JIS X 0221:2020 国際符号化文字集合(UCS) | ページ 33

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X 0221 : 2020 (ISO/IEC 10646 : 2017,Amd.1 : 2019,Amd.2 : 2019)
漢字が横に並ぶ部分字形をもつとき,左側部分字形の最後の画が右側部分字形の下部に及んでいるかど
うかの違いは,次のU+34F3の例に示すように分離符号化の根拠にはならない。
S.1.4.3 部分字形の種類の相違
次の例は,S.1.3.2のc)の規則を説明する。それぞれの対の二つの漢字は,一つ以上の部分字形が異なる。
S.1.5 実字形の相違
S.1.2で説明した分類を説明するため,統合する漢字の代表的な例を次に示す。次の各グループの二つ又
は三つの漢字又は部分字形は,実字形の相違をもつが,同じ抽象字形とみなし,その字形の文字又はその
字形を部分字形としてもつ漢字は,統合する。この相違は,次の例によって,分類される。
これらの相違は,次の例に示すように,更に分類される。
a) 点画の方向の相違
b) 点画が出る·出ない(抜ける·抜けない)
c) 部分字形·点画が付く·付かない
d) 画線の出方の相違
e) 画線の折れ曲がり方の相違
f) ハネの有無
g) 起筆の相違
h) 屋根の相違

――――― [JIS X 0221 pdf 161] ―――――

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X 0221 : 2020 (ISO/IEC 10646 : 2017,Amd.1 : 2019,Amd.2 : 2019)
i) 重要でない点画の追加又は削除
j) ) i)の組合せ
k) その他
注記 各グループに示された部分字形には,更に複雑な漢字の部分字形として使われたときには統合
されるが,単体の漢字としては,原規格分離漢字の取扱規則などの他の理由によって統合され
ないものがある。
統合した漢字の実字形の相違は,箇条33の符号表の各符号位置の,対応する原典の欄に示す。
S.1.6 原規格分離漢字の取扱規則(source separation rule)
複数の符号変換の段階を経たデータの完全性[“往復の保全性”(round-trip integrity)ともいう。]を確保
するため,次に示す各原典グループのいずれか一つの中で分離して符号化されている漢字は,統合しない。
注記1 これを原規格分離漢字の取扱規則という。
− 原典Gグループ GB 2312-80,GB 12345-90,GB 7589-87*,GB 7590-87*,GB 8565-88*,現代漢語通
用字表*
− 原典Tグループ TCA-CNS 11643-1986/第1面,TCA-CNS 11643-1986/第2面,TCA-CNS 11643-1986/
第14面*
− 原典Jグループ JIS X 0208:1990,JIS X 0212:1990
− 原典Kグループ KS X 1001:2004(KS C 5601-1989であったもの),KS X 1002:2001(KS C 5657-1991
であったもの)
注記2 この規格に符号化された原典JのJIS X 0212:1990に対応する文字は,組番号372のJAPANESE
IDEOGRAPHICS SUPPLEMENTに一覧によって示されている。
注記3 規格の参照番号の後の“*”は,その規格に含まれる漢字のうち幾つかが,統合漢字集合に含
まれていないことを示す。
しかしながら,一つの原典グループに属する二つの規格(例えば,GB 2312-80及びGB 12345-90)で符
号化されている幾つかの漢字は,原典グループから漢字を収集する手順において統合されている。
注記4 ここで“原典”としているものは,箇条23で“原典”としているものとは,一致しない。そ
れは,原規格分離漢字の取扱規則の適用の対象となる“原典”が,この規格の最初の版に含
まれていたものに限定されるのに対して,箇条23の“原典”は,その後追加されたものを含
むためである。
S.1.6で示した原規格分離漢字の取扱規則は,BMPのCJK UNIFIED IDEOGRAPHSブロックに対してだ
け適用する。

――――― [JIS X 0221 pdf 162] ―――――

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X 0221 : 2020 (ISO/IEC 10646 : 2017,Amd.1 : 2019,Amd.2 : 2019)
注記5 CJK互換漢字は,原規格分離漢字の取扱規則によく似た規則によって作成された。しかし,
CJK互換漢字では,似た漢字は,一つのCJK統合漢字と一つ以上のCJK互換漢字との組合
せとした。原規格分離漢字の取扱規則では,全ての似た漢字を異なるCJK統合漢字とみなす。
S.2 配列手順
S.2.1 配列の概要
この規格の箇条33の符号表で,CJK UNIFIED IDEOGRAPHSの配列は,次の辞書における漢字の並び
順を基にしている。
優先順位 辞書 版
1 康熙字典(Kangxi Dictionary) 北京第7版
2 第9版
大漢和辞典(Daikanwa Jiten)
3 漢語大字典(Hanyu Dazidian) 第1版
4 大字源(Daejaweon) 第1版
辞書は,上の表に示す優先順位で使用する。優先順位1が最優先である。漢字が,ある辞書で見つかっ
たならば,それよりも優先順位の低い辞書は,考察しない。
S.2.2 手順
S.2.2.1 辞書にある漢字
a) ある漢字が,康熙字典にある場合,康熙字典の順序に従って符号表に位置付ける。
b) ある漢字が,康熙字典になく大漢和辞典にある場合,大漢和辞典でその文字よりも前に記載された文
字で,康熙字典にも記載のある文字のうち,最も近くにある文字の属する部首画数グループの末尾に
位置付ける(康熙字典の部首画数グループの最後に位置付け,康熙字典及び大漢和辞典にある漢字に
続けて配列する。)。
c) ある漢字が,康熙字典及び大漢和辞典のいずれにもない場合,漢語大字典及び大字源を同様の手順で
参照する。
S.2.2.2 辞書にない漢字
ある漢字が,四つのどの辞書にもない場合,部首画数グループの末尾に(辞書にある漢字よりも後に)
位置付け,同じ部首画数の下に配列する。
S.3 原規格分離漢字の例
次に示す漢字の対(又は三つ組み)は,S.1に示した統合規則の例外である。これらは,S.1.6に示した
原規格分離漢字の取扱規則によって,統合しない。
注記1 原規格分離漢字の取扱規則の適用の対象となった,特定の原典グループについては,それぞ
れの漢字の対(又は三つ組み)の右側に,文字(G,J,K又はT)で示す。文字に対応する
原典グループは,S.1.6に示す。
注記2 次に示す七つの符号位置の対は,元々JIS X 0212:1990の第3水準の一部である原典Jの文字
を含み,原規格分離漢字の取扱規則が適用されている。加えて原典参照J13のJIS X 0213:2004
の一部でもある。それらの対(原典参照J13の符号位置を強調)は,U+5861-U+586B,
U+6483-U+64CA,U+75E9-U+7626,U+83D1-U+8458,U+848B-U+8523,U+91A4-U+91AC及
びU+985A-U+985Bである。

――――― [JIS X 0221 pdf 163] ―――――

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X 0221 : 2020 (ISO/IEC 10646 : 2017,Amd.1 : 2019,Amd.2 : 2019)
TJ TJ T
T
518A 518C 5377 5DFB 5716 5717
4E1F 4E22
G GT T
GT
51C0 51C8 53C1 53C2 5759 5DE0
4E48 5E7A
T T J
GTJ
51E2 51E3 53C3 53C4 57D2 57D3
4E89 722D
TJ T T
J
5203 5204 5415 5442 5848 588D
4EDE4EED
TJ T TJ
T
520A 520B 541E 5451 5861 586B
4F75 5002
T TJ T
T
5220 522A 5433 5434 5449 5897 589E
4FA3 4FB6
T T GTJ
TJK
5225 522B 5436 5450 58EE 58EF
4FC1 4FE3
TJ T T
T
5238 52B5 543F 544A 58FD 5900
4FDE 516A
T T T
T
5239 524E 5527 559E 5910 657B
4FF1 5036
T T GTJ
T
524F 5259 55A9 55BB 5932 672C
5024 503C
T T J
T
525D 5265 5618 5653 5965 5967
5077 5078
J GTJ TJ
TJ
5292 5294 568F 5694 5968 596C 734E
507D 50DE
T T GT
T
52FB 5300 56EF 56FD 5986 599D
514C 5151
T TJ T
TJ
5355 5358 5708 570F 598D 59F8
514E 5154
TK T T
T
5373 537D 570E 5713 59CD 59D7
5156 5157

――――― [JIS X 0221 pdf 164] ―――――

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X 0221 : 2020 (ISO/IEC 10646 : 2017,Amd.1 : 2019,Amd.2 : 2019)
GT T T T
59EB 59EC 5C13 5C14 5F54 5F55 6236 6237 6238
T T T T
5A1B 5A2F 5A31 5C19 5C1A 5F59 5F5A 623B 623E
T T J T
5A55 5AAB 5C2A 5C2B 5F5B 5F5C 629B 62CB
T T T TJ
5A7E 5AAE 5C36 5C37 5F5D 5F5E 629C 62D4
TK T T T
5AAA5ABC 5C4F 5C5B 5F65 5F66 6329 635D
T GT T TJ
5AAF 5B00 5CE5 5D22 5FB3 5FB7 633F 63D2 63F7
T T T TJ
5B0E 5B14 5DD35DD4 5FB4 5FB5 634F 63D1
GT T TJ TJ
5B24 5B37 5E21 5E32 6075 60E0 635C 641C
T TJ T T
5B73 5B76 5E2F 5E36 6085 60A6 63B2 63ED
T T T TJ
5BAB5BAE 5E76 5E77 609E 60AE 63FA 6416 6447
T T T T
5BDB5BEC 5EC4 5ECF 60B3 60EA 63FE 6435
T T T TJ
5BDC5BE7 5F11 5F12 6120 614D 6483 64CA
GTJ T TJ T
5BDD5BE2 5F37 5F3A 613C 614E 654E 6559
J T GT T
5C02 5C08 5F39 5F3E 6229 622C 6553 655A
GTJ TJ T T
5C06 5C07 5F50 5F51 622F 6231 65E2 65E3

――――― [JIS X 0221 pdf 165] ―――――

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JIS X 0221:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 10646:2017(IDT)
  • ISO/IEC 10646:2017/AMENDMENT 1:2019(IDT)
  • ISO/IEC 10646:2017/AMENDMENT 2:2019(IDT)

JIS X 0221:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0221:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称