JIS Z 2333:2005 アンモニア漏れ試験方法

JIS Z 2333:2005 規格概要

この規格 Z2333は、タンク(一重壁,ニ重壁,燃料タンク),容器(加圧容器,真空容器),アンモニア収納容器(大容量冷凍システム,肥料貯蔵庫),部品(ラミネート仕様,裏打ち仕様,ニ重壁仕様),異種材料によるシール部(ガラス,金属),及びその他(複雑な配管系,フレキシブル・コンテナ)の試験体から漏れ出るアンモニアガスを検知剤で検知する,漏れ試験方法について規定。

JISZ2333 規格全文情報

規格番号
JIS Z2333 
規格名称
アンモニア漏れ試験方法
規格名称英語訳
Test method for leaks using ammonia gas
制定年月日
1993年2月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

19.100, 71.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非破壊検査 2020
改訂:履歴
1993-02-01 制定日, 1998-03-20 確認日, 2004-03-20 確認日, 2005-02-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS Z 2333:2005 PDF [11]
                                                                                   Z 2333 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本非破
壊検査協会(JSNDI)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 2333: 1993は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

――――― [JIS Z 2333 pdf 1] ―――――

                                                                                   Z 2333 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 原理・・・・[1]
  •  5. 試験装置・・・・[1]
  •  5.1 圧力計・・・・[1]
  •  5.2 アンモニア漏れ試験片・・・・[1]
  •  5.3 アンモニア濃度計又は検知管・・・・[3]
  •  5.4 その他の試験装置・・・・[3]
  •  6. 試験材料・・・・[3]
  •  6.1 アンモニアガス・・・・[3]
  •  6.2 アンモニア水・・・・[3]
  •  6.3 検知剤・・・・[3]
  •  7. 準備・・・・[3]
  •  7.1 前処理・・・・[3]
  •  7.2 開口部処理・・・・[3]
  •  8. 試験方法・・・・[3]
  •  8.1 試験温度・・・・[3]
  •  8.2 試験圧力・・・・[3]
  •  8.3 試験湿度・・・・[3]
  •  8.4 検知剤の適用・・・・[3]
  •  8.5 放置時間・・・・[3]
  •  8.6 アンモニア濃度,放置時間及び漏れ量の関係・・・・[4]
  •  8.7 試験手順・・・・[4]
  •  9. 再試験・・・・[8]
  •  10. 結果の判定・・・・[8]
  •  11. 記録・・・・[8]
  •  12. 安全・・・・[8]
  •  13. 注意事項・・・・[8]

――――― [JIS Z 2333 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 2333 : 2005

アンモニア漏れ試験方法

Test method for leaks using ammonia gas

1. 適用範囲

 この規格は,タンク(一重壁,二重壁,燃料タンク),容器(加圧容器,真空容器),アン
モニア収納容器(大容量冷凍システム,肥料貯蔵庫),部品(ラミネート仕様,裏打ち仕様,二重壁仕様),
異種材料によるシール部(ガラス,金属),及びその他(複雑な配管系,フレキシブル・コンテナ)の試験
体から漏れ出るアンモニアガスを検知剤で検知する,漏れ試験方法について規定する。
なお,この試験は,1×10−8Pa・m3/s程度までの漏れ量を検出するのに有効である。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2329 発泡漏れ試験方法

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 2300によるほか,次による。
a) キャピラリー方式漏れ試験片(AMM-L/I) 漏れ孔径の分かった,決められた長さをもつキャピラリ
ーを埋め込んだアンモニア漏れ試験片。

4. 原理

 試験体から漏れ出た微量のアンモニアガスによって,試験体表面に塗布又はテープなどによっ
て適用した検知剤が化学反応を起こし,黄色から青色に変化する。この検知剤の色の変化と変色径とから,
漏れ位置及び漏れ量を検知する。

5. 試験装置

5.1 圧力計

(真空計を含む。) 圧力計は,測定範囲及び精度を考慮して選択し,あらかじめ校正されたものを用いる。

5.2 アンモニア漏れ試験片

 アンモニア漏れ試験片は,試験体の状況に応じ,試験条件(ガス濃度,試
験圧力,放置時間,検知剤の性能,及び試験温度)を設定したり,実際の漏れ試験における検出感度の確
認をしたりするために使用するもので,通常,漏れ量が1×10−4Pa・m3/sより小さい漏れをもつ漏れ容器,
又はキャピラリー方式漏れ試験片とする。キャピラリー方式漏れ試験片(AMM-L/I)の例を図1に,使用例
を図2に示す。

――――― [JIS Z 2333 pdf 3] ―――――

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Z 2333 : 2005
図 1 アンモニア漏れ試験片(キャピラリー方式漏れ試験片の例)
図 2 アンモニア漏れ試験片の使用例

――――― [JIS Z 2333 pdf 4] ―――――

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Z 2333 : 2005

5.3 アンモニア濃度計又は検知管

 アンモニア濃度計又は検知管は,試験時のアンモニア濃度を測定で
きるものとする。

5.4 その他の試験装置

a) 加圧法の場合 加圧法の場合は,次による。
1) コンプレッサ,ボンベ又は他の加圧装置
2) 減圧弁
b) 真空法の場合 真空法の場合は,次による。
1) 真空箱
2) エアエジェクタ(真空抽出器)又は他の真空ポンプ

6. 試験材料

6.1 アンモニアガス

 試験時のガス濃度が,体積分率1 %以上のものとする。

6.2 アンモニア水

 試験時のガス濃度が,体積分率1 %以上を確保できる濃度のものとする。

6.3 検知剤

 検知剤は,アンモニアガスとの接触による化学反応によって,黄色から青色に変化するも
ので,漏れ量(測定感度)が1×10−8Pa・m3/sより小さい漏れを検出できるものとする。

7. 準備

7.1 前処理

 試験体は,あらかじめ試験体の漏れ箇所に影響を与えるおそれのある油,グリース,塗料,
アルカリ成分などを除去した後,乾燥させる。このとき,残さの少ない揮発性の洗浄液を使用するととも
に,被検査部分の不活性化のために,酸性の洗浄液によって清浄化することが望ましい。

7.2 開口部処理

 試験体の開口部は,試験後速やかに,かつ,完全に取り除くことができる適切な材料
で密閉する。
なお,密閉材は,試験体に悪影響を及ぼすおそれのないものを使用する。

8. 試験方法

8.1 試験温度

 試験体の試験温度は,指定のない限り常温(5 ~ 35℃)とする。

8.2 試験圧力

 試験体の試験圧力は,指定のない限り次による。
a) 加圧法の場合,最大許容圧力の25 %を超えない圧力又は大気圧で試験を行う。
b) 真空法の場合,真空箱内の圧力は,大気圧より15 kPa以上低い圧力まで減圧して行う。

8.3 試験湿度

 試験場所の湿度は,規定のない限り,相対湿度80 %以下とする。ただし,放置時間を長
く設定する場合は,更に低い湿度に設定しなければならない。
なお,検知剤は,結露すると擬似変色するので,結露しない条件で試験を行う。

8.4 検知剤の適用

 試験体へ検知剤を適用する方法には,塗装ガン又はエアゾールによって塗布する方
法と検知剤の適用されたテープ状検知剤をはり付ける方法とがある。検知剤を塗布する場合には,膜厚は
3070 mを目標とする。
なお,テープ状検知剤を使用する場合は,感度に影響を与えないように,試験体とテープとのすき間は
2 mm以下とする。

8.5 放置時間

 試験体の放置時間は,指定のない場合,検出したい漏れ量とアンモニア濃度とを8.6の式
(1)に代入して求めた値よりも長い時間とするか,アンモニア漏れ試験片(検出したい漏れ量が確認できる
試験片)の漏れ指示が1 mm以上になる時間以上とする。

――――― [JIS Z 2333 pdf 5] ―――――

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JIS Z 2333:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 2333:2005の関連規格と引用規格一覧