44
Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
3083 鏡面光沢度 24-138
規定された入射角,光源及び受光器の開口角での,鏡面反射 specular gloss
(物理的 光束と入射光束との比 (physical)
な)
3084 表面テクスチ 表面及び材料の小さな構成部分の大きさ及び構成に左右さ24-140 surface texture
ャ れる目に見える構造
3085 半透明感(知 材料又は物質を通して見られる光散乱性材料又は物質の特22-123 translucency
覚的な) 性
注釈1 光を散乱させる物質を透過する光が見える程度
によって生じる知覚。
3086 透明感(知覚 22-124
材料又は物質を通して,物体がはっきり見えることによる材 transparency
的な) 料又は物質の特性
注釈1 物質を通して見える物体の見えの程度によって
生じる知覚。
注釈2 透明感は媒質を通して透過される光の量に関係
する点で,媒体を通して見られる物体を解像する
能力であるクラリティ(明瞭感)とは異なる。薄
いガラスは,透明感が低く,高いクラリティをも
つ材料の例である。
3087 濁り 個々の微粒子からなる物質の存在によって生じる試料の透24-142 turbidity
過性の減少
3088 うねり(表面 基本的な外観でない表面における長い波長振幅 24-143 waviness (of a
の) 注釈1 基本的な外観は,滑らかな表面である。 surface)
3089 鏡面光沢感 輝度の鏡面反射によって知覚される物体表面の明るさ 22-122 specular gloss
(perceived)
3090 盲点 22-005
視神経と網膜とが結合する場所で,光受容器が存在しない場 blind spot
所
注釈1 光受容器がないので網膜はこの場所への光には
応答することは不可能である。
注釈2 盲点は中心か(窩)から視角で15°鼻側に位置し,
高さ約7°,幅約5°の広がりをもつ。
3091 視力(質的定 視角的分離が微小な細かい部分を見る能力 22-077 visual acuity
義) (qualitatively)
3092 視力(量的定 22-078
観察者が分離していると知覚できる二つの隣接した物体(点 visual acuity
義) 若しくは線,又は特定の視覚刺激)の視角的分離(分で表す) (quantitatively)
の逆数で表す空間的弁別能の測度
3093 色の恒常性 照明光などの条件の変化に対して,同じ物体の色が安定して colour constancy
知覚される現象
――――― [JIS Z 8105 pdf 46] ―――――
45
Z 8105 : 2022
d) 主にカラーイメージングに関する用語
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4001 ディジタル画 32-021
ディジタルデータとして画像を取得し,記録し,再現するシ digital imaging
像システム ステム system
注釈1 ディジタルデータとは,2進数の形で記録·保存·
伝送がなされるデータのことである。
注釈2 観測データであるアナログ値(連続量)からディ
ジタル値(離散量)への変換は,標本化,量子化,
符号化の三つの工程によって行われる。
4002 32-005
色情報データ ラスター又はベクター形式のテキスト,線画,グラフィック colour content
ス,及び画像で構成される色の情報を含むデータ data
注釈1 ラスター形式は,画像を画素の並びとして表現す
る形式をいい,各画素の大きさはあらかじめ定め
られ,位置は並びの順番から(簡単な計算などに
よって)定まる。
注釈2 ベクター形式は,画像を図形データの集まりとし
て表現する形式をいい,各図形データが作図に必
要な数値の並び(ベクター)で表される。
4003 画素, 32-060
ラスター形式のディジタル画像における,色情報をもつ最小 pixel
ピクセル の構成要素
4004 色成分変換関 一つ又は複数の色成分に影響を及ぼす単一変数の単調増加32-004 colour component
数 関数として定義される,観測データであるアナログ値の色成 transfer
分をディジタル値に変換する関数及びその逆関数の総称 function
4005 色符号化 32-006
色空間符号化及び色画像符号化の両方を含む,色情報のディ colour encoding
ジタル符号化
4006 32-013
色画像符号化 画像状態,視環境などの色値を正しく解釈するために必要な colour image
情報を含む,色画像のディジタル符号化 encoding
4007 色空間符号化 符号化方法の情報を含む,色空間のディジタル符号化 32-018 colour space
encoding
4008 測色値符号化 測色値の色符号化 colorimetric
encoding
4009 機器色符号化 機器依存色空間における色符号化 device colour
encoding
4010 色符号化空間 色符号化が行われる空間 colour encoding
space
4011 色符号化標準 色符号化の標準 colour encoding
standard
4012 色深度 ディジタル符号化で表現できる色数 colour depth
4013 アルファ値 ディジタル画像の1画素の色情報に付加される透過度を示 alpha value
す値
4014 アルファ合成 アルファ値を用いた画像の合成 alpha blend
4015 色ヒストグラ 画像の色成分又は輝度成分の強度分布 colour histogram
ム
4016 ホワイトバラ 32-068
画像の色成分の調整又は画像処理によって,白色と同等の相 white balance
ンス 対分光分布をもつ光を視覚的に白く再現する機能
――――― [JIS Z 8105 pdf 47] ―――――
46
Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4017 RGB 赤光R,緑光G,青光Bの強さを表す数の三つ組(R,G, RGB
B)で色を表す方法,及びそれによって定まる色空間
注釈1 CIERGBとは一般に同義ではない。
注釈2 CIERGB,sRGB,Adobe RGBは,RGB色空間の一
種である。
4018 sRGB 32-065
IEC(International Electrotechnical Commission)によって定義sRGB colour
された,ディジタル機器向けのRGB色空間 space
注釈1 IEC 61966-2-1,Multimedia systems and equipment−
Colour measurement and management−Part 2-1:
Colour management−Default RGB colour space−
sRGBで定義されている。
注釈2 CIEXYZ色空間との相互変換が規定されている。
4019 YCbCr ITU(International Telecommunication Union)が定義する,テ YCbCr
レビジョンに関する規格において用いられる,輝度Y,青色
差Cb,赤色差Crによる一組(Y,Cb,Cr)で色信号を表す
方法,及びそれによって定まる色空間
注釈1 CIEXYZ色空間との相互変換が規定されている
が,各規格ごとに定義が少しずつ異なる点に注意
を要する。
4020 業界固有の色 個人·団体·企業によって定められた,国際標準にはなって de facto standard
空間 いないが,特定の業界で常用される,ディジタル画像におけ colour space
る色の指定方法及びそれによって定まる色空間
注釈1 CIEXYZなどの標準規格との対応が示される場合
がある。
注釈2 Adobe RGB,HSV (HSB),HSLは,業界固有の色
空間の一種である。
4021 Adobe RGB 業界固有の色空間で,Adobe社によって定義されたディジタ Adobe RGB
ル機器向けのRGB色空間
注釈1 sRGB色区間より広い色域をもつ。
注釈2 CIEXYZ色空間との相互変換が規定されている。
4022 HSV, 業界固有の色空間で,色相H,彩度S,明度V (B)による数 HSV
HSB の三つ組[H,S,V (B)]で色を表す方法,及びそれによっ
て定まる色空間
注釈1 JIS Z 8721(色の表示方法−三属性による表示)と
同じ用語(色相,彩度,明度)を用いているが,
内容は異なる。
注釈2 定義はSmith, Alvy Ray: “Color gamut transform
pairs”, Computer Graphics, Vol.12, No.3, pp.12-
19(1978) による。RGB色空間との相互変換が規定
されている。
――――― [JIS Z 8105 pdf 48] ―――――
47
Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4023 HSL 業界固有の色空間で,色相H,彩度S,明度Lによる一組 HSL
(H,S,L)で色を表す方法,及びそれによって定まる色空
間
注釈1 JIS Z 8721(色の表示方法−三属性による表示)と
同じ用語(色相,彩度,明度)を用いているが,
内容は異なる。
注釈2 定義はJoblove, George H., Greenberg, Donald:
“Color spaces for computer graphics”, Computer
Graphics, Vol.12, No.3, pp.20-25(1978) による。RGB
色空間との相互変換が規定されている。
4024 フォトセンサ 光電効果によって光の強弱を電荷量に変換する光−電気変 photo sensor
換素子
4025 イメージセン 二次元の光の分布をディジタル画像情報に変換する光−電 image sensor
サ 気変換素子
注釈1 一般には微小なフォトセンサの縦横配列によっ
て実現される。
4026 CCDイメー 各画素におけるフォトセンサの出力を電荷結合素子(CCD) CCD image
ジセンサ によって順次読み出すことで,画素配列上の各画素値を取得 sensor
する,半導体を用いたイメージセンサの一種
4027 CMOSイメ 各画素におけるフォトセンサの出力を,各画素ごとに設けら CMOS image
ージセンサ れたCMOSトランジスタのスイッチングによって読み出し, sensor
画素配列上の各画素値を取得する,半導体を用いたイメージ
センサの一種
4028 カメラ分光感 イメージセンサにおける波長ごとの入射光強度と出力電流 camera spectral
度 値との比 sensitivity
4029 ISOディジタ クリップされていない最大輝度レベルと信号対雑音比によ32-55 ISO digital still
ルカメラダ る増分信号で生成される最小輝度レベルとの比率 camera
イナミック dynamic range
レンジ
4030 色フィルタア 色情報を取得するためのフォトセンサ前方に配置する色フ colour filter array,
レイ, ィルタの配列 CFA
CFA
4031 べイヤフィル べイヤ配置に基づく色フィルタアレイ Bayer filter
タ 注釈1 2×2の領域に,緑透過フィルタ2枚を対角に配置
し,残りの領域に赤透過フィルタと青透過フィル
タとを,各々1枚配列したもの。
4032 RGBWフィ 色イメージセンサに用いるカラーフィルタで,赤光フィルタ RGBW filter
ルタ R,緑光フィルタG,青光フィルタB及び可視光透過フィル
タWを,2×2格子の形に配列したもの
4033 偽色 べイヤフィルタを用いた色イメージセンサにおいて,べイヤ false colour
センサを構成する2×2の領域内で画像の色が変化している
場合に,実際に存在しない色を撮像してしまう現象
4034 RAW画像 フォトセンサの出力値がそのまま各画素の値として記録さ RAW image
れたディジタル画像,及びその記録方式
4035 ディスプレイ 32-022
数式で表される,正規化されたディジタルコード値と正規化 display
入出力特性 された出力輝度との対応を表す伝達特性 input/output
characteristic
――――― [JIS Z 8105 pdf 49] ―――――
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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4036 ディスプレイ 32-023
ディスプレイの一部で,(周辺部を含む)画像を表示する領 display surface
面 域をもつ面
4037 ディスプレイ 32-024
ディスプレイを見る人間の視野で,ディスプレイ以外の(デ display surround
周囲 ィスプレイを囲む)部分 (in image
technology)
4038 (出力機器 32-028
(出力機器において)メディアを表示したときの最大輝度と luminance ratio
の)輝度比 最小輝度との比 (of an output
device)
4039 (ディスプレ 同じ色又は違う色を表示したディスプレイ面の二つの表示32-029 luminance
イの)輝度 領域における輝度比 contrast ratio
コントラス (of a display)
ト比
4040 (ディスプレ 32-030
ディスプレイ面に垂直な方向で測定された,表示領域上の三 white point (of a
イの)白色 つの光(R,G,B)100 %の混合光の色度点 display
点 illuminant)
4041 (ディスプレ 32-034
ディスプレイ面上で測定された,ディスプレイの発光を除い ambient white
イの)周辺 た,表示環境下の照明の色度点 point (of a
白色点 display)
4042 (ディスプレ 32-035
ディスプレイ面上で測定された,ディスプレイの発光を除い ambient
イの)周辺 た,表示環境下の照明の照度レベル illuminance
輝度レベル level (of a
display)
4043 ベイリンググ 32-066
画像結像においてコントラスト·視認性を低下させる光拡散 veiling glare
レア 現象 (imaging)
4044 ビューイング 32-067
ある観察環境で確認されるが,所定の測定幾何条件では測定 viewing flare
フレア できないベイリンググレア
4045 輝度マッチン 光,ディスプレイなどの異なる色出力機器で表示された色の luminance
グ 輝度を一致させること matching
4046 平面ディスプ 画面上に電気的に明暗を制御可能な画素の縦横配列からな32-036 flat panel display
レイ る表示領域をもつ,画面が平面で,厚さが(画面の対角長に
比して)著しく薄い画像表示素子又は機器
4047 液晶ディスプ 32-037
電圧によって光学特性が変化する液晶の性質を用いて,画像 LCD,
レイ, の各画素の明暗を制御する,平面ディスプレイの一種 32-038 liquid crystal
LCD display
4048 プラズマディ 32-039
大型のテレビディスプレイ(81 cm以上)に用いられる平面 PDP,
スプレイ, ディスプレイの一種 plasma display
PDP 注釈1 二つのガラスプレートの間に希ガスの不活性混 panel
合物を封じ込めた画素の配列から構成される。画
素に電圧をかけることでプラズマが発生して電
子を放出し,これが蛍光体を励起して発光させ
る。
4049 有機ELディ 各画素が透過型又は反射型の有機発光ダイオード(OLED)32-040 OLED display
スプレイ, になっている,平面ディスプレイの一種
OLED
4050 キャラクタラ 色再現特性などの特性を明らかにすること characterization
イゼーショ 注釈1 色の入出力機器のICCプロファイルを作成する意 (printings)
ン(印刷) 味にも使われる。
――――― [JIS Z 8105 pdf 50] ―――――
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JIS Z 8105:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60050-845:2020(MOD)
JIS Z 8105:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.180 : 光学及び光学的測定 > 17.180.20 : 色及び光の測定
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.17 : 度量衡及び測定.物理的現象(用語集)