JIS Z 2316-3:2014 非破壊試験―渦電流試験―第3部:プローブの特性及び検証

JIS Z 2316-3:2014 規格概要

この規格 Z2316-3は、渦電流試験プローブ及びその接続要素の電気的・機能的な特性を定義し,それらの特性の測定及び検証の方法について規定。

JISZ2316-3 規格全文情報

規格番号
JIS Z2316-3 
規格名称
非破壊試験―渦電流試験―第3部 : プローブの特性及び検証
規格名称英語訳
Non-destructive testing -- Eddy current testing -- Part 3:Probe characteristics and verification
制定年月日
2014年2月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 15548-2:2008(MOD)
国際規格分類

ICS

19.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非破壊検査 2020
改訂:履歴
2014-02-20 制定日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 2316-3:2014 PDF [27]
                                                                                  Z 2316-3 : 2014

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 プローブ及び接続要素の特性・・・・[2]
  •  4.1 一般特性・・・・[2]
  •  4.2 電気的特性・・・・[3]
  •  4.3 機能的特性・・・・[3]
  •  5 検証・・・・[4]
  •  5.1 一般・・・・[4]
  •  5.2 点検のレベル・・・・[4]
  •  5.3 点検手順・・・・[4]
  •  5.4 是正処置・・・・[5]
  •  6 プローブの電気的及び機能的諸特性の測定・・・・[5]
  •  6.0A 一般・・・・[5]
  •  6.1 電気的特性・・・・[5]
  •  6.2 機能的特性・・・・[6]
  •  6.3 正規化インピーダンス平面図・・・・[22]
  •  7 接続要素の影響・・・・[22]
  •  8 試験報告書・・・・[22]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[23]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 2316-3 pdf 1] ―――――

Z 2316-3 : 2014

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本非破壊検査協会(JSNDI)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS Z 2316の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 2316-1 第1部 : 一般通則
JIS Z 2316-2 第2部 : 渦電流試験器の特性及び検証
JIS Z 2316-3 第3部 : プローブの特性及び検証
JIS Z 2316-4 第4部 : システムの特性及び検証

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 2316-3 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 2316-3 : 2014

非破壊試験−渦電流試験−第3部 : プローブの特性及び検証

Non-destructive testing-Eddy current testing- Part 3: Probe characteristics and verification

序文

  この規格は,2008年に第1版として発行されたISO 15548-2を基とし,技術的内容を一部変更して作成
した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,渦電流試験プローブ(以下,プローブという。)及びその接続要素の電気的・機能的な特性
を定義し,それらの特性の測定及び検証の方法について規定する。
これらの特性を評価することは,プローブの性能を明確にし,相互比較を可能にする。必要な特性を適
切に選定することで,適用目的に合致した信頼性のある渦電流試験システムを構築できる。
この規格の原則は,附属装置の使用にも適用することが望ましい。
この規格は,検証の範囲及び特性の合格基準を規定しない。それらは,関連する文書1) の中で示される。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15548-2:2008,Non-destructive testing−Equipment for eddy current examination−Part 2: Probe
characteristics and verification(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
注1) 関連する文書とは,使用者と製造業者との間で作成される文書をいう。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2316-2 非破壊試験−渦電流試験−第2部 : 渦電流試験器の特性及び検証
注記 対応国際規格 : ISO 15548-1,Non-destructive testing−Equipment for eddy current examination−
Part 1: Instrument characteristics and verification(MOD)

――――― [JIS Z 2316-3 pdf 3] ―――――

2
Z 2316-3 : 2014

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2300によるほか,次による。
3.1
渦電流試験
試験体に生じる渦電流の変化を利用して,きず,厚さ,形状,材質などを評価する試験方法。
3.2
同軸プローブ
貫通プローブ及び内挿プローブの総称。
3.3
幾何学的特性
試験体健全部における偏心距離の変化又は充率の変化に伴う同軸プローブの出力特性。
3.4
下層スリット
積層材の下層部に加工したスリット。

4 プローブ及び接続要素の特性

4.1 一般特性

4.1.1  適用
目的とする適用の要求事項を満たすためにプローブ及び接続要素を選定し,その設計においては,用い
る装置の影響を考慮する。
4.1.2 プローブの形式及び用途
a) プローブの形式は,次による。
1) 機能(例えば,相互誘導形,自己誘導形)
2) 分類(例えば,同軸プローブ,上置プローブ)
3) 測定モード(例えば,絶対値,差動)
4) 特別な機能(例えば,磁束収束,シールド,その他)
b) プローブの用途は,次による。
1) 試験体の材質,すなわち,強磁性材料,高導電率の非磁性材料又は低導電率の非磁性材料
2) 試験の目的(例えば,不連続部の検出,選別,肉厚測定,その他)
4.1.3 接続要素
接続要素は,次による。
a) ケーブル及び/又は延長ケーブル
b) コネクタ
c) 電磁カップリング又はスリップリング
d) 回転ヘッド
e) 変換器
f) 能動素子(例えば,マルチプレクサ,増幅器,その他)
4.1.4 物理的特性
次の項目は,特に明確に提示しなければならない。
a) 形状及び寸法

――――― [JIS Z 2316-3 pdf 4] ―――――

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Z 2316-3 : 2014
b) 質量
c) プローブケースへの組込みに関する情報
d) 形式及び製造番号
e) プローブケースの製作素材
f) 接触面の保護材及び厚さ
g) コア又はシールドの有無及びその使用目的
h) プローブ接続要素(4.1.3参照)
i) 方向マーク(最大感度の方向,6.2.3.3参照)
j) ポジションマーク(電気的センター,6.2.3.4及び6.2.4.4参照)
4.1.5 安全
プローブ及びその接続要素は,電気的危険性,表面温度又は爆発について適用可能な安全規則に従わな
ければならない。
プローブの一般的な使用においては,危険な状況が発生しないようにする。
4.1.6 環境条件
正常な状態で用いるための温度,湿度,保管及び輸送方法を,プローブ及びその接続要素に対して詳細
に指定することが望ましい。
干渉ノイズ及び電磁放射がプローブ及びその接続要素に及ぼす影響の許容誤差は,電磁両立性(EMC)
規則に適合しなければならない。
プローブの製造に用いられる素材は,使用環境の汚染物質に耐えられることが望ましい。

4.2 電気的特性

  プローブと機器との電気的接続は,明瞭に確認できるか又は文書で示さなければならない。指定した長
さ及び形式のケーブルで接続しているプローブの電気的諸特性を,次に示す。ただし,a) 及びb) について
は,製造業者によって提示されるため,特性測定の対象とはしない。また,延長ケーブルの電気的諸特性
も明瞭に確認しなければならない。
a) 安全な操作のための励磁電流・励磁電圧の推奨範囲
b) 励磁周波数の推奨範囲
c) 空中における励磁コイルの共振周波数
d) 空中における励磁コイルのインピーダンス
e) 空中における検出コイルのインピーダンス

4.3 機能的特性

  プローブの機能的特性は,定まったシステムに対して決めなければならない。プローブの機能的特性の
測定では,特性測定用対比試験片を用いる必要がある。特性測定用対比試験片として用いられる材質は,
検査対象に応じて決める。
プローブの機能的特性は,次による。
a) 方向特性
b) 不連続部(穴又は孔,及びスリット)に対する応答
c) 応答長さ及び応答幅
d) 応答領域
e) 一定応答に対する不連続部の最小寸法
f) 表皮深さ特性

――――― [JIS Z 2316-3 pdf 5] ―――――

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