JIS Z 4923:2015 X線CT装置用ファントム

JIS Z 4923:2015 規格概要

この規格 Z4923は、医用X線CT装置のJIS Z 4752-3-5 : 2008に規定する受入試験及びJIS Z 4752-2-6 : 2012に規定する不変性試験のうち,a)アキシャルスキャン方式の場合[スライス厚,空間分解能,低コントラスト分解能,ノイズ,平均CT値及び均一性(体幹部を除く。),線量];b)ヘリカルスキャン方式の場合(スライス厚)のスキャン方式及び試験項目に対応する試験器具(ファントム)について規定。

JISZ4923 規格全文情報

規格番号
JIS Z4923 
規格名称
X線CT装置用ファントム
規格名称英語訳
Phantoms for X-ray computed tomography
制定年月日
1989年12月1日
最新改正日
2015年4月1日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

11.040.50
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1989-12-01 制定日, 1995-01-01 確認日, 1997-07-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2015-04-01 改正
ページ
JIS Z 4923:2015 PDF [18]
                                                                                   Z 4923 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 構造,形状,材料及び寸法・・・・[2]
  •  4.1 円筒容器・・・・[2]
  •  4.2 傾斜金属線によるスライス厚ファントム・・・・[3]
  •  4.3 空間分解能ファントム・・・・[4]
  •  4.4 低コントラスト分解能ファントム・・・・[5]
  •  4.5 ノイズ,平均CT値及び均一性用ファントム・・・・[6]
  •  4.6 線量測定用ファントム・・・・[6]
  •  4.7 ヘリカルスキャン用スライス厚ファントム・・・・[7]
  •  5 許容差・・・・[8]
  •  6 ファントムの性能に対する試験・・・・[8]
  •  6.1 ファントムの要求事項・・・・[8]
  •  6.2 試験環境・・・・[8]
  •  6.3 性能試験項目・・・・[8]
  •  6.4 試験方法・・・・[8]
  •  7 表示・・・・[9]
  •  8 附属文書・・・・[9]
  •  附属書A(参考)X線CT装置用ファントムを用いた試験方法の補足・・・・[12]
  •  附属書B(参考)この規格で用いている定義した用語の索引・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 4923 pdf 1] ―――――

Z 4923 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
放射線技術学会(JSRT)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規
格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改
正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS Z 4923:1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 4923 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 4923 : 2015

X線CT装置用ファントム

Phantoms for X-ray computed tomography

序文

  この規格は,1989年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1997年に
行われ15年が経過した。今回の改正は,この間のCT装置の仕様の変化に対応するために行った。
なお,この規格に対応した国際規格は,現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,医用X線CT装置(以下,CT装置という。)のJIS Z 4752-3-5:2008に規定する受入試験及
びJIS Z 4752-2-6:2012に規定する不変性試験のうち,次に示すスキャン方式及び試験項目に対応する試験
器具(ファントム)について規定する。ただし,ノイズ,平均CT値及び均一性に用いるファントムは,
製造業者の指定がない場合に適用できる。
a) アキシャルスキャン方式の場合
− スライス厚,
− 空間分解能,
− 低コントラスト分解能,
− ノイズ,
− 平均CT値及び均一性(体幹部を除く。),
− 線量
b) ヘリカルスキャン方式の場合
− スライス厚
なお,この規格で規定するファントム以外のファントムも,JIS Z 4752-3-5:2008及びJIS Z 4752-2-6:2012
に従って,受入試験及び不変性試験に用いられる。
注記1 ここでいう受入試験及び不変性試験とは,CT装置の性能維持を図るため,装置の設置時,
定期的及び随時に行う点検をいう。
注記2 この規格で規定するファントムを用いた場合の受入試験及び不変性試験の方法についての補
足事項を,附属書Aに示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 4309 ステンレス鋼線

――――― [JIS Z 4923 pdf 3] ―――――

2
Z 4923 : 2015
JIS K 6717-2 プラスチック−ポリメタクリル酸メチル(PMMA)成形用及び押出用材料−第2部 :
試験片の作り方及び諸性質の求め方
JIS K 6718-2 プラスチック−メタクリル樹脂板−タイプ,寸法及び特性−第2部 : 押出板
JIS T 0601-1-3 医用電気機器−第1-3部 : 基礎安全及び基本性能に関する一般要求事項−副通則 : 診
断用X線装置における放射線防護
JIS Z 4005 医用放射線機器−定義した用語
JIS Z 4751-2-44 医用X線CT装置−基礎安全及び基本性能
JIS Z 4752-2-6 医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法−第2-6部 : 不変性試験−医
用X線CT装置
JIS Z 4752-3-5 医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法−第3-5部 : 受入試験−医用
X線CT装置

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 4005,JIS T 0601-1-3及びJIS Z 4751-2-44によるほか,次
による。また,定義した用語は太字で示し,この規格で用いている定義した用語の索引を,附属書Bに示
す。
3.1
円筒容器(CYLINDRICAL VESSEL)
内部にファントムを収納できるJIS K 6717-2又はJIS K 6718-2に規定するポリメタクリル酸メチル
(PMMA)製の円筒形状の容器。
注記 この円筒容器には,アキシャルスキャン用のスライス厚,空間分解能,低コントラスト分解能,
ノイズ,平均CT値及び均一性(体幹部を除く。)評価用ファントムを収納する。

4 構造,形状,材料及び寸法

4.1 円筒容器

  円筒容器の構造,形状,材料及び寸法は,次による。
a) 円筒容器は4.24.4に示すファントム(ただし,4.3についてはいずれか一方)を収納し,かつ,水を
満たすことができる構造とする。内径190 mm,壁厚5 mm及び両底面の厚さ15 mmとする。
b) それぞれのファントムを全て収納し,水を満たしたとき,図1に示すとおり,厚さ50 mmのノイズ,
平均CT値及び均一性測定部をもつ。
c) 円筒容器の一方の底面から,ファントムを収納できる構造とする。
d) 表面は,平滑で内部が容易に観察できる構造とする。
e) それぞれのファントムのスライス中心面及び中心軸に該当する円筒容器の表面に,測定に影響を与え
ず,かつ,容易に消えない方法で目印を付ける。
f) 水を満たしたとき,円筒容器内から空気を除くために,空気抜き部を設ける。
g) 円筒容器は,空間に固定できる構造とする。

――――― [JIS Z 4923 pdf 4] ―――――

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Z 4923 : 2015
単位 mm
図1−円筒容器

4.2 傾斜金属線によるスライス厚ファントム

  直径189 mm,厚さ5 mmの2枚の支持円盤(例えば,PMMA製円盤)の間に,長さ40 mm,直径0.15 mm
のJIS G 4309のSUS305に規定するステンレス鋼線を,支持円盤に対して30°の角度で,水平及び垂直方
向に装着する。水平方向の鋼線は,PMMA製円盤の中心から垂直方向に50 mm離れた2か所に,垂直方
向の鋼線は支持円盤の中心から水平方向に50 mm離れた2か所に,それぞれ測定へ影響しない方法で装着
する。水平及び垂直のそれぞれ2本の鋼線は,互いに傾きを逆向きに装着する(図2参照)。
注記1 ステンレス鋼線の代わりに,これと同等以上の線減弱係数をもつ材質の鋼線を用いることが
できる。
注記2 鋼線の角度及び直径は,測定に有意な影響を及ぼさないほうがよい。直径は,0.1 mm0.2 mm
の範囲内のものが望ましい。
単位 mm
図2−傾斜金属線によるスライス厚ファントム

――――― [JIS Z 4923 pdf 5] ―――――

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JIS Z 4923:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 4923:2015の関連規格と引用規格一覧

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