JIS Z 3322:2010 ステンレス鋼帯状電極肉盛溶接金属の品質区分及び試験方法 | ページ 2

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Z 3322 : 2010
単位 mm
a) の場合(2パスの例) b) の場合(2層3パスの例)
図1−試験板の溶接,試験材の寸法及び試験片採取位置

6.3 溶接金属の分析試験

  溶接金属の分析試験は,次による。
a) 溶接金属表面のスラグなどを除去した後,表面から約3 mmの深さまでの部分から,機械切削によっ
て分析試料を採取する。
b) 溶接金属の分析方法は,次のいずれかによる。
JIS G 1201,JIS G 1211,JIS G 1212,JIS G 1213,JIS G 1214,JIS G 1215,JIS G 1216,JIS G 1217,
JIS G 1218,JIS G 1237,JIS G 1253,JIS G 1256及び/又はJIS G 1257

6.4 溶接金属の曲げ試験

  溶接金属の曲げ試験は,次による。
a) 曲げ試験は,表曲げ及び/又は側曲げ試験とし,熱処理は行わないものとするが,受渡当事者間の協
定によって熱処理を行うことができる。
b) 曲げ試験片は,図1に示す位置から表曲げ1個及び/又は側曲げ2個を採取し,その寸法は図2によ
る。
c) 曲げ試験の方法は,JIS Z 3122による。

――――― [JIS Z 3322 pdf 6] ―――――

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単位 mm
鋼帯の幅 W
50,75,150 40
25,37.5 20
注記 母材側を削って規定厚さまで減厚するものとし,溶接
金属の削り代は最小とする。
a) 表曲げ試験片
注記 溶接金属表面は,溶接のまま又は削り代を最小とし,仕上げ加工を行ってもよい。
b) 側曲げ試験片
図2−曲げ試験片の寸法

6.5 溶接金属の腐食試験

  溶接金属の腐食試験は,次による。
a) 腐食試験片は,図1に示す位置の溶接金属から2個を採取し,その寸法は厚さ約3 mm,幅1020 mm,
長さ3070 mmとする。
b) 腐食試験の方法は,JIS G 0575による。

7 検査方法

  溶接金属の検査方法は,次による。
a) 溶接金属の検査項目は,JIS Z 3423に規定する試験スケジュールによる。
b) 検査は,溶接材料のロットごとに,JIS Z 3423に規定する試験スケジュールに従い,箇条6によって
試験し,該当する箇条5の規定に適合しなければならない。
c) IS Z 3423に規定する試験スケジュールに従い,箇条6によって実施したいずれかの試験結果が,箇
条5の規定に適合しなかった場合には,適合しなかったすべての試験について倍数の再試験を行い,
そのいずれの試験結果も規定に適合しなければならない。この場合の再試験のための試験片は,当初
の試験材の残材から採取するか,又は新たな試験板を用いて作製した試験材から採取する。また,分

――――― [JIS Z 3322 pdf 7] ―――――

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析試験において,当初の試験結果が規定に適合した成分は,再試験を行わなくてもよい。
d) 試験片の作製から試験の実施を通して正規の手続きを行っていない試験を含み,試験結果が合否の判
定に供し得ないようなことが生じるおそれがある場合には,試験の進行状況又は結果のいかんにかか
わらず無効とする。無効となった試験は,正規の手続きに従って繰り返されなければならない。
なお,この場合は,c)に規定する再試験の対象とはしない。

8 溶接金属の品質区分の表示

  溶接金属の品質区分の表示は,箇条4によって行う。使用する鋼帯及びフラックスの組合せを併せて示
す場合の表示の例は,次のとおりとする。
例 Y B S308−F−(BS308−SFMS1)
JIS Z 3352によるフラックスの種類(記号)
JIS Z 3321による鋼帯の種類(記号)
単層又は多層盛の初層の溶接
溶接金属の化学成分の記号
鋼帯
溶接

9 記録

  試験記録を作成する場合は,次の事項を記録する。
a) 試験年月日及び試験場所
b) 溶接金属の品質区分
c) 使用する鋼帯の種類及び寸法,並びに使用するフラックスの種類及び粒度
d) 試験板の鋼種及び寸法
e) 溶接条件(電流の種類,各パスごとの溶接電流,アーク電圧及び溶接速度)
f) 試験結果
1) 溶接金属の化学成分
2) 溶接金属の曲げ性能及び/又は溶接金属の耐食性(注文者からの指定があった場合だけ)

JIS Z 3322:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3322:2010の関連規格と引用規格一覧