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Z 3001-6 : 2013
4.5.2 突合せ抵抗溶接
対応英語(参考) ISO番号
番号 用語 定義
太字はISO用語 (参考)
65201 ダイ間隔 (die) istance,
アプセット方向に見た両クランプダイ端間の距離。電 PWI
極間隔ともいう。 17677-2
electrode distance
669の
3.2.11
65202 初期ダイ間隔 initial (die)
溶接直前に測ったダイ間隔から初期隙間を減じた長 PWI
さの値。 distance 17677-2
65203 最終ダイ間隔 PWI
final (die) istance,
アプセット工程後のダイ間隔。最終電極間隔ともい
う。 final electrode 17677-2
distance
65204 出し代 クランプダイから突き出した各母材の長さ。 extension (per
piece),
overhang
65205 初期隙間 initial gap
引戻し工程を行わないフラッシュ溶接で,溶接に入る PWI
前に開けてある両部材端面間の隙間の長さ(65204の 17677-2
図参照)。
4.6 溶接現象及び計測
4.6.1 一般
対応英語(参考) ISO番号
番号 用語 定義
太字はISO用語 (参考)
66101 溶接電流計(抵 welding current
抵抗溶接電流のようなごく短時間通電の電流値を計 17657-2
抗溶接用の 測して,記録又は表示する装置。 meter
−) 注記 一般には,電流検出センサとしてトロイダルコ
イル及びホール素子が用いられている。
66102 電極加圧力計 抵抗溶接部に負荷される加圧力を計測する装置。electrode force
(抵抗溶接用 注記 通電中の電極加圧力変化を測定できるものも meter
の−) あるが,大半は通電しないで測定する方式を採
用している。
66103 welding-parameter
溶接条件モニタ 溶接中の電極間電圧,加圧力,溶接電流などを計測す
ること,又は計測する装置。 monitor
66104 quality monitor of
溶接品質モニタ 溶接中に,一つ以上の品質に関連するパラメータを検
welds
出し,これらを自動的に計算処理して,推定又は推算
された溶接品質を表示する装置。
4.6.2 重ね抵抗溶接
対応英語(参考) ISO番号
番号 用語 定義
太字はISO用語 (参考)
66201 チップ間電圧 電極間で測定した溶接部の電圧。 voltage between
tips,
注記 他の溶接方法との一貫性を確保するために,溶
接電圧と呼ばれることもある。 welding voltage
――――― [JIS Z 3001-6 pdf 26] ―――――
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Z 3001-6 : 2013
対応英語(参考) ISO番号
番号 用語 定義
太字はISO用語 (参考)
66202 チップ間抵抗 resistance between
電極間で測定した溶接部の電圧降下量(溶接電流によ
tips
って発生する誘導電圧分を取り除いた値)を溶接電流
値で除して求めた値。
注記 通電中,溶接部の状態に対応して変化する。
66203 電極移動量(溶 electrode
溶接中の熱膨張と収縮及びくぼみによる電極の物理 17677-1の
接中の−) 的な変位。 movement 3.10
during welding
66204 ナゲット nugget
重ね抵抗溶接において,溶接部に生じる溶融凝固した 17677-1の
部分(図5参照)。 4.10
66205 ナゲット径 nugget diameter
スポット溶接部又はプロジェクション溶接部の断面 17677-1の
試験によって接合界面で測定されるナゲット部の直 4.19
径(図5参照)。
66206 ナゲット幅(シ nugget width
シーム溶接線方向に対して直角な面で切断して断面
ーム溶接の 試験したときの接合界面で測定したナゲット部の幅
−) (図5参照)。
66207 溶込み深さ(ナ 17677-1の
nugget penetration
接合界面に対して垂直方向に計測した各板中でのナ
ゲットの−) ゲットの最大溶込み量(図5参照)。 4.11
66208 ナゲット厚さ nugget thickness
スポット,プロジェクション,シーム溶接で接合界面 17677-1の
に対して垂直方向に計測する,2枚又はそれ以上の板 4.12
にわたって形成されたナゲットの総厚さ。
注記 2枚重ねの場合(pn=pl+pu)(図5参照)。
66209 コロナボンド corona bond,
重ね抵抗溶接において,ナゲットの周辺に生じる固相 17677-1の
溶接されたリング状の部分(図7参照)。 corona bond area 4.1
66210 コロナボンド径 コロナボンド部の平均直径(図5参照)。 corona bond 17677-1の
diameter 4.2
66211 熱影響部径 断面試験によって接合界面で測定される熱影響部diameter of 17677-1の
(HAZ)の幅(図5参照)。 heat-affected Figure 2
zone
66212 圧痕 indentation
重ね抵抗溶接において,溶接の結果,電極チップ及び
円板電極によって生じた母材表面のくぼみ。くぼみと
もいう(図5参照)。
66213 圧痕径 電極によるくぼみ部の平均径(図5参照)。 electrode 17677-1の
indentation
電極圧痕径又はくぼみ径ともいう(測定方法は,JIS Z 4.7
3139参照)。 diameter
66214 圧痕幅(シーム 17677-1の
width of seam weld
シーム溶接線方向に直角に計測した電極による圧痕
溶接での−) の幅。 electrode 4.17
indentation
66215 圧痕深さ electrode
加圧力によって生じた加圧力方向で測定する電極に 17677-1の
よるくぼみの深さ(図5参照)(測定方法は,JIS Zindentation 4.6
3139参照)。 depth
66216 板の浮上がり sheet separation
重ね抵抗溶接において,溶接の結果,ナゲットの周囲
に生じる板の隙間。シートセパレーションともいう
(図5参照)。
66217 接合界面 接合するため,部材が接触し向かい合った面。 faying surface 17677-1の
3.13
66218 接合界面での接 weld contact area
抵抗溶接中,材料の両表面が接合界面で接触している 17677-1の
触域 領域。 3.36
注記 酸化膜で覆われている部分は通電しない場合
が多いので通電域とは異なる。
――――― [JIS Z 3001-6 pdf 27] ―――――
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Z 3001-6 : 2013
対応英語(参考) ISO番号
番号 用語 定義
太字はISO用語 (参考)
66219 プラグ径 plug diameter
破壊試験後に測定されるプラグ状破断部分の平均直 17677-1の
径(図6参照)。 4.20
66220 溶接径(抵抗溶 weld diameter
界面破断又は部分プラグ破断の場合,界面部で測定し 17677-1の
接の−) たコロナボンド部を除くディンプル状を呈する接合 4.18
部(ナゲットと想定される部分)の直径の平均値(図
6及び図7参照)。
注記 プラグ破断では,測定端がナイフエッジ状とな
った測長器を用いて界面部で測定した接合部
径の平均値。
66221 最小シーム溶接 minimum seam
シーム溶接部の破断試験後に計測した接合した部分 14270の
幅 の幅。 weld width 3.5
注記 最小溶接幅と最大溶接幅があり,通常は,最小
シーム溶接幅を溶接幅として採用する。
66222 破断形態(重ね failure mode
引張せん断試験,ピール試験,十字引張試験などで試 14329の
抵抗溶接部の 験した後の破断部の形態。 2.1
−)
66223 界面破断 interface failure
接合界面に沿ってナゲット内を横切って破断する形 14329の
態(図7参照)。 2.1.1
66224 pertial plug failure
部分プラグ破断 一部界面破断を残し,ナゲット径よりも小さなプラグ 14329の
破断部が残る破断形態(図6参照)。 2.1.2
66225 プラグ破断 plug failure
ナゲット内,熱影響部又は母材部でボタン状に破断す 14329の
る形態(図6参照)。 2.1.4
注記 母材部で破断する場合を母材プラグ破断,熱影
響部で破断する場合を熱影響部プラグ破断と
して区別することもある。
――――― [JIS Z 3001-6 pdf 28] ―――――
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Z 3001-6 : 2013
注記 “圧痕”は“電極圧痕”,“くぼみ”とも呼ばれる(JIS Z 3139)。
JIS Z 3139では圧痕径の2倍の位置間で作った面からの深さで圧痕深さを定義している。
図5−重ね抵抗溶接部の各部名称(図はスポット溶接の例で示す。)
図6−プラグ破断部でのプラグ径及び溶接径の定義
――――― [JIS Z 3001-6 pdf 29] ―――――
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Z 3001-6 : 2013
dc : コロナボンド径 dn : ナゲット径
図7−界面破断部での溶接径及びコロナボンド径の定義
4.6.3 突合せ抵抗溶接
対応英語(参考) ISO番号
番号 用語 定義
太字はISO用語 (参考)
66301 voltage of flashing
フラッシュ電圧 フラッシュ工程中に測定される両クランプダイ間電
圧。 process
66302 ばり(突合せ抵 burr,
溶接部から押し出された金属の部分。アプセット金属
抗溶接部の ともいう。 upset metal
−)
4.7 溶接部の特徴的形態
対応英語(参考) ISO番号
番号 用語 定義
太字はISO用語 (参考)
67001 特徴的形態 specific state
溶接の不完全部及び欠陥ではないが,溶接部に認められる形態及び状態。注記 スポット溶接のコアリング又はフラッシュ溶接のサードリップのように,溶接部の欠陥及び不完全部とは分類されないが,注目すべき溶接
部の形態及び状態の総称。
67002 コアリング coring
耐熱鋼,ステンレス鋼,アルミニウム合金板などのス
ポット溶接部をエッチングした場合に熱影響部付近
に現れる割れと見間違う線状の部分。
注記 エッチングした後でないと認められない形態
で,割れではない。
67003 白色層 white band
接合界面部に認められる周りよりも白く見える線状
の部分。
注記 鋼板の突合せ溶接の場合は脱炭相(層)になっ
ている。
67004 サードリップ third lip
両側に分かれたアプセット金属の中心部付近から舌 PWI
のような形で飛び出している部分。 17677-2
67005 デンドライト(突 dendrite
接合部界面に溶融層が残留し,デンドライト組織にな
合抵抗溶接の った部分。
−)
――――― [JIS Z 3001-6 pdf 30] ―――――
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JIS Z 2911:2018の国際規格 ICS 分類一覧
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