JIS Z 3107:1993 チタン溶接部の放射線透過試験方法 | ページ 2

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図5 管円周溶接部の二重壁片面撮影方法における撮影配置
備考 Sは,L1の41以下とし,試験部から見込む焦点寸法が実効焦点寸法より大きくならないこと。
図6 管円周溶接部の二重壁両面撮影方法における撮影配置
備考1. Sは,L1の41以下とし,試験部から見込む焦点寸法が実効焦点寸法より大きくならないこと。
2. 試験部の有効長さL3は,L3 にL3 を加えた長さとする。

――――― [JIS Z 3107 pdf 6] ―――――

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図7 管長手溶接部の二重壁片面撮影方法における撮影配置
6. 透過写真の観察方法 透過写真の観察方法は,4.3の観察器によって,原則として透過写真の寸法に適
合した固定マスクを用いて観察する。透過写真を観察する場所は,暗室とする。
7. 透過写真の必要条件
7.1 透過度計の識別最小線経 撮影された透過写真において透過度計の識別最小線経は,表3に示す値
以下でなければならない。

――――― [JIS Z 3107 pdf 7] ―――――

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表3 透過度計の識別最小線経
単位 mm
材厚 透過度計の線径
1.0未満 0.063
1.0以上 3.0未満 0.08
3.0以上 5.0未満 0.10
5.0以上 8.0未満 0.125
8.0以上 10.0未満 0.16
10.0以上12.5未満 0.20
12.5以上16.0未満 0.25
16.0以上20.0未満 0.32
20.0以上25.0以下 0.40
7.2 透過写真の濃度範囲 透過写真の濃度は,4.4の濃度計によって測定し,試験部のきず以外の部分の
写真濃度は,1.5以上3.5以下とする。ただし,JIS Z 4561に規定するD35形観察器を使用して,表3に示
した透過度計の線径が識別される場合は,上限の値を超えてもよい。
なお,写真濃度の測定は,JIS K 7605による。
7.3 透過写真の仕上げ 透過写真には,透過写真によるきずの像の分類の妨げとなるような現像むら,
しみ,きずなどがあってはならない。
8. 透過写真によるきずの像の分類方法 透過写真によるきずの像の分類方法は,附属書による。
9. 記録 試験成績書には,原則として次に示す事項を記載する。
(1) 試験部に関するもの
(a) 施工業者名又は製造業者
(b) 工事名又は製品名
(c) 試験部位の記号又は番号
(d) 母材の材質
(e) 母材の厚さ
(f) 溶接部の形状(余盛の有無)
(2) 撮影年月日
(3) 技術者氏名
(4) 試験条件
(a) 線透過装置名及び感光材料
(b) 透過度計の種類
(c) 撮影条件
(d) 撮影配置
(e) 現像条件
(5) フィルム観察器,濃度計及び観察条件
(6) 透過写真の必要条件の確認
(a) 透過度計の識別最小線径
(b) 写真濃度範囲
(c) 透過写真の合否

――――― [JIS Z 3107 pdf 8] ―――――

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(7) 透過写真によるきずの像の分類実施年月日
(8) 透過写真によるきずの像の分類結果
(a) きず点数による分類結果
(b) 割れ,溶込み不足及び融合不足の有無
(9) その他の必要な事項
(10) 備考
関連規格 JIS H 4600 チタン板及び条
JIS H 4630 配管用チタン管
JIS H 4631 熱交換器用チタン管

――――― [JIS Z 3107 pdf 9] ―――――

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附属書 透過写真によるきずの像の分類方法
1. 適用範囲 この附属書は,透過写真によるきずの像の分類方法について規定する。
2. 分類手順 透過写真によるきずの像の分類は,次の手順に従って行う。
(1) 分類を行う透過写真は,本体6.によって観察する。
(2) 分類を行う透過写真が,本体7.に適合するものであることを確認する。
(3) ブローホール,タングステンの巻込みについては,3.によってきず点数を求め,4.によって分類を行う。
(4) 割れ,溶込み不良及び融合不良については,4.によって分類を行う。
(5) アンダカットなどの表面きずは,この分類の対象としない。
3. きず点数
3.1 試験視野 きず点数を求めるには,試験視野内のきず点数の総和が最も大きくなるように試験視野
を設ける。試験視野の寸法は,10×15mmとする。
3.2 きず点数の求め方 ブローホール及びタングステンの巻込み1個のきず点数は,それぞれのきずの
像の寸法に応じて附属書表1の値を用いる。きずの像が2個以上のきず点数は,試験視野内に存在するき
ずの像のきず点数の総和とする。ただし,きずの像の寸法が附属書表2に示す値以下のものは,きず点数
として算定しない。
なお,きずの像が試験視野の境界線上にかかる場合は,試験視野外の部分も含めて測定する。
附属書表1 きずの像の寸法ときず点数
きずの像の寸法 (mm) きず点数
1.0以下 1
1.0を超え2.0以下 2
2.0を超え4.0以下 4
附属書表2 算定しないきずの像の寸法
単位 mm
母材の厚さ きずの像の寸法
10.0以下 0.3
10.0を超え20.0以下 0.4
20.0を超え25.0以下 0.7
4. きずの像の分類
(1) ブローホール及びタングステンの巻込みの分類は,きず点数を附属書表3によって行うものとする。
表中の数字は,きず点数の最大値を示す。ただし,きずの像の寸法が母材の厚さの30%又は4.0mmの
いずれか小さい値を超えるきずの像がある場合は4類とする。
なお,きずの像の寸法が,附属書表3に示す値以下のものでも試験視野内に,1類については10個
以上,2類については20個以上,3類については30個以上ある場合は,一つ下位の分類とする。

――――― [JIS Z 3107 pdf 10] ―――――

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