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Z 1601 : 2017
たドラムの容量を表す。
――――― [JIS Z 1601 pdf 11] ―――――
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Z 1601 : 2017
附属書B
(規定)
ドラムの排出試験法
B.1 原理
重力下での排出後のドラム内の残留物としての水の質量を測定する方法を規定するものである。排出能
力には,絶対排出能力と相対的排出能力がある。
B.2 器具
はかりの精度は,少なくとも±2 gでなければならない。
B.3 手順
B.3.1 手順A(ドラムの上の部分を使用する手順)
手順Aは,次による。
a) ドラムを半分に切断する。
b) 上半分を残し,適切な口金プラグ(複数可)を取り付ける。
c) 口金にプラグを取り付けた上半分を検量し,その質量(m1)をグラム単位で記録する。
d) その半缶を逆さまにして試験台の上に置き,指定口金開口部を最も低い位置にして,製造業者の規定
する角度(020°が望ましい。)に保持する。
e) その半缶に約10 Lの水道水を入れる。
f) 水の表面が静止するまで待ってから,口金のプラグを開ける。
g) 半缶を動かしたりゆすったりしないで5分間排水してから,口金にプラグを再び取り付け,ドラム外
面に付着した余分な水を取り除く。
h) 逆さまにしたまま半缶を再び検量し,その質量(m2)をグラム単位で記録する。
B.3.2 手順B(完全なドラムを使用する手順)
手順Bは,次による。
a) 口金プラグ(複数可)を含む空のドラムを検量し,その質量(m1)をグラム単位で記録する。
b) ドラムに限定された量(約10 L)の水道水を入れる。口金にプラグを取り付ける。
c) ドラムを回転させて,内側の全ての表面が水にぬれるようにする。
d) ドラムのプラグを開け,指定口金開口部を最も低い位置にして,水平の姿勢に置き,液体の流れが止
まるまで放置する(図B.1の姿勢1参照)。
e) 最適の排出を保証する製造業者が推奨する角度α(020°が望ましい。)まで,ゆっくりとドラムを
傾け,ドラムを動かしたりゆすったりしないで5分間,この姿勢(姿勢2)にしておく。
f) 指定の口金にプラグを再び取り付けて固定し,ドラム外面に付着した余分な水を取り除く。
g) この空になったドラムを検量し,その質量(m2)をグラム単位で記録する。
――――― [JIS Z 1601 pdf 12] ―――――
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Z 1601 : 2017
1 姿勢1
2 姿勢2
3 指定の口金
図B.1−ドラムの排出
B.4 結果の表示
質量の差(m2−m1)が,そのドラム内の残留物であり,ドラムの絶対排出能力という。
ドラムの相対的排出能力は,その絶対排出能力を全容量のパーセンテージとして表したものとして計算
する。
――――― [JIS Z 1601 pdf 13] ―――――
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Z 1601 : 2017
附属書JA
(規定)
試験方法
JA.1 概要
この附属書は,液体の輸送及び貯蔵容器として用いるドラムの試験方法について規定する。
JA.2 試験方法
JA.2.1 外観,構造及び形状
JA.2.1.1 試験方法
ドラムの外観,構造及び形状は,規定された項目及び図に示された構造及び形状について,通常目視に
よって試験する。
JA.2.2 寸法及び質量
JA.2.2.1 試験方法
ドラムの寸法及び質量の試験における測定は,許容差に対し,適切な精度をもった測定器によって行う。
ただし,内径については,次の式によって求める。
内径 D1=(外周/π)−(呼び板厚×2)
JA.3 試験方法
JA.3.1 気密試験
JA.3.1.1 試験方法
気密試験は,ドラムにゲージ圧力20 kPaの圧縮空気を加え,次のいずれかによって漏れの有無を調べる。
ただし,保持時間は5分間。
a) ドラムを水中に浸す方法
b) ドラムの溶接部,巻締め部及び口金部に石けん水を塗布する方法
c) 圧力計の圧力の変化によって確認する方法
d) これと同等以上の有効な方法
注記 圧力計の圧力の変化による方法で試験する場合は,次による。
天板口金にフルスケールが100 kPaの圧力ゲージ及び圧縮空気挿入ノズルを装着し,ドラ
ムに適切な方法でゲージ圧力20 kPaの圧縮空気を加える。ただし,加圧時のドラムの膨張に
よって正確な試験が困難な場合には,ゲージ圧力30 kPa程度まで圧縮空気を加え,ゲージの
指示値が安定したことを確認した後,正確に20 kPaに降圧し5分間保持するなどの方法によ
ることができる。
JA.3.2 落下試験
JA.3.2.1 試験方法
落下試験は,水をあふれ容量の98 %以上充し,落下姿勢は,天板を下にして,胴体溶接部に最も近い
チャイムを衝撃点として対角落下及び胴体溶接部を衝撃点とする水平落下を行う。落下高さは0.8 mとし,
コンクリート又はこれと同程度の堅固な水平面上に落下させ,漏れの有無を調べる。
――――― [JIS Z 1601 pdf 14] ―――――
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Z 1601 : 2017
JA.3.3 水圧(耐圧)試験
JA.3.3.1 試験方法
水圧試験は,ドラムに適切な方法で水を注入し,このドラムの胴体溶接部が上面になるように横置きに
して,ゲージ圧力100 kPaで5分間試験し,漏れの有無を調べる。
JA.3.4 積重ね試験
JA.3.4.1 試験方法
積重ね試験は,ドラムに水をあふれ容量の98 %以上を充して縦置きにし,その上に次の式によって算
出した積重ね質量以上の荷重を加え,24時間放置した後,漏れ及び変形の有無を調べる。
h
W G
h
ここに, W : ドラムの上部に加える積重ね質量(kg)
G : 比重1で計算した1缶当たりの質量(kg)
h : ドラムの高さ(H1)の単位をメートルで表した値
――――― [JIS Z 1601 pdf 15] ―――――
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JIS Z 1601:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 15750-2:2002(MOD)
JIS Z 1601:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 55 : 包装及び物流 > 55.140 : バレル.ドラム.キャニスタ
JIS Z 1601:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2015
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3313:2021
- 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISZ1604:2017
- 鋼製ドラム用口金