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X 5708-1991 (ISO/IEC 9072-1 : 1989)
は,起動IDパラメタをJIS X 5709の9.で規定した遠隔操作の抽象構文を定義するモジュールによってエ
キスポートする。
10.1.1.5 連結ID このパラメタは,起動された操作が子操作の場合に存在し,対応する親操作の起動を識
別する。このパラメタは,サービス要求者が提供する。この値は,親操作のRO-INVOKE指示プリミティ
ブの起動IDパラメタ値とする。
10.1.1.6 優先度 このパラメタは,AE間で交換する他のAPDUに対するAPDU送信の優先度とする。値
が小さいほど,優先度は高い。同一の優先度をもつ複数のAPDUが送信待ちの場合は,“先入れ先出し”
で送信する。
備考1. 優先度パラメタは,APDUの送信に優先度を付ける両方向交互のアソシエーションの場合に
効果をもつ。このパラメタは,いつAPDUの送信権を要求するかの決定に使用してもよい。
両方向同時のアソシエーションの場合には,実装に依存する効果をもたせてもよい。
2. 応答(RO-RESULT,RO-ERROR及びRO-REJECT-Uのサービス)の優先度は,通常,対応す
る起動よりも高く(小さい値)なければならない。
10.2 RO-RESULTサービス RO-RESULTサービスは,操作が成功した場合に,ROSE利用者が対応する
RO-INVOKE指示に対して応答するために使用する。このサービスは,非確認型サービスとする。
関連するサービス構造は,図6で示すように,二つのサービスプリミティブからなる。
図6 RO-RESULTサービスプリミティブ
10.2.1 RO-RESULTパラメタ 表3にRO-RESULTサービスのパラメタを示す
表3 RO-RESULTパラメタ
パラメタ名 要求 指示
操作値 利用者選択 条件付き (=)
結果 利用者選択 条件付き (=)
起動ID 必す 必す (=)
優先度 利用者選択
10.2.1.1 操作値 このパラメタは,起動され成功した操作の識別子とする。このパラメタは,サービス要
求者が提供する。この値は,対応するRO-INVOKE指示プリミティブの操作値とする。このパラメタは,
結果パラメタが存在する場合にだけ設定する。
10.2.1.2 結果 このパラメタは,起動され成功した操作の結果とする。この型は,ROSE利用者間で合意
したものでなければならない。このパラメタは,サービス要求者が提供する。
――――― [JIS X 5708 pdf 16] ―――――
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X 5708-1991 (ISO/IEC 9072-1 : 1989)
10.2.1.3 起動ID このパラメタは,対応する起動を識別する(10.1.1.4参照)。このパラメタは,サービス
要求者が提供する。この値は,対応するRO-INVOKE指示プリミティブの起動ID値とする。
10.2.1.4 優先度 このパラメタは,対応するAPDU転送の優先度を定義する(10.1.1.6参照)。
10.3 RO-ERRORサービス RO-ERRORサービスは,操作が失敗した場合に,ROSE利用者が対応する
RO-INVOKE指示に応答するために使用する。このサービスは,非確認型サービスとする。
関連するサービス構造は,図7で示すように,二つのサービスプリミティブからなる。
図7 RO-ERRORサービスプリミティブ
10.3.1 RO-ERRORパラメタ 表4にRO-ERRORサービスのパラメタを示す。
表4 RO-ERRORパラメタ
パラメタ名 要求 指示
誤り値 必す 必す (=)
誤りパラメタ 利用者選択 条件付き (=)
起動ID 必す 必す (=)
優先度 利用者選択
10.3.1.1 誤り値 このパラメタは,操作の実行中に発生した誤りを識別する。この値はROSE利用者間で
合意したものでなければならない。このパラメタは,サービス要求者が提供する。
10.3.1.2 誤りパラメタ このパラメタは,誤りについての付加情報を提供する。このパラメタを使用する
場合,この型は,ROSE利用者間で合意したものでなければならない。このパラメタは,サービス要求者
が提供する。
10.3.1.3 起動ID このパラメタは,対応する起動を識別する(10.1.1.4参照)。このパラメタは,サービス
要求者が提供する。この値は,対応するRO-INVOKE指示プリミティブの起動ID値とする。
10.3.1.4 優先度 このパラメタは,対応するAPDU転送の優先度を定義する(10.1.1.6参照)。
10.4 RO-REJECT-Uサービス RO-REJECT-Uサービスは,ROSE利用者が問題を検知したときに,他の
ROSE利用者からの要求(RO-INVOKE指示)を拒否するために使用する。ROSE利用者が他のROSE利用
者からの応答(RO-RESULT指示及びRO-ERROR指示)を拒否するためにこれを使用してもよい。応用コ
ンテキストによっては,ROSE利用者は他ASEの順序規則に違反しないように,RO-REJECT-Uサービス
を応答拒否するために使用しなくてもよい。このサービスは,非確認型サービスとする。
関連するサービス構造は,図8で示すように,二つのサービスプリミティブからなる。
――――― [JIS X 5708 pdf 17] ―――――
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X 5708-1991 (ISO/IEC 9072-1 : 1989)
図8 RO-REJECT-Uサービスプリミティブ
10.4.1 RO-REJECT-Uパラメタ 表5にRO-REJECT-Uサービスのパラメタを示す。
表5 RO-REJECT-Uパラメタ
パラメタ名 要求 指示
拒否理由 必す 必す (=)
起動ID 必す 必す (=)
優先度 利用者選択
10.4.1.1 拒否理由 このパラメタは,次に示す拒否理由を指定する。このパラメタは,サービス要求者が
提供する。
(a) 起動上の問題 RO-INVOKE指示プリミティブに対する利用者拒否は,次のいずれかの値とする。
(1) 二重起動 起動IDパラメタが10.1.1.4の割当て規則に違反していることを示す。
(2) 認識不能操作 操作がROSE利用者間で合意したものでないことを示す。
(3) 引数型誤り 操作引数の型がROSE利用者間で合意したものでないことを示す。
(4) 資源限界 操作実行側ROSE利用者が,資源限界のために起動された操作を実行できないことを
示す。
(5) 起動側解放中 アソシエーション起動側が,応用アソシエーションの解放中のため,起動された
操作を実行できないことを示す。
(6) 認識不能連結ID 進行中の操作の中に,指定された連結IDと同じ起動IDをもつ操作がないこと
を示す。
(7) 予期しない連結応答 起動された操作(連結IDによって参照したもの)が親操作でないことを示
す。
(8) 予期しない子操作 起動された子操作が,起動された親操作(連結IDによって参照したもの)の
許可したものでないことを示す。
(b) 結果応答上の問題 RO-RESULT指示プリミティブに対する利用者拒否は,次のいずれかの値とする。
(1) 認識不能起動 進行中の操作の中に,指定された起動IDをもつものがないことを示す。
(2) 予期しない結果応答 起動した操作が結果を報告しないことを示す。
(3) 結果型誤り 結果パラメタの型がROSE利用者間で合意したものでないことを示す。
(c) 誤り応答上の問題 RO-ERROR指示プリミティブに対する利用者拒否は,次のいずれかの値とする。
(1) 認識不能起動 進行中の操作の中に,指定された起動IDをもつものがないことを示す。
(2) 予期しない誤り応答 起動した操作が誤りを報告しないことを示す。
――――― [JIS X 5708 pdf 18] ―――――
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X 5708-1991 (ISO/IEC 9072-1 : 1989)
(3) 認識不能誤り 報告された誤りがROSE利用者間で合意したものでないことを示す。
(4) 予期しない誤り 報告された誤りが,起動された操作に対して該当しない報告であることを示す。
(5) パラメタ型誤り 誤りパラメタの型がROSE利用者間で合意したものでないことを示す。
10.4.1.2 起動ID このパラメタは,対応する起動を識別する(10.1.1.4参照)。このパラメタは,サービス
要求者が提供する。この値は,拒否するRO-INVOKE及びRO-RESULTの指示プリミティブ又はRO-ERROR
指示プリミティブの起動ID値とする。
10.4.1.3 優先度 このパラメタは,対応するAPDU転送の優先度を定義する(10.1.1.6参照)。
10.5 RO-REJECT-Pサービス RO-REJECT-Pサービスは,ROSE利用者に,ROSE提供者が検知した問
題を知らせるために使用する。このサービスは,提供者起動型サービスとする。
関連するサービス構造は,図9で示すように,一つのサービスプリミティブからなる。
図9 RO-REJECT-Pサービスプリミティブ
10.5.1 RO-REJECTPパラメタ 表6にRO-REJECT-Pサービスのパラメタを示す。
表6 RO-REJECT-Pパラメタ
パラメタ名 指示
起動ID 提供者選択
返送パラメタ 提供者選択
拒否理由 提供者選択
10.5.1.1 起動ID このパラメタは,対応する起動を識別する(10.1.1.4参照)。このパラメタは,ROSE提
供者が提供する。この値は,拒否したRO-INVOKE,RO-RESULT,RO-ERROR及びRO-REJECT-Uの要求
プリミティブの起動ID値とする。起動IDが得られない場合,このパラメタは,省略する。
10.5.1.2 返送パラメタ このパラメタは,ROSE提供者が対応するAPDUを転送できない場合,
RO-INVOKE,RO-RESULT,RO-ERROR又はRO-REJECT-Uの要求プリミティブのパラメタを含む。この
パラメタ及び拒否理由パラメタの両方を指定することはできない。
10.5.1.3 拒否理由 このパラメタは,次に示す拒否の理由を指定する。このパラメタは,ROSE提供者が
提供する。このパラメタ及び返送パラメタの両方を指定することはできない。
(d) 一般的な問題 APDUに対する提供者拒否は,次のいずれかの値とする。
(1) 認識不能APDU 型識別子によって示されるAPDUの型が,JIS X 5709で定義する四つの型のい
ずれでもないことを示す。
(2) 型誤りAPDU APDU構造がJIS X 5709に適合しないことを示す。
(3) 構造不正APDU APDUの構造がJIS X 5603及びJIS X 5604で規定する記法及び符号化に適合し
――――― [JIS X 5708 pdf 19] ―――――
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X 5708-1991 (ISO/IEC 9072-1 : 1989)
ないことを示す。
11. 記法のサービスへの対応付け
11.1 応用コンテキスト及び操作 ここでは,9.で定義したマクロ記法によって応用コンテキストを記述す
る方法を示す。
この記法による応用コンテキストの記述は,次の操作及び誤りからなる。
(a) INDマクロによって記述する結合操作
(b) NBINDマクロによって記述する結合解放操作
(c) PERATIONマクロによって記述する操作の集合
(d) 操作と関連し,ERRORマクロによって記述する誤りの集合
利用者要素は,遠隔操作(結合操作,結合解放操作及び操作の集合)を起動できる。
アソシエーション起動側の利用者要素は,結合操作を起動することによって応用アソシエーションを確
立する。応用アソシエーションが確立されると,利用者要素は,操作を起動できる。アソシエーション起
動側の利用者要素は,応用アソシエーションを解放したい場合,結合解放操作を起動する。
11.2 遠隔操作とACSEサービス,RTSEサービス及びROSEサービスとの対応付け 結合操作及び結合
解放操作は,ACSEサービス又はRTSEサービスに対応付ける。
また,操作は,ROSEサービスに対応付ける。
11.2.1 ACSEサービスへの対応付け 結合操作はA-ASSOCIATEサービスに,結合解放操作はA-RELEASE
サービスにそれぞれ対応付ける。
11.2.1.1 結合操作の対応付け 結合操作は,A-ASSOCIATEサービスに対応付ける。
11.2.1.1.1 結合操作の起動 結合操作の起動は,A-ASSOCIATE要求及びA-ASSOCIATE指示のサービスプ
リミティブに対応付ける。
結合操作の引数値は,これらのサービスプリミティブの利用者情報パラメタに対応付ける。
11.2.1.1.2 結合操作の応答 結合操作の応答は,A-ASSOCIATE応答及びA-ASSOCIATE確認のサービスプ
リミティブに対応付ける。
結合操作が成功した場合,これらのサービスプリミティブの結果パラメタは“受諾”とし,結合操作の
結果値はこれらのサービスプリミティブの利用者情報パラメタに対応付ける。
結合操作が失敗した場合,これらのサービスプリミティブの結果パラメタは“拒否(永久)”とし,結合
操作の誤り値はこれらのサービスプリミティブの利用者情報パラメタに対応付ける。
11.2.1.2 結合解放操作の対応付け 結合解放操作は,A-RELEASEサービスに対応付ける。
11.2.1.2.1 結合解放操作の起動 結合解放操作の起動は,A-RELEASE要求及びA-RELEASE指示のサービ
スプリミティブに対応付ける。
結合解放操作の引数値は,これらのサービスプリミティブの利用者情報パラメタに対応付ける。これら
のサービスプリミティブの理由パラメタの値は,“正常”とする。
11.2.1.2.2 結合解放操作の応答 結合解放操作の応答は,A-RELEASE応答及びA-RELEASE確認のサービ
スプリミティブに対応付ける。
結合解放操作が成功した場合,これらのサービスプリミティブの理由パラメタ値は“正常”とし,結合
解放操作の結果値はこれらのサービスプリミティブの利用者情報パラメタに対応付ける。サービスプリミ
ティブの結果パラメタは,“肯定”とする。
結合解放操作が失敗した場合,これらのサービスプリミティブの理由パラメタ値は“未完了”とし,結
――――― [JIS X 5708 pdf 20] ―――――
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JIS X 5708:1991の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 9072-1:1989(IDT)
JIS X 5708:1991の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.200 : 遠隔制御.テレメタリング
JIS X 5708:1991の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX5003:1987
- 開放型システム間相互接続の基本参照モデル
- JISX5201:1997
- 開放型システム間相互接続―セションサービス定義
- JISX5601:1995
- 開放型システム間相互接続 ― プレゼンテーションサービス定義
- JISX5603:1990
- 開放型システム間相互接続の抽象構文記法1(ASN.1)仕様
- JISX5604:1990
- 開放型システム間相互接続の抽象構文記法1(ASN.1)の基本符号化規則仕様
- JISX5701:1991
- 開放型システム間相互接続―アソシエーション制御サービス要素のサービス定義
- JISX5702:1991
- 開放型システム間相互接続―アソシエーション制御サービス要素のプロトコル仕様
- JISX5709:1991
- 遠隔操作―第2部 プロトコル仕様