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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4051 階調再現曲線 CMYKのハーフトーン面積率などの入力値に対して,印刷 tone reproduction
濃度,明度などの出力値をどのように対応させて再現するか curve
を示す関数
4052 プロセスカラ 色印刷において,色再現のための基本色であるY(イエロ process colour
ー ー),M(マゼンタ),C(シアン)及びK(黒,ブラック)の
4色のこと
4053 ハーフトー 連続的な階調の画像を,ドットの大きさ又は密度を変化させ halftone
ン, ることによって,擬似的に再現する手法,又は再現されたも
網点 の
4054 CMYK ハーフトーンによる色印刷において,色画像をプロセスカラ CMYK
ー4色のハーフトーンに分解したときの,各色のハーフトー
ンの面積率を表す一組(C,M,Y,K)で色を表す方法,又
はそれで表された色値
4055 ドットゲイン ハーフトーンによる印刷において,指定したハーフトーンの dot gain
面積より実際に印刷されたハーフトーンの面積が大きくな
ってしまう現象,又はこれによって期待した印刷結果が得ら
れない現象
4056 グレイバラン ディスプレイにおいてはRGBの輝度,印刷においてはCMY gray balance
ス の面積率を調整することで無彩色を再現すること,又は再現
された状態
4057 グレイ置換, CMY 3色の重なりで生じるグレイ成分全てをある比率でK gray component
GCR 色に置き換えて再現する手法 replacement,
GCR
4058 下色除去, CMY 3色の重なりで生じるグレイ成分を減らし,K色に置 under colour
UCR き換えて再現する手法 removal,
UCR
4059 特色 色印刷において,通常のプロセスカラー4色だけでは原稿の spot colour
色の再現が困難な場合に,追加される色
4060 業界固有の色 個人·団体·企業によって定められた,国際標準にはなって de facto standard
票系 いないが,特定の業界で常用される,色票集又は着色料の塗 colour order
布見本による色の指定方法 system
注釈1 各色票には識別のための一意名が与えられる。ま
た,プロセス印刷色との対応を示すためのCMYK
値,又は標準色票における色値が添え書きされる
場合もある。
4061 パントーンカ 米国パントーン社が定めた,業界固有の色票系 Pantone colours
ラー
4062 DICカラー 日本のDIC社が定める,業界固有の色票系界 DIC colour
4063 塗料用標準色 一般社団法人日本塗料工業会が定める,業界固有の色票系界 JPMA Standard
固有の色票系 Paint Colors
注釈1 2年に一度改訂が行われ,色見本帳が作成される。
4064 カラーマネジ 32-014
所望の色の出力が得られるように,入力機器と出力機器との colour
メント 特性を考慮してデータの変換などを行う技術 management
4065 対応色再現モ 可能な限りオリジナルに対して外観が一致する再現物の記32-020 corresponding
デル 載画像データを生成するために,シーン又は原稿参照色画像 colour
データに適用される,変換を生成する数学モデル reproduction
model
――――― [JIS Z 8105 pdf 51] ―――――
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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4066 好ましい色再 好ましい色画像再現を行う数学モデル 32-061 preferred
現モデル reproduction
model
4067 単一刺激色の 観察条件に関する情報を用いた単色刺激の色の見えに関す32-002 single-stimulus
見えモデル る属性値を推定するための数学モデル colour
注釈1 観測条件に関する情報には,適用白(4078を参照) appearance
が含まれる。 model
4068 画像の色の見 観察条件に関する情報を用いた画像の色の見えに関する属32-003 image colour
えモデル 性値を推定するための数学モデル appearance
model
4069 色域(しきい 次のa)及びb)を構成する全ての色を対象とした色空間上の32-007 colour gamut
き), 容積,領域,又は立体
色再現域 a) 特定のシーン,作品,写真,写真撮影,又はその他の複
製物に存在する色
b) 特定の出力機器又は媒体を使用して作成できる色
4070 色域境界 色域の外面 32-008 colour gamut
boundary
4071 色域外 ある色が,特定の色再現媒体の色域の外にある状態 out of gamut
4072 拡張色域 標準的なsRGBディスプレイの色域の外に広がる色域 32-042 extended gamut
4073 色域マッピン ある色再現媒体の色空間の色を別の色再現媒体の色空間の gamut mapping
グ 色に対応付けること
4074 色パッチ ある面積をもった一様な色をもつ色票 32-015 colour patch,
test area
4075 画像背景 対象画像から周辺境界までに広がる領域 32-025 image
background
4076 単一刺激背景 刺激中心から約10°の範囲に広がる領域 32-026 single-stimulus
background
4077 適用白色点 32-033
色の見えモデルにおいて用いられる,計算可能な参照白色点 adopted white
(色の見え 注釈1 色の見えモデルで用いられる白色点は,適用白色 point (of
モデル) 点である。 colour
注釈2 適用白色点は,順応白色(2119を参照)に等しく appearance
なる場合とそうでない場合とがある。適用白色点 model)
は,色再現媒体が最も効率よく再現できる白色に
とられることが最も一般的である。与えられた色
再現媒体に対応する適用白色点は,余計な着色料
の使用を抑えるために,順応白色の代用として使
われ得る。
注釈3 適用白色点の概念は色の見えモデルにも色再現
モデルにも適用される。
――――― [JIS Z 8105 pdf 52] ―――――
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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4078 適用白(画像 32-058
画像の取得又は測定の機器が受光すると,無彩色で,かつ, adopted white (of
取得) 観測者の順応輝度率が1となる色信号に変換される,分光放 image capture)
射輝度分布
注釈1 色信号は完全拡散反射面に対応して決定される。
注釈2 適用白はシーン内で異なり得る。
注釈3 順応白色(2119を参照)及び適用白と,シーン内
のほぼ完全拡散反射面に等しい面の測定との間
の関係に関しては,いかなる仮定もしない方がよ
い。なぜならば,そのようなディフューザの測定
は,照明及び観察幾何条件,並びに知覚に影響を
及ぼす可能性のあるシーン内の他の要素に依存
するからである。ほぼ完全拡散反射面に等しい面
が灰色又は着色して見えるような条件を設定す
ることは容易である。
注釈4 適用白は視覚的知覚又は計算可能な属性となり
得る。
4079 測色的無彩色 適用白(4078を参照)と同じ色度の色刺激 32-001 colorimetric
注釈1 画像領域が測色的無彩色であることを示す場合 neutral
は,適用白を指定する必要がある。ハードコピー
(4102を参照)における適用白は通常,媒体の白
又は光源によって照明された完全拡散反射面の
いずれかであると考えられる。
注釈2 測色的無彩色の適用白は観察者に依存し,順応白
色(2119を参照)に等しくなる場合とそうでない
場合とがある。
4080 色再現媒体 ディスプレイ,プリンタなどの色再現を行う機器又は手段32-016 colour
reproduction
medium
4081 媒体白色点 32-031
指定された測定幾何条件で測定された,通常の使用で色再現 medium white
媒体によって生成可能な最高輝度の無彩色 point
4082 媒体黒色点 32-032
指定された測定幾何条件で測定された,通常の使用で色再現 medium black
媒体によって生成可能な最低輝度の無彩色 point
4083 参照媒体 標準的な出力参照色画像符号化の仕様の一部として規定さ32-062 reference medium
れる特性をもつ,特定の実出力又は仮想出力に関連付けられ
た色再現媒体
4084 機器依存色空 機器の特性によって定義される色空間 32-019 device-dependent
間 colour space
4085 機器非依存色 ディスプレイ,プリンタなどの機器に依存しない色の表現方 device
法,又はその方法によって表現された色 independent
colour
4086 プロファイル 32-047
カラーマネジメントにおいて,入力装置の色空間から出力装 profile
結合空間, 置の色空間への色域マッピングに用いる,機器に依存しない connection
PCS 色空間 space,
注釈1 PCSの導入によって,入力機器は入力機器の色空 PCS
間からPCSへの,出力機器はPCSから出力機器
の色空間への,色域マッピングを与える手段だけ
を提供する。
――――― [JIS Z 8105 pdf 53] ―――――
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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4087 ICCプロファ カラーマネジメントにおける色変換に関して,ICC 32-048 ICC file format,
イル書式 (International Color Consortium)が標準化したプロファイル ICC profile
書式 format
注釈1 JIS X 9207(画像技術における色管理−体系,プ
ロファイル書式及びデータ構造−第1部 :
ICC.1:2010)にて規定されている。
4088 ICCプロファ 32-049
ICC(International Color Consortium)が定義したプロファイル ICC profile
イル結合空 結合空間 connection
間, space,
ICCPCS ICCPCS
4089 色管理モジュ プロファイルを使用して,色値を入力媒体色空間から知覚色 colour
ール, 空間に,又は知覚色空間から出力媒体色空間に変換するソフ management
CMM トウェア module,
CMM
4090 色画像データ 色符号化された画像のディジタルデータ 32-009 colour image data
4091 (標準)原稿 32-010
作品,写真,又はその他の複製をスキャンすることによって (standard)
参照色画像 生成される,各色と測色値との対応を与える(定義·規格化 original-
データ された)色画像データ referred colour
image data
4092 (標準)出力 実際の又は仮想の出力機器の特性及び観察条件が反映され32-011 (standard) output-
参照色画像 た(定義·規格化された)色画像データ referred colour
データ image data
4093 (標準)シー 32-012
シーンの各要素の測色値の推定を与える(定義·規格化され (standard) scene-
ン参照色画 た)色画像データ referred colour
像データ 注釈1 シーンは,自然界の風景などを測定して得られる image data
測光量による情報,及びそれをシミュレーション
した人工の情報を含む概念として定義される。
4094 色の再表現 明示された一つの現実の若しくは仮想の色再現媒体及び観32-017 colour re-
察条件に適した画像参照色画像データを,別の現実の若しく rendering
は仮想の色再現及び/又は観察条件に適した画像参照色画
像データへ変換すること
4095 色変換テーブ 色域マッピングに用いられる,入力側の色と出力側の色との colour lookup
ル, 対応表 table,
CLUT CLUT
4096 表現様式 画像の色をある色空間から別の色空間に変換するときに選32-063 rendering intent
択する方針
注釈1 ICCプロファイル書式では,ICC絶対測色,媒体
相対測色,知覚的,彩度重視の四つの表現様式が
定義されている。
4097 画像状態 画像データの再現状態を示す色画像データの属性 32-050 image state
注釈1 ISO 22028-1,Photography and graphic technology−
Extended colour encodings for digital image storage,
manipulation and interchange−Part 1: Architecture
and requirementsで定義された概念である。
4098 原稿参照画像 原稿参照色画像データに関連した画像状態 32-051 original-referred
状態 image state
4099 出力参照画像 出力参照色画像データに関連した画像状態 32-052 output-referred
状態 image state
――――― [JIS Z 8105 pdf 54] ―――――
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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
4100 複製参照画像 ハードコピー又はソフトコピーの色画像データに関連した32-053 picture-referred
状態 画像状態で,原稿参照色画像データと出力参照色画像との両 image state
方を含む
4101 シーン参照画 シーン参照色画像データに関連した画像状態 32-054 scene-referred
像状態 image state
4102 ハードコピー 印刷などによって固体面上に永続的に固定された画像 32-045 hardcopy
4103 ソフトコピー ディスプレイなどの機器に表示された非永続的な画像 32-046 softcopy
4104 フィルム色変 ネガフィルム色画像データから出力基準色画像データへの32-043 film rendering
換 変換 transform
4105 フィルム非変 ネガフィルムの計測データのシーン基準色画像データへの32-044 film unrendering
更変換 変換 transform
4106 (情景又は画 32-027
特定シーン,アートワーク,写真,写真製版,又は他の再生 luminance ratio
像の)輝度 中に存在する最大輝度と最小輝度との比 (of a scene or
比 an image)
4107 黒点補正 オリジナルの再現物の生成において,中間レベルは好ましい black point
滑らかな結果となるようにしつつ,オリジナルの最低輝度の compensation
点が再現物の最低輝度の点となるように対応付けること
4108 ハイダイナミ 高い輝度幅(ハイダイナミックレンジ,HDR)をもつ画像デ high dynamic
ックレンジ ータ及びその処理 range imaging,
イメージン HDR imaging
グ,
HDRイメー
ジング
4109 分光イメージ 主に可視光の分光情報の記録を目的とした画像及びその処 spectral imaging
ング 理
注釈1 分光情報の記録の範囲を紫外光·可視光·赤外光
の範囲まで拡大したものは,ハイパースペクトル
イメージング(hyperspectral imaging)と呼ばれる
ことがある。
4110 マルチバンド 四つ以上のチャネル又は波長帯域を利用した画像及びその32-057 multispectral
イメージン 処理 image capture,
グ 注釈1 マルチバンドイメージングは,分光イメージング multispectral
の一種である。 imaging
e) 主にカラーデザインに関する用語
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
5001 原色 ある色を作る基になる色だが,次のような解釈がある pure colours
a) 混色によって種々の色を作る基になる色。一次色(5002) (primary
と同義。 colours)
b) 心理的な基本色相。赤,黄,緑及び青のユニーク4色相
(3019参照)を,慣用に基づき心理四原色と呼ぶことが
ある。
c) カラーデザイン,ファッションカラーなどにおける,純
度の高い,強く派手な色の総称。
注釈1 3011,3018,3024及び3025参照。
――――― [JIS Z 8105 pdf 55] ―――――
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JIS Z 8105:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60050-845:2020(MOD)
JIS Z 8105:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.180 : 光学及び光学的測定 > 17.180.20 : 色及び光の測定
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.17 : 度量衡及び測定.物理的現象(用語集)