JIS Z 3321:2021 溶接用ステンレス鋼溶加棒,ソリッドワイヤ及び鋼帯

JIS Z 3321:2021 規格概要

この規格 Z3321は、ティグ溶接,ミグ溶接,帯状電極肉盛溶接などに用いる,クロム10.5 %(質量分率)以上及びニッケル37.0 %(質量分率)以下のステンレス鋼溶加棒,ソリッドワイヤ及び鋼帯について規定。

JISZ3321 規格全文情報

規格番号
JIS Z3321 
規格名称
溶接用ステンレス鋼溶加棒,ソリッドワイヤ及び鋼帯
規格名称英語訳
Stainless steel rods, wires and strip electrodes for welding
制定年月日
1969年2月1日
最新改正日
2021年7月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 14343:2017(MOD)
国際規格分類

ICS

25.160.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1969-02-01 制定日, 1971-12-01 確認日, 1974-11-01 改正日, 1977-09-01 確認日, 1980-07-01 確認日, 1985-01-01 改正日, 1990-02-01 確認日, 1995-06-01 確認日, 1999-11-20 改正日, 2003-01-20 改正日, 2007-03-20 改正日, 2008-03-20 確認日, 2010-03-23 改正日, 2013-03-21 改正日, 2017-10-20 確認日, 2021-07-20 改正
ページ
JIS Z 3321:2021 PDF [20]
                                                                                   Z 3321 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  5.1 寸法及びその許容差並びに製品の状態・・・・[2]
  •  5.2 化学成分・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[7]
  •  6.1 ロットの決め方・・・・[7]
  •  6.2 溶加材の分析試験・・・・[7]
  •  7 検査方法・・・・[7]
  •  8 製品の呼び方・・・・[8]
  •  9 表示・・・・[8]
  •  9.1 製品の表示・・・・[8]
  •  9.2 包装の表示・・・・[9]
  •  10 包装・・・・[9]
  •  11 検査証明書・・・・[9]
  •  附属書JA(参考)ISO 14343 System A・・・・[10]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 3321 pdf 1] ―――――

           Z 3321 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本溶接協会(JWES)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格
を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格
である。これによって,JIS Z 3321:2013は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和4年7月19日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS Z 3321:2013を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 3321 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
Z 3321 : 2021

溶接用ステンレス鋼溶加棒,ソリッドワイヤ及び鋼帯

Stainless steel rods, wires and strip electrodes for welding

序文

  この規格は,2017年に第3版として発行されたISO 14343を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。ISO 14343は,欧州地域で使用する規格と環太平洋地域で使用する規格との共存型で
あり,いずれかの規格を異なる国際市場に適用して使用してもよいとしている。このため,この規格では
環太平洋地域で使用する規格に該当する部分(ISO 14343 System Bに相当)を本体に規定し,欧州地域で
使用する規格に該当する部分(ISO 14343 System Aに相当)は,参考として附属書JAに示す。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,ティグ溶接,ミグ溶接,帯状電極肉盛溶接などに用いる,クロム10.5 %(質量分率)以上
及びニッケル37.0 %(質量分率)以下のステンレス鋼溶加棒,ソリッドワイヤ及び鋼帯(以下,溶加材と
いう。)について規定する。
注記1 −196 ℃における低温じん性をもつ溶加材は,JIS Z 3327に規定されている。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14343:2017,Welding consumables−Wire electrodes, strip electrodes, wires and rods for arc
welding of stainless and heat resisting steels−Classification(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 1201 鉄及び鋼−分析方法通則
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部 : 溶接方法
JIS Z 3001-7 溶接用語−第7部 : アーク溶接

――――― [JIS Z 3321 pdf 3] ―――――

           2
Z 3321 : 2021
JIS Z 3200 溶接材料−寸法,許容差,製品の状態,表示及び包装
JIS Z 3423 溶接材料の調達指針

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS Z 3001-1,JIS Z 3001-2及びJIS Z 3001-7に
よる。
3.1
鋼帯
溶加材として使用される,帯状の鋼。
注記 消耗電極として使用される場合は,帯状電極ともいう。

4 種類

  溶加材の種類は,その形態及び化学成分によって区分する。溶加材の種類を表す記号の付け方は,図1
による。
ステンレス鋼溶加材を表す記号
YS : ステンレス鋼の溶加棒及びソリッドワイヤ
BS : ステンレス鋼帯
溶加材の化学成分を表す記号(表3による。)
○○ ○○○
図1−溶加材の種類を表す記号の付け方

5 品質

5.1 寸法及びその許容差並びに製品の状態

  溶加材の寸法及びその許容差並びに製品の状態は,次による。
a) 寸法及び許容差は,JIS Z 3200の4.(寸法及び許容差)による。
製品の状態は,JIS Z 3200の5.(製品の状態)による。
b) 溶加棒は直棒とし,代表的な寸法の例を表1に,単位包装の代表的な質量の例を表2に示す。
c) ソリッドワイヤは,単位質量ごとにスプール巻き,コイル巻き又はペールパックに挿入した形状とし,
同一溶鋼から製造されたもので連続していなければならない。その代表的な寸法の例を表1に,単位
包装の代表的な質量の例を表2に示す。
d) 鋼帯はコイル状に巻き取った形状とし,同一溶鋼から製造されたもので連続していなければならない。
その代表的な寸法の例を表1に,単位包装の代表的な質量の例を表2に示す。
e) a) d)以外は,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS Z 3321 pdf 4] ―――――

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Z 3321 : 2021
表1−代表的な寸法の例
単位 mm
径 1.0 1.2 1.6 2.0 2.4 2.6 3.2 4.0 5.0
溶加棒
長さ 1 000
ソリッドワイヤ 径 0.8 1.0 1.2 1.6 2.0 2.4 2.6 3.2 4.0 4.8 5.0
厚さ 0.4 0.5
鋼帯
幅 25 37.5 50 60 75 90 150
表2−単位包装の代表的な質量の例
単位 kg
溶加棒 5 20
ソリッドワイヤ(スプール巻き,コイル巻き) 5 10 12.5 20 25 75
ソリッドワイヤ(ペールパック) 100 125 200 250
鋼帯 20 25 50 60 120

5.2 化学成分

  溶加材の化学成分は,箇条6の方法によって試験を行ったとき,表3による。ただし,表3に規定する
溶着金属の化学成分と異なる溶加材については,受渡当事者間の協定によって,表3に規定する類似の化
学成分を表す記号の前に“Z”を付ける。
注記 “Z”を付ける場合,化学成分を表す記号が同一であっても,必ずしも化学成分が同等ではな
いため,相互に置き換えることはできないことがある。
表3−溶加材の化学成分
単位 %(質量分率)
化学成分を 化学成分a)
表す記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu N Nb b) その他
V :
0.05 0.90 4.0 0.03 0.03 9.5 20.5 1.5 0.75 0.10
209 − 0.10
以下 以下 7.0 以下 以下 12.0 24.0 3.0 以下 0.30
0.30
0.10 3.5 7.0 0.03 0.03 8.0 16.0 0.75 0.75 0.08
218 − −
以下 4.5 9.0 以下 以下 9.0 18.0 以下 以下 0.18
0.05 1.00 8.0 0.03 0.03 5.5 19.0 0.75 0.75 0.10
219 − −
以下 以下 10.0 以下 以下 7.0 21.5 以下 以下 0.30
0.05 1.00 10.5 0.03 0.03 4.0 17.0 0.75 0.75 0.10
240 − −
以下 以下 13.5 以下 以下 6.0 19.0 以下 以下 0.30
0.04 0.30 3.30 0.03 0.03 8.0 19.5 0.5 0.75
307 c) − − −
0.14 0.65 4.75 以下 以下 10.7 22.0 1.5 以下
0.08 0.30 1.0 0.03 0.03 9.0 19.5 0.75 0.75
308 − − −
以下 0.65 2.5 以下 以下 11.0 22.0 以下 以下
0.04 0.30 1.0 0.03 0.03 9.0 19.5 0.50 0.75
308H − − −
0.08 0.65 2.5 以下 以下 11.0 22.0 以下 以下
0.08 0.65 1.0 0.03 0.03 9.0 19.5 0.75 0.75
308Si − − −
以下 1.00 2.5 以下 以下 11.0 22.0 以下 以下
0.08 0.30 1.0 0.03 0.03 9.0 18.0 2.0 0.75
308Mo − − −
以下 0.65 2.5 以下 以下 12.0 21.0 3.0 以下

――――― [JIS Z 3321 pdf 5] ―――――

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JIS Z 3321:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14343:2017(MOD)

JIS Z 3321:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3321:2021の関連規格と引用規格一覧