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Z 9117 : 2011
表3−封入レンズ型−タイプ1−A−a及びタイプ1−A−b
単位 cd・lx−1・m−2
観測角 入射角 白 黄 赤 黄赤 緑 青
5° 70 50 15 25 9.0 4.0
12′
30° 30 22 6.0 7.0 3.5 1.7
(0.2°)
40° 10 7.0 2.0 2.2 1.5 0.5
5° 50 35 10 20 7.0 2.0
20′
30° 24 16 4.0 4.5 3.0 1.0
(0.33°)
40° 9.0 6.0 1.8 2.0 1.2 0.4
5° 5.0 3.0 0.8 1.2 0.6 0.2
2.0° 30° 2.5 1.5 0.4 0.6 0.3 0.1
40° 1.5 1.0 0.3 0.4 0.2 0.06
表4−封入レンズ型−タイプ1−B−b
単位 cd・lx−1・m−2
観測角 入射角 白 黄 赤 黄赤 緑 青
5° 35 25 10 13 5.0 3.0
12′
30° 18 12 4.5 6.5 2.2 1.2
(0.2°)
40° 7.0 4.0 1.7 2.0 1.2 0.5
5° 25 15 5.0 9.0 3.5 2.0
20′
30° 12 10 3.0 3.5 2.0 1.0
(0.33°)
40° 6.0 4.0 1.0 1.5 0.8 0.4
5° 4.0 2.2 0.6 1.0 0.4 0.2
2.0° 30° 1.8 1.0 0.3 0.5 2.0 0.09
40° 1.0 0.8 0.1 0.3 0.1 0.06
表5−カプセルレンズ型−タイプ2−A−a及びタイプ2−A−b
単位 cd・lx−1・m−2
観測角 入射角 白 黄 赤 黄赤 緑 青
5° 250 170 45 100 45 20
12′
30° 150 100 25 60 25 11
(0.2°)
40° 110 70 16 29 16 8.0
5° 180 122 25 65 21 14
20′
30° 100 67 14 40 11 7.0
(0.33°)
40° 95 64 13 20 11 7.0
5° 5.0 3.0 0.8 1.5 0.6 0.2
2.0° 30° 2.5 1.5 0.4 0.9 0.3 0.1
40° 1.5 1.0 0.3 0.8 0.2 0.06
5.3 光沢度
(gloss) 再帰性反射材の光沢度は,8.4によって測定したとき,光沢度の値が40以上でなければならない。5.4 耐候性
(durability) 再帰性反射材の耐候性は,8.5によって試験したとき,次の規定に適合しなければならない。注記 タイプ1−A−aは,屋外暴露(南面・鉛直)5年間,タイプ2−A−aは,屋外暴露(南面・鉛
直)10年間を基本原則とするものであり,8.5の試験は,これに代えて行うものである。
a) 色彩計を用いて測色した場合,表2の色度座標の範囲になければならない。
――――― [JIS Z 9117 pdf 6] ―――――
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b) 膨れ,ひび割れ,スケールの発生,端の剥がれ,腐食などがあってはならない。
c) 収縮又は膨張は,端の部分から0.8 mm以上あってはならない。
d) 反射性能は,タイプ1−A−a及びタイプ1−A−bは,表3の80 %以上,タイプ1−B−bは,表4の
80 %以上,タイプ2−A−a及びタイプ2−A−bは,表5の80 %以上でなければならない。
e) アルミニウム板から剥がれてはならない。
5.5 剥離紙及び剥離フィルムの剥離性
(liner removability) 再帰性反射材の剥離紙及び剥離フィルムの剥離性は,8.6によって試験したとき,剥離紙及び剥離フィルムは,剥がれ,裂け並びに接着剤が剥離紙及び剥離フィルムに転移するなどの異常があってはならない。
5.6 接着性
(adhesion) 再帰性反射材の接着性は,8.7によって試験したとき,試験片の接着面が,貼り付けたアルミニウム板から50 mm以上の剥がれがあってはならない。
5.7 収縮性
(shrinkage) 再帰性反射材の収縮性は,8.8によって試験したとき,10分間で0.8 mm以上,24時間で3.2 mm以上収縮してはならない。
5.8 可とう性
(flexibility) 再帰性反射材の可とう性は,8.9によって試験したとき,表面にひび,割れなどの欠点があってはならない。
5.9 耐溶剤性
(solvent resistance) 再帰性反射材の耐溶剤性は,8.10によって試験したとき,滴下された溶剤が触れていた範囲に,溶解,膨潤,ひび,膨れなどの欠点があってはならない。ただし,タイプ2−A−a及びタイプ2−A−bの場合は,
解放された空気層の1区画部分を除くものとする。
6 構造
(construction) 再帰性反射材は,図1に示すように,照射光線が表面フィルム(トップ層),ガラス球及びバインダ層を透過して反射層に至ったとき,照射光線を表面フィルム(トップ層)又はバインダに混入された色材で着
色し,かつ,その色光を照射方向に再帰反射する構造でなければならない。また,再帰性反射材の裏面に
は,他の物体に貼り付けるために接着剤を塗布し,この粘着剤層又は接着剤層を剥離紙,剥離フィルム又
は裏打ち材で保護する構造でなければならない。
――――― [JIS Z 9117 pdf 7] ―――――
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a) タイプ1
b) タイプ2
図1−再帰性反射材の構造の例
7 材料
(materials)7.1 表面フィルム(surface film)表面フィルムは,ガラス球,反射層などを保護するものであって,無色又は着色された透明な材料で,
耐水性,耐湿性及び可とう性をもつものが望ましい。
7.2 ガラス球(glass beads)
ガラス球は,屈折率の高い,透明な球形の微粒子ガラスが望ましい。
7.3 バインダ(binder)
バインダは,ガラス球を均一かつ単層に結合するものであって,良質で耐候性をもつ材料が望ましい。
7.4 色材(color materials)
表面フィルム又はバインダ中に混入する色材は,容易に変色しない材料が望ましい。
7.5 反射層(reflecting layer)
反射層は,再帰反射を効率よく行わせるために,反射率の高いものが望ましい。
7.6 加圧形の接着剤(pressure-sensitive adhesive)
加圧形の接着剤は,再帰性反射材に圧力を加えるだけで,他の物体に貼り付けるための接着剤であって,
他の物体を腐食させず,耐候性をもつものが望ましい。
7.7 加熱圧着形の接着剤(heat activated adhesive)
加熱圧着形の接着剤は,再帰性反射材を加熱圧着することによって,他の物体に貼り付けるための接着
剤であって,他の物体を腐食させず,耐候性をもつものが望ましい。
7.8 剥離紙又は剥離フィルム(protective paper or film liner)
剥離紙又は剥離フィルムは,接着剤及び再帰性反射材を保護するためのものであって,水,溶剤などを
用いないで容易に剥がすことができるものが望ましい。
7.9 裏打ち材(backing materials)
非接着形の再帰性反射材を保護するために貼り付けられるものであり,クロス(織布,編布,不織布な
ど),ターポリン,フィルムなどを用いることができるものが望ましい。
――――― [JIS Z 9117 pdf 8] ―――――
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8 試験方法
8.1 試験条件
再帰性反射材の試験条件は,次による。
a) 試験時の条件 JIS K 7100に規定する温度23±2 ℃,相対湿度(50±15)%とする。
b) 試験片の区別 試験片は,原板から切り取った試験片(以下,A片という。),及びJIS H 4000に規定
するA5052Pのアルミニウム板(以下,アルミニウム板という。)に貼り付けた試験片(以下,B片と
いう。)とする。
c) 片の作り方 アルミニウム板の表面をJIS R 6253に規定するP400の研磨材の粒度の研磨紙で長さ
方向によく磨いた上,ベンジンなどの適切な溶剤で洗い,十分に乾燥させてから,よく乾いた清浄な
布で拭いた後,その表面に再帰性反射材の接着面を貼り付ける。アルミニウム板の厚さは,0.5 mm以
上とする。
非接着形の再帰性反射材の場合は,両面粘着テープで貼り付ける。
d) 試験片の前処理 A片及びB片ともに試験前にa)に規定する温湿度状態に24時間放置する。
8.2 色の測定
色の測定は,JIS Z 8722の5.3.1(照射及び受光の幾何条件)の幾何条件a,すなわち,試料を45°方向
から照明し,垂直方向の反射光を受光する照明及び受光の幾何条件によって行い,標準イルミナントD65
下の色をXYZ表色系によって表示する。この測定で求める三刺激値のYの値を完全拡散反射面の輝度との
比率で表すと,輝度率(β)となる。測定面は,通常φ50 mmとする。測定精度を高めるため,試料の色
に近似した再帰性反射材の色校正用照合片を用いて計器を校正することが望ましい。
試験片は,3個とする。
8.3 反射性能の測定
再帰性反射材の反射性能の測定は,次による。
a) 試験片 幅70 mm,長さ150 mmのB片3個を210 mm×150 mmとなるように並べ,反射性能試験に
供する。
b) 試験装置 試験装置は,射出口の直径26 mm以下の投光器,及び有効直径が26 mm以下の受光器か
らなり,図2に示すように,試験片表面中心と受光基準面との間の距離(d)を,15 m以上に調整す
る。
投光器の光源は,標準イルミナントAを用いる。受光器は,通常,可視域相対分光応答度特性を標
準分光視感効率に近似させたものを用い,必要に応じて色補正を行う。また,入射角0°の試験片表
面上における入射光の照度分布は,できる限り均一にすることが望ましい。
c) 観測角及び入射角 観測角は12′(0.2°),20′(0.33°)及び2.0°とし,入射角は5°,30°及び40°
とする。ただし,観測角及び入射角の方向は,それぞれ時計方向を正とする。
d) 測定 受光器を試験片位置に投光器に正対させて置いて,照度Esを測定する。次に,図2の配置に戻
して3個の観測角のそれぞれに対する3個の入射角における試験片からの反射による受光器上の照度
Erを測定し,次の式によって再帰反射係数R'を計算する。
I
R'=
Es A
ここに, R' : 再帰反射係数(cd・lx−1・m−2)
Es : 試験片表面中心の位置における入射光に垂直な平面上の照度
(lx)
――――― [JIS Z 9117 pdf 9] ―――――
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Z 9117 : 2011
A : 試験片表面積(m2)
I=Er×d2
I : 試験片による観測軸方向への光度(cd)
Er : 図2の配置における受光器上の照度(lx)
d : 試験片表面中心及び受光基準面間の距離(m)
注記 投光器のレンズ表面と試験片表面中心との間の距離d'(m)は,ほぼdに等しくする。
図2−反射性能の試験装置
8.4 光沢度の測定
再帰性反射材の光沢度の測定方法は,JIS Z 8741に規定する方法3によって幅70 mm,長さ150 mmの
B片3個について各2回測定する。
8.5 耐候性試験
再帰性反射材の耐候性試験は,8.3に用いた試験片を8.5.1又は8.5.2に示す方法で暴露した後,8.2に規
定する方法によって測色し,8.3に規定する方法によって反射性能を調べる。
試験片は,3個とする。
8.5.1 サンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験
サンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験は,表6に規定する試験条件又は受渡当事者間の協定
による試験条件で,JIS K 7350-4によって行う。
――――― [JIS Z 9117 pdf 10] ―――――
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JIS Z 9117:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.100 : 職業安全.産業衛生
JIS Z 9117:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISK2203:2009
- 灯油
- JISK2435-2:2006
- ベンゼン・トルエン・キシレン―第2部:トルエン
- JISK2435-3:2006
- ベンゼン・トルエン・キシレン―第3部:キシレン
- JISK7100:1999
- プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気
- JISK7350-2:2008
- プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第2部:キセノンアークランプ
- JISK7350-4:2008
- プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第4部:オープンフレームカーボンアークランプ
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISM7001:1989
- 鉱山保安警標
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISZ0237:2009
- 粘着テープ・粘着シート試験方法
- JISZ8105:2000
- 色に関する用語
- JISZ8713:1995
- 再帰性反射体―光学的特性―用語
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
- JISZ8722:2009
- 色の測定方法―反射及び透過物体色
- JISZ8741:1997
- 鏡面光沢度―測定方法
- JISZ9107:2008
- 安全標識―性能の分類,性能基準及び試験方法