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Z 3327 : 2013
表6−試験板の種類
試験の種類 試験板
引張試験 試験板には,溶着金属の化学成分と同組成のJIS G 4304又はJIS G 4305の材料を用いる。
衝撃試験 JIS Z 3111の規定によってバタリングを行う場合には,JIS G 4304又はJIS G 4305に規定す
るSUS304,SUS316若しくはJIS G 3101のSS400,JIS G 3106のSM400ASM400C及び
SM490ASM490Cの鋼材を使用してもよい。
6.2.2 溶接条件
試験板の作製は,表7に示す溶接条件範囲で実施する。
表7−溶加材のティグ溶接条件範囲a)
溶加材の径 電流
溶加材の形態
mm A
溶加棒 2.4 100150
ソリッドワイヤ 1.2 150250
注a) 極性は,DC棒マイナスとする。
6.2.3 シールドガス
溶加材の試験に使用するシールドガスは,JIS Z 3253の記号I 1による。
6.3 溶加材の分析試験
溶加材の分析試験は,次による。
a) 分析試験の一般事項及び溶鋼分析試料の採り方は,JIS G 0404による。
b) 製品分析試料の採り方は,JIS G 0321による。
c) 分析方法は,JIS G 0320,JIS G 1201,JIS Z 2611及び/又はJIS Z 2615による。
6.4 溶着金属の引張試験及び衝撃試験
溶着金属の引張試験及び衝撃試験は,次のa) g)によるほか,JIS Z 3111による。
a) 試験を行う溶加棒の径は,代表径として2.4 mmとし,ソリッドワイヤの径は,代表径として1.2 mm
とする。ただし,これらの径を製造していない場合は,製造しているものの中でこれらの径に最も近
い径とする。
b) 試験板は,溶加棒の場合は,JIS Z 3111の記号1.0又は1.1とし,ソリッドワイヤの場合は,JIS Z 3111
の記号1.3とする。
c) 引張試験片は,JIS Z 3111のA0号とし,衝撃試験片は,JIS Z 3111のVノッチ試験片とする。
d) 予熱は,実施しない。
e) パス間温度は,150 ℃以下とする。
f) 試験片は,溶接したままの状態で加工して作製する。
g) 各層の溶接パス数及び全層数は,表8による。
表8−各層の溶接パス数及び全層数
溶加材の径 板厚
溶加材の形態 各層の溶接パス数 全層数
mm mm
溶加棒 2.4 12 23 58
ソリッドワイヤ 1.2 20 23 710
――――― [JIS Z 3327 pdf 6] ―――――
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Z 3327 : 2013
7 検査方法
検査方法は,次による。
a) 溶加材の検査項目は,JIS Z 3423の試験スケジュールによる。
b) 検査は,溶加材のロットごとに,JIS Z 3423の試験スケジュールに従い,箇条6によって試験し,該
当する箇条5に適合しなければならない。
c) IS Z 3423の試験スケジュールに従い,箇条6によって実施した分析試験,引張試験,衝撃試験のい
ずれかの試験結果が,箇条5に適合しなかった場合には,適合しなかった全ての試験について倍数の
再試験を行い,そのいずれの試験結果も規定に適合しなければならない。この場合の再試験のための
試験片は,当初の試験材の残材から採取するか,又は新たな試験板を用いて作製した試験材から採取
する。また,分析試験において,当初の試験結果が規定に適合した成分は,再試験を行わなくてもよ
い。
d) 試験片の作製から試験の実施を通して正規の手続きを行っていない試験を含み,試験結果が合否の判
定に供し得ないようなことが生じるおそれがある場合には,試験の進行状況又は結果のいかんにかか
わらず無効とする。無効となった試験は,正規の手続きに従って繰り返されなければならない。
なお,この場合は,c) の再試験の対象とはしない。
8 製品の呼び方
製品の呼び方は,次による。
a) 溶加棒 種類の記号,径及び長さによる。
例 CYS308L−2.4−1000
b) ソリッドワイヤ 種類の記号,径及び質量による。
例 CYS316L−1.2−12.5
9 表示
9.1 製品の表示
製品の表示は,JIS Z 3200によるほか,次による。
a) 溶加棒の種類の表示は,製造業者又は供給者の特定の製品の種類であることが識別できるように,表
9に示す彩色を端面及び側面に施すか,又は側面に棒の種類を示す表示を行う。
b) 溶加棒側面への彩色又は表示は,端面から50 mm以内に施す。
c) ソリッドワイヤは,スプールに種類を示す表示を行う。
表9−溶加棒の彩色表示
溶加棒の種類 端面彩色 側面彩色
a)
CYS308 黄
a)
CYS308L 赤
a)
CYS316 白
a)
CYS316L 緑
注a) 溶加棒は,側面彩色も付けなければならない。ただし,色の種
類は規定しない。
――――― [JIS Z 3327 pdf 7] ―――――
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Z 3327 : 2013
9.2 包装の表示
包装の表示は,JIS Z 3200による。
10 包装
包装は,JIS Z 3200による。
11 検査証明書
検査証明書の提出を使用者側から求められた場合,次の項目について報告する。ただし,受渡当事者間
の協定によってその一部を変更することができる。
a) 試験板及び溶接材料
1) 試験板の種類及び試験板の記号
2) 試験板の材質
3) 溶接材料の該当規格及び銘柄
4) 溶接材料のヒート番号又は製造番号
5) 溶接材料の寸法
b) 適用溶接条件
1) 溶接方法
2) 溶接姿勢
3) 電流の種類及び極性
4) 電流,電圧,溶接速度,自動ティグ溶接の場合は,ワイヤ送給速度
5) シールドガスの種類及び流量
6) パス数及び層数
7) パス間温度
c) 試験結果
1) 溶加材の化学成分
2) 試験温度,引張試験片の形状,引張強さ及び伸び
3) 試験温度,衝撃試験片の形状及び横膨出
JIS Z 3327:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.20 : 溶接材料
JIS Z 3327:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0321:2017
- 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG1201:2014
- 鉄及び鋼―分析方法通則
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3106:2015
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3106:2020
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISZ2611:1977
- 金属材料の光電測光法による発光分光分析方法通則
- JISZ2615:2015
- 金属材料の炭素定量方法通則
- JISZ3001-1:2018
- 溶接用語―第1部:一般
- JISZ3001-2:2018
- 溶接用語―第2部:溶接方法
- JISZ3111:2005
- 溶着金属の引張及び衝撃試験方法
- JISZ3200:2005
- 溶接材料―寸法,許容差,製品の状態,表示及び包装
- JISZ3253:2011
- 溶接及び熱切断用シールドガス
- JISZ3423:2006
- 溶接材料の調達指針