム言語)

Information technology―Vocabulary―Programming languages

序文

 この規格は,2000年に第3版として発行されたISO/IEC 2382-15 : 2000,Information technology―
Vocabulary―Part 15 : Programming languagesを翻訳し,その技術的内容を変更することなく作成した日本工
業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考は,原国際規格にはない事項である。また,用語の定義
部分は,原国際規格では表形式ではないが,この規格では以前からの慣例に従って表形式とした。

1. 適用範囲

 この規格は,情報処理におけるプログラム言語に関する主な用語,定義及び対応英語につ
いて規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を示す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO/IEC 2382-15 Information technology―Vocabulary―Part 15 : Programming languages (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。
なお,これらの引用規格は,記載年の版だけがこの規格を構成するものであって,その後の改正版には
適用しない。
JIS X 0001 : 1994 情報処理用語―基本用語
備考 ISO/IEC 2382-1 : 1993 Information technology―Vocabulary―Part 1 : Fundamental termsからの
引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS X 0002 : 1976 情報処理用語(算術演算及び論理演算)
備考 ISO/IEC 2382-2 : 1976 Data processing―Vocabulary―Part 2 : Arithmetic and logic operationsか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS X 0005 : 2002 情報処理用語―データの表現
備考 ISO/IEC 2382-5 : 1999 Information technology―Vocabulary―Part 5 : Representation of dataから
の引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS X 0007 : 2001 情報処理用語―プログラミング
備考 ISO/IEC 2382-7 : 2000 Information technology―Vocabulary―Part 7 : Computer programmingか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3. 分類

 用語は,次のとおり分類する。
a) 構文素(15.01参照)
b) 宣言(15.02参照)

――――― [JIS X 0015 pdf 3] ―――――

2
X 0015 : 2002
c) データ対象(15.03参照)
d) データ型(15.04参照)
e) 文及び式(15.05参照)
f) プログラムの部分(15.06参照)
g) タスク(15.07参照)
h) 実行(15.08参照)
i) オブジェクト指向プログラミング(15.09参照)
j) 機能及び特性(15.10参照)

4. 表記法

 この規格は,各用語を,番号,用語,定義及び対応英語の四つの欄に分けて規定する。それ
ぞれの欄における表記法及び解釈を,次に示す。
a) 番号 番号は,数字6個によって表す。最初の2けたの数字は,情報処理用語の規格番号の末尾2け
たを示す。次の2けたは,この規格での分類を示す。最後の2けたは,同一分類番号内での一連番号
を示す。
b) 用語
1) 同一の意味を示す用語が二つ以上ある場合は,表記した順に従って優先使用する。
2) 同じ用語が,情報処理用語に関する他の日本工業規格(日本産業規格)で別の意味で定義されている場合には,用語
に引き続く丸括弧( )の中に,使用分野がこの規格の適用範囲に限定されることを示す。
例 “ラベル(プログラム言語における)”(15.01.10参照)
3) 用語の一部分が丸括弧( )で囲まれている場合は,その部分を省略してもよいことを表す。この場合,
括弧内を省略したときと省略しなかったときとの間に優先順位はない。
例1. “暗示(的)宣言”は,“暗示的宣言”又は“暗示宣言”を表す(15.02.04参照)。
2. “局所(的)”は,“局所”又は“局所的”を表す(15.02.11参照)。
4) 用法を用語に引き続く丸括弧( )の中に示す。
例 “ADT(省略形)”(15.04.02参照)
5) 漢字が常用漢字表にない場合には,仮名で示し,それに引き続く丸括弧 ( ) 内に該当する漢字を
示す。
例 “はん(汎)体”(15.06.28参照)
c) 定義
1) 文中で下線の引かれている語句は,情報処理用語に関する日本工業規格(日本産業規格)の中で規定されていること
を示す。
2) 丸括弧( )の使い方は,b)と同様とする。
d) 対応英語
1) この欄の英語は,対応国際規格の中で規定されている用語であって,規定されている用語と対応す
る。
2) 丸括弧( )の使い方は,b)と同様とする。
3) 同一の対応英語が別の定義をもつ場合には,それらを個々に記載し,用語の後に (1),(2),···を付
ける。
例 “visibility (1)”(15.02.17“可視性”参照)
“visibility (2)”(15.02.18“可視範囲”参照)

――――― [JIS X 0015 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
X 0015 : 2002

5. 情報処理用語(プログラム言語)

15.01 構文素
番号 用語 定義 対応英語
15.01.01 構文素, lexical token,
プログラム言語のアルファベットからなる1文字以上の列であっ
字句要素, て,規則に基づいて意味上の基礎的な単位を表現するもの。 lexical element,
字句単位 例 2G5というリテラル,PASCALにおけるlastnameなどの識別 lexical unit
子。
15.01.02 言語構成要素, language construct
プログラム言語の規則に従って一つ以上の構文素から形成される,
言語要素 プログラムの構文的に容認できる部分。
備考 01.05.10と同一用語。
15.01.03 識別子(プログ 言語構成要素を名付ける構文素。 identifier (プログ
ラム言語にお 例 変数,配列,レコード,ラベル,手続きなどの名前。 ラム言語におけ
ける) る)
備考 識別子は,通常,英字で始まり,場合によっては英字,数字
などの文字が続く。
15.01.04 既定義の識別子 プログラム言語の一部分として定義される識別子。 predefined identifier
例 予約語。
備考 既定義識別子が予約されていなかった場合,その識別子を用
いる宣言によって,その宣言の有効範囲における意味が再定
義される。
15.01.05 予約語 プログラマが再定義できない既定義識別子。 reserved word
備考 予約語のないプログラム言語もある。
15.01.06 区切り記号 delimiter,
構文上の単位とみなされる構文素又は文字列の始まり又は終わりを
示す別の構文素。 separator (この意
備考1. 特殊文字又は予約語が,区切り記号として機能する場合も
味で使用しない
ある。 ほうがよい)
2. 分離記号(15.01.07)参照。
3. 用語“分離記号”を,この意味で使用しないほうがよい。
15.01.07 分離記号 separator
隣り合う構文素又は構文単位が単一の項目として解釈されないよう
にするための区切り記号。
例 間隔文字又は書式制御文字。
備考 区切り記号(15.01.06)参照。
15.01.08 多重定義する ある構文素に対して二通り以上の意味を割り当てる。 <to> overload
例 構文素“+”は,整数加算,実数加算,和集合,結合などを意
味することがある。
15.01.09 あいまい(曖昧) disambiguation
同じ順番で配列された構文素からなる言語構成要素が幾つかあるう
性除去 ちで,プログラム中に特にその一つが現れたとき,どの言語構成要
素が参照されているかを決定する仕組み。
15.01.10 ラベル(プログ プログラムの中で場所を表すための識別子。 label (プログラム
ラム言語にお 備考1. ラベルは,文の参照に使用されることが多い。 言語における)
ける), 2. BASICでは,行番号がラベルとしての機能を果たすが,必
名札 ずしも制御の移行先とはならない。
3. FORTRANでは,ラベルは,最大数字5個で構成し,文の
左に先行して置き,その文を参照するために使用する。
15.01.11 注釈, remark,
プログラムの実行に影響を及ぼさないテキストを,そのプログラム
注 に含ませるために使用する言語構成要素。 comment
例 読者に対する説明,自動文書システム用のデータ。

――――― [JIS X 0015 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS X 0015:2002の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 2382-15(MOD)

JIS X 0015:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0015:2002の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称