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X 5709-1991 (ISO/IEC 9072-2 : 1989)
図1 ROSEプロトコルの抽象構文仕様(続き)
10. 適合性 この規格に適合する実装は,10.110.3で示す要件を満足しなければならない。
10.1 記述要件 この規格への適合性を主張する実装者は,使用する応用コンテキストを記述しなければ
ならない。
この記述は,実装システムでの下位サービスへの対応付けが次のいずれであるかを含まなければならな
い。
(a) OSEからRTSEへの対応付け
(b) OSEからプレゼンテーションサービスへの対応付け
(c) (a)及び(b)の両方
――――― [JIS X 5709 pdf 16] ―――――
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X 5709-1991 (ISO/IEC 9072-2 : 1989)
10.2 静的要件 システムは,9.で規定したAPDUの抽象構文定義に適合しなければならない。
10.3 動的要件 システムは,次の動的要件の両方を満たさなければならない。
(a) 7.で規定した手順要素
(b) 8.で規定した使用するサービスの対応付け
――――― [JIS X 5709 pdf 17] ―――――
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X 5709-1991 (ISO/IEC 9072-2 : 1989)
附属書A(規定) ROPM状態遷移表
A.1 概要 この附属書は,状態遷移表によって一つの遠隔操作プロトコル機械 (ROPM) を規定する。状態
遷移表は,応用アソシエーションの状態,プロトコル上で発生する入力事象,実行される動作及びその結
果の応用アソシエーションの状態の間の関係を示す。
ROPM状態遷移表は,ROPMの形式定義を構成するものではないが,7.及び8.で規定した手順要素をよ
り正確に記述する。
この附属書は,次の表を含む。
(a) 附属書A表1は,各入力事象の省略名,発生元並びに名前及び説明を規定する。発生元は,次のいず
れかとする(附属書A表1で使用する発生元の名称を括弧内に示す。)。
(1) OSEサービス利用者(ROSE利用者)
(2) 同位のROPM(同位ROPM)
(3) 転送処理部以外のROPM (ROPM)
(4) OPMの転送処理部 (ROPM-TR)
(5) プレゼンテーションサービス提供者(PS提供者)及びアソシエーション制御サービス要素 (ACSE),
又は高信頼転送サービス要素 (RTSE)
(b) 附属書A表2は,ROPMの状態の省略名を規定する。
(c) 附属書A表3は,ROPM-TRの状態の省略名を規定する。
(d) 附属書A表4は,出力事象の省略名,出力先並びに名前及び説明を規定する。出力先は,次のいずれ
かとする(附属書A表4で使用する出力先の名称を括弧内に示す。)。
(1) OSEサービス利用者(ROSE利用者)
(2) 同位のROPM(同位ROPM)
(3) 転送処理部以外のROPM (ROPM)
(4) OPMの転送処理部 (ROPM-TR)
(5) プレゼンテーションサービス提供者(PS提供者)及びアソシエーション制御サービス要素 (ACSE),
又は高信頼転送サービス要素 (RTSE)
(e) 附属書A表5は,述語を規定する。
(f) 附属書A表6は,ROPMの状態遷移表を規定する。
(g) 附属書A表7は,RTSEが応用コンテキストに含まれている場合のROPM-TRの状態遷移表を規定す
る。
(h) 附属書A表8は,RTSEが応用コンテキストに含まれていない場合のROPM-TRの状態遷移表を規定
する。
A.2 記法 入力事象(行)と状態(列)との交点を欄という。
状態遷移表において,空欄は,ROPMで定義されていない入力事象と状態との組合せを表す(A.3.1参
照)。
空白でない欄は,ROPMで定義された入力事象と状態との組合せを表す。この欄は,一つ以上の動作を
含む。動作には,必す(須)のもの又は条件によるものがある。必す(須)の動作は,その欄の唯一の動
――――― [JIS X 5709 pdf 18] ―――――
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X 5709-1991 (ISO/IEC 9072-2 : 1989)
作とする。
必す(須)の動作は,次の(a)及び(b)を含む。
(a) 0個以上の出力事象
(b) 遷移後の状態
条件付きの動作は,次の(a)及び(b)を含む。
(a) 述語及び論理演算子(^は,NOTを表す。)からなる述語式
(b) 必す(須)の動作[この必す(須)の動作は,述語式が真のときにだけ使用される。]
A.3 ROPMの動作 ROPMの状態遷移表は,0個以上の出力事象及び遷移後の応用アソシエーションの状
態を用いてROPMの動作を規定する。
A.3.1 無効な交点 空欄は,入力事象と状態との無効な交点を示す。交点が無効な場合,次のいずれかの
動作を行う。
(a) 入力事象がRTSE利用者からのときは,ROPMの動作は,この規格では規定しない。
(b) 入力事象が受信APDU,PS提供者,ACSE又はRTSEに関連しているときの動作は,次のいずれかと
する。
(1) OPMがAA-AB要求事象をROPM-TRに発行する。
(2) OPM-TRがABORT要求事象をRTSE又はACSEに発行し,AA-AB指示事象をROPMに発行する。
A.3.2 有効な交点 状態と入力事象との交点が有効な場合は,次のいずれかの動作を行う。
(a) 欄が必す(須)の動作を含むときは,ROPMは,指定された動作を実行する。
(b) 欄が条件付きの動作を一つ以上含むときは,ROPMは,真である述語式のそれぞれについて指定され
た動作を実行する。すべての述語式が真でないときは,ROPMは,A.3.1で規定した動作を実行する。
――――― [JIS X 5709 pdf 19] ―――――
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X 5709-1991 (ISO/IEC 9072-2 : 1989)
附属書A表1 入力事象
省略名 発生元 名前及び説明
AA-ESTAB RTSE 肯定RT-OPEN応答プリミティブ又は肯定RT-OPEN確認プリミティブ
AA-ESTAB ACSE 肯定A-ASSOCIATE応答プリミティブ又は肯定A-ASSOCIATE確認プリミテ
ィブ
RO-INV要求 ROSE利用者 RO-INVOKE要求プリミティブ
RO-RES要求 ROSE利用者 RO-RESULT要求プリミティブ
RO-ERR要求 ROSE利用者 RO-ERROR要求プリミティブ
RO-RJU要求 ROSE利用者 RO-REJECT-U要求プリミティブ
ROIV 同位ROPM TRANS指示事象の利用者データである有効なRO-INVOKE APDU
RORS 同位ROPM TRANS指示事象の利用者データである有効なRO-RESULT APDU
ROER 同位ROPM TRANS指示事象の利用者データである有効なRO-ERROR APDU
RORJu 同位ROPM TRANS指示事象の利用者データである有効なRO-REJECT APDU
(利用者拒否)
RORJp 同位ROPM TRANS指示事象の利用者データである有効なRO-REJECT APDU
(“一般的な問題”として提供者拒否)
APDUua 同位ROPM TRANS指示事象の利用者データである受諾できないAPDU
TRANS指示 ROPM-TR APDUの転送指示
TRANS要求 ROPM APDUの転送要求
P-DATA指示 PS提供者 P-DATA指示プリミティブ
RT-TR指示 RTSE RT-TRANSFER指示プリミティブ
RT-TR確認+ RTSE 肯定RT-TRANSFER確認プリミティブ
RT-TR確認− RTSE 否定RT-TRANSFER確認プリミティブ
RT-TR指示 RTSE RT-TURN-PLEASE指示プリミティブ
RT-TG指示 RTSE RT-TURN-GIVE指示プリミティブ
AA-REL RTSE RT-CLOSE応答プリミティブ又はRT-CLOSE確認プリミティブ
AA-REL ACSE 肯定A-RELEASE応答プリミティブ又は肯定A-RELEASE確認プリミティブ
AA-AB要求 ROPM 応用アソシエーションの異常中断
AA-AB指示 ROPM-TR 異常中断された応用アソシエーション
ABORT指示 RTSE RT-P-ABORT指示プリミティブ又はRT-U-ABORT指示プリミティブ
ABORT指示 ACSE A-ABORT指示プリミティブ又はA-P-ABORT指示プリミティブ
附属書A表2 ROPMの状態
省略名 名前及び説明
STA01 アイドル(アソシエーションなし)
STA02 アソシエーションあり
附属書A表3 ROPM-TRの状態
省略名 名前及び説明
STA10 アイドル(アソシエーションなし)
STA20 アソシエーションあり,トークン割当てあり,転送なし
STA21 アソシエーションあり,トークン割当てあり,転送中
STA22 アソシエーションあり,トークン割当てなし,転送なし
STA23 アソシエーションあり,トークン割当てなし,転送要求あり
STA100 アイドル(アソシエーションなし)
STA200 アソシエーションあり
――――― [JIS X 5709 pdf 20] ―――――
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JIS X 5709:1991の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 9072-2:1989(IDT)
JIS X 5709:1991の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.200 : 遠隔制御.テレメタリング
JIS X 5709:1991の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX5003:1987
- 開放型システム間相互接続の基本参照モデル
- JISX5201:1997
- 開放型システム間相互接続―セションサービス定義
- JISX5601:1995
- 開放型システム間相互接続 ― プレゼンテーションサービス定義
- JISX5603:1990
- 開放型システム間相互接続の抽象構文記法1(ASN.1)仕様
- JISX5604:1990
- 開放型システム間相互接続の抽象構文記法1(ASN.1)の基本符号化規則仕様
- JISX5701:1991
- 開放型システム間相互接続―アソシエーション制御サービス要素のサービス定義
- JISX5702:1991
- 開放型システム間相互接続―アソシエーション制御サービス要素のプロトコル仕様
- JISX5708:1991
- 遠隔操作―第1部 モデル,記法及びサービス定義