JIS Z 1402:2020 木箱の構造 | ページ 11

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Z 1402 : 2020
表B.2−木材の木節及び木理の傾斜度による強さの低下率
単位 %
項目 引張強さ 圧縮強さ 曲げ強さ
木節及び木節 幅の14
25 13 25 43 a)
群の大きさ
幅の13
33 17 33 53 a)
幅の12
50 25 50 74 a)
木理の傾斜度 1
20
0 0 0 0
1
15
24 0 24 24
1
10
39 26 39 39
18
47 34 47 47
16
60 44 60 60
注記1 表は,アメリカ農務省林産試験所の発表による。
注記2 表の低下率を適用して,この規格の許容強さを算出している(B.2参照)。
注a) 幅の広い面で,長さの中心付近に木節があるときを示す。
b) 木節及び木節群の径は,図B.1のように測る。
1) 幅の2倍を超えて離れている木節は,個々の径を測る。
2) 幅の2倍以内にある二つ以上の木節で,木理の方向に重なりのないときには,個々の径の合計とす
る。
3) 木節群は,単一の木節とみなし,外径を測る。
a) 幅の2倍を超えて離れている木節の場合
図B.1−木節及び木節群の径の測り方

――――― [JIS Z 1402 pdf 51] ―――――

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Z 1402 : 2020
b) 幅の2倍以内にある二つ以上の木節の場合
c) 木節群は,単一の木節とみなす場合
図B.1−木節及び木節群の径の測り方(続き)
c) 木理の傾斜度は,図B.2のように測る。
a) 角材
b) 板材
図B.2−木理の傾斜度の測り方

――――― [JIS Z 1402 pdf 52] ―――――

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B.4 包装用容器に用いる木材の許容強さの算出方法
B.4.1 木材の基本強さの求め方
木材の基本強さは,試験強さに変異率及び衝撃荷重係数を乗じて算出する。普通木箱及びクラス1の木
箱は式(B.1),クラス2は式(B.2)となる。
木材の基本強さ=試験強さ×34×13=試験強さ×14 (B.1)
木材の基本強さ=試験強さ×34×12=試験強さ×38 (B.2)
ここで,
a) 試験強さとは,木節がなく,木理はまさ目で欠陥のない木材試料に静荷重をかけて測定した強さの平
均値である(JIS Z 2101参照)。
b) 変異率とは,木材の特性である不均一性,乾燥による収縮,呼び寸法に対する最小寸法などによる低
下常数で,これを3/4とする。
c) 衝撃荷重係数とは,静荷重に対し,つり上げ,落下,振動などの衝撃荷重に対する安全係数で,これ
を普通木箱及び腰下付木箱のクラス1は1/3,腰下付木箱のクラス2は1/2とする。
B.4.2 ラジアタ松を採用した場合の許容強さの計算例
B.4.1を基に,ラジアタ松を採用した場合の木材の許容強さの算出は,次による。B.3の木材の強さの低
下率を考慮する場合,表B.2の木節の大きさ又は木理の傾斜度による強さの低下率の大きい方を減じて算
出する。
なお,考慮する木節及び木節群の大きさ及び木理の傾斜度は,6.1 c)によって,一番条件の悪い場合を想
定する。
a) 許容曲げ強さ
1) 基本曲げ強さ 表B.1によってラジアタ松の曲げ強さの試験強さは,68.65 MPaとなる。
したがって,木材の強さの低下率を考慮しない基本曲げ強さは,普通木箱及び腰下付木箱のクラ
ス1は式(B.3),腰下付木箱のクラス2は式(B.4)となる。
基本曲げ強さ=68.65×14=17.16(MPa) (B.3)
基本曲げ強さ=68.65×38=25.74(MPa) (B.4)
2) 木材の強さの低下率を考慮した許容曲げ強さ 表B.2によって木材の低下率の大きい方は,
平方向( )のときは,木理の傾斜度 1で39 %,
10
木端方向( )のときは,木節の大きさ で,53 %となり,基本曲げ強さから,平方向及び木
1
3
端方向の許容曲げ強さは,それぞれ普通木箱及び腰下付木箱のクラス1は式(B.5)及び式(B.7),腰下
付木箱のクラス2は式(B.6)及び式(B.8)となる。
平方向の許容曲げ強さ=17.16×(1−0.39)≒10.47→10.5(MPa) (B.5)
平方向の許容曲げ強さ=25.74×(1−0.39)≒15.70→15.7(MPa) (B.6)

――――― [JIS Z 1402 pdf 53] ―――――

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木端方向の許容曲げ強さ=17.16×(1−0.53)≒8.07→8.1(MPa) (B.7)
木端方向の許容曲げ強さ=25.74×(1−0.53)≒12.10→12.1(MPa) (B.8)
b) 許容圧縮強さ
1) 基本圧縮強さ 表B.1によってラジアタ松の,圧縮強さの試験強さは,32.36 MPaとなる。
したがって,木材の強さの低下率を考慮しない基本圧縮強さは,普通木箱及び腰下付木箱のクラ
ス1は式(B.9),腰下付木箱のクラス2は式(B.10)となる。
基本圧縮強さ=32.36×14=8.09(MPa) (B.9)
基本圧縮強さ=32.36×38=12.14(MPa) (B.10)
2) 木材の強さの低下率を考慮した許容圧縮強さ 表B.2から木材の強さの低下率の大きい方は,木理
の傾斜度1/10で,26 %である,この基本圧縮強さから,許容圧縮強さは,普通木箱及び腰下付木箱
のクラス1は式(B.11),腰下付木箱のクラス2は式(B.12)となる。
許容圧縮強さ=8.09×(1−0.26)≒5.99→6.0(MPa) (B.11)
許容圧縮強さ=12.14×(1−0.26)≒8.97→9.0(MPa) (B.12)
c) 許容引張強さ
1) 基本引張強さ 表B.1によってラジアタ松の,引張強さの試験強さは,98.07 MPaとなる。
したがって,木材の強さの低下率を考慮しない基本引張強さは,普通木箱及び腰下付木箱のクラ
ス1は式(B.13),腰下付木箱のクラス2は式(B.14)となる。
基本引張強さ=98.07×14=24.52(MPa) (B.13)
基本引張強さ=98.07×38=36.78(MPa) (B.14)
2) 木材の強さの低下率を考慮した許容引張強さ 表B.2によって木材の強さの低下率の大きい方は,
木理の傾斜度1/10で,39 %であり,この基本引張強さから,許容引張強さは,普通木箱及び腰下付
木箱のクラス1は式(B.15),腰下付木箱のクラス2は式(B.16)となる。
許容引張強さ=24.52×(1−0.39)≒14.96→15.0(MPa) (B.15)
許容引張強さ=36.78×(1−0.39)≒22.43→22.4(MPa) (B.16)

――――― [JIS Z 1402 pdf 54] ―――――

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Z 1402 : 2020
附属書C
(規定)
腰下形式及び組立方法の特例
C.1 概要
この附属書は5.3に関連した腰下形式の特例について規定する。
C.2 腰下形式の特例
腰下形式の特例は,次による。
a) すり材を側板の厚さ分だけ外側に伸ばす(図C.1参照)。
すり材式
図C.1−腰下形式の特例(すり材式)
b) 台木を側板の厚さ分だけ外側に伸ばす(図C.2参照)。
台木式
図C.2−腰下形式の特例(台木式)

――――― [JIS Z 1402 pdf 55] ―――――

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JIS Z 1402:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 1402:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA5508:2009
くぎ
JISB1180:2014
六角ボルト
JISB1181:2014
六角ナット
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISZ0107:2014
木箱用語
JISZ0108:2012
包装―用語
JISZ1514:1994
ポリエチレン加工紙