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JIS Z 3001-3:2008 規格概要
この規格 Z3001-3は、ろう接関係で術語として用いる主な用語及びその定義について規定。
JISZ3001-3 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z3001-3
- 規格名称
- 溶接用語―第3部 : ろう接
- 規格名称英語訳
- Welding and allied processes -- Vocabulary -- Part 3:Soldering and brazing
- 制定年月日
- 2008年3月20日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2008-03-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 3001-3:2008 PDF [17]
Z 3001-3 : 2008
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 分類・・・・[1]
- 4 用語及び定義・・・・[2]
- 4.1 溶接の基本・・・・[2]
- 4.2 ろう接一般・・・・[2]
- 4.3 ろう接方法・・・・[3]
- 4.4 ろう接材料・・・・[8]
- 4.5 ろう接条件・・・・[10]
- 4.6 ろう接継手・・・・[11]
- 4.7 ろう接品・・・・[11]
- 4.8 ろう接施工・・・・[12]
- 4.9 ろう接試験・・・・[13]
- 附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[14]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 3001-3 pdf 1] ―――――
Z 3001-3 : 2008
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本溶接協会(JWES)から,工業標
準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業
大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS Z 3001:1999は廃止され,その一部を分割して制
定したこの規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS Z 3001の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 3001-1 第1部 : 一般
JIS Z 3001-2 第2部 : 溶接方法
JIS Z 3001-3 第3部 : ろう接
JIS Z 3001-4 第4部 : 融接不完全部
JIS Z 3001-3:2008は,JIS Z 3001規格群の第3部として,ISO 857-2:2005に対応するろう接関係の用語
を制定した。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 3001-3 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 3001-3 : 2008
溶接用語−第3部 : ろう接
Welding and allied processes−Vocabulary−Part 3: Soldering and brazing
序文
この規格は,2005年に第1版として発行されたISO 857-2を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応
国際規格には規定されていない溶接方法に関する用語(この規格の右欄のISO番号のないもの及びAから
始まるアルファベット付のISO番号のもの)を日本工業規格(日本産業規格)として追加するとともに,技術的内容を変更
して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,ろう接関係で術語として用いる主な用語及びその定義について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 857-2:2005,Welding and allied processes−Vocabulary−Part 2: Soldering and brazing processes
and related terms (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示
す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
3 分類
用語の分類は,次による。
a) 溶接の基本
b) ろう接一般
c) ろう接方法
d) ろう接材料
e) ろう接条件
f) ろう接継手
g) ろう接品
h) ろう接施工
――――― [JIS Z 3001-3 pdf 3] ―――――
2
Z 3001-3 : 2008
i) ろう接試験
4 用語及び定義
4.1 溶接の基本
溶接の基本に関する用語は,JIS Z 3001-1の4.1.1による。
4.2 ろう接一般
番号 用語 定義 対応英語(参考) ISO 857-2の
太字はISO用語 番号(参考)
32001 ろう接 3.1
soldering / brazing
はんだ又はろうを用いて継手とのぬれ現象及びす
き間の毛管現象を利用し,母材をできるだけ溶融
しないで接合する方法。はんだ付及びろう付の総
称。
32002 はんだ付 soldering
450 ℃未満の低い融点をもつはんだを用いて母材 3.1.1
をできるだけ溶解しないで行う接合方法。ソルダ
リングともいう。
32003 ろう付 brazing
450 ℃以上の融点をもつろうを用いて母材をでき 3.1.2
るだけ溶融しないで行う接合方法。ブレージング
ともいう。
32004 コーティング coating
所要の性質,寸法などを得るために母材表面に層 3.1.3
を加える操作。
注記 サーフェシング(JIS Z 3001-1の11109)の
一種である。
32005 ぬれ wetting
溶融したろう,はんだ又はフラックスが母材表面 3.1.4.1
になじんで広がる現象。
32006 ディウェッティン de-wetting
溶融したろう又ははんだが,母材に一度ぬれた後, 3.1.4.2
グ 収縮してはじかれた状態。
32007 ボイド void
ろう接継手の中で,ろう又は はんだのゆきわたっ
ていない空洞。
32008 ぬれ性 wettability
溶融したろう,はんだ又はフラックスの母材面に
なじんでの広がりやすさ。
32009 フローパス flow path
溶融したろう,はんだ又はフラックスが母材表面, 3.1.4.3
すき間などに広がる面積又は距離。
32010 毛管引力 3.1.4.4
capillary attraction
溶融したろう又ははんだが,表面張力によって母
材すき間にぬれて引き入れられる現象。
――――― [JIS Z 3001-3 pdf 4] ―――――
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Z 3001-3 : 2008
4.3 ろう接方法
番号 用語 定義 対応英語(参考) ISO 857-2の
太字はISO用語 番号(参考)
33001 こてはんだ付 soldering with
手又は自動で,電気はんだごてなどを用いて行う A.1.1.1
はんだ付。 soldering iron
注記1 はんだごてには,はんだ付箇所に適合し
た熱容量,形状のこて先が使用される。
注記2 やに入りはんだを用いる方法又は はん
だ,フラックスなどを別々に加える方法
がある。
33002 ヒートブロックは soldering with
母材を,はんだ付温度に加熱した金属塊(例 ホ A.1.1.2
んだ付 ットプレート)で昇温させて行うはんだ付。 preheated blocks
注記 はんだは一般的にやに入りはんだ又は線は
んだで供給する。線はんだの場合,フラッ
クスは事前に供給する。この方法は厚いも
のに薄い部品をはんだ付するときに行われ
る。
33003 ローラーはんだ付 roller tinning
はんだ浴中で回転しているローラーで,フラック A.1.1.3
スを塗布した母材表面を加熱しながら,同時には
んだ付を行う方法。
――――― [JIS Z 3001-3 pdf 5] ―――――
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JIS Z 2911:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 07 : 自然科学及び応用科学 > 07.100 : 微生物学 > 07.100.10 : 医微生物学