この規格ページの目次
17
Z 4120 : 2008 (IEC 60336 : 2005)
値以上でなければならない。
11.5.2 適合性の表明
この規格に適合する場合,スターパターン解像度は,次のように表示する。
この規格[JIS Z 4120 (IEC 60336)]による拡大率__のスターパターン解像度__ lp/mm
必要に応じて次の細分箇条の条件を追加記載する。
−基準軸(4.3参照)
−X線条件(6.2.3参照)
−特別な配置(6.2.5参照)
−X線管装置の長軸(4.2参照)
12 ブルーミング比
12.1 概要
この箇条は,スターパターン解像度がX線管負荷に依存することを示し,焦点のブルーミング比の決定
について規定する。
ブルーミング比があるタイプのX線管装置の焦点に関連して決められる場合,そのタイプに属する製品
個々のブルーミング比は,12.3.1に定められる適合基準を満足しなければならない。
12.2 ブルーミング比の決定
ブルーミング比は,箇条11によって規定した対のスターパターン解像度を用いて決定しなければならな
い。しかし,焦点スターX線像を使う場合には,これらは表2及び表6,又は同等の作動条件によった一
定のX線条件で得られたものでなければならない。
表6−ブルーミング比測定のためのX線条件
公称最高管電圧 要求する管電圧 撮影時間 要求する管電流
kV
コンピュータ断 U < 75 公称最高管電圧 要求する光学濃度 IEC 60613で規定
層撮影を除く撮 75 ≦ U ≦ 150 75 kV に必要な時間 した公称陽極入力
影 150 < U ≦ 200 公称最高管電圧の50 % 6.3.3参照 の100 %
コンピュータ断層撮影 120 kV
ブルーミング比(B)は,次の式で決定する。
R50
B=
R100
ここに, R50 : 表2に従い測定したスターパターン解像度
R100 : 表6に従い測定したスターパターン解像度
12.3 評価及び適合性の表明
12.3.1 適合性の評価
X線管装置の焦点に対しブルーミング比が指定された場合,12.3.2によって決定した値は,指定された
値以下でなければならない。
――――― [JIS Z 4120 pdf 21] ―――――
18
Z 4120 : 2008 (IEC 60336 : 2005)
12.3.2 適合性の表明
ブルーミング比がこの規格に適合する場合は,次のように表示する。
この規格[JIS Z 4120 (IEC 60336)]によるブルーミング比
必要に応じて次の条件を追加記載する。
−基準軸(4.3参照)
−X線条件(6.2.3参照)
−特別な配置(6.2.5参照)
−X線管装置の長軸(4.2参照)
13 代替測定
この規格で規定した以外の測定方法でこの規格を満足させる場合,その測定方法は,製造業者がこの規
格の測定方法と相関付け,同等性を検証できれば許容できる。
この規格に適合するためには,代替測定方法が,この規格で規定した測定方法で得られた値と同じ結果
にならなければならない。
――――― [JIS Z 4120 pdf 22] ―――――
19
Z 4120 : 2008 (IEC 60336 : 2005)
附属書A
(参考)
基準軸に対する配置
序文
この附属書は,本体の規定を補足するものであって,規定の一部ではない。
A.1 基準軸に対する配置
図A.1に焦点測定に関係する軸及び方向の位置関係を示す。
図A.1−評価に関係する基準軸と方向
この規格に基づいて得られる焦点特性値は,その結果が出た後に排除したり又は補償することが困難な
多くの因子を含むため,適切な実験器具,設備及び手順が必要である。これらの因子の一つが,焦点カメ
ラと実効焦点中心との直線的配置である(A.2 注記参照)。
A.2 受像器面上の実焦点の投影
5.3に基づいた焦点カメラと基準軸との直線性が正しくない場合は,焦点特性について得られたすべての
結果は定量的なものではなく,定性的なものとみなす。
基準軸の正確な位置は,それぞれのX線管装置について特有のものである。また,熱的影響による基準
軸位置の変化は,通常5.3.1に規定する公差よりも大きくなる。
注記 照射野上の焦点形状と寸法は,焦点の投影方向に強い影響を受ける(図A.2を参照)。この規格
は,基準方向への投影(図A.2に示した焦点)についてだけ言及している。
――――― [JIS Z 4120 pdf 23] ―――――
20
Z 4120 : 2008 (IEC 60336 : 2005)
図A.2−受像器面上の実焦点の投影
――――― [JIS Z 4120 pdf 24] ―――――
21
Z 4120 : 2008 (IEC 60336 : 2005)
附属書B
(参考)
焦点特性決定のためのデジタルX線画像検出器の適用
序文
この附属書は,本体の規定を補足するものであって,規定の一部ではない。
B.1 焦点特性決定のためのデジタルX線画像検出器の適用
通常,焦点特性の決定には,撮影用フィルムを用いる。
しかし,デジタルX線画像検出器の測定結果と撮影用フィルムを用いた標準的な測定結果との間に等価
性が認められれば,焦点寸法決定に関して多くの優位性があるためデジタルX線画像検出器は,製造業者
に普及していく。
撮影用フィルムは標準的な画像測定方法として残るが,この附属書ではデジタル画像による焦点測定方
法の手引きとフィルム法との相関性を示す。
大型デジタルX線画像検出器が利用できることによって,直接的な焦点特性の測定が可能となっている。
デジタル検出器は,フィルムに対しX線感度がよい,X線照射に対する直線的な応答性がよい,フィルム
スキャンによる不正確さがない,化学的処理による感度への影響がない,危険廃棄物を生じないなど多く
の優位性をもっている。
すべてのデジタル画像システムは,等価の撮影条件において,フィルムを用いた標準的な方法と一致し
た値を示さなければならない。ここでいう“一致した”とはデジタル測定法とフィルム測定法との回帰直
線のこう(勾)配の差が15 %で,オフセットが測定器の反復性能及びフィルムを使用した測定システ
ムの再現性以下であることを指す。
デジタル画像システムはこれらに加えて,次のものが望ましい。
― 撮影用フィルムを用いない以外は,この規格のすべての方法を採用する。
― SN比 20以上をもつ。
― 露光中に画像システムが飽和しない十分なダイナミックレンジをもつ。
――――― [JIS Z 4120 pdf 25] ―――――
次のページ PDF 26
JIS Z 4120:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60336:2005(IDT)
JIS Z 4120:2008の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 4120:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ4004:1989
- 医用放射線機器図記号
- JISZ4005:2012
- 医用放射線機器―定義した用語