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JIS Z 0109:2015 規格概要
この規格 Z0109は、粘着テープ及び粘着シートに関する用語及びその定義を規定。
JISZ0109 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z0109
- 規格名称
- 粘着テープ・粘着シート用語
- 規格名称英語訳
- Glossary of terms used in pressure sensitive adhesive tapes and sheets
- 制定年月日
- 1981年1月15日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.83, 83.180
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 接着 2021, 包装 2020
- 改訂:履歴
- 1981-01-15 制定日, 1986-01-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 2001-01-20 確認日, 2006-05-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 改正
- ページ
- JIS Z 0109:2015 PDF [15]
Z 0109 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 分類・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 3.1 一般・・・・[1]
- 3.2 材料・・・・[2]
- 3.3 加工・・・・[3]
- 3.4 性能・・・・[4]
- 3.5 試験装置・・・・[6]
- 3.6 現象・・・・[7]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 0109 pdf 1] ―――――
Z 0109 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本粘着テープ工
業会(JATMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 0109:1992は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 0109 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 0109 : 2015
粘着テープ・粘着シート用語
Glossary of terms used in pressure sensitive adhesive tapes and sheets
序文
この規格は,1981年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1992年に
行われたが,その後の我が国の使用実態及び品質向上に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1 適用範囲
この規格は,粘着テープ及び粘着シートに関する用語及びその定義を規定する。
2 分類
この規格で定義する粘着テープ及び粘着シートの用語を,次のとおり分類する。
a) 一般
b) 材料
c) 加工
d) 性能
e) 試験装置
f) 現象
3 用語及び定義
用語及び定義は,次による。
なお,用語には番号を付け,参考のために対応英語を示している。
用語の定義をできるだけ平易に示すことを目的としたため,粘着テープ単独,又は粘着テープ及び粘着
シートの両方に適用される事象については,定義の中で単に“粘着テープ”と表記している。また,対応
英語で“pressure sensitive adhesive”を“PSA”と表記している。
3.1 一般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1001 粘着 pressure sensitive
高粘度液体に一般的に見られる現象で,態の変化を起こさず短
時間僅かな圧力を加えるだけで接着する現象。 adhesion
1002 接着 同種又は異種のものが一体化すること又はその状態。 adhesion
1003 被着体 粘着テープが接着されるもの。 adherend
――――― [JIS Z 0109 pdf 3] ―――――
2
Z 0109 : 2015
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1004 粘着テープ pressure sensitive
基材の片面又は両面に粘着剤層を設け,ロール状に巻いたもの
の総称(図1参照)。 adhesive tape,
PSA tape
注記 ガムテープは,基材に水溶性接着剤を塗布し,乾燥して
テープ状に巻いたものである。水で湿らせて使用するも
のであって,粘着テープではない(JIS Z 0218及びJIS Z
1511参照)。
1005 両面粘着テープ PSA double coated tape,
基材の両面に粘着剤層を設けた粘着テープ(図2参照)。両面テ
ープともいう。 double coated tape,
double faced tape,
double sided tape
1006 基材なし両面テ transfer tape,
基材がなく粘着剤だけの粘着テープ。基材レス両面テープ,転
ープ 写テープともいう。 adhesive transfer tape
1007 粘着シート PSA sheet
基材の片面又は両面に粘着剤層を設けた板状のもので,かつ,
離ライナーが貼り合わされたものの総称。
1008 粘着ラベル PSA label
装飾,表示又は封かんを目的として,粘着シートに印刷し,任
意の形状に打ち抜いたもの。
1009 粘着面 粘着テープの粘着性のある面(図1参照)。 adhesive face
1010 第1粘着面 両面粘着テープを離ライナーとともに巻き戻したとき,離 1st adhesive face
ライナーに接していない面。
離ライナーが2枚ある場合には,外側の離ライナーに接し
ていない面(図2参照)。
1011 第2粘着面 両面粘着テープの第1粘着面とは反対側の粘着面(図2参照)。 2nd adhesive face
1012 自背面 backside
片面粘着テープの粘着剤を塗工していない面。背面ともいう(図
1参照)。
1013 側面 粘着テープの両脇の面(図1参照)。 side face,
roll side
3.2 材料
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2001 基材 backing,
粘着テープの粘着剤を保持する役割をもたせる目的で使用する
材料。支持体ともいう。 base material,
face stock
2002 離剤 release agent,
粘着テープの離を容易にするための材料。離型剤ともいう。
release coating agent
2003 下塗剤 anchor coating agent,
基材と粘着剤との接着を良くするための材料。アンカーコート
剤,プライマーともいう。 primer
2004 粘着剤 接着剤の一種で,室温において粘着性をもつ材料。 pressure sensitive
adhesive,
PSA
2005 溶剤系粘着剤 溶剤に溶解された粘着剤。 solvent PSA,
solvent type adhesive
2006 水系粘着剤 エマルション粘着剤。水に分散又は溶解された粘着剤。 water borne PSA,
water borne adhesive
2007 ホットメルト型 熱によって溶融して塗工可能となる粘着剤。 hot melt PSA
粘着剤
2008 無溶剤型粘着剤 溶剤を用いず塗布される粘着剤。 solvent free PSA,
non-solvent PSA,
solventless PSA
――――― [JIS Z 0109 pdf 4] ―――――
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Z 0109 : 2015
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2009 背面処理剤 backside coating agent
片面粘着テープの背面側に塗工される材料。離性を調整する
のに用いられる。
2010 カレンダー型粘 熱と圧力とによって塗工可能となる粘着剤。 calendared PSA
着剤
2011 ゴム系粘着剤 天然ゴム及び/又は合成ゴムを主体とした粘着剤。 rubber PSA
2012 アクリル系粘着 アクリルポリマーを主体とした粘着剤。 acrylic PSA
剤
2013 シリコーン系粘 シリコーンポリマーを主体とした粘着剤。 silicone PSA
着剤
2014 架橋剤 架橋させるための材料[3007(架橋)参照]。 crosslinking agent
2015 エラストマー 粘着剤の主要成分で,常温でゴム弾性をもつ高分子材料。 elastomer
2016 粘着付与剤 tackifier
粘着剤の粘着性を調整するために配合する材料。タッキファイ
ヤーともいう。
2017 軟化剤 softener
粘着剤の軟らかさを調整するために配合する材料。軟和剤とも
いう。
2018 充剤 filler
粘着剤の硬さの向上,増量及び/又は着色を主な目的に配合す
る材料。
2019 老化防止剤 antioxidant
粘着剤が光,熱,酸化などによって劣化するのを防止するため
に添加される材料。
2020 離ライナー 粘着面の粘着性を維持及び保護し,容易に離可能な材料。 release liner
2021 口取り紙 lead tape,
粘着テープの端末を明示し,かつ,がしやすくするため,端
末に貼られる紙又はプラスチックフィルム(図3参照)。 tab
2022 巻心(芯) core
紙,プラスチックなどでできた粘着テープが巻き取られる円筒
状のもの(図3参照)。コアともいう。
3.3 加工
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3001 塗工 coating
基材又は離ライナーに,コーティング材料を塗布すること。
またその工程。
3002 継ぎ(つぎ) splicing
面状のものを接続すること。つなぎ(繋ぎ)ともいう。継ぎの
方式としては,a) 突き合わせ方式とb) 重ね合わせ方式とがあ
る(図4参照)。
3003 継ぎ目 粘着テープの一巻中で接続されている箇所。 joint
3004 切れ目 粘着テープの一巻中で切れている箇所。 cut line
3005 直接塗工 direct coating
基材に直接粘着剤を塗工する一般的な塗工方法。ダイレクト塗
工ともいう。
3006 転写塗工 transfer coating
離ライナーに塗工した粘着剤を加熱乾燥後,基材に貼り合わ
せて粘着剤を転写する塗工方法。
3007 架橋 crosslinking,
粘着剤の性能向上及び/又は性質変更のために,鎖状の高分子
間を化学結合でつなぐ(橋かけ構造を与える)こと。 cross link
3008 加硫 vulcanization
架橋の一種。ゴム系粘着剤に橋かけ構造を与えること。主に硫
黄を使う。
3009 ログロール 粘着テープを原反幅で所定の長さに巻き取ったもの。 log roll
3010 ジャンボロール jumbo roll
粘着テープを原反幅で一旦大巻きの状態で巻き取ったもの。巻
替工程又はスリット工程を経て最終製品となる。
3011 ログカット ログロールを回転させながら,所定の幅に切断すること。 lathe slitting,
lathe cut
3012 スリッターカッ 粘着テープを巻き戻しながら,所定の幅に切断すること。 rewind cut slitting,
ト rewind slitting
――――― [JIS Z 0109 pdf 5] ―――――
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JIS Z 0109:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.180 : 接着剤
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.83 : ゴム及びプラスチック工業(用語集)